戦姫絶唱シンフォギアLBX   作:ドットブレイズ

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悲劇と悲劇

(響ちゃんを助ける為には響ちゃんから戦う力を奪わなくちゃいけない・・・

 でも・・・それは同時に彼女から生き甲斐を奪ってしまう事でもあるし・・・

 それに・・・あの放って置けない性格の女の子が

 これだけ関わって自分だけ何もしないなんて出来ないよね〜・・・)

 

これまで立花響という女の子を見ていたが彼女はまるで自己犠牲の塊のような存在だ

いや・・・そんな生ぬるい言葉ではおそらく済まないだろう

彼女はもはや自分の命を命とすら思ってはいない

だからこそ自分の身が危険だと分かっていても彼女は戦おうとしているのだ

それはおそらくは彼女から戦う力を奪ったとしても同じだろう

つまり完全に聖遺物を除去出来ても彼女は死ぬ可能性があるのだ

 

(何かないのか!?

 響ちゃんの命を失う事もなく響ちゃんが戦う力を得られる方法は・・・!?)

 

俺は必死でそんな理想的な方法がないかと考えるが現実はそんなに甘くはない

どんなに頑張ってもどちらかの方法しか取れる事はなかった

 

「・・・ダメだな・・・俺だけじゃ完全に手詰まりになってきた・・・

 やっぱり協力した方がいいのかね〜・・・でもな〜・・・」

 

やはり姿をバラすには覚悟が必要になってくる

俺は誰のものになる気もないし誰にも利用されたくはない

だからこそこれまでも素顔を隠して行動してきたのだが・・・

 

「もしかしたらそれも限界に来てるって事なのかな〜・・・ん?

 なんだこの邪悪な気配は・・・!?」

 

俺は急いでオーディーンを持ち出して外に飛び出した

そして高速飛行形態で空を飛んでいくとそこには何故か暴走状態の響と

何やらかなり巨大になっている醜い化け物の姿があった

 

(・・・なんかどっかであいつを見た事があるんだけど・・・どこでだ?

 ってそんな事を言ってる場合じゃねぇや!まずは響ちゃんを止めないと!)

 

「こちらは私達に任せろ!お前はそこの怪物を頼む!」

 

「響は必ず私らでなんとかするから!信用しろ!」

 

「その代わり!私達の分までそいつをぶっ飛ばしてやれ!」

 

(三人共・・・!分かった・・・そこまで言うのなら・・・!)

 

三人の言葉を聞いて俺は暴走する響の方ではなく

ネフィリムの方へと向かっていくとそこにはもう一人の姿があった

 

「ようやく来たか!貴様を待っていたぞ!ネフィリムはシンフォギアを食べて成長した!

 もはや貴様ですら止める事は出来ないぞ!は〜はっはっはっ!」

 

(・・・それは俺が一人だけの話だ・・・!)

 

「なっ!?」

 

ネフィリムが俺に突っ込んできた瞬間、俺は他に三体のLBXを呼び出した

その三体とはゼノン、ルシファー、イフリート

かつてオーディーンと共に最強のLBXと囁かれていた三体だ

 

「馬鹿な!?この後に及んでまだ仲間が居ただと!?

 そんな事はありえない!ネフィリム!奴らを食い尽くせ!」

 

『アタックファンクション!ヴァルゾダース!』

 

『アタックファンクション!デビルソード!』

 

『アタックファンクション!ブレイクゲイザー!』

 

ネフィリムは突っ込んできたが三体の必殺ファンクションで半身を吹き飛ばされる

しかし圧倒的な回復力で体を再生させていたがそれでも先ほどの攻撃が効いたのか

怯えるように後退しておりそしてウェル博士も驚いている様子だった

 

「そんな・・・!?これほどまでの回復力を持っているネフィリムですら怯えるだと!?

 貴様は一体・・・一体どこまで規格外だと言うのだ!?」

 

(意外とそうでもないんだよな・・・!俺の体力もそろそろ限界が近い・・・!

 こうなったらぶっ倒れるのを覚悟であれを使ってやらぁ!!)

 

『エクストリームモード!』

 

『オルタナティヴモード!』

 

『セラフィックモード!』

 

『インフェルノモード!』

 

俺は特殊モードで全てのLBXは輝きを強く放ち始める

その凄まじいまでのオーラはネフィリムを完全に怯えさせていた

しかしそれほど時間を取らせるわけもなく俺はネフィリムに突っ込んでいく

 

『アタックファンクション!Ωエクスプロージョン!』

 

最初はゼノンがネフィリムの下半身を吹き飛ばしながら空叩く浮かび上げる

しかしネフィリムも黙っているわけでもなく触手を伸ばして攻撃してくるが

 

『アタックファンクション!プロミネンスレイド!』

 

『アタックファンクション!セラフィックウィング!』

 

そこへイフリートとルシファーが飛んでいって触手ごとネフィリムの両腕を吹き飛ばした

 

『アタックファンクション!グングニル!』

 

最後は俺自身がネフィリムの頭部を貫いて跡形もなく破壊した

 

(ヤッベ・・・もう・・・体力の限界・・・)

 

しかしそれと同時に俺の体力は尽きてしまい

ゼノン達はそのまま消滅し俺も地面に落下し機能停止してしまった

薄れゆき意識の中で俺は響が元に戻っている事を祈るのだった

 

 

 

 

 

「馬鹿な・・・!?ネフィリムが負けただと・・・!?ありえない!?

 そんな馬鹿な事・・・認めるものかぁぁぁぁぁああ!!」

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