流星のロックマン 水希リスタート   作:アリア・ナイトハルト

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注意!この作品は

・原作とかけ離れた設定 ・下手くそなストーリー構成
・キャラ改変&キャラ崩壊 ・自己満足 等があります
これらが苦手な方はブラウザバックしてください

それでも良ければ、
ゆっくりしていってね!( ̄▽ ̄)/

※今回はちょっと長めです



前回のあらすじ


周りから煙たがられ、落ち込む水希の元に現れたリヴァイア。

生きる意味がわからないと嘆くも、リヴァイアの説得により、水希は少しずつ心を開いていく。

突如起こった異変に気付き、リヴァイアの力を借り電波変換した水希は、異変の原因であるウイルスを撃退し、事無きを得た。
その後リヴァイアは水希と共に行動することになる。

それから9年が経ち、水希に待ち構えていた戦いが、迫っていた。





3話 決意と覚悟

~1

 

これまでの9年間について語ろう。

 

 

リヴァイアが我が家で暮らすことになり、そのことを家族に説明したは良いものの、ウイルスが入り込んでるだの…殺されてしまうだの…と、まさに絶叫のオンパレードだった。

そう反応してしまうのは仕方ないのだろう…(汗)

 

しかし、その拒絶反応も何処へ行ったのやら…すぐ打ち解けるようになり、今や家族の一員となった。

 

電波変換が使えるようになってからの毎日…ウイルス討伐明け暮れていたお陰で、力も着実についていった。

 

ある日、電波変換するところを巡回していたサテラポリスの隊員――大吾さんに見られ、素性がバレてしまうが、隊員達が介入できない電脳世界での異変を解決するのに力を貸して欲しいと懇願され、まだ小学生なので、お手伝いさんという形で協力することになる。

 

三年後、8歳になった僕は、忙しくも充実した日々を過ごしていた。

当時そんな僕にも微笑ましいニュースがあった。

 

水希「結婚おめでとう、お姉ちゃん!」

リヴァイア「おめでとうございます!あかねさん!」

あかね「ふふ、ありがとう二人とも」

 

周波数を変え実体化したリヴァイアと一緒にお祝いの言葉を言った。

 

僕らにとって微笑ましいニュース……それは、

20歳を迎えた姉が結婚することになったということ

相手はもちろん大吾さんだ。

星河家に婿入りする形で入籍し、苗字は志野原から星河となった。

 

リヴァイア「俺っぢ、感動のあまり……涙が止ばりばぜん~」(つд;*)

大吾「おいおい…結婚式はまだ始まったばかりだぞ?」

水希とあかね「あはは!」( ≧▽≦)

 

終始嬉し涙と笑顔が絶えない結婚式。

二人にとって幸せな1日だったろう。

 

翌年の春頃に姉は子を授かり、冬本番を迎える11月に子供を産んだ後、父となる大吾さんは子供を「スバル」と名付ける。

 

 

スバルが2歳になってから、毎年夏休みに(自分も含め)大吾さん一家とリヴァイアとの五人で海へ行くことになり、おおはしゃぎだった僕とスバルは、これでもか!と言うほど遊び尽くした。

 

そして現在、中学2年になり始業式を終えた日。

部屋でくつろいでいたところ、スマホから一通のメールが届く。

 

水希「?…大吾さんだ…」

 

スマホを取り出し、メールを読む。

 


 

4月6日

 

from:星河大吾

to:星河水希

Re:朗報だ!

 

水希、ついに俺は宇宙へ飛び立つことになった。

まだ当分先のことだが、宇宙飛行士としてこれほど嬉しいことはない!

 

実は前に、リヴァイアと同じ電波で出来た生命体に会ってな。今はその三人を筆頭に「宇宙と交流して絆を広げる」ための準備と計画を進めているんだ。

 

今度良かったらNAXAに来てみないか?

局長もお前達に会いたがってるんだ。

もし来るなら、話を通しておく。

 

なるべく早めに返信してくれ。

 

-END-

 


 

 

この頃の大吾さんはサテラポリスとしての責務を果たしていながらも、自身が掲げていた理想を諦めきれず、NAXAへ転職し働いていたのだ。

大吾さんの提案に乗るどうかは、一人で決めるのもアレなのでリヴァイアに聞いてみることにした。

 

水希「リヴァイアはどうする?」

リヴァイア「俺っちと同じか……あんま気乗りしないが、行ってみる価値はあるんじゃないか?」

水希「わかった。大吾さんにそう伝えてみる」

 

メールを返信し、大吾さんに話を通してもらうことにした。

 

◆◆◆

 

~2

 

当日、電波変換を使ってNAXAまでたどり着く。

見た限りでは、横幅が広めの10階もある高い建造物だった、

地面に着地すると、真正面からビジライザーを掛けた大吾さんの声がした。

 

大吾「よう、来たか」

水希「…予定より遅れちゃいました?」

大吾「全然。むしろ早かったぞ?」

水希「そうですか……ふぅ…」

 

少し急ぎ気味だったので、一旦呼吸を整え、電波変換を解く。

水希「それじゃあ、案内お願いします」

大吾「任された!」

 

という言葉と同時にビジライザーを外し、胸ポケットにしまう。

その場でリヴァイアが実体化し、僕らは中へ入る。

自動ドアを通り過ぎ、フロアを歩きながら大吾さんと雑談した。

 

水希「相変わらず凄いですね、そのゴーグル」

リヴァイア「俺っちのことも見えるなんて、とんだ優れものですね!」

大吾「そうだろう!そうだろう!!……これはな…後輩である天地と宇田海の三人で、試行錯誤を重ね開発したんだ。そうしたらNAXAに限らずサテラポリスの職員も欲しがるほどの代物になったんだよ!」

リヴァイア「でも、お高いんでしょう?」

(´_ゝ`)

大吾「ご心配なく!今ならお買い得の超特価!!2万9…」

水希「おいコラやめろ!」ouch!>(゜o゜)\(-_-#)

 

唐突に某通販番組のノリでボケ始めた二人にツッコミを入れると、シュンと寂しそうな犬の顔をしている。

 

水希「はぁ……、帰りたい…」

リヴァイア&大吾「ん?何か言ったか?」(・ε・)

水希「…別にぃ~」(-""-;)

 

何でこういう時だけ息ピッタリなの?…と一々ツッコむ余裕はなく

むしろ僕は、早く用事を済ませてお昼寝したいという気分でいっぱいだった。

 

??「ハハハ。相変わらず元気だな、星河!」

 

気づくと目の前に、白髪の大柄な体型の男性がいた。

見た目は30代くらいで若々しく見える。

 

大吾「局長、改めて紹介します。……隣にいるこの子が水希です。」

水希「は、初めまして…」

局長「ほう……もっと逞しい子かと思ったが、想像より随分と可愛いじゃないか?」

 

僕は他の男子と比べて貧相な体型なので、そういう意味合いで可愛いと言ったのだろう。

………腹立たしいが。

 

大吾「水希、この人が局長の沢田さんだ。NAXAで30年勤めてて、最も偉い方だから失礼の無いようにな?」

水希「へー、見た目よりずっとお爺ちゃんなんだね~(棒)」(・_・)

大吾「おい!?」

 

真っ黒な笑みを浮かべた局長が僕の方へ近付き、

両手の拳でグリグリとこめかみにめり込ませてきた!

仕返しのつもりで言ったが、地雷を踏んでしまったのだと後悔した。

 

沢田「お・に・い・さ・ん・だ・ろ?

(#^ω^)

水希「痛い痛い痛い痛い!!ごべんなざいぃぃぃ!?」

 

男でも歳のことに関して弄られると、怒る人はいるんだな…と思い知る。

 

大吾「水希、ドンマイ」

水希「いっだぁぁぁぁぁぁいぃぃぃ!!」

 

 

◆◆◆

 

~3

 

入り口の近くにあるガラス張りのエレベーターに乗り、最上階まで向かうご一行。

その中の一人、水希は隅でうずくまり、頭を押さえていた。

 

水希「うぅぅ…まだ頭ズキズキする~」(T_T)

リヴァイア「まぁ、仕方ないだろ?…吹っ掛けたのお前なんだから」

水希「そりゃ、遠回しに人のこと貧相な体だな~って言われたら怒るでしょ普通!?」

沢田「そ、そのつもりは無かったんだが…、誤解を招いてしまい、申し訳ない…」

水希「自分も早とちりした上に、局長のこと悪く言ったからお互い様ですよ…でも流石にお兄さんは無いでsy」

沢田「あ"ぁん?」(#´ΦωΦ`)

水希「ナンデモナイデス」

 

本当は"ちゃんと鍛えるべき"なんだろうけどなぁ…と思い、中学校に入ってから部活はバドミントン部に所属していたが、何故か筋肉が付きにくいため、仲の良い友人からはよくイジりの対象となっていた。

 

顧問の部活に対するモットーは"個人のレベルに合わせつつ、徐々にスキルと体力を伸ばす"だったので、筋力は相変わらずだったが、持久力は向上しメリハリが付きやすく、とても居心地が良かった。

そう思っている間に表示灯が10に到達し、最上階に着く。

エレベーターを降り向かって左側の会議室と書かれた一室に入ると、パソコンでデータの整理をしてる人…設計図を広げ、どの部品が足りないかを話し合いする人など…色々と作業に追われて忙しそうだった。

恐らくこの広間で行われる会議まで時間があるのだろう。

 

??「…あ!、先輩!来ましたよ!」

??「おお!もしかしてあの子が……」

大吾「うん?…ああ!」

 

二人の声に気付いた大吾は、水希を連れ、二人がいる方へ案内した。

 

大吾「紹介するよ水希。右にいる太っちょな男が天地、左にいる不健康そうに見えるのが宇田海だ。二人とも同じNAXAの職員で俺の自慢の後輩だ!」

宇田海「ちょっと大吾先輩!?…そんな紹介の仕方は無いじゃないですか!これでも僕、健康には気を遣ってるんですよ?」((( ̄へ ̄井)

天地「宇田海くんの言う通りです!自慢だって言ってる割に酷すぎますよ!」((( ̄へ ̄井)

大吾「まぁまぁ、そう熱くなるなって~♪」

(^皿^)

 

適当かつディスるような紹介に憤慨する二人とただ楽しそうにしてる大吾を見て、呆れ果てていた。

 

水希「はぁ、なんか大吾さんらしい……」

リヴァイア「同感…」

 

天地「初めまして。天地 守です。エンジニアとしてここで宇宙に関する研究と技術開発を担当しているんだ。よろしく!」

宇田海「同じく、エンジニアの宇田海 深祐です。主に装置の開発と設計を担当してます。久しぶり、水希君!」

水希「お久しぶりです!姉が通ってた高校の文化祭で会って以来ですよね?」

宇田海「そうだね!ところで、あかね先輩は元気にしているかい?」

大吾「当たり前だろ?水希が産まれてから色々と大変そうだったが、変わらず仲良く暮らしてりゃ、元気でいても可笑しくないからな!そうだろ?水希!」

水希(__ )コクッ

 

そう…大吾さんの言う通り、色々と大変だった。

煙たがられていたのは僕だけに限らず、お父さんやお母さん、お姉ちゃんにも飛び火していたのだ。

それでも仲良く暮らして行けたのは事実だし、理解してくれる人も近所にたくさんいた為、唯一それが心の支えだった。

今はもうほとぼりが冷め、穏やかに暮らしている。

 

沢田「もう少しで会議を始める。作業を進めてている職員は手を止めてくれ!」

 

マイクを片手に喋りだした局長の声を合図に、職員達は片付けに入る。

 

水希「あの~局長、僕ら外で待ってた方がいいんじゃ…」

沢田「君たち二人は会議に参加してもらうよ?お付きのリヴァイア君にとって大事な話でもあるんだから。」

リヴァイア「……。」

 

局長の発言に黙りこくるリヴァイアは、どこか敵意に満ちたような表情を浮かべていた。

 

水希「……大丈夫?」

リヴァイア「…ああ、大丈夫だ」

 

窓がカーテンで覆われ、暗くなった部屋の中央にあるテーブルが青く光りだした。

 

沢田「それでは会議を始める。まず最初は新たに開発される携帯端末のことについてだ。」

 

手元のリモコンを操作して、一際目立つようにホログラムが映し出された。

そこで目にした物は、腕に装着するタイプの携帯端末で赤・青・緑と三種類あり、それぞれ特徴的なマークが施されていた。

 

沢田「前回も紹介した通り、トランサーの運用を試みることにした。従来の端末…スマホやPETとの大きな違いは、使()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()ということだ」

 

次のページへ移ると、今まで倒したことのあるウイルスと二つの端末が写し出された。

 

沢田「スマホにはAIが搭載されており、PETのようにあらかじめナビを入れなくても自動で検知してデリートできるのが便利だったが、ウイルス達がそこを狙うようになり、近年では[セキュリティを強化しても全く意味を為さなくなってきた]…という事例がいくつもあった。…そこでだ、」

 

次のページには、いくつものカードが写し出された。

 

沢田「トランサーのスロットにカード型PGM(プログラム)ことカードフォースを読み込ませることで、大抵のウイルス相手なら攻撃できることが分かったが、場所によって強いウイルスが発生するため、デリートしたウイルスをバトルカード化する機能を新たに搭載した。水希君。君にとってこの機能のメリットが何か分かるかな?」

水希「基本的にリヴァイアが所有していた技のみでデリートしてきたので、電波変換した状態でもバトルカードが使えれば攻撃の幅が広がる…というのが一番のメリットだと思います。」

沢田「その通り。電波変換しない我々でも簡単にデリート出来るのが売りだ。他にもPETの技術を応用し、一つの行動に特化したナビを組み込んだナビカードも実装する予定だ。」

 

次のページに切り替わる。

 

沢田「ナビカードの主な役割は空調操作、ドアの施錠と解錠など用途に応じたナビをカード化することで、日常生活のあらゆる場面で役に立つだろう。どれも実用的で持ち運びも便利になるのがメリットだ。」

リヴァイア「でも、お高いんでしょう?」(ΦωΦ)

水希「またかよ…」

沢田「本体は3万ゼニーぐらいで、ナビを入れるのに必要な空のカードフォースは標準で5枚セットするが、追加購入でひとつ150ゼニーで販売するように考えている。」

水希「意外とお得……」(・_・)

大吾「あまり高過ぎると買いづらいからな。」

沢田「…トランサーにまつわる話は以上だ。」

 

画面が切り替わる。

 

沢田「そしてここからが本題だ。星河!去年の8月に発見した三体の宇宙人が我々の計画に賛同して貰えたのは覚えているな?」

大吾「はい」

沢田「宇宙と交流し、キズナを広げる…星河の描く理想は、まさに我々NAXAが求めていた物だった。彼らも同様にそれを望んでいた。元々家族や友達、恋人などの親密度を示すものだったブラザーバンドを、宇宙へ発信させ規模を広げる"キズナプロジェクト"…実現できる日はそう遠く無いだろう。」

 

また画面が切り替わる。今度は3つの衛星が映っていた。

 

沢田「トランサーは日本に限らず世界にも普及させるが、規模が大きいと制御しづらい面もあったため、彼ら三人をモチーフにしたサテライト…ペガサス、レオ、ドラゴンを打ち上げることに成功し、それぞれのサテライトを管理してもらうことになった。今日は彼らに来て貰っている…入ってくれ。」

リヴァイア「何だと…?」

 

プロジェクターの映像が消え、かわりに影で覆われた三体の電波体が現れた。

 

ペガサス「お初にお目にかかる。我はAM3賢者が一人、ペガサス・マジック」

レオ「同じく3賢者のレオ・キングダム」

ドラゴン「同じく3賢者のドラゴン・スカイだ。」

 

ペガサス「本体はそれぞれが管理するサテライトから離れられぬ故、このような姿で現れたことを許して欲しい…」

レオ「我らは元々AM星と呼ばれる星で生まれ育ったが、ある日を境に住処を失い、いつしかAM星は、死の惑星と呼ばれるようになったのだ…」

 

会議に居合わせた人達がざわつく。

 

リヴァイア「なっ!?……どういうことだよ!?」

水希「知り合いなの?…リヴァイア?」

ドラゴン「久しいな、我らが友よ…残念だがレオが言ったことは本当なのだ…」

ペガサス「我らの住まう故郷、AM星の略奪は突如として始まった……。それはもう地獄を絵に描いたようなものだった。」

レオ「生い茂っていた緑は枯れ、海や川は干からびてしまい、星を埋め尽くす程の民達は…ほとんどが葬られた。…辛うじて生き残った者もいるが、そやつらは今、FM星人達に兵隊として使わされているだろう」

 

リヴァイア「…そんな……」

ペガサス「恐らくだか、FM星の王はいずれこの地球を侵略しに来るだろう…だからこそ戦いに備えなければならぬ。」

レオ「今回の計画で宇宙へ飛び立とうと考えている者は、相応の覚悟を決めて参加してほしい。そして無事に帰還出来るよう尽力してほしい。」

ドラゴン「そなたらに、我ら3賢者の加護があらんことを……」

 

影を纏った電波体は遥か空へ、もとある場所へ帰って行った

 

沢田「……現在彼らが管理者としての役割を果たしてくれたお陰で、トランサーの普及と我々の計画を実行に移すことが可能になった。天地、宇田海、例のロケットの件を」

天地「はい」

宇田海「…はい」

 

打ち上げるであろうロケットの画面に切り替わる。

 

天地「大吾先輩やその他乗組員が利用する宇宙ステーション「キズナ号」…これはもう実用段階に入っています。」

宇田海「実際に打ち上げても、問題なく正常に作動すると思われます。」

沢田「うむ、ありがとう。次にキズナ号に搭乗する乗組員の数についてだか、日本側は星河を中心に10人を搭乗させる。他にも外国から計画に協力したいと要請が入っている。なるべく少数がいいためアメロッパとヨーリカに絞り、それぞれ5、6人程度で乗せることにした。」

 

テーブルのライトが消え、カーテンが開かれる。

 

沢田「何か質問があれば言ってくれ。」

 

周りを見るが、誰も挙手する様子はない。

 

沢田「…良いか?では、これで今日の会議は終了とする。各自休憩を取るなり、持ち場へ戻り、準備を進めるなりしてくれ。」

 

会議が終わった直後、水希は局長の元へ駆け寄る。

 

水希「局長。少しお時間ありますか?」

沢田「何か聞きたいことが、あったのか?」

水希「はい、でもここだと言い出しにくいので…」

沢田「わかった。ならこの階にある屋上で話を聞こうか?」

水希「はい!」

 

場所を移して屋上に来た二人はベンチに座っていた。

この日の空はやや曇り気味で、4月だが肌寒かった。

 

沢田「ここなら大丈夫だ。いったい何を聞こうとしたんだ?」

水希「僕も宇宙へ行くことができるんでしょうか?」

沢田「…資格がなきゃ到底無理な話だが…なんでそう思う?」

水希「僕は昔、生きる意味を見出だせずにいたんです。でもリヴァイアが来てから僕は少しずつ変わることができた。生きる理由を見出せた。大吾さんと出会い、戦うための力を付けることができた!…守るべきものができたんです!その切っ掛けを作ってくれた二人を今度は僕が守る。それが今僕にできる恩返しなんです!」

 

沢田「立派な心構えだが、正直に言うと今の君には重荷だぞ?」

水希「覚悟はできてます。僕にしか出来ないことだって、きっとあるはずですから!」

沢田「しかし…」

大吾「良いじゃないですか、局長」

水希「…いつからそこに?」

大吾「ほとんど最初から聞いてた。コイツと一緒にな。」

 

二人の元へ歩み寄る大吾とリヴァイア

 

リヴァイア「局長さん、水希を危険なところへ行かせたくないのは分かるよ。でもそこまでして思い詰める必要は無いんだぜ?」

大吾「まだ俺がサテラポリスに勤めてた頃、この子は我々のために尽力してくれました。彼のこと、信じてみてもいいんじゃないですか?」

沢田「!」

水希「二人とも…!」

 

水希「僕だって本当に嬉しかったよ?リヴァイアが友達になろうって言ってくれて…、大吾さんも僕を必要としてくれて…、だからこそ…恩返しができればそれでいい…」

リヴァイア「水希……」

沢田「……負けたよ。」

水希「え?」

沢田「そこまで言うなら君も参加してもらうよ?但し無事に生きて帰ることを前提に……だけどね?」

水希「…!ありがとうございます!」

大吾「良かったな水希!」

水希「うん!二人や他の乗組員の皆も守れるように頑張るね!」

大吾「はは!こりゃ頼もしいな。」

 

そして一年後。

予定よりも滞在期間が長くなることを想定して、高校受験を受けず、早い段階で中学を卒業した。

その日の夜、コダマタウンに新しく建った姉夫婦の自宅から近くにある展望台に星を眺めていた。

 

あかね「本当に宇宙へ行くつもりなの?水希、大吾さん。」

水希「お姉ちゃん…」

大吾「コイツが恩返しがしたいって聞かなくてな。」

あかね「…どうしても行かなきゃならないの?宇宙なんて危険なところ、わざわざ二人じゃなくても…」

 

大吾「悪いな、あかね。どうしても行かなきゃならない。水希にしか出来ないこと…俺にしか出来ないことがあるんだ。」

水希「ごめんね、お姉ちゃん。身勝手で……でもやっと、生きる意味を見出だせたからこそなの。それに、僕自身で決めたことだから。」

スバル「水希兄ちゃ~ん!」

水希「うおっと!」

 

こちらに向かってダッシュしてきたスバルを抱き止めるように構えるが、勢いが良すぎたせいか尻餅をついた。6歳になったスバルはすくすくと成長していた。

 

 

水希「いてて、相変わらずわんぱく坊やだな~スバル!」

スバル「エヘヘ~」(*^ー^*)

あかね「こらっ!お兄さんを困らせるんじゃないの!」

スバル「いたっ!」(;o;)

水希「お姉ちゃん!僕は平気だから(汗)」

スバル「水希兄ちゃん!僕応援するから、上手く行くように!フレー!フレー!お兄ちゃん!」

水希「ありがとうスバル!」

あかね「そろそろ帰りましょう?明日は早いから。水希、今日は泊まって行きなさい!」

大吾「そうだな今日は家でゆっくりしていけ!」

水希「うん!お姉ちゃん家に着いたら荷物取りに一旦帰るね」

あかね「わかったわ!」

 

明日は、いよいよ宇宙へ飛び立つことになる。

不安は大きいが、水希にとって楽しみで仕方なかった。

 

水希「ホラ、手」

スバル「うん!」

 

スバルと手を繋ぎ、帰路につく。

家に着いたあと電波変換をし、急いで荷物を取りに戻った。

 

そして、当日。

 

 

大吾「じゃあ、行ってくるぞ…」

水希「行ってくるね」

あかね「………」

スバル「行ってらっしゃい!!父さん!!水希兄ちゃん!!」

 

大吾「……あかね、笑顔で見送ってくれよ。スバルみたいにさ」

水希「心配なのは、分かるけどね…」

あかね「…そうね、ごめんなさい二人とも。大吾さんと水希の念願だった宇宙への旅立ちだもの…喜んで、送り出さないとね。」

大吾「ああ、その通りだ」

スバル「父さん!!帰ってきたら、宇宙の話いっぱい聞かせてね!!」

大吾「ああ!楽しみにしていろ!!」

スバル「水希兄ちゃん!!夏休みになったら、またみんなで海に行こうね!!」

水希「うん!約束!!」

 

家の前にタクシーが到着し、乗車するのを待っていた。

 

あかね「大吾さん…水希…、必ず…必ず、無事に帰ってきてね」

大吾「もちろんだ」

水希「わかってる」

大吾「大事な家族を残して、俺達がいなくなるわけが無いじゃないか……スバル!すぐに帰ってくるから、母さんのこと頼むぞ!」

スバル「うん!安心していいよ!!二人が留守の間、母さんは僕が命懸けで守るから!!」

水希・あかね「「スバル…」」

大吾「頼もしいな…それでこそ俺の息子だ。何の心配もなく宇宙へ行けるよ。」

あかね「気をつけて…大吾さん…水希…」

大吾「ああ…それじゃあ、行ってくる」

水希「行ってきます…お姉ちゃん」

 

バックドアを開け、二人は中に荷物を乗せた後、後部座席に乗りNAXAへ向かう

 

大吾(俺にもし、何かあってもスバルがいる…スバルがあかねを守ってくれる。キズナの大切さを広めるという俺の夢、必ず引き継いでくれる………おっと、俺らしくもなかったな……。)

 

水希(あの時、二人を守りたいって言ったけど、実際、上手く行かないんじゃないかと考えたら…………らしくないか。)

 

大吾(…また、ここに帰ってくるんだ!…「ただいま」って、いつも通りに…あかねのうまい飯を食いつつ、スバルと一緒に宇宙の話をして…)

 

水希(みんなでまた海に行って、色んな思い出、作ったりして…)

 

 

 

 

 

「幸せ」ってものを、噛み締めるんだ!

 

 

 




宇宙へ飛び立つまでのストーリーが長い!とにかく長い!!

ひとまず前編は完成といったところでしょうか。
後編完成するのは9月になりそう……。

できるだけ早くできるよう頑張ります


次回!流星のロックマン~水希リスタート~
第4話「リヴァイアの過去」

次回もお楽しみに!
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