暖かい目で見てもらえればありがたいです!
「って言ってもなぁ…まずここどこだ?」
貴利矢さんが意外と的確にツッコミを入れてきた。
マップを見てみるとここは1層のはじまりの街という所らしい
「どうやら攻略は、50層ぐらいまでされてるみたいですね」
飛彩さんが問いかけてきた。
「つまり50層迄行けるということか?」
「多分そういうことかと…」
それより戦い方を覚える方が先決だと思うけどなぁ…
「取り敢えずこの層で戦い方を覚えましょう。」
色々あって忘れてたけど、メニューのレベルを見てみると
僕はレベル99、パラドもレベル99
飛彩さんはレベル50、大我さんもレベル50、
貴利矢さんがレベル0、
ここから推測するに、今変身出来る最高レベルが反映されている。
あとは、戦い方だけど、この世界には魔法が無い代わりに
ソードスキルというものが存在するらしい。
予備動作をシステムが感知すると発動する必殺技の事みたいだ。
多分キメワザと一緒なのかな…
「皆さん取り敢えず練習としてこの層のボス倒しに行きません?」
もう皆戦い方を理解した様子だった。
よくよく考えたら初戦からボスとかイレギュラーだけど、
とにかくやるしかない。
ボス部屋に着くと大我さんがどこか嬉しそうに、
「ここがボス部屋か…楽しくなってきたぜ!」
貴利矢さんも乗り気で、
「ほらほら、名人も大先生もノリノリで行こうぜ?」
だけど、飛彩さんは真面目そうに、
「そんな軽い気持ちでは隙が出来てやられるだけだ」
一応準備は整ったようだ、
「じゃあ扉を開きますよ!」
中には、イルファング・ザ・コボルト・ロードと、
表記されたモンスターがいた。
いよいよボス戦だ、気を引き締めて行かないと…
第1層と言ってもボス戦には違いない、
気を抜いたらすぐやられる可能性だって十分にある。
空気を読んでいたのか貴利矢さんは、
「強そ〜だなぁ、でも行けるだろ?な?」
大我さんも楽しんでるみたいで、
「早くこいつをぶっ倒して次の層に行こうぜ」
とか言ってる、もう既に皆このゲームを楽しんでるみたいだ。
「行こう!みんな!」
今の僕達では、あんなでっかいのと戦えない
装備も不十分、剣もないし、
だから、こんな時こそ変身しなきゃいけない。
ゲーマドライバーを巻いて、
掛け声と共に4人が同時にガシャットの起動ボタンを押す。
『MIGHTY ACTION X!』
「大変身!」
『TADOLE QUEST!』
「術式level2変身」
『BANBAN SHOOTING!』
「第弍戦術 変身!」
『BAKUSOU BIKE!』
「ゼロ速、変身!」
ゲームフィールドが広がりエナジーアイテムが散らばった。
そして、ガシャットをベルトに挿す。
『ガッシャット!』
更にベルトのレバーを引いてレベルアップする。
『ガッチャーン! レベルアップ!』
『マイティジャンプ!マイティキック!マイティマイティアクションX!』
『タ〜ドルメグルタドルメグルタドルクエスト〜』
『ババンバンバンババンバーンバーンシューティング!』
『爆走!独走!激走!暴走!爆走バイク〜!』
そして、決めゼリフでボスと対峙する。
「ノーコンティニューでクリアしてやるぜ!」
「俺に斬れないものはない、これよりボス切除手術を開始する!」
「ミッション開始!」
「っしゃあ!ノリノリで行くぜ〜!」
いよいよ討伐スタートだ!
てか、今更だけど、戦術はどうしよう…
「名人ゲームなら得意だろ?なら永夢から指示してくれよ!」
僕の心を読んだみたいに貴利矢さんが言った。
「監察医の意見に賛成だ、小児科医お前が指示を出せ」
飛彩さんまで…
仕方ない、やるしかない!
「貴利矢さんが先に攻撃を、部が悪くなったら飛彩さんと僕に代わって下さい!」
「俺はどうすればいい、」
「大我さんは、遠距離から、ボスの動きを封じて下さい!」
早速貴利矢さんが攻撃を仕掛けた。
高く飛んで一蹴りしただけでボスのHPゲージは3割減った。
「1発しか入れてないけどいいか?永夢?」
まぁいいか、これなら行けそうだし。
「いいですよ!行きますよ飛彩さん!」
貴利矢さんが勢いよく言った、
「スイッチ!」
構えてたからかな、剣ガシャコンブレイカーが光ってる。
あ!なるほど!これがソードスキルか!
飛彩さんも理解したみたいだ。
「アクションチャージブレイク!」
「ブレイブソニックブレイド!」
今のでボスの残りHPは2割程度まで減った、
やっぱ技打つと強いなぁ、
「そろそろだな、フィニッシュは必殺技で決まりだ!」
そう言って、ベルトからガシャットを抜いて、
キメワザスロットにガシャットを挿し込んでボタンを押す。
『ガッシャット!キメワザ!』
構えをとって、もう一度ボタンを押す!
『マイティ!クリティカルストライク!』
多分これもソードスキルに入るのかな?
『会心の一発!』
よっしゃ、クリティカルヒット!
1層だからかあまり手応えがなかった気がした。
それから今日は、割と余裕だったからか、
18層までボスを倒すことが出来た。
この調子でどんどん攻略しないと…
18層攻略から3日、現実では今日が大晦日だ。
「年越しさえさせてくれないのかぁ…」
「心配すんなって永夢、自分らだけでやりゃ良いじゃねーか」
「そうですね!じゃあ何か僕が準備しますよ。」
料理スキルってのはあるらしいんだけど、
元々僕は、子供の頃から1人で料理を作ってたから、
多分、この世界でも料理は作れると思ったんだよね。
取り敢えず、何を作ろうか、
あ、そうだ!年越しそばでも作ろうかな、
味も現実と違っているから、まず味を作るのが難しい、
試行錯誤した結果、蕎麦に擬似した味しか作れなかった…
「よし!できた!」
と、できたと思って一息ついている時に飛彩さんから連絡が入った。
『場所の準備ができたそっちの準備が出来たら早く来い』
場所は34層のレストランの一室を貸切にしてもらった所らしい、
どうやって運ぼう…もしかしてアイテムストレージに入れれば…
今は、23:34か、早く行かないと!
年が変わる前に食べないと年越しそばじゃない、
息を切らしながら指定の場所に向かった。
「おい永夢おせぇぞ!」
「貴利矢さん、すいません!」
「小児科医何をしていた?」
「実はこれを作っていたんですよ!」
アイテムストレージから作った蕎麦を4つ取り出した。
皆興味津々に見てくる。
「こいつ、蕎麦か?」
「そうですけど大我さん苦手でした?」
「いや、うまくできてるじゃねーかって」
「年越しまであと10分だ、早く準備してくれ」
「飛彩さんも手伝ってくださいよ!」
あと6分、準備ができた!
「じゃあ食べましょう!」
「いただきます!」
こうしてみんなで食事するのも珍しい、
皆美味しそうに食べてるなぁ…
自分でも言うのもあれなんだけど、
この蕎麦は、かなり上出来だと思う。
「小児科医、1つ聞いていいか?」
「なんですか?」
急に改まって聞いてきたので少しびっくりした。
「SAOは何を起こして問題になったんだ?」
「俺も詳しくは分からないな…」
「あ〜自分も聞いてないな」
大我さんも貴利矢さんも聞いてなかったのか…
簡単に今までの事を説明した、
「なるほどな…」
飛彩さんが何か知ってる感じの顔をしてる…
「何か知っているんですか?」
「お前達には言っていなかったが、うちの病院にもいるんだ」
「それって…」
「そうだ、ナーヴギアを被って入ってきた患者も数人いる」
「って事はこのゲームの中にうちの患者もいるってことか?」
貴利矢さんが食いついてきた。
「恐らくそういうことだろう」
そうだったんだ…でも、そんなこと聞かされても無かった。
「上での判断で、この件は公開しないと言う結論に至った」
そんなことが…
「おい!エグゼイド!もう年越したけど良いのか?」
話をしてて全く気づかなかった!
「大我さんもっと早く止めて下さいよ…」
「有意義な情報交換になったんだ、いいだろ」
「飛彩さんまで…」
「そういえば、パラドが言ってたあれから3日たったな」
「そうですね、ストレージに入ってるんですかね?」
ストレージを開けとみると、ハイパームテキガシャットが入っていた。
飛彩さんのには、タドルレガシーガシャットが、
大我さんのストレージには、クロニクルガシャットとバグヴァイザーⅡが、
当分使わなそうだけど、また明日から攻略開始だ!
かなりスピーディーに物語が進んでるじゃないかって?
すいません…100層分全部書くのは無理があって
コンティニューしてしまいそうです(笑)