流星のロックマン 水希リスタート   作:アリア・ナイトハルト

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注意!この作品は

・原作とかけ離れた設定 ・下手くそなストーリー構成
・キャラ改変 等があります
これらが苦手な方はブラウザバックしてください

それでも良ければ、
ゆっくりしていってね!( ̄▽ ̄)/


前回のあらすじぃ~
作者「風景とか様子を文章で表現できなくて力尽きたハイ終わり」
水希「身も蓋もねぇなオイ………。」




2話 二人が出会うまで

水希side

 

星河水希が3歳を迎えた頃__

 

普通の子と変わらず、友達と遊び、退屈することなく日々を過ごしていた

そんな水希には、"普通じゃない"部分がひとつだけある。

 

家族がそれを知ったのは、舌足らずだが会話ができた頃だった。

 

 

とある一日の昼下がり

昼食を食べ終え、母は乾いた洗濯物を畳み、水希は窓の近くに椅子を置き、雲ひとつない空を眺めていた。

 

母「どうしたの水希~、ずっと窓の外眺めてるけど何か見えるの?」

水希「あのね~、そらにおふねみたいなのがあちこちとんでるの~。」

母「舟?」

 

訳の分からないことを言う息子に少し疑問を抱くが、一旦作業を止め、本当かどうか確かめるため窓の外を眺める………結果は、一目瞭然だった

 

母「何おかしなこと言ってるのよ水希。何も見えないじゃない。」

水希「ほんとにみえるんだってば~」

母「…………。」

 

意味不明な言動に困惑するまま、夜を迎えた。

 

父「ただいま~。もうくったくただよ~。」

 

時刻は9時を過ぎていた

 

母「あら、お帰りなさい……少し話したいことがあるんだけど、この際あかねにも話しておかなくちゃね。」

父「?」

母「あかね~、少し話があるから降りてらっしゃ~い。」

 

しばらくして部屋のドアが開き、階段を降りてくる音がした__

 

あかね「どうしたの、お母さん?こんな時間に呼び出すなんて……」

母「とりあえず、二人ともこっちに来て座ってちょうだい。」

父・あかね「?」

 

母の言うとおり、二人はリビングにあるソファーに座った

 

父「それで、何を話そうとしたんだ?」

母「……………水希がね、空に舟が飛んでいるって言ってたの。」( ̄ー ̄)

父・あかね「・・・。」

沈黙が続いた。

 

父「は…、はい…?」(-_-;)

あかね「え…、どういうこと…?」(-_-;)

母「流石に困惑しても無理ないわね。言葉のとおりよ……今日のお昼、水希が窓眺めてたと思ったら、空に舟があちこち飛び回ってるって言いだしたの。」

父・あかね「状況が全く理解できないんですが、それは……」( ̄▽ ̄;)

 

二人が混乱する中、母は話を続ける。

 

母「今日に限ったことじゃないわ……。この前なんか、近くを散歩したら、壁にぶつかるわ川に溺れかけるわで大変だったのよ……?」

父・あかね「………………………。」

父・あかね「はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!?」Σ(゜Д゜)

母「声が大きい。水希が起きちゃうわよ?」

父「いやいやいやいや…、ちょっと待て。壁にぶつかるならまだしも川に溺れかけただってぇ!?」(゜Д゜)

あかね「一体何が水希をそうさせたって言うのよ!?」(*_*;)

母「それがね~、理由を聞いたら『道があったから渡ろうとしたんだよ?』って言ってきたのよ。」

(-_-;)

あかね「………ねぇ、一度病院で診てもらった方がいいんじゃない?」

父「………だな。土曜は会社休みだからその時に診てもらおう。」

母「そうね……、重い病気じゃなきゃいいけど。」

あかね「不吉なこと言わないでよ、お母さん…。」

 

三人に不安と焦りが募る。

そして当日…診察が終わり、待合室でナースが水希に絵本の読み聞かせをしている最中、診察室にいる三人は医師から結果を告げられた。

 

医師「診察の結果ですが…どうやら息子さんは裸眼の状態で電波そのものが見えると思われます…。」

母「それは何か病気だったりするんですか…?」

 

母は不安げに質問するが、医師からの返答は意外なものだった。

 

医師「その可能性はないと思われます。ある研究者によると、10億人に一人…程度によりますが見える人はいると言われています。かつて、この地に存在した民族もその力を使い、国の発展に活かしたと過去の文献にも書かれていたので…。」

父「そう…なんですね…。」

 

医師「でも安心してください!息子さんの状態は非常に稀ですが、病気の類いじゃない以上それが原因で身体に影響が出ることはないので…。」

あかね「でも、この先どうなるんですか? 水希にもしものことがあったら、私達……。」

医師「…わかっています。この場合、息子さんが一人でも外出できるように慣れさせるしかないです。まだ小さいので最低でも二年は一緒に居てあげてください。」

父「……わかりました。」

母「……ありがとうございました。」

医師「お気をつけて」

 

診察室を出て、待合室にいる水希と合流する。

安心してくれと言うのは無責任過ぎではないかと心の奥底で憤慨する父と母。

水希をただ心配そうに見つめるあかね。

三人の心に靄が残ったまま、病院を後にした。

 

 

 

 

◆◆◆

 

 

リヴァイアside

 

 

 

 

FM星にある漁村に住む男…リヴァイアがいた。

 

リヴァイアは今、海に潜り、網を器用に使いながら魚を獲る作業をしていた。

しばらくして作業が終わり、一段落つけようと陸に上がる。すると、亀のような見た目をしている一人の老人が男に話しかけた。

 

??「作業は順調に進んでおるか?リヴァイア。」

リヴァイア「どうも。お散歩ですか村長?」

村長「ああ、今日はよく晴れとるからのぉ」

(* ̄▽ ̄)

リヴァイア「そうですね~。あ、そうだ。」

 

力いっぱい網を引き上げ、村長に成果を見せる

 

リヴァイア「見てくださいよ村長~!今日はいつにも増して大漁ですよ!」

村長「おぉ~!よくやったリヴァイア!」

リヴァイア「いや~、俺っちも頑張った甲斐がありましたよホントに!新鮮なうちに魚屋へ届けに行かないと。」

村長「そうと決まれば善は急げじゃ!」

 

その後、魚屋に顔を出し、魚を届けた。

漁師達もリヴァイアの成果を聞き、大喜びした。

そして夕方、リヴァイアは村長宅のテラスでひとり、海を眺めていた。

 

村長「あれから随分と時が経ったのぉ。」

リヴァイア「村長……。」

 

いつからそこにいたのか?……

考え事をしたせいか、村長の気配に気付くことすらできなかった。

 

村長「村の皆も、お前さんが来てからいつも助かってると言うておったぞ?」

リヴァイア「村に住み始めた頃は大変でしたが、いつも皆には世話になっていたので、こういう形で恩返しが出来てよかったと思ってます。」

 

夕陽が半分まで沈み、東の空は徐々に青く染まる。

そしてリヴァイアは今まで考えていた事を口に出した。

 

リヴァイア「村長……。俺……そろそろこの村から離れようと思ってるんです。」

村長「いつかそう言うと思っておったが、どこか住めそうなところは見つかったのか?」

リヴァイア「いえ…、まだ見つけてないです。」

村長「……ワシに心当たりがある。」

リヴァイア「?」

 

村長の言う"心当たり"に疑問符を浮かべる。

 

村長「地球という星へ行ってみるといい。」

リヴァイア「地球…ですか…?」

村長「ワシも若い頃に一度行ったことがあってな。今はどうなっとるか知らんが、ここと同じように電波テクノロジーの発展が進んでおる。美味い料理もたくさんあるから、お前さんもきっと気に入ると思うぞ?」

リヴァイア「俺、少し興味が湧いてきました!」

 

そして、一週間後。

村長から話を聞いた村の住人や漁師達が駆け付け、最後の挨拶をした。

 

村長「地球に馴染めなかったら、いつでも戻ってこい。ここはお前さんにとって"もうひとつの故郷"でもあるんじゃから。」

リヴァイア「はい!村長、皆さん、今までお世話になりました!」

 

いつかまた戻れる日が来るなら、お土産話をたくさんしよう。

そう思いながら、リヴァイアは宇宙へ飛びたった。

 

地球に到達するまで丸二日はかかった

 

◆◆◆

 

 

水希side

 

 

 

 

 

星河水希、現在5歳。

水希の普通じゃない部分(電波の可視化)が判明して二年

訓練の甲斐あって一人でも外へ出歩けるようになったが、物心ついたばかりの水希は耐え難い苦痛に苛まれていた。

 

見えないものも見えてしまうため、水希のことを良く思ってない連中を筆頭に馬鹿にされ、煙たがられていた。

 

幸いにも暴力を振るわれておらず、周りから白い目で見られても、変わらず優しく接してくれる家族や友人達がいてくれたことが救いだろう。

 

それでも、心に空いた穴は塞がらなかった。

 

自宅から歩いて数分のところにある河川敷_

水希は地べたに座り込み、虚ろな目で遠くの景色を眺めていた。

 

水希「なんのため……なんのために生きてるの……?」

 

水希は悩んでいた。

自分はなんの為に生きているのか?

周りから煙たがられている自分に生きる意味や価値なんてあるのか?

目に見える状況に言葉では表し切れないほどの苦痛を抱くも、どうすればいいか……どうあればいいのか………分からなかった

川を覗き込む。

 

水希「僕に生きる意味ってあるのかな?」

 

鏡の如く写し出された自分に問いただしたところで、返事が来るはずがない。

しばらく川を見ていると、淡い水色に輝く光が写し出されていることに気付く。

 

水希「ん?」

 

水希は顔を見上げ、空に浮かんでる光が何なのか確かめた。

 

水希「星?」

??「ぅぉぉ…………」

水希「何の声……?」

 

淡く光る星が、徐々に大きくなる………。

こちらに向かって急降下してくる光の正体は、見たことのない生物だった。

 

 

リヴァイア「うぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉどぉぉいぃぃてぇぇくぅれぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!!!!!」

水希「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!」Σ(゜ロ゜ノ)ノ

 

ズドォーン

落下の衝撃で砂煙が舞う。

 

リヴァイア「あぁぁぁぁマジ怖かったぁ~……途中あんなに加速するとは………」

水希「うぅぅ………」(×A×)

リヴァイア「はっ!!」

 

水希の上にのし掛かってたリヴァイアは慌てて起きる。

 

リヴァイア「おい!大丈夫か!?(汗)」

 

リヴァイアの呼び掛けに気付き、起き上がる

 

水希「うぅ酷い目にあった…って、え……?」

 

目の前にいる生物を凝視する水希。

 

リヴァイア「(えっ……この子俺が見えてんの?……と、とりあえず挨拶してみるか…)

……コ、コニチワ。ワタシ、リヴァイアッテイウネ。ヨ、ヨロシク、アハハ…(汗)」

 

思わず片言で喋るリヴァイア。

 

水希「………」

リヴァイア「………」

水希「う……」

リヴァイア「う…?」

 

水希「いやぁぁぁ!!!オバケが喋ったぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!」

リヴァイア「えぇぇぇぇぇぇぇ!!?」Σ(゜Д゜)

水希「えっ、ちょ待って…は?!…何なの急に僕より体がおっきいオバケが出た思ったら喋りだすし、しかも日本語ペラペラだしもう訳わかんないんだけどぉ!!」

リヴァイア「いいからとりあえず落ち着けぇぇぇぇぇ!!!!」

 

 

 

 

 

~しばらくお待ち下さい~

 

 

 

 

 

 

 

 

 

リヴァイア「…落ち着いたか?」

水希「うん、…もう大丈夫。」

 

自身の姿が見えると言う水希に、未だ驚きを隠せないリヴァイア。

 

リヴァイア「それにしても俺のことが見えるやつが、この星にいたとはな…。」

水希「正直、この力は要らなかったけどね。」

リヴァイア「何でだ?」

水希「物心つく前から見えてて、病院で診察を受けた日から皆に無視されるようになったの。持ってても良いことなんてないよ……」

リヴァイア「……お前の家族からも無視されてるのか?」

水希「お父さんとお母さん、お姉ちゃんはいつもと変わらないくらい優しくしてくれた。数少ないけど、友達も同じように」

リヴァイア「そうか…」

水希「でも、時々分からなくなるの。生きる意味があるのか……」

 

とても5歳とは思えないくらい、うまく会話できていることに感心すると同時に、虚しさが伝わってきた。

 

水希「ごめん、こんな話するつもりなかったのに」

リヴァイア「気にすんな、それだけ誰かに聞いて欲しかったんだろ?……そうでもなきゃ自分から話そうとしないって」

水希「……。」

 

しばらく沈黙が続くが、リヴァイアは水希にある提案をした。

 

リヴァイア「居場所があっても満たされないなら……俺と友達にならないか?」

水希「え?」

 

リヴァイアの大きな手が水希の頬に触れた。

 

リヴァイア「これも何かの縁だ、俺も一緒に探してやるよ。お前はまだ…何も見出だせてないんだろ?」

 

生気を失った水希の目に光が入る。

 

水希「…………うん!」

 

水希に笑顔を向けるが、顔は少し赤くなっていた。

 

リヴァイア「そう言えば、まだ名前を聞いてなかったな。」

水希「……星河水希(ほしかわみずき)。水のように絶えることなく希望に満ち溢れた子に育って欲しいってお母さんが名付けてくれた。」

リヴァイア「いい名前だな。」

水希「ありがと…」(^^)

リヴァイア「水希、良かったらお前の持ってる"それ"見せてくれないか?」

水希「…これのこと?」

 

水希はズボンのポケットからスマホを取り出す。

200年も前から普及しており、今も変わらず販売されている薄型の携帯端末。

一人で出掛ける時は、いつも持ち歩いてる貴重品だ。

リヴァイアは体を粒子化させスマホの中に潜り込んだ。

 

水希「うわっ!いつの間に…」

リヴァイア「悪いな驚かせて。地球に来たばかりだから分からないことが多くてな、良かったらこの近くを案内してくれないか?」

水希「うん!」

リヴァイア「それじゃ、早速…」

 

ビリ…

耳に障る不快な音が微かに響いた。

 

リヴァイア「……」

水希「どうしたのリヴァイア?」

リヴァイア「いや、なんか変な音が聞こえないか?」

水希「さぁ?」

 

ビリ…ビリビリ…

ビリビリビリ!

ビリビリビリビリビリビリビリビリ!!!

 

不快な音は断続的に勢いを増し、辺り一帯が騒音に襲われる。

 

水希「な、何!?」

リヴァイア「やっぱりな……水希、電波塔の方を見てみろ!」

 

リヴァイアの言われた通り河川敷の向こう岸にある電波塔を見上げる。

電波塔からわずかに電気が流れ出ている。

 

水希「どうなってるの⁉」

リヴァイア…「恐らく"内側"でウイルスが悪さしてるんだろうな。水希、手を貸してくれ!」

水希「リヴァイア一人じゃどうにもならないの?」

リヴァイア「悪い話、この星だと俺は上手く力が出せない。そこで俺とお前が一つになれば、俺のチカラを使って戦うことができる。」

水希「僕なんかにできるの?」

リヴァイア「大丈夫だ。変身の仕方や戦い方は俺が教える。まずは端末に俺の電波を浴びせて変身できるようにするぞ……ハァッ!!」

 

突如、スマホの画面が光りだす。

 

リヴァイア「これで準備は整った。そしたら水希、電波変換!って叫べ。」

水希「ちょっと待って、いきなりそんなこと言われても……」

リヴァイア「今は時間が惜しいんだ。早くしないと後々大変なことになる。」

水希「……わかった、とりあえずやってみる!」

一か八かだ。と覚悟を決め、スマホを空に掲げた。

 

水希「電波変換! 星河水希、オン・エア!!」

 

 

辺りが白い光に包み込まれる。

水希が着ていた服が消え、顔と体全体が水色の薄い膜に覆われる。リヴァイアの鱗はブーツと腕輪に変形し、

頭部に雪の結晶を象った髪飾り、上半身はリヴァイアのエンブレムが施された胸当て、下半身は前後に半透明の布が取り付けられた。

髪色は薄暗い水色に変色し前髪は後ろに流れ、目の色は茶色からエメラルドグリーンに変化した。

辺りを包む白い光が消え、視界が開ける。

 

水希「すごい……これが電波変換……!」

 

普段見ない自分の姿に驚きを隠せない水希。

エンブレムが光り、中からリヴァイアが出てきた。

 

リヴァイア「感心してるとこ悪いが次だ。」

水希「うん!」

リヴァイア「真上にあるウェーブロードに向かって思い切りジャンプしてみろ!」

 

リヴァイアの言われた通りにすると、突然二人の姿が消える。気が付くと二人は上空にあるウェーブロードの上に立っていた。

 

リヴァイア「ここは電波世界。電波化した状態でここに来ることをウェーブインと呼び、ここと現実世界を自由に行き来できる。」

水希「歩ける…。変身する前はできなかったのに…」

リヴァイア「当然だ。今みたいに電波変換でもしなきゃ、普通の人間には触るどころか見ることすらできない。………まさかとは思うが渡ったりしてないよな?」

水希「い、一度だけ川で溺れかけたことが……。」

 

予想の斜め上を行く回答に絶句するリヴァイア。

 

リヴァイア「と、とにかくあの電波塔まで走れ!近づけばどこかに入り口があるはずだ。」

水希「わかった!」

 

向こう岸まで一直線だったため、電波塔に着くには時間はかからなかった。

電波塔にある円盤状のアンテナを見ると、小さく渦巻いているウェーブホールがあった。

 

リヴァイア「あそこが入り口か…」

水希「どうすればいいの?」

リヴァイア「あそこにある小さい渦…ウェーブホールに飛び込めば、アンテナを制御している電脳世界に入れる。」

水希「飛び込めばいいんだね………そりゃ!!」

 

体が引き寄せられ、一瞬だけ視界が真っ白になる。

リヴァイアの大丈夫という言葉に水希は、心なしか安心感を抱いていた。

 

目を開けると、紺色に染まった見慣れない景色があり、オレンジ色に光る無数の電波が流れ星のように行き交っていた。

ウェーブロードも景色と同じ色だが、よく見ると明るく、両端にも青白く光るラインが引かれているため、どこに道があるかがはっきりとわかった。

 

水希「ここが電脳世界……」

リヴァイア「正確には電波を送受信するアンテナの電脳世界。このエリアのどこかにウイルスがいるはずだ。急ぐぞ!」

水希「うん!」

 

二人は足を進め、奥地にたどり着く。

案の定、制御装置の近くにヘルメットを被ったウイルス…メットリオが三体いた。

 

突然リヴァイアの体が粒状に分散し始める。

何事かと驚くが、分散した体は小さくまとまり、真ん中に空洞のある筒状の棒に変形した。

手に取ると空洞から水が溢れ、細長く、鞭の如くしなるように形状を保っている。

 

リヴァイア「ウイルスと戦うには武器が必要だと思ってな。最初は扱い辛いが慣れれば気に入ると思うぜ?」

水希「ありがと!」

リヴァイア「よし、打ち合わせ通りに行くぞ!!」

 

ツルハシを取り出し、臨戦態勢に入るメットリオ達に続き、水希も構えた。

 

水希「ウェーブバトル!ライド・オン!!」

 

メットリオ達がツルハシで地面を叩きつけると、こちらに向かって衝撃波が襲いかかる。

一つは鞭を使い衝撃波を打ち消したが、残り二つは横にジャンプし回避する。

 

リヴァイア「まずは敵の攻撃を躱すことに専念しろ。距離を詰めてから攻撃だ。」

水希「わかった」

 

次々襲いかかる衝撃波を躱し、間合いを詰め、鞭を横に凪ぎ払う。

思いのほか威力が高く、三体まとめて一撃で沈めることができた。

一段落つき息を整えようとするが、真後ろから新たにウイルスが三体、出現した。

 

リヴァイア「…っ!水希、まだいけるか?」

水希「大丈夫!」

 

体勢を立て直し、再び構える。

一体が攻撃に入ろうとすると

 

水希「……そこっ!!」

 

いち早く気付いた水希は突進し、運よくカウンターをヒットさせる。

すると、水希の手元に一枚の赤いカードが出現した。

 

水希「これは…?」

 

バックステップで敵との距離を置き、手に取ったカードが何なのかを確認する。

カードには「ディザスター・クロール」と表記されていた。

聞いた話によると、元々はリヴァイアが所有していた大技の一つだという。

 

強く握るとカードはパリンと音が鳴り呆気なく砕け散る。

敵の周りが渦を巻くように水で囲われ、中心に沿って旋回しだす!

 

渦の中心に吸い寄せられたウイルス達は、幾度も互いにぶつかり合い霧散した。

しばらくして、水は干上がるように消えていく。

 

リヴァイア「初めてにしては、なかなかだったな!」

水希「つ…疲れたぁ~……」

リヴァイア「あとはパネルを操作すればOKだ。言い忘れたけど、現実世界に戻る時はウェーブアウトって叫べ」

 

お疲れ様とリヴァイアに労いの言葉をかけてもらい、制御装置のパネルを操作すると騒音は収まり、一息つくことができた。

現実世界に戻り電波化を解除(ウェーブアウト)した水希は、河川敷に置いてあるベンチに座り、隣にいるリヴァイアに今後について聞いてみた。

 

水希「リヴァイア、これからどうするの?」

リヴァイア「これからどうするか?…決まってる。」

 

そう言うと、リヴァイアは再び水希のスマホの中に潜り込む。

 

リヴァイア「お前さえ良ければここに居させてくれないか?」

水希「うん!ずっと一緒にいてくれるならいいよ!」

リヴァイア「それじゃ、水希の家にお邪魔させてもらおうかな。流石に俺っちも疲れてきたよ。」

水希「俺っちって、変わった口調だね?」

リヴァイア「心を開いた相手にしか使わない癖だ!」( ̄▽ ̄)b☆

水希「何それw」

 

他に誰もいない河川敷で二人の笑い声が響いた。

 

水希「それじゃ、帰ろっか?」

リヴァイア「だな!」

 

立ち上がり、家に帰る水希は笑顔を取り戻していた。

だが、この頃の水希は、まだ知りもしなかっただろう。

 

 

 

長く、辛い戦いが待っているということを__

 




ども!第二話やっと完成しました。
相変わらずの低クオリティですが、ここまで読んでくださった方ありがとうございます。

次回もお楽しみに!



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