戦姫絶唱シンフォギアLBX 作:ドットブレイズ
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会場に現れた俺の姿を見てマリアはとても驚いている様子だった
しかし自分達の敵が現れたというよりも別の意味で驚いている感じだった
「・・・まさかとは思っていた・・・事件の話を聞いて・・・
でも・・・本当に貴方だったのね・・・あの時の騎士は・・・」
どうやらマリアは俺の事を知っているようなのだが全く覚えがなく
どこで会った事があっただろうと考えているとマリアは俺に対して頭を下げる
「あの時は妹を・・・セレナを助けてくれて本当にありがとう・・・!
でも・・・ここから先の戦いに貴方は関係ない・・・!」
そう言いながらマリアは再び大量のノイズを呼び出した
「お願い・・・私達は貴方を傷つけたくはない・・・!」
彼女は泣きそうになりがらそう答えていたが
正直な話、俺はそんな彼女を見逃すような性格ではない
(それに・・・彼女がどうしてこんな事をするのか聞かないとね)
「そう・・・やっぱり貴方は私達の邪魔をするのね・・・
なら・・・!ノイズ達よ!敵を殲滅せよ!」
マリアはノイズに指示を出して俺を襲おうとしてきた
しかし俺に向かってきたノイズは現れた二つの影に倒される
「待たせて悪かったな!アンタが気を引いてくれたおかげで纏う時間が出来た!」
「悪いがここから先は私達も相手だ・・・!」
どうやら俺が時間を稼いでいる間に奏と翼がシンフォギアを纏ったようで
後ろを見ると既に観客の避難は完了しているようで俺も存分に戦える気がした
「・・・どうやら時間をかけ過ぎたみたいね・・・
でも目的の物は手にいれる事が出来たみたいだしここは退かせてもらうわ」
マリアはそのままノイズに命令してこちらを襲わせている間に逃げてしまった
ノイズの数はそこまで多くはなく直ぐに倒す事は出来たのだが俺はそれ以上に困っていた
「さて・・・今度こそは一緒について来てもらってもいいよな?」
「ああ・・・感謝の言葉を述べたいのは奏だけではないしな・・・」
何故かやる気満々といった感じの二人が俺の隣におり
俺はすぐさま飛行形態になってその場を後にした
「あっ!空を飛んで逃げるなんて卑怯だぞ!!」
「流石の私達も空までは飛べないからな・・・迂闊だった」
こうしてなんとか二人を撒いた俺はマンションへと戻ってきた
そしてLBXの状態を解除して人間の姿に戻るとオーディーンが手元にあった
「ふぅ〜・・・試し無しでの実戦だったからかなり不安だったけど
どうにか戦えたな・・・てか飛行形態になるのめっちゃ怖かった・・・」
今考えてもだいぶ無茶な事をしたと考えていた
オーディーンの飛行形態は明らかに人の関節では実現出来ない体制になる
それを行う事が本当に出来るのかと思っていたがそれは普通に可能だった
どうやら俺はLBXを纏っているのではなくLBXそのものになっているようで
それこそ腕が引きちぎれたりしても実際の体には問題がないようだ
(・・・そういえば・・・俺って半壊した事があったっけ・・・忘れてたわ)
つい三ヶ月前の事なのにそんな事をすらも忘れており
俺は改めて自分がどれだけ忙しかったのかを理解する事になった
「それにしても・・・これからどうするかな〜・・・
やっぱり拠点は必要になってくるし・・・てかまずは工房だよな〜・・・」
とにかく俺は自分だけの拠点が必要になると考えて
前から考えていた自宅建設計画を実行に移そうと考えていた
「まずは土地が必要だよな〜・・・
ノイズの影響でそのままになっている廃墟とかも多いし金も問題はない
となると次の条件はどこに住むのが一番なのかって事だよな〜・・・
流石にリディアンの近くだけは避けたいな〜・・・」
あそこは色んな意味で近づきたくない場所であり
その近くじゃない場所で家を持ちたいと考えていたのだが
「・・・まぁ・・・なんとなくそんな事になると思ってたよ・・・」
予想通りと言うべきなのか残っていたのはリディアンの近くにある廃墟だけだった
どうしてこんな予想が当たってしまったのか・・・その理由はとても単純な事だった
「あんだけの事があったんだしな・・・普通に学生が通っているから気にしてなかったけど
ノイズがあんなに現れた場所の近くに住みたい人間なんていないか・・・」
そう・・・この周囲に人がいない理由は三ヶ月前の事件が原因だった
流石にあれだけのノイズが出たのは人々にとっても相当な恐怖だったようで
もうここに現れる事はないだろうがそれでも不安に感じるてしまうのだろう
それによってこの周囲もこうして誰もいない廃墟に変わってしまったという事だ
「なんとも悲しい事だが・・・まぁせっかくここまで立地のいい条件はないんだし
しゃあない・・・諦めてここに決めるとするか・・・」
俺はここを自分の拠点にしようと決めて早速、工事を進めてもらう事にした
といっても作ってもらうのは表側の家だけであり重要な施設は後で作るつもりだ
「あれ?誰かここに住むのか?てかすごい豪邸!?」
「本当だ・・・あれ?あそこにいるのって・・・」
そこへ何やら知っている声が聞こえてきて振り返るとそこには響と未来の姿が会った
「おっ!二人とも久しぶりだね」
「はい!てかお兄さんすごいですね!
いつの間にこんな豪邸を建てられるほどお金持ちに!?」
「まぁ最近始めた事業に成功してね・・・流石にマンション暮らしもキツくなってきたし
思い切って家を建ててもらおうと思ってこの土地を買い取ったんだよ」
「へぇ〜・・・出来たらここに遊びに来てもいいですか!?」
「・・・年頃の女の子が男の家に来ちゃダメでしょ・・・」
「あはは・・・まぁそこは響ですから・・・」
「未来ちゃんも苦労してるんだね・・・」
「あれ!?なんで二人してため息吐くんですか!?」
「それよりもどこかに行くんじゃないの?」
「あっ!そうだった!!それじゃあお兄さん失礼します!」
「失礼します!まっ待ってよ響!そんなに慌てたら転ぶよ!」
「二人とも気をつけるんだぞ〜!!」
こうして俺は再び二人と出会う事になってしまい
少しだけ後悔しながらもここに家を建てる事を楽しみに待つのだった