流星のロックマン 水希リスタート   作:アリア・ナイトハルト

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原作版の話だと…だいたい、ミソラちゃんがヘルプシグナル使って、スバルと会ってる時間と同じくらいだと思います。

6/29追記:一部分のみ、内容に沿うよう修正を施しました。


第四章 信武ディボース
18話(前) 予期せぬ再会


 

 

 

――星河 水希。お前はスバルのことで憂いているだろうが……我等がいる限り、その心配は無用だ…。

 

 

――ウォーロック自身に自覚はないが…我々を受け入れる程の特別な力を持っている…。彼奴(あやつ)なら、きっと……スバルを強くする鍵になるはずだ…。

 

 

――だからお前も、リヴァイアが長年をかけて封じ込めた……〈海原の女神(アクエリアス)〉の力を…存分に引き出せるよう、強くなれ。

 

 

――我々は、お前達とともにある。だが今は、そっと……見守らせてもらうぞ………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

深祐さんを止められないまま、数日が経つ。

あの後スバルとは別行動をとり、できる限り探し回ったが…見つかるわけもなく、今日もまた、街中をうろつくのだった…。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆◆◆

 

水希side

 

4/21 正午

 

ベイサイドシティ ビル群

 

 

〜♪

《この世界中溢れてる まだ知らない風景 すべては…》

 

街中に流れつく女性シンガーの曲。

音の出の方向から、ビルの壁に目をやる。

大画面のディスプレイからは、スバルと同い年くらいの少女こと響ミソラが、ギターを弾きながら歌っていた。

 

水希「すごいね。周りの人も足を止めるほどなんだ…」

リヴァイア『調べた限りじゃ、子役からデビューして、今では人気アイドルらしいぜ。…でも、あんな歳で仕事量は相当だったからな。…逃げ出す気持ちも分からなくないよ…』

水希「…確かにね…」

 

地元民(地球人)である自分より物知りなリヴァイアに、内心「あっぱれ…」と感心してしまう。

 

水希「それにしても…よく知ってるね?」

リヴァイア『まぁな。俺も暇だから、たまにネットとかを漁ってるんだよ』

 

通りで近頃の通信量が多かった訳だ…。

でも、そうせざるを得ないからこそ、余計に息を詰まらせてるも同然か…。

 

水希「……ごめんね。いっつも窮屈な思いさせて…」

リヴァイア『いいって、いいって。時間は有意義に使わなきゃ…だろ?』

水希「………」

 

気にすんなと宥めるリヴァイア。

この件が落ち着いたら、羽を伸ばすのに良さそうな所へ連れて行こう。

そう心に決め、歩みを進めた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、いつものように河川敷へ来ると…決まってベンチに座り、のんびりと川を眺めるのだった。

 

水希「最近は全く見ないね…。取り憑かれて暴走するの…」

リヴァイア『そうだな…。あの女の計画に必須とは言え…本来なら、起こらなくて当然。スバルが戦えるようになったのが唯一の救いだったからな…』

 

リヴァイアは不安を和らげるように言うが……それでも、あんなに苦しんでる姿を見るのは初めてだった。

ウチの時はスバルみたいに洗脳される感覚も無ければ、普通に家族として何年も一緒に過ごしてきた。

だからか、無理やり操られるのを見て、自分も同じようになるのかと思うと……正直、怖い。

 

水希「…本当に、これで良かったのかな…?」

リヴァイア『…どうした?』

水希「――この3年間、約束通り、お姉ちゃんとスバルの傍にいてやれたけど。真実を話したら、また独りぼっちになるんじゃないかって…」

リヴァイア『…全部が正しい訳でもないが、あの二人と信武には、余計な心配をかけたくなかったんだろ? 仮にお前が独りになったとしても、俺が傍にいてやる。だから安心しろ…』

水希「…。ありがと…」

 

しばらく…ぼんやりと空を眺め続けては、ふと呟く。

 

水希「深祐さん……何処に居るんだろ…」

リヴァイア『……無理に探そうとしなくても、いずれ現れるかもしれねぇ…。その時に止めてやりゃあいいさ。親友として。……な?』

水希「うん……」

 

そのまま目を瞑ろうとした時だった…。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

??「―――やっと見つけた」

 

水希「…!!」

 

聞き覚えのある声に恐る恐る振り返り、言葉を失った。

なぜなら――

 

信武「…よう。3年ぶりだな、水希…」

水希「信武…!? なんで此処に…!?」

 

今一番会うべきではない人物との、予期せぬ再会を果たしまったのだ…。

 

信武「やっぱ、あの話は嘘だったんだな……」

 

「…あの話って?」…ボソリと言うと、目を鋭くさせ…顔を顰めだした…。

 

信武「とぼけんなよ…。お前、3年前に事故で死んだはずなのに……何で嘘ついてまで身を隠そうとしたんだよ?」

水希「それは…………」

 

会わせる顔がなくて、どうしようもなかったからだよ…。

口には出せず、その言葉が脳内を過る。

 

いきなり現れたことに焦りだす僕を見て、せせら笑う。

 

信武「前からおかしいと思ったよ。学生が宇宙に行くなんざ、マンガや物語でだけでの話だし。第一、お前がそれに適してるとは思えねぇ…。……この前みたいな事があるなら、少しは腑に落ちるがな…」

 

何もかもお見通しと思わせる物言いに、頬から汗が滲みだす…。

 

水希「………何が言いたいの?」

信武「誰もいないと思って変身したんだろ? …偶然にも見ちまったんだよ、ここでな…」

水希「ッ!?」

 

今までに無いくらい…感情の籠もらない冷めた目で見下ろされ、ゾクリと背筋が粟立つ。

 

 

 

 

 

 

 

 

信武「なぁ、あのあと親父達はどうなったんだよ?」

 

 

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