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余談、pixivに掲載されたアシッドの擬人化のイラストがモロにタイプな件について
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水希side
〜2
pm 12:00
電脳に入ってだいたい3時間ほど経過した。
検証の結果……【属性の有無の判別】については発動条件に加えないことで、属性持ちが相手でも効いたのだが…照準の切り替えがうまく行かず弾道が不安定なため、何度も苦戦を強いられていた。
そんな中、僕はというと……
水希「あぁぁぁやっぱ落ちつくわぁ…」( ̄▽ ̄)
現実世界に戻り、リヴァイアに呆れられながらも背中に乗っかかっては
こういう時だけ何故か、生きた心地するなと思える自分もおりました。
リヴァイア「お前さ…俺のことを
天地「まぁまぁ。水希君も頑張ってくれたんだから、今日くらいは…」
リヴァイア「…家主の心がタイヘーヨーな件について…」
朗らかな雰囲気とは打って変わり、腕を組んで暗い顔をする飯島さんに突然問いかけられる。
飯島「…急に話を変えて悪いが、水希君。この前の事件で何か思い当たる節はあったか?」
「事件…?」と首を傾げる天地さんに、コダマタウンでのニュースを話し、納得したところで
「それで昨日、3人の子供達が修理にあたったらしくてな。話を聞く限りじゃ、ただの暴動とは思えん…」と、目を伏せて言う。
水希「…その件の犯人は、ウチらのように変身できてたみたい」
天地「そうなのか!?」
飯島「……たとえ水希君でも暴れた過去なんざある筈が……いや、考えてみれば想像がつくな…」
片方は見開いて驚き、片方は眉をひそめて俯く。
そんな二人を前に、おもむろに身体を起こす。
水希「…そう、例外なんてない。最悪…自分もその子と同じになってたかもしれないからね…。…ぱっと見、自分の意思でそうなった訳でもなさそうだったし…」
天地「…もう少し、詳しく説明して貰えるかい?」
立ち上がり、リヴァイアと目を合わせる。
リヴァイア「…何も知らないよりはマシだと思うぞ?」
水希「そうだね。…それでは、1から話しますね。―――
レティに怒られる覚悟で真実を話すのだった。
◆◆◆
NOside
一方、その頃…。
都内にある大学の食堂では、それぞれ学年の違う生徒で溢れかえるなか…窓辺の隅にいる男は、誰とも会話せず昼食をとる真っ最中だった。
その男に近づく者が一人…カレーを乗せたトレーを置く。
??「よっ、信武! ここ座ってもいいか?」
??「…
「もう空いてるところが少なくてな」と了承を得る前に、恵輔は信武の向かい側にある席へ腰掛ける。
恵輔「…にしても相変わらずシケた面してんなぁ。たまにゃ誰かと食えばいいのに」
信武「うっせえな。どうしようが俺の勝手だろうが…。お前も毎度毎度、飽きねえと思わねーのかよ…」
恵輔「ハハッ。そんなぶっきらぼうにしてちゃ、この先の人生、損しちゃうぜ?」
信武「ハッ、余計なお世話だっつーの」
目の前でニヤつくながら茶化す男の言動に…信武はアホらしく思え、鼻で笑う。
そんな時ふと、箸を止めた信武はトランサーに保存してある写真を見つめだした。
信武「……水希」
恵輔「ん? 誰だ、お前の元カノ?」
信武「違ぇよ…」
素っ頓狂な顔で見当違いな回答をする恵輔を訝しげに睨むが、途端に俯きだす…。
信武「…俺の親友。…だった奴の名前さ…」
恵輔「親友、だった? ――ってことは今」
信武「死んだよ、3年前に…。親父の行方がわからなくなった日に、交通事故に遭ったらしくてな…」
恵輔「……っ」
その事実を聞いて…恵輔は一瞬目を見開くが、申し訳なさに眉が釣り下がる。
恵輔「…ごめん。流石に無神経だったよな…」
信武「いいさ。素直になれねぇアイツに比べりゃ、まだマシな方だよ…」
「……苦労人なんだな。お前」と、恵輔は気まずそうに苦笑いする。
信武「まぁな。振り回されっ放しなこともあったが、今ではそれが懐かしくも思えるよ…」
恵輔「そうか」
表面上では笑っていても、心の奥底では沸々と…負の感情で煮えたぎり、それを抑え込むので精一杯な信武。
そんな事も露知らず。恵輔はただ黙々とカレーを食べ進めるのであった…。
◆◆◆
水希side
〜3
天地「――それは…本当なのか…!? 水希君…」
水希「…はい。今言ったこと全てが真実です。実際、間近で見ましたからね…」
この前の事件の真相、変身できる仕組みと謎、レティの存在と目的、そして…身を削ってまで叶えたいことをすべて話した。
飯島「孤独を抱える者の心に付け入る、か…。眉唾物としか思えんな…」
天地「……やはり、彼らの予言は間違ってなかったか…」
水希「えぇ。ここ数年間、特に目立って無かったので、これから始まるんだと思います…」
「何ともはた迷惑な話だ…」と飯島さんは苛立ちを見せながら言い出した。
水希「…お話した内容全て、できる限りで良いので他言無用にしてもらえると助かります」
飯島「…理由はなんだ?」
水希「…今の段階だと、何の予告もなく現れるせいか…対策しづらく、公にすることも難しいんです…」
天地「…だから、今は少数精鋭で挑むべきだと言いたいのかい…?」
頷く。
二人は互いに目を合わせ、苦渋の決断をするように頷く。
飯島「…わかった。この件は署長にも話しておいて損はないと思うが…」
水希「…今後、もしかしたら、僕らのように戦える子が増えるかもしれない。…もう、僕一人では抱えきれない問題に直面するかもしれない…」
二人は顔を顰めながら傾げる。
水希「身勝手なのはわかってますが…お願いします…。どうかもう一度、僕たちに力を貸してください」
懇願するように頭を下げる。
飯島「……勘違いすんなよ…」
水希「え? ――い"っ!」
頭を上げた瞬間、いきなり頬を打たれ、尻もちをつく。
飯島「……傍から見りゃ、お前ひとりで戦っていると……そう思ってしまうのも仕方ない。けどお前には、リヴァイアがいるからこそ戦えているだろ! それだけじゃない。お前達で出来ないことは、俺達が今まで支えてきただろうが! 今の発言は…身勝手以前に否定してるようなもんだぞ! 違うか!?」
水希「それは…」
天地さんは崩れ落ちたままの僕に近づくと、しゃがみ込む。
天地「――君が何を言いたいのか、少なくともわかってるつもりだよ。でもね? 何でも一人で抱え込んだら、いつか君自身が潰れてしまう。そうならない為に家族や友達といった仲間がいるんだよ? 僕らだって同じさ」
水希「……!」
飯島「なんと言おうと、元々俺達は協力する立場にあるんだ。だからそんなに悲観すんなよ。そういうとこが、お前の悪い癖だぞ」
水希「…飯島さん。…天地さん。ありがとうございます」
立ち上がり、涙混じりに感謝を述べる。
水希「…一旦、顔洗ってきてもいいですか? このままだとなんか恥ずかしくて…」
天地「いいよ。気持ちが落ち着いたら戻っておいで」
軽くお辞儀してから、手洗場へ向かう。
飯島「……」
――もう少しで宇宙へ行くんだな。
***
大吾「あぁ。ついに夢が叶うと思うと、楽しみで仕方がない。けど…」
飯島「…けど?」
大吾「…不安なんだよ。水希のこと」
飯島「――噂には聞いたが、彼……高校は行かないんだよな?」
大吾「あぁ…。だからか俺、アイツの時間を奪ったんだと思うとな…」
飯島「…大吾」
***
飯島「…信じろ、大吾。俺も隣で見てきたんだ。お前が思っているほど、あの子は弱くない…」
天地「どうしたんです? 急に…」
飯島「――大吾も所詮はひとりの人間…。完璧と言えるわけでもないってことさ。水希君が正しい道へ進まなかったら、敵になってたかもって弱ってたからな…」
天地「…先輩…」
飯島「――頼られたからには、あの子を全力でサポートしよう」
天地「……はい!」