戦姫絶唱シンフォギアLBX 作:ドットブレイズ
自動人形の内、二体を倒した俺達だったが
いまだに油断は出来ない状況にあると考えていた
何故ならば俺達は未だに彼らの目的を把握していないからだ
それが分からなければこの先も結局は後手に回ってしまう
そんな中でようやく弦十郎達は情報を得る事が出来たらしい
「敵の狙いは日本政府の重要拠点か・・・
そしてその候補は二箇所・・・
一つ目の『深淵の竜宮』と言われている場所は理解出来るんだが
もう一つの『風鳴 八紘邸』に関しては狙われる理由が分からないぞ?」
「これは他のみんなにも内緒にしていた事ではあるが・・・
あそこにはレイラインを制御する為の要石が置かれている
それを破壊されてしまえば日本はとんでもない事になる・・・」
「なるほどな・・・逆を言えばそのどちらかを襲ってきた時点で
あいつらの狙いがなんなのかはっきりするってわけか」
そう・・・深淵の竜宮を狙ってきた場合は聖遺物などが目的になるだろうし
逆にレイラインを制御する要石が狙いならば彼らの目的は日本の破壊
どちらにしてもあまり良い結果にはならないだろうが
それでも目的がハッキリすれば今後の対処法も変わってくるだろう
「しかし問題は響と未来を検査入院中だって事か・・・」
「ええ・・・あの二人は何せ他の方々と違って異例の奏者ですからね・・・
特に響さんの場合は侵食の件もありますから尚更・・・」
今回の作戦には響と未来の二人は参加出来ない事になっていた
その理由は彼女達の体に異常がないかどうかを調べる検査入院の為だった
響はガングニールをその身に埋め込まれ未来は操られる形で神獣鏡の奏者となった
二人とも異例の形で奏者になった事もありこの前の抜剣の影響がないかどうか
特に響の場合は体が侵食されていた事もあるのでみんなは慎重になっていた
「はぁ・・・本来ならば君にも検査入院をしてもらいたいんだが・・・」
「こんな人手が足りないような状況で俺まで外れていいのか?」
「・・・すまないな・・・君にばかり負担をかけてしまって・・・」
実は俺にも検査入院の話自体は来ていたのだがずっと拒否していた
主な理由としては別に不調と呼べるようなものはどこにもなかったし
そもそも神様がアップグレードした体に異常が出るわけがないと思ったからだ
(いや・・・むしろ人外の体になってて異常出まくりかもしれないけど・・・)
「とっとにかく今はキャロルと自動人形達を優先しないとな!
それで?チーム分けに関してはどうするんだ?俺が一つを担当して
もう一つもみんなに担当してもらうのか?」
「いや・・・もしも屋敷での戦いとなった場合
君の火力では相手に要石を破壊される前に自分で壊してしまう可能性がある
それと同じ理由でクリス君も今回は除外される事になるので
二人には深淵の竜宮を防衛してもらう事になる」
どうやら俺とクリスの二人は火力の問題で要石を破壊する可能性があり
屋敷の警備には向かないとの事で深淵の竜宮を守る事になった
「デス・・・本当なら私達もお手伝いしたかったのに・・・」
「しょうがないよ切歌ちゃん・・・
私達はこの前の戦いでシンフォギアにだいぶ負担をかけちゃったんだから」
実は今回の作戦には響と未来だけではなく調と切歌も含まれていなかった
その理由はミカとの戦闘がシンフォギアにダメージが残っていたからだ
外見ではダメージはないように見えるがエルフナインの話では壊れる可能性もあるので
修理しなくては自動人形とまともに戦う事は出来ないだろうとの事だった
「まぁまぁ!ここは先輩達に任せておけ!」
「そうだね〜・・・でも・・・なんか知らないんだけどすごく嫌な予感がするんだよね〜・・・」
そんな事を思いながら俺達は深淵の竜宮へと向かったのだが
まさかその予感が完全に的中するとは思ってもいなかった
「ハ〜ハッハッハッ!また君に会えるとは思っていなかったよ!伝説の騎士!」
「・・・俺も出来る事なら会いたくなかったよ・・・Dr.ウェル!!」