戦姫絶唱シンフォギアLBX   作:ドットブレイズ

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いや歌ってる場合か!?

雪音ちゃんをクラスメイトに任せて

俺は再び響と未来のクラスへと向かおうと思ったのだが

実はそのまま雪音ちゃんのクラスメイトに捕まってしまい

彼女との関係を色々と聞かれ続けていたのだが

そこで何やら中央の広場がかなり騒がしくなっていた

 

「何か中央が賑やかだね?何かあるの?」

 

「それなら多分中央のステージで歌唱大会があるので

 それに出ている誰かがすごい上手なんじゃないかと」

 

「歌唱大会?なるほど・・・そこなら二人も居るかな?」

 

俺はそこに響と未来がいると信じてそこに向かったのだが

そこには自分の目を疑ってしまうような光景があった

 

「・・・あそこで歌ってるのって・・・確かマリアさんと一緒に居た子達じゃね?」

 

前の犯行声明に使われていた動画に彼女達が映り込んでおり

流石の俺もそんな大胆な事はしないだろうと思っていたのだが

その予想を大きく外れて彼女達はまさかの文化祭に乱入していた

 

(流石にここで騒ぎを起こすわけにはいかないよな〜・・・

 一般人も多いわけだし・・・いや待てよ?逆に考えればいいのか!)

 

俺は急いで物陰へと隠れると懐から持ってきたLBXを取り出す

 

(一般人を逃すのならここはやっぱりこいつがいいよな!)

 

 

 

 

 

「いや〜!久しぶりに歌ったデス!」

 

「そうだね・・・でも私達の役目も忘れちゃダメだよ?」

 

「分かっているデス!・・・?向こうがなんか騒がしいデスね?」

 

切歌は自分達の会場よりも騒がしい場所を発見しその場所を見てみると

そこには驚くべき光景が広がっていた

なんとそこに居たのは悪魔のようなデザインをしたLBX・プロトゼノンが立っていたのだ

しかもそのLBXはゆっくりとこちらに向かってきており

自分達の正体がバレているのだとすぐに気がついた

 

「どうやら歌っている場合ではなかったみたいですね・・・!」

 

「どどどどうするデスか!?」」

 

「そんなのすぐに逃げるに決まってるじゃないですか!」

 

「了解デス!」

 

二人は急いで会場を後にしたのを確認して俺もリディアンから逃走

そして森の中でプロトゼノンからフェンニルに切り替えて

遠距離から彼女達を見張りながらその後をついていく事にした

 

(それにしても・・・文化祭を台無しにしちゃって申し訳なかったな〜・・・

 正体がバレたら何か言われそうだけど・・・まぁ大丈夫だろ!)

 

なんとも気楽な感じで考えてしまったが今はそんな場合では無いと思い

そのまま二人を尾行しているとどうやら彼女らの本拠地にたどり着いたようだ

 

(さてどうしたもんか・・・居場所を突き止めたところで何も出来ないし・・・

 ん?あれは・・・おそらく別の国の人間か?って事は取引に来たって事だろうが

 タダで要求を飲むなんてあり得ないだろうな・・・マジでどうするか・・・)

 

俺はここに居ても特にやるべき事はないだろうと判断し

同時に自分が居なくなって探している人間がいるかもしれないと

一度、家へと戻る事にした

 

「ん?あれは・・・響ちゃんか?」

 

家に帰る途中で何やら思い悩んでいる姿の響を見つけた

いつもならば彼女には未来の姿があるはずなのだが今回はその姿も見えない

かと言って今の響を放っておく事は出来ないので彼女の元に向かった

 

「どうしたの?随分と元気な無いみたいだね?」

 

「お兄さん・・・実は・・・」

 

どうやら響の話では自分の命がそこまで長くは無いかもしれないとの事だった

原因は分かっているのだが治す方法がなくてどうしようもないのだと

しかもそれはまだ未来にも教えてはいないようでどうしようか迷っているとも

 

「そっか・・・確かにそんな残酷な真実を未来ちゃんには言えないよね・・・」

 

「はい・・・未来はきっと私以上に心を痛めると思います・・・

 だからどうすればいいのか分からなくて・・・」

 

「・・・響ちゃんがしたいようにしなよ・・・

 でもこれだけは言える・・・言っても言わなくても・・・

 未来ちゃんは響ちゃんの死を悲しむのだけは間違いないよ

 たとえ響ちゃんが悲しまないでほしいと思ってもね?」

 

「お兄さんも・・・同じですか?」

 

「そりゃあね・・・でも今の話を聞いたら出来るだけ響ちゃんが幸せに生きていてほしいと俺は思うよ・・・」

 

「・・・ありがとう・・・ございます・・・!」

 

「・・・帰ろうか・・・」

 

俺は涙を流す響の手を繋ぎながら彼女を連れて帰った

未来には詳しい話を言わず響を慰めて欲しいとお願いし

俺も彼女の事を支えなくてはいけないと自分の家に作業を開始する

 

(彼女が死ぬと言っていたのはおそらく胸に食い込んでいるシンフォギアの所為だろう

 あれは俺もよく分からないからなんとも言えないが・・・可能性がないわけじゃない)

 

要は胸のシンフォギアを取り除きさえすれば問題はないのだ

この世界ではあれを分離させる為の方法はないだろうが

ダンボール戦機の技術力はそれを遥かに凌駕している

だからこそ何か方法があるのではないかと考えていたのだが

 

「・・・駄目だな・・・あれを完全に取り除くにはもう一つの問題がある・・・」

 

 

 

 

 

「あれを取り除いてしまえば・・・響ちゃんは戦えなくなる・・・!」

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