戦姫絶唱シンフォギアLBX   作:ドットブレイズ

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踏み出された一歩

ウェル博士を連れて行かれて

いよいよキャロルの計画は最終段階を迎えようとしていた

しかもキャロルはご丁寧にレイアの妹を残し

S.O.N.G.本部が襲撃されてしまう

それによりエルフナインが負傷してしまい

更にクリス達もその時の戦闘で体力を使い切ってしまった

つまり現在、キャロルを追いかける戦力は俺だけしかいなかった

 

「と言ってもここから日本までだと時間が掛かるな・・・

 残ってくれている響と未来が耐えてくれる事を祈るしかないか・・・!」

 

俺はオーディーンに変身して飛行形態になり日本へと急いで飛ぶ

一方その頃、日本では響が父親との再会を果たしていたのだが

やはりと言うべきなのかあの時の後悔がある所為なのか

洸は一歩を踏み出せず響もそんな父親を許すつもりになれなかった

そんな状況が何も進まない中で突如、空が割れてそこから巨大な塔が姿を現した

 

「あれは一体・・・!?」

 

「あれはチフォージュ・シャトー・・・この世界を滅ぼす最終兵器だ・・・!」

 

「キャロル!?」

 

響の前にファウストローブを身に纏ったキャロルが姿を現した

どうやら彼女は響と戦う為にわざわざ姿を現したらしい

 

「お前はこの手で倒してやろうと思ってな・・・!

 それに・・・今回ばかりはお前に邪魔されるわけにはいかねぇからな!!」

 

「私だって・・・!もう貴方の好きにはさせないよ!」

 

響とキャロルが戦闘を繰り広げる中

アルカ・ノイズも姿を現し未来はそっちの対処に追われる

 

「流石にこれだけ数が多いと・・・!抑えきれない・・・!

 せめて他のみんなが戻ってくるまで粘らないと・・・!」

 

必死にアルカ・ノイズを倒していると

下の方で逃げる人達の中に響の父親である洸の姿を発見

するとキャロルと戦っている響がそっちに迫っており

未来はそれを教えようとするが時すでに遅く二人の戦闘に洸は巻き込まれてしまった

 

「なっ!?お父さん!?」

 

「隙ありだ!」

 

「しまっ!キャァァァアア!!」

 

「響!!」

 

洸の存在に気を取られてしまった響はキャロルの攻撃を受けてしまう

その一撃は重く響は壁に激突して起き上がれなくなってしまう

もちろんキャロルはそんな隙を逃すわけもなく響に向かっていく

すると二人の間に入ったのは他でもない洸だった

 

「私の娘に手は出させない!!」

 

「っ!?」

 

洸が出てきた瞬間、キャロルは攻撃する事を躊躇してしまった

それは他でもない・・・彼の姿が似ていたからだ

自分が唯一尊敬する人物・・・そう・・・父親という存在と・・・

 

(なんで・・・俺は今更こんな事を・・・!?)

 

「お父さんに・・・手を出すなぁぁぁああ!!」

 

「ぐっ!?」

 

キャロルが迷いで動きを止めている間に響は復活し

その無事な姿を見て洸は安心したのか腰を抜かしてしまう

そして響もまた洸の姿を見てようやく少しではあるが笑顔を取り戻せた

 

「クッソ・・・!まだ・・・俺は・・・負けてねぇ・・・!」

 

「確かに負けてはないけど今は二人の邪魔をしてほしくはないかな?」

 

「ちっ!やっぱりお前は来たか・・・!伝説の騎士・・・!」

 

キャロルが吹き飛ばされた先には既に俺が待ち構えており

せっかく親子が仲直りをしようとしているのを邪魔させるわけにはいかないと

俺はキャロルの足止めをする為に彼女と戦う決意をする

 

「・・・戦う前に一つだけ聞いていいか?

 なんで響の父親を攻撃する時・・・躊躇ったんだ?」

 

「っ!随分と真っ正面から聞いてくるじゃねぇか・・・

 別に・・・ただ捨てたはずの記憶を思い出しただけだよ・・・

 どっちにしたって私はもう止まれねぇし止まるつもりもねぇ・・・!

 この世界を助けたいのなら・・・俺を殺してみろ!伝説の騎士!!」

 

「・・・そうか・・・本当はお前の気持ちを聞いてからにしたかったが・・・

 そこまで言うのなら・・・お望み通り・・・本気で戦ってやるよ・・・キャロル!」

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