不器用なりに、ひたむきに生きるヴァイオレットちゃんの姿を見て、この作品のいいネタ…ゲフンゲフン。
水希君の生き様と多少なりとも共通点がある気がしたので、参考にと。
水希「おーいディレクター? まるでいい事言ってるようだけど、テメェの下心は丸見えだかんな?」
アリア「そーなのかー?(すっとぼけ)」
水希side
pm 17:00
街中に明かりが灯される薄暮時。
水希「そろそろ帰るね。スバル達が心配だから」
飯島「……その前にひとつ、いいか?」
家へ帰ろうとした途端、リュウさんに呼び止められ、振り返った。
飯島「署長に話は通しておいた。――この一件が片付いたら、本格的に動くらしい…」
つまりは、僕とレティの企てに協力してもらえるということだろう。
そうでなきゃ話が進まないようなもんだから、正直助かる。
水希「……そっか。じゃあ今は、そのための準備期間なんだっけ?」
飯島「あぁ。あの人『何故もっと早く言わなかった!?』ってキレてたが、お前のことだ。…どうせ一人で、全部片付けるつもりだったんだろ?」
水希「……」
何も無ければ、今頃…ウェーブロードに飛び移ってただろうが。
反論する余地もなく…再び、前のめりにもたれかかった…。
***
水希「なんでそこまでして止めるんだよ! アイツらのせいで何もかも台無しにされたのに!!」
リヴァイア「落ち着けっての! ヤケになって復讐したところで何になる!? それこそ住人の怒りを買って戦争になりかねないんだぞ!! 冷静になれバカ野郎!」
水希「じゃあ何? 村の人たちのことがよっぽど大切だから? 大吾さん達はどうでもいいって言うのかよ?! ――うぐっ…!!」
リヴァイア「…んなこと一つも言ってねぇだろ…。ただでさえみんな苦しんでるのに、お前まで死んだら余計悲しむに決まってんだろ! いつか耐えられなくなって、後を追うかもしれねぇだろうが…!
――少しは残される側の気持ちも考えろよっ!!」
水希「〜〜、………こんな…は、ずじゃ…なかったのに……なんで……なんでだよぉおおお…」
最初こそ、腹いせに復讐してやるつもりだった…。
捜索が打ち切られた日の夜。リヴァイアと何時間も揉めて、打たれた挙げ句に泣き崩れて…色々とヤケクソになってたよ。
…レティから直接『人質は一人もいない』って聞かされるまで……ずっとね…。
実際…聞いた限りじゃ、連中どもの縄張りに容易く侵入できて…兵士になりすまして情報収集してたんだと思う。
その情報が嘘であろうと、真実を聞かされた以上……受け入れるしかなかった。
***
水希「前は、みんなが生きてる可能性を信じて…鍛錬に集中したって話したけど、…ぶっちゃけ、そうであって欲しくて…逃げてた。
当てが外れた時こそ…どうにかなりそうで怖かったから…」
飯島「………」
リヴァイア「――正直…俺はこれで良かったと思ってる」
唐突に姿を現す相棒に顔を向けた。
リヴァイア「そりゃあ確かにちゃんとした策を練れば、犠牲を払わずに済んだが、でも、どっちみち動かなきゃ…もっと多くの命が奪われてたかもしれねぇ…。
――だから、時間に追われていた中で…大吾さんは、ここにいる人達の…今ある幸せをブチ壊したくなかったんだよ。きっと…」
水希「リヴァイア…」
震えるその背中を擦ると「悪いな」と言い、頭を撫でられた。
飯島「……何を選んでも報われないもんだな…。大勢の命を優先した結果がこれだなんて…」
水希「報われないのはレティだって同じだよ。長い間…誰からも理解されず、誰にも助けを求められなかった辛さは、僕と比べたら到底計り知れないもんだったからね。
過去の話を聞いた時は、他人事とは思えなくて放っとけなかった」
淡々と語るうちに、リュウさんは悲しげに目を細める。
飯島「……だから、戦い続けるってのか。…そんなことしたら、お前…死ぬんだぞ?」
――身近な人に心配してくれるだけで、こんなにも嬉しいって感じるなんてね……。
たった20年でも…生きてて辛い事は沢山あった。思い出したくないのに
でも……それでも、いろんな人達に巡り会う度に、世の中…辛いことばかりじゃなかったんだなって……。
本当の意味で恵まれてるんだなって実感させられて、ボロボロになりかけた心も完全に壊れずに済んだ。
だから護りたいんだ。この日常を、この世界を…。
水希「いいよ。この体が、記憶から生まれた
――あるべき所へ
飯島「……そうか…」
どう足掻こうと覆すことすら許されない運命ならば、この命、果てるまで戦い続けるとしよう。
そう心に誓ったのだから…。
誰に何と言われようが、すべては自分で決めたことなのだから。
◆◆◆
〜2
その後解散し、帰路につく途中。すっかり暗くなったはずなのに、何故か視界がホワイトアウトし始める。
足を止めた頃にはもう遅く、白一色のまっさらな空間に取り残されてしまった。
リヴァイア「いったい何がどうなんてんだ…?」
水希「――わからない。…さっきまでウェーブロードにいたのに…なんで…?」
幸い…リヴァイアがいてくれて心強かったが、一刻も早くこの空間から抜け出さないと…。
不安と焦りが見え始めたその時。
――星河 水希…。
リヴァイア「っ、…今の声……」
二人しかいないはずの空間に影が生まれ、次第にそれは姿を現す。
リヴァイア「――ッ!…ペガサス…!!」
ペガサス「久しぶりだな、リヴァイア。見ないうちにまた力がついたのか…。師としてこれ以上喜ばしいことはない…」
終始…顔が張り詰めるリヴァイアに対し、表情はさほど変わらずとも、その穏やかな声色から嬉しげな感情が伝わってきた。
水希「それより、どうして急に…。何で僕達だけしかいないんですか…?」
ペガサス「……ここは所謂…お前自身の精神世界なのだ。――最悪、敵に聞かれると思い…手荒ではあるが、現実世界から意識のみを引き剥がしたのだ。すまない…」
水希「へ? ……てことは今、ぶっ倒れてるってこと……?!」
不意に問いかけたが、何も言い返さない辺り、どうやら図星のようだった…。
――てか無理矢理引き剥がすて…、普通に考えたらどんな怪奇現象よりもよっぽど怖いんですけど…。
こうして言い合ってる間に、タイムリミットが迫っているのか、ペガサスの体は透けはじめていた。
ペガサス「……急に呼び出して悪いが、今は時間が惜しい。手短に要件だけ伝えさせてもらう。――リヴァイア。今こそ、力を開放するときだ!」
リヴァイア「なに……!?」
ペガサス「自覚は無いだろうが、お前にはもう…強大な力を行使するだけの器は備わっている。それこそ、アクエリアスの力を取り入れさえすれば、この先の戦いも有利に事が進む」
それはつまり、まだ強くなれる見込みがあるということか。
むしろ好都合だ。うまく行けば……
ペガサス「――だが忘れるな。
リヴァイア「待ってくれ師匠!! 師匠――!」
……時間切れのようだ。
ペガサスが去っていくと同時に瞼が重く閉ざされた。
原作のシナリオ書くの手間取っておいてオリジナルシナリオ書くときだけ割とスラスラと行く矛盾よ…。
最近起こった、ささやかな悩み
光ブライトさんの配信に参加するたび、なんの因果か「おかえりなさいませ、アリアお嬢様」と、男なのに女のコ扱いされること。
……って言っても、執事カフェ感あって面白そうとコメントしたのは自分というw