無神経さなら信武くんも多少なりとあるのかも?
作者の腕の無さが露呈してるから仕方ないか。
余りに短くて伝わりにくいと思うので、書き直すかも…
信武との一戦の後、レティの介入によって戦線離脱し、廃ビルの屋上に着くまでリヴァイアに泣き縋る始末だった。
キズナ号での事件以来、信武にどう顔合わせりゃいいかも解らなかったのに、こんな状態では大吾さん達に顔向けすらできない…。
何もかもが間違っていても、今さら後には退けないっていうのに…悔しいよ…。
リヴァイア「……少しは落ち着いたか?」
水希「うん、……ごめんリヴァイア。本当なら、目を背けたくなるくらい、苦しい…はずなのに……また」
嗚咽混じりに返答すると、リヴァイアはいつもみたく、慰めるように頭を撫でてくれた。
リヴァイア「ばーか、今更だろうが。何に変えてもお前だけは守るって誓ったんだ。生半可な覚悟じゃ、お前のパートナーは一生務まらねぇよ」
水希「…ありがとう、本当に…」
厳しい時もあれど、なんだかんだで傍にいてくれるのが僕の知るリヴァイアなのだ。
半ば共依存になりがちな関係だが安心感は別格で、むしろ居心地が良いと思えてしまう。
それだけ、リヴァイアのことが大好きなんだと思う……。
あと数分ほど抱きついていると、ウェーブロードから降り立とうとするレティと目が合う。
水希「レティ……信武は?」
レティ「……話で解決出来そうにないから気絶させた」
水希「……!?」
レティ「――あの後ベンチに寝かせたけど、しばらくは戦えないでしょうね」
間一髪のところで助けに入ってくれて、レティなりに加減してくれてるわけだから、気絶させるにしてもどこまでやったのかと問い詰める筋合いはない。
電波変換したあとの信武に遅れをとってしまい、無様に敗北してしまっているのだから。
何も言い返せないまま俯くと、レティも心底辛そうに顔をしかめていた。
レティ「……気持ちはわかるけど、こうでもしないとアンタ、殺られていたのよ? お願いだから、もっと自分を大切にしてよ……」
水希「……ごめん」
謝罪を聞き取ったレティは、腕を組んだまま手すりにもたれかかり、表情はより気難しくなった……。
レティ「予定よりだいぶ狂ってきたわね…」
リヴァイア「ま、そうなると分かってて行動してる以上、いずれ衝突し合っても可笑しくはねぇはずだぜ……」
レティ「……そうね」
視線を僕の方へ移す。
レティ「私が責めるのはお門違いだけど…現実を受け止めきれなかったアンタが悪いのよ。そのせいで余計、事態は悪化するだけになった…」
水希「……」
もっと言われるかと思ったが、途端にリヴァイアが制止に入る。
リヴァイア「理屈を捏ねたって無駄だろ。それにコイツはまだ迷ってんだよ…。身の周りで色んなことが起こったから――」
レティ「知ってる。私が言いたいのは覚悟がどうのこうのじゃなくて、自分の気持ちに素直になれってことよ」
リヴァイアは煙たがるように目を細める。
リヴァイア「……本当に今更だな」
レティ「だからこそよ。私のワガママに付き合わせた分、水希の意思は尊重したいけど、いい加減はっきりさせたいの」
リヴァイア「……アホくさ」
どいつもこいつも…と、呆れて物も言えなくなったのか、鼻で嗤いだした。
レティ「どうしたいのよ、アンタは?」
水希「………」
不意に質問を投げかけられるが、しばらくは俯き…黙り込んだ。
――今更言うのもあれだけどさ。信武とは…ちゃんと向き合って、謝れば、許してくれたはずだぜ…。俺…、今のお前等を見てると…苦しすぎて、目も当てられねぇよ…
――ごめん…リヴァイア…
自分一人では手に負えなかった……なんて、言い訳が通じるはずも無い。
――こうしてモタモタしてるせいでもう手遅れかもしれねぇんだぞ! よくも半端な覚悟で護衛しようと思ったな!! 笑えねぇんだよクソがっ!
結果がわかりきったとしても、助けたいという一心に囚われ過ぎたから、周りに目を向ける事ができなかった。
…自分自身がどっちつかずになってるせいで、信武を怒らせてしまった。
失うのが怖いからと尻込みしたせいで……
リヴァイア「水希…」
拳を握り締めてた所で呼ばれ、顔を見上げた。
リヴァイア「…お前のやりたいようにやればいい。なにも…無理して一遍に片付けるより、少しづつでいいんだ…」
そうだよね…。焦っても、また何処かでミスをする。…それならいっそ…
水希「………ありがと…」
レティの方へ向き直る。
水希「皆を助けることも大事だけど……先にやりたいことがある」
レティ「………」
――どう転んだとしても、絶対に根を曲げちゃダメよ?
あの時も姉ちゃんに言ったんだ。
やる前から諦めるより、やってから後悔する方が数倍マシだって…。
水希「信武を…助けたいの。大好きな親友だから…」
小さい頃はいつも…何かと信武に助けて貰ってばっかりだったから、今度は自分の番。
間違ってることをするバカを止める為に、もっと強くなりたいと、心から願った。
勝手な事を言って怒られると思ったけど、レティは安堵するかのように笑っていた。
レティ「……だったら、ちゃんと気持ちをぶつけて来なさい。だんまりを決めてちゃ、前には進まないわよ?」
水希「わかってる。あぁでも……んん〜…!」
締まりのなさに、苛立ったレティは肩を掴んだ途端、前後に揺さぶって怒鳴り始める。
レティ「もぉ〜、締まらないわね!! やる前から諦めムード出してどーすんのよ! 男ならシャンとしなさい! ホラ!」
水希「うぅ……」
途中でリヴァイアに引き離して貰ったが、乗り物酔いに近い感覚に追われ気分が悪くなる。
レティ「はぁ、……アンタも大変よねぇ?」
リヴァイア「はは、全くだぜ…。コイツについて行こうとする俺自身も、馬鹿の一人に変わりねぇって訳だ」
水希「ぐぬぅ……。何も言い返せないからってぇ…」
二人同時に毒を吐かれたのはショックだが、やり直す切っ掛けを作ってくれたレティには感謝している。
繋いでくれた道に一矢報いる為に、信武も、そして…深祐さんも……
救ってみせる…。
以上で信武編は終わりです。
どちらか一方を切り捨てられずにいたせいで状況は悪化したので、これから時間をかけてでも清算しようとする…水希の動向を見守ってくだされば幸いです。
基本的に、
それでは引き続き、ミソラ編をお楽しみください。