戦姫絶唱シンフォギアLBX   作:ドットブレイズ

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スーパーLBXの力

指令室から現場の様子をみていたマリア達も驚きを隠せなかった

それほどまでに俺が合体した瞬間は凄かったらしい

しかし自動人形である彼らはすぐに冷静さを取り戻していた

 

「ふっ!いくら合体したところで所詮は三体分の強さ・・・!

 この巨大アルカ・ノイズの前では無力だと思い知りなさい!」

 

巨大アルカ・ノイズは体を膨張させると

体から砲身のような物が出てきて俺に向かって一斉に弾丸を放ってきた

 

「・・・三体分だけだと?悪いがLBXの合体はそんなに単純じゃねぇんだよ!」

 

俺は背中のバックパックからミネルバの腕を展開し全ての弾丸を叩き落としていく

これには流石の自動人形達も動揺を隠せないようで初めて恐怖という感情を覚えていた

そんな中、俺はゆっくりと歩いて巨大アルカ・ノイズに近づきながら

その手に持っていたΣツインブラスターで砲台を破壊していく

 

「馬鹿な・・・!?たった三体が合体しただけのはず・・・!

 キャロル様の計算ではこのアルカ・ノイズに倒せない存在など・・・!!」

 

「さっきから言ってるだろ?LBXの合体はそんなに単純なもんじゃねぇ・・・!

 こいつで・・・トドメだ!」

 

『アタックファンクション!Σドライブソード!』

 

Σツインブラスターから巨大なエネルギーの刃を展開

そしてそのまま全速力で突っ込んでいき巨大アルカ・ノイズを両断した

 

「さてと・・・次はお前らの番だな?」

 

「・・・いえ・・・切り札が無くなった以上・・・もはや戦いは無意味です

 ここは大人しく撤退させて頂きます・・・

 またお会いしましょう・・・伝説の騎士・・・!」

 

巨大アルカ・ノイズという切り札を失ったファラとガリィは即座にその場から撤退し

響達もこれ以上、街に被害を出すわけにはいかなかったので追いかけようとはしなかった

そして変身を解除した俺はそのまま地面に膝をついてしまうと響達が心配して近づいてきた

 

「大丈夫だ・・・流石に起きてすぐにΣ・オービスを使ったのはキツかった・・・」

 

「もう・・・!心配させないでくださいよ!!」

 

「本当だぜ・・・またぶっ倒れたりしたらどうするつもりだったんだよ?」

 

「まぁ・・・その時はそのと・・・ごめん・・・謝るからその顔はやめて」

 

響達は俺が自分の事をあまり大切にしていない事を告げると

怒りのオーラが滲み出て来ておりこのままではまずいと思って即座に謝った

しかしそれでも許してもらえなかったようで強制的に基地まで連れて行かれ

俺はそこでみんなからお説教を受ける事になるのだった

 

(・・・俺・・・一番年上なんだけどな・・・)

 

 

 

 

 

一方その頃、帰還したファラとガリィから俺の生存を聞いたキャロルは驚いていた

 

「まさか・・・!?あそこから復活しただけではなく新しい力まで・・・!

 あいつは一体何者なんだ・・・!?どうして俺の邪魔ばかり・・・!!」

 

「キャロル様・・・どうか私達にかの者の抹殺を命じてください・・・」

 

どうやらレイア達も伝説の騎士と呼ばれる存在を危惧し始めたようで

自分達にかの者を抹殺する命令を出してほしいとお願いするのだが

キャロルは彼女らだけでも決して倒せないと判断しそれを拒否した

 

「今のアイツはもはや完全聖遺物よりも遥かに厄介な存在になった・・・!

 お前達が束になったとしてもおそらくは勝てないだろう・・・

 それならばまずやるべきなのは・・・奏者達を倒す事だ・・・!」

 

自動人形達はキャロルの言葉に対してなんの疑問の抱かなかったが

明らかに普段の彼女とは何かが違うのが感じ取れていた

そう・・・彼女がどうしてダンではなく響達を狙うと宣言したのか

その理由は他でもない・・・彼女らの諦めない心に自分が負けたからだった

その事実は彼女にとって最も受け入れたくない事実だからこそ

まずは響達を先に倒すべきであると考えたのだ

 

(立花響・・・!俺はお前という存在を否定する・・・!)

 

 

 

 

 

一方その頃、響達を説教を終えた俺はマリア達に呼び出されていた

 

「・・・なるほどな・・・例の薬が欲しいってわけか・・・」

 

「ええ・・・!あれがあれば私達も戦う事が出来る・・・!

 それにもう・・・見ているだけなんて我慢出来ないの・・・!」

 

「お願いデス!もう一度だけ私達に戦う力を下さい!」

 

「今度は私達も一緒に戦わせて下さい・・・!」

 

三人の必死な言葉を聞いて正直な話、俺は迷っていた

本当に彼女達を再び戦場に戻してもいいのかどうかを

彼女らは言うならば響と同じく巻き込まれて戦いの道を歩んだ者

だからこそ戦いを止めたとしても別にいいのではないかと・・・

しかし彼女らの目はそんな事を一切、考えておらず

むしろ自分達に出来る最大限の事をしたいと訴えていた

 

「・・・はぁ・・・分かった・・・エルフナインの作業が終わったら

 例の薬をお前らにも提供してやるよ・・・だが分かってるよな?

 決して無理はしない事・・・命を粗末にしない事・・・それが条件だ」

 

「・・・それ・・・貴方が言える事じゃないと思うんだけど・・・」

 

(・・・正論過ぎて何も言い返せません・・・)

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