ジニーの皮を被ったヴォルデモート   作:ヴィヴィオ

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第6話

 

 

 

 ルシウスから頂いたガリオン金貨を入れていた袋に多数の魔導書や研究資料、賢者の石を少数入れてルサルカの城からホグワーツへと戻ってきた。

 部屋に戻り、荷物を片付けてから早速、秘密の部屋に移動して持ってきた資料を隠しておく。その次は必要の部屋で道具を揃えてそれも秘密の部屋へと持ち込んで捕らえてある蜘蛛を使った実験をと訓練を開始する。

 実験と訓練以外は普通にすごし、二ヶ月間で徹底的に鍛えた。それから深夜。僕は物資確保の為に夜、抜け出して禁じられた森へと入る。

 暗い森の中、バジリスクの瞳を解放しながらカンテラと杖を持ちながら突き進む。向かう先は蜘蛛が教えてくれる。途中で見つけたユニコーンを殺し、血液と角、鬣などを回収するために検知不能拡大呪文が入っているバッグに入れて即座に蜘蛛を追う。

 しばらくすると無数の蜘蛛の巣がある場所に到着した。そこには巨大な蜘蛛、大蜘蛛アクロマンチュラの子供が無数に襲い掛かってくる。ソイツ等を冷静に目視する。即座に魔眼が発動してバタバタと大蜘蛛達は死んでいく。素材の回収は後回しにして先へと進む。

 

「しかし、邪魔だな」

 

 杖の魔法で空を飛ぶ事で死体に邪魔をされる視界を確保する。すると遠くから糸が飛んできた。それらを回避しながら先へと進む。そこには無数の大蜘蛛アクロマンチュラ達がたむろしており、中心にはひときわ巨大な怪物が存在する。

 

「我が子らよ逃げなさい! もっと奥へ!」

 

 こちらの視界を塞ぐように糸を吐いてくるので、地上に降りて怨霊の火を放って焼き払う。炎の中、突撃して視界が開けて瞬間に蜘蛛達を視認して殺す。微かでも見たら勝ちだ。だが、流石に女王のような大蜘蛛アクロマンチュラは魔法抵抗が高い。それでも敵ではない。

 

「我等が天敵よ! まさか追ってくるとは!」

 

 蜘蛛達が一斉に襲い掛かってくるが、唾を放って溶かす。蜘蛛の巣が貼っている木を蹴り倒し、離れる。降ってきた蜘蛛を踏みつぶして魔法を放つ。

 

「やめろぉぉっ!」

「あはははははっ! 死ねっ! 死ねっ!」

 

 磔や死の呪文、麻痺の呪文を使いながら大蜘蛛アクロマンチュラを制圧していく。ひときわ大きな存在がこちらに突撃してくるので、視線を交わして殺そうとする。しかし、相手は瞳を自ら壊してこちらを見ないようにしてきた。故に怨霊の炎で焼き、服従の呪文を行使する。

 

「許さんっ、許さんぞっ!」

「許してもらう必要はない。それにこれで終わりだ。Imperio(服従せよ)

 

 相手が動きを止めたので、カンテラを使って儀式を行う。このカンテラはルサルカの城にあったドイツと科学が融合した錬金術。それを更にイギリスの魔法で改造した物を使って作り上げた物だ。カンテラの効果は魂の収集。中心に配置された賢者の石は殺した生命の魂を吸収していくのだ。

 そして、その魂を使って賢者の石を使って儀式を行う。アクロマンチュラの肉体を含めて錬成して一つの結晶体へと変える。アクロマンチュラの力が圧縮されて入った物であり、ボクと同じような存在に作り変えるアイテムだ。

 

「ぎぎぃ……」

 

 生き残った一部の者達には服従の呪文を使って数を増やし直してもらう。また収穫できれば美味しいからだ。資材は有効活用しないといけない。死体はしっかりと回収してホグワーツに戻る。ホグワーツに戻り、待っていたジルとルサルカの二人と合流して眠りにつく。

 

 

 

 次の日。食事をしているとジル達が話しかけてきた。

 

「今日の予定は?」

「図書室の本は禁書を除いて調べ終わった。残りの禁書を調べないといけない」

「それもそうね」

「またお勉強か~」

「ジルの楽しい実験のためだ」

「頑張るよ」

 

 食事を終えてから魔法薬学の授業に参加する。ジルはこの授業でとても優秀だが、点はグリフィンドールだから貰えない。ルサルカと僕もしっかりと成功させてから術師を考えていく。魔法薬学は錬金術に似ていて色々と使えるのでしっかりと勉強する。

 変身術の授業でも満点を取って点数を荒稼ぎしていく。全ての授業が終われば外で訓練をする。互いに殺し合うとまではいかないけれど、普通に武器を使いながら殴り合う。

 そんな事をしながら数日。急に決闘クラブという物が開催される事になった。なんでも禁じられた森で異変があり、凶悪な魔法生物が動いている可能性があるらしい。詳しく先生達が調査している間、念のために生徒達にも自衛能力を持たせようとロックハートが提案したようで、受け入れられたとの事だ。そうロックハート自身が教えてくれた。

 

「これ、ジニーの仕業よね?」

「だろうな」

「私も行きたかったな~」

「今度だな。しばらく様子見だ。それよりも決闘だ。相手は誰かな?」

 

 ハリー・ポッターとはまだ戦いたくないが、戦うのなら手加減してやろう。

 

 

 

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