戦姫絶唱シンフォギアLBX   作:ドットブレイズ

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先週は夏バテで休んでしまい申し訳ありません
正直、体調があまり良くはないので
更新は完全に不定期になってしまいそうです
楽しみにしている方々には申し訳ありませんが
それでも楽しんで読んでくれると嬉しいです


滅びの時

ファラが倒された頃と同時刻

深淵の竜宮へとやってきた四人の前に立ち塞がったのは

フロンティア事変の関係者の一人であり

英雄思想によって世界を破壊へと導こうとした

恐怖のマッドサイエンティスト・ウェル博士だった

 

「まさかもう一度、この目でその忌々しい顔を拝む日が来るとはね・・・!」

 

「俺としてもアンタの顔はもう二度と見たくなかったよ・・・

 それで?ロリ娘に良いように使われてる博士はここに何をしに来たんだ?」

 

「貴様ぁぁぁああ!!

 相変わらずこの私を侮辱すると言うのかぁぁぁああ!!??」

 

「いや事実を言ったまでだし」

 

やはりウェルの中では計画を台無しにした俺という存在は目障りなようで

ちょっとした挑発行為にすらも乗って来てくれて正直、助かっているのだが

問題はそんな彼と一緒にいた最後の自動人形・レイア

彼女は先ほどから俺達のやり取りを見ながらも警戒は解いていなかった

いや・・・それどころかどこにも隙を感じさせない佇まいをしていた

 

(こいつ・・・今まで見てきた自動人形の中でも一番、隙がねぇな・・・

 本来なら俺が相手をするのが妥当なんだろうが・・・

 目の前のコイツがそれを許してくれるとは思えねぇし・・・)

 

「コウ・・・悪いがあいつの相手は私がやらせてもらうぜ・・・!」

 

「・・・分かった・・・だが先に言っておくぞ?

 あいつは今まで戦ってきた自動人形の中でも・・・別格だ・・・!」

 

「そんなもん・・・分かってるよ!」

 

クリス達はそのままレイアの元へと向かっていき

残された俺は久しぶりにイプシロンへと姿を変えてウェル博士に向かい直す

 

「・・・本当に忌々しいな貴様は・・・!よもや数ある姿の中から

 私の計画を阻んだその姿へと変わるとは・・・!!

 どうやら貴様はよほど残酷な死に方をしたいらしいな・・・!!」

 

(・・・言えねぇ・・・本当は持ってたのがコレだけだったなんて・・・)

 

実を言うとウェルがここへ来るからという理由とは関係なく

俺の手持ちとして持っていたLBXはイプシロンだけだった

それには理由がありこの前の戦闘でΣオービスは負荷が酷かったのか修理に出しており

それ以外で強い機体がこのイプシロンしかなかったのだ

故にこれは単純な嫌がらせや挑発ではなくただの失敗である

 

(・・・まぁ敵を前にしてそんな事を言うつもりはないけどな!)

 

「そういうお前はどうやって俺に対抗するつもりなんだ?

 見たところ・・・ネフェリムの力もないみたいだし・・・

 もはや英雄にすらなれない一般人程度の力しかないぞ?」

 

「舐めるなよ!!確かにネフェリムの力は失われてしまったが

 別に私の科学者としての優秀な頭脳が消えたわけではない!

 つまり君への対抗策は既に準備してあるという事だ!!」

 

ウェル博士の声に反応したかのように彼の周りから正体不明のアルカ・ノイズが現れた

俺はそいつらが現れた瞬間から普通とは違う気配を感じ取っていた

そう・・・まるでウェル博士のように俺に対する憎しみのような感情を・・・

 

「・・・なるほどな・・・コイツらはネフェリムの細胞が入っているのか・・・」

 

「へぇ?見ただけでそれを判別してくれるとは嬉しい限りだ

 そう!この子達には私が特別に培養したネフィリムの細胞を移植した!

 つまり!この子達は聖遺物を破壊する特性を持ちながら聖遺物の回復力を兼ね備えている!

 そして・・・本体を倒した君に対して増悪という感情を抱いているのだよ・・・!!」

 

(どうりでさっきから憎しみの感情をぶつけられるわけですね

 そういえば本体は俺が八つ当たりで倒してましたわ

 ・・・これ・・・絶対に言ったら怒られるんだろうな〜・・・)

 

なんてバカな事を考えていると改造されたアルカ・ノイズが向かってきた

確かに再生能力があるのは厄介な事ではあるが俺の前では関係ない

要はカケラも残さず消滅させればいいだけなのだから

 

『アタックファンクション!クリムゾンスラッシュ!』

 

炎の斬撃に飲み込まれて全てのアルカ・ノイズはそのまま消滅

ウェル博士はありえないという顔で驚いていた

するとどうやらクリス達の方でも決着がついたようで

俺はそのままウェル博士を拘束しようとした時だった

 

「「!??」」

 

突如として巨大な力を感じ取った俺達はその場から離れると

そこに現れたのはファウストロープを身に纏ったキャロルだった

しかもその手にはウェル博士が捕まっておりそのまま逃げられてしまう

 

(やられたな・・・これであいつの計画が終わるのも時間の問題になってきたか・・・!)

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