今年も(こんなノリで書き続けますが)よろしくお願いします。
読者の皆様、お待たせ(・ω・)ノ
というわけで本編始まります。
注意! この作品は……
・原作とかけ離れた設定 ・低クオリティかつ駄文
・露骨なキャラ崩壊 ・視点が多スギィ‼
等があります。
あと、他の作品と比べたら「原作知らない人には、余計伝わりにくい作品」となっておりますが、
「読者が原作を知っている」ことを前提に書いていくので、そこだけ注意してくださると助かります。
それがOKな方だけ、ゆっくりしていってね~
1/24追記:今回のスバル視点の文に関してですが…どう見ても書き足りないので、7話の水希視点と噛み合うように追々編集し直します。
6話 空虚
…当時、僕がまだ中学生だった頃。
【ペガサス】・【レオ】・【ドラゴン】
AM星の三賢者であった彼等をモデルに構築された、世界のあらゆる電波・通信を管理する三機の人工衛星が完成し、打ち上げられてからたったの数年間で世界に更なる進化をもたらした。
生活におけるマストアイテムとして長年重宝されてきたスマホ・
それらの製造で要となる通信テクノロジーも発達し、利便性の向上に繋がる一手となっている。
あんまり上手く
それに加え……いつしか地球が、電波を利用した無公害エネルギーで溢れかえり、地球に存在するあらゆる物質……ましてや食べ物でさえも、フードディスペンサーを通して生み出すことが可能となる時代へと進歩した。
まぁ、尤も…直接的な関係が無くとも、多くの犠牲の上に成り立ったに過ぎなかったが…。
地球へ戻ってから数日後に
……以降はこれといった情報さえ見つからず、大吾さん達の安否がわからぬまま捜索は打ち切られてしまい、
《キズナプロジェクト》はその日を以て永久凍結された。
まだ幼かったスバルにとっても、父親が居なくなってからの日々は受け入れがたいし、失うということの恐怖を知って以来、人と関わりを持つことすら恐怖を感じたせいか……気づけば不登校児となってしまった。
そうして、三年の月日が経って行くのだった……。
◆◆◆
あかねside
4月初旬
AM 8:57 星河家のリビングにて……
あかね「あら? おかしいわねぇ……」
パートが休みである今日、私は家事を手早く終わらせ、テレビを見るつもり……だったのだがリモコンの電源ボタンを押しても反応がないので、仕方なく本体のボタンも押してみた。
あかね「う~ん、ダメね」
どうしたものかと頭を抱えていたら、亀みたくノロノロとリビングに入る水希を見かけた。
今日は珍しく寝坊助だ。
あかね「おはよう水希」
水希「おはよ~…」
あかね「…スバルは?」
水希「まだ寝てると思うよ…」
水希はキッチンへ向かい、やかんで炊いた麦茶をコップに注ぐと、寝惚け
水希「…で、どしたの? そんなとこに突っ立って」
あかね「それがね? テレビを見ようとしたら、全然つかないのよ…。ちょっと見てきてもらってもいい?」
水希「オッケー。……え~っと、確かここに……お、あったあった…」
水希は食卓にコップを置くとズボンのポケットを漁り、変身用のカードを取り出す。
……弟よ、何故そんなとこに入れるのよ?(汗)
水希「でんぱへんかーん…」
あかね「妙にやる気無さそうだなぁ、おい」
水希「いってきまぁーす…」
呆れてツッコミを入れるが華麗にスルーされ、一瞬姿を消したかと思えば
水希「ただいまー」
1秒経たずに帰ってきた。
あかね「あらおかえりーって、早ぇよっ!!」
水希「ごめんごめん。……んで、驚いてるところ悪いんだけど」
展開の早さについていけない私を見て苦笑いしつつ変身を解き、トランサーに保存してる連絡先を探しながら水希は答える。
水希「電脳空間に入って原因を調べようにも門前払い食らってるワケだしさ、配線盤がイカれてんじゃね?」
あかね「……マジで?」
水希「まだ10年も経ってないからありえないけど、恐らくはね。とりあえず
そう言って、天地くんに事の説明と修理の依頼をしてから30分後。
インターホンが鳴ったと同時に出迎える。
あかね「はぁーい。あら、いらっしゃい天地くん。朝早くにごめんなさいね?」
天地「とんでもない。むしろこういう時こそ頼ってくださいよ。寝る前以外ならいつでも駆けつけますんで!」
あかね「ありがとう。助かるわ」
玄関先で待っていた天地くんに詫びを入れたが、彼は工具箱を片手に愛想のいい笑顔で返してくれたので、夫が居ない今はとても頼もしく思う。
天地「水希君から聞きましたよ? テレビの調子が悪くなっていると」
あかね「そうなのよ。まぁとりあえず、上がって」
天地「はい。お邪魔します」
リビングに招き入れていると、買い物袋を持って出掛ける準備をしていた水希がこちらに気づく。
水希「あ、おはよう天地さん」
天地「おはよう。これから出掛けるのかい?」
水希「うん。散歩がてら夕飯の買い出しに行こうかと。そんじゃ行ってくるね~」
水希は足早に家を出て行き、玄関のドアはパタリと閉じる。
あかね「それじゃあ早速、お願いしてもいいかしら?」
天地「任せてください」
作業に取り掛かっている間、空いた時間を活用するようにお風呂場と洗面所、トイレの掃除に取り掛かった。
……そうして、時計の針が11時を回る頃。
天地「…これを……こうして…と、よし。 あかねさん、終わりましたよ!」
あかね「お疲れ様、天地くん。さすがに喉渇いたでしょうし、よかったらどうぞ」
作業を終え道具をしまう天地くんに労いの言葉をかけ、麦茶と茶菓子をのせたお盆をテーブルに置き、近くの座布団に座るよう促す。
天地「ありがとうございます」
あかね「こちらこそ。今回は水希でも手に負えなかったから助かったわ。ありがとう」
私も天地くんに続いて座り、改めてお礼を言ったものの……感謝の気持ちを受け取ってくれるどころか、どこか複雑そうな表情をしていた。
天地「いえ、むしろ助かってるのは、僕らの方だと思います……」
あかね「え?」
天地「この前、サテラポリスで働く知り合いから聞いたんです。水希君がウイルス討伐を続けているお陰で、町の被害が少なくなっていると……」
あかね「……そう。あの子、まだ戦ってたのね」
私が働きに行っている間スバルの面倒を見てくれてるとはいえ、近頃出掛ける頻度が多くなった気がするし、水希本人に行き先を聞こうにも適当にはぐらかされていたけど……その理由を知って呆れたあまり、ため息をこぼしてしまっていた。
あかね「昔から変わらないわね。私達の前では平気なフリして無理をするのは…。何も…一人で全部、背負わなくてもいいのに…」
天地「同感です…。でも…水希君からしたら心配をかけたくないんですよ…きっと…」
あかね「……あのバカ」
ふと私は…テレビの近くに立ててある、海へ行った時の写真を見た。
綺麗な海を背景に砂浜にしゃがむスバルと水希を、私と大吾さんで挟むように撮り、みんな揃って満面の笑顔を浮かべていたが
**
三年前。土砂降りの雨が続く日。
ドアの開く音に反応し、私とスバルは玄関へと向かった…。
スバル「…おかえり、兄ちゃん」
あかね「……大吾さんは…?」
傘も差さずに帰ってきた水希は首を横に振り、言った。
水希「これ以上は無理だって…」
その一言で希望は打ち砕かれた。
あかね「そんな…」
スバル「父さん、もう帰ってこないの?」
水希「………」
…頭の中では分かりきっていたが、私の心は抉られるように痛み、この出来事がただの悪夢であって欲しかった。
ショックで呆然と立ち尽くしていたスバルに、水希は感情を押し殺し、大吾さんが愛用していたビジライザーと流星を
水希「スバル。これ…渡しておく」
スバル「これって…、父さんの!?」
驚くスバルにそれを持たせ、その手を両手で握り締める。
水希「絶対…失くさないように持ってて……。……お父さんの為にも」
スバル「……うん」
嗚咽を漏らし、次第に涙でくしゃくしゃになるスバルと
己の無力さを噛み締め、やつれた顔でスバルを抱き締める水希。
…その光景が頭から離れることはなかった。
**
あかね「…大吾さんが帰らなくなってから、もう三年か。本当に時間が経つのは早いわね」
天地「そうですね。正直信じたくはないですが……。ところで一つお聞きしたいんですが、スバル君は今日から五年生でしたよね?」
彼の問いに無言で頷く。
あかね「でも、人と関わりを持つことを避け続けているから、学校にはまだ行けないみたい」
天地「…けど、そうなると勉強の方は…」
あかね「大丈夫よ。今は、通信教育と学習用のナビカードを使って勉強しているから……」
水希も、暇な時に勉強を教えているから大丈夫……だと思いたいが、いずれスバルが進む将来に私は不安が募るばかり。
たとえ止めようとしても、大吾さんと水希みたく意志は揺らがないだろう。
その不安に追いやられたせいか、愚痴を溢すように呟いた。
あかね「……スバルね、宇宙飛行士になって大吾さんを捜しに行くって言ってたのよ。でも怖いの……スバルまでいなく」
最後まで言いかけた瞬間リビングのドアが開く。
スバルが降りてきたようだ。
それでいてドア越しから私たちの様子を伺ったまま一向に出てこないので、一声かけた。
あかね「……今日も展望台に行くの?」
スバル「うん。…兄さんは?」
あかね「さっき、夕飯の買い出しに行ったわ。そろそろ戻ってくるはずだけど、遅いわね?」
天地「お昼も近いので、どこかで食べてるんじゃないですか?」
「あり得るわね」と言う私を横目に、スバルが「どうして天地さんがここに?」と聞くので、「テレビが故障したから、直してもらったのよ」と答える。
天地「久しぶり、スバル君。見ないうちに大きくなったな!」
スバル「ど、どうも…。それじゃ母さん、行ってきます…」
そうしてドアが閉まった後、しばらく沈黙が続いた。
今はあんな感じで人見知り全開だったスバルも、昔はもっと元気
天地くんもきっと、スバルの反応を見て心苦しかったでしょうね。
天地「彼の頭に着けていた物、もしかして…」
あかね「えぇ、そうよ。寝る時以外ずっと持ち歩いてるの。…
天地「もしかして、話したんですか? リヴァイア君のことと、水希君の身体のことを」
あかね「身体のことだけ話しているけど、それ以外はまだよ。でも、いずれ知る時が来るでしょうね」
天地「そうですか」
リヴァイア君の存在を知られているのはごく一部の人だけなので、水希から話したり下手に出てこない限りバレることはないが、時間の問題としか思えなかった。
天地「……」
あかね「? 天地くん…?」
名前を呼ぶが反応がない。
顔を俯かせる彼は強く拳を握っており、どこか思い詰めた表情をしていた。
天地 (……もっと力があれば…大吾先輩やクルーの皆を見つけることだってできたのに。…誰も辛い思いを抱えなくて済んだはずなのに…!)
……私はもう一度、彼の名を呼んだ。
あかね「……天地くん。あまり自分を責めるようなことはしないで。
あれは事故だった。……仕方なかったのよ」
天地「あかねさん……すみません。僕達が無力なばかりに、辛い思いをさせてしまって……」
俯いたまま謝る彼に、返す言葉が見つからない。
私自身、現状を受け入れ強く生きなければと思っていた。……けど
やっぱり辛いわね……大吾さん。
◆◆◆
スバルside
AM 11:16
今日はよく晴れているため、星がよく見える。
そう思って家を出たが夜までだいぶ時間があるので、どこで時間を潰そうか…と考え込んでいると、帰宅する同い年の子達の姿が見えた。
スバル「……どこでもいいか…」
人目を避けるようにバス停へと移動し、ベイサイドシティ行きのバスに乗る。
夜になるまでの数時間、デパートにある飲食店でお昼を済ませてから…本屋、カードショップなど欲しいものがありそうな店を転々とした。
小遣いは多くなかったので、基本的に買わずに見ていくだけだが暇潰しには充分。
適当に時間を潰し、16時過ぎに帰りのバスに乗った。
PM 17:00 コダマタウン バス停
バスに揺られて一時間。ようやく町に着いた…。
周りを見渡すと、まだ公園で遊ぶ子達がいたが、町内にチャイムが鳴り始め一斉に帰宅していく。
僕も、日が落ちる前に展望台へ向かう。
そして18時。日が沈むと同時に星が瞬きはじめた。
今日はカシオペア座が綺麗に見える。
あの日からずっと、一人で
もしかしたら父さんが見つかるかもしれない。そう思いながら…
スバル「今日、天地さんが家に来たんだ。
なんでも、テレビを直してくれたみたいだけど…」
誰もいない空間で独り言を呟きながらビジライザーを掛け、一瞬だけ閉じていた目を開けた。
スバル「……見えるわけないか」
ここに来て、星空を見ては落ち込むの繰り返し。
精神面は…三年前より落ち着いてきたが、依然として寂しさは残ったままだ。
スバル「…兄さん、やっぱり『宇宙飛行士になって父さんを捜し出す』ことが…僕の生きる意味なのかな…?」
目を閉じ、父の形見であるペンダントを握りながら、いつかの記憶を想起する。
**
―父と兄が宇宙へ行く一週間前―
その日の昼。兄さんと二人で散歩し
この町の河川敷にあるベンチで談笑していた…。
スバル「…ねぇ、水希兄ちゃん」
水希「ん、どした?」
スバル「水希兄ちゃんは宇宙飛行士じゃないのに、どうして宇宙へ行けるようになったの?」
水希「ブフッ!!…ゲッホゲッホ!!!」
スバル「え、ちょっと大丈夫!?」
そういや…飲んでたお茶吹きこぼしてたっけ…
聞いちゃマズいことかなと思いながら背中をさすっていたと思う。
水希「あ"~…ごめんごめん。んとね」
少しの間、言葉を詰まらせるが「…スバル。お父さんがどこでお仕事しているか知ってる?」と聞かれ「NAXA!」と元気よく返事し、兄さんは頷く。
水希「そのNAXAで最も偉い人に、ちゃんとした理由を言って頼んだらOKしてくれたの。
あーでも…実際、宇宙飛行士になるためには体を鍛えたり、たくさん勉強しなきゃダメだからね?」
スバル「いいな~」(^▽^*)
水希「…まぁその理由ってのが、ただ宇宙が好きなだけじゃないんだよね…」
スバル「そうなの?」
兄さんは静かに頷く。
水希「僕にとっての"生きる意味"を見出だせたから。かもね…」
スバル「…生きる意味?」
水希「そう。『自分の得た力で、大切な人を守るために戦う』……それが今の僕にとっての生きる意味なんだ」
"それ"が宇宙に行く理由とどう関係するのか…
今でもよく分からないが、当時の僕には凄いねと一言かけるくらいしかできなかった。
スバル「……僕にも、あるのかな?」
水希「…それは自分で見つけない限り分からないよ。でもきっと…スバルだったら簡単に見つけられるんじゃないかな?」
スバル「ほんとに!!」
水希「ほんとほんと!」
**
目を開け、もう一度空を見る。
スバル「…ねぇ、今どこにいるの…父さん。
…お願いだから早く帰ってきてよ。母さんも、兄さんも…ずっと会いたがってるんだよ?」
父さんに会いたい。
その一心で本音をぶつけていると、トランサーから妙な音が鳴り響き、何事かと思いつつ画面を見る。
スバル「……?!」
音の正体は、父さんからの通信だった。
やっぱり生きてたんだ!と、喜びのあまり気が動転する中、スポットライトを浴びるかの様に周りが明るくなる。
顔を上げたときは遅く、青い光が目の前まで近づいてきて
スバル「うわあぁぁぁぁぁぁぁ――」
雷に打たれるような感覚に襲われ、意識が途切れそうになったその時――
??「………ここが地球か……」
聞き覚えのない低い声が耳に入った…。
機械トラブルを起こした時の対処の流れ
1、各機器の電脳にウイルスが紛れ込んでいた場合、水希君が電脳の中に入りデリート。
スバル君が家にいる間は、彼をこき使……頼みを申し入れる。
2、1でも対処しきれなければ、天地さんを(攻撃表示で)召喚する。
ってな感じです。
水希君は機械を感覚的に使い慣らすタイプに設定しており、修理に関する知識は全くと言っていいほどないです。
あと、スバル君に頼む理由は後に説明します。
(……ヒントは、5話のあのシーンです)