やはり超高校級の妹が希望ヶ峰学園に入学するのはまちがっている。   作:おおもり

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というわけで、『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。』の主人公、比企谷八幡……の妹の比企谷小町を主人公とした『ダンガンロンパ』とのクロスオーバーです。
一応2までやるつもりです。
感想、アドバイスお願いします。


PROLOGUE
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「ここが私立希望ヶ峰かぁ…」

 

 まるで、そこが世界の中心であるかのように、都会のど真ん中の一等地にそびえ建つその巨大な学園、『私立希望ヶ峰学園』。

 あらゆる分野の超一流高校生を集め、育て上げることを目的とした、政府公認の超特権的な全寮制の学園。

 この学園は、卒業すれば、人生において成功したも同然…とまで言われている。

 各界に有望な人材を何百年も送り続けている伝統の学園である。

 国の将来を担う“希望”を育て上げることを目的とする、“希望の学園”の名を冠するにふさわしい学園だ。

 そんな学園への入学資格は二つある。一つは“現役の高校生であること”、二つ目に“各分野において超一流であること”。新入生の募集は行っておらず、学園側にスカウトされた生徒の身が入学を許可される。

 そんな学園の前に、一人の少女が立っていた。

 

「ここがお兄ちゃんの通ってる学園、小町も今日からここに通うんだ…」

 

 彼女は名前を『比企谷(ひきがや)小町(こまち)

 見た目はどこにでもいる少女だ。

 中身に関しては、性格…はブラコンであること以外には普通。成績も得意不得意(というかなぜか兄と同じ)はあれど普通。

 趣味は貯金と兄をからかうこととお義姉ちゃん(つまり兄の結婚相手)探し。

 休日の過ごし方は、猫の世話とかつては一日中家にいた兄と過ごすこと。

 特技は料理と体が柔らかいことと兄の世話。

 このように、彼女のプロフィールは大抵それぞれ一つぐらいに『兄』が絡むのだ。

 そして、これこそが彼女がこの学園にスカウトされた理由でもある。

 それは彼女が選ばれたのが、『超高校級の妹』だからだ。

 そして、彼女の兄も二学年上にいる。名前を比企谷八幡(はちまん)という。

 彼の才能は彼女と対を成す、『超高校級の兄』…とかではなく、彼の他人を信じず、独りをこよなく愛するようになった性格ゆえの『超高校級のぼっち』である。

 こんな才能が将来何の役に立つかは不安だが、そんな『なんでもアリ』感もまた、希望ヶ峰学園らしさではある。

 

「お兄ちゃん、昨日は元気そうだったけど…お義姉ちゃん候補はどれくらいいるのかな…」

 

 彼女の兄の世代は『異色の世代』とも言われており、一部を除けば、八幡の『ぼっち』を筆頭に、『超高校級の中二病』や『超高校級のリア充』など、結構『これ一体どんな才能だよ』と言われるものが多い。

 なんでも、『現在の若者が生み出す新しい文化が才能として、社会にどんな希望をもたらすか調べるため』という名目らしい。

 ちなみに、八幡の『ぼっち』は『集団意識や上下関係に縛られない独自の自由な発想と行動』を期待されているらしい。

 これを聞いた小町は『きっと無理だろうな』と思った。

 

「まあ、いいや。後で入学式が終わったらお兄ちゃんのとこ行こっと♪」

 

 そう言いながら、彼女は昨日の電話のやり取りを思い出し、校門をくぐる。

 

 

 

          ♦

 

 

 

 昨日の夜

 

『それで、いよいよ明日なのか? 入学式』

 

「うん。これで小町もお兄ちゃんと同じ高校だよ! あ、今の小町的にポイント高い!」

 

『はいはい。高いな高いな』

 

「うわー、適当だなー」

 

『それで、おまえたちの世代はどんなのがいるんだ?』

 

「およ? お兄ちゃん知ってるんじゃないの?」

 

『生憎ここでは自室にネットとか局に繋がってるテレビがないんだよ。くそっ! 『プリ○ュア』どうなってんだよ!』

 

「お兄ちゃんの不満はそこなんだ…。 そういえば、そろそろ友達とかできた?」

 

「俺にそんなの求めるなよ。教室リア充ばっかなんだから。もう三年だってのに友達なんて『超高校級のテニスプレーヤー』の戸塚ぐらいだぜ』

 

「あれ? こないだ話してた…えっと、『超高校級の中二病』の人は?」

 

『材木座は友達じゃねえよ。アイツいい加減俺のとこに小説持ってくるならもっと捻ってこいって言ってるんだけどな…』

 

「むしろ、すごい仲良しな気がするんだけど…」

 

『で、おまえの方は?』

 

「小町の方は『超高校級のアイドル』とか、『超高校級のギャル』とか、『超高校級の暴走族』とかかな…ネット見る限りだと」

 

『……ちょっと、待ってろ。学園長に『暴走族とかギャルなんて変なの入れるな』って直訴してくる』

 

「『超高校級のぼっち』っていう変なの筆頭のお兄ちゃんが言っても説得力ないと思うよ」

 

『くっ…。だけど、もっとまともなやつはいないのか?』

 

「えっと、『風紀委員』とか、『スイマー』とか、『プログラマー』とか、『文学少女』とか、『野球選手』かな」

 

『『風紀委員』ってどんな才能だよ。でも、『超高校級の野球選手』なら俺の世代にもいるぞ?』

 

「たぶん、学年の問題じゃない?」

 

『まあ、メジャーな才能みたいだし、それだけ『超高校級』の奴も多いか』

 

「でも、その二人が勝負したらどっちが勝つんだろう…」

 

『さあ。興味ない』

 

「だよね。お兄ちゃんだし」

 

『それよりも、いまだ狛枝が鬱陶しい』

 

「狛枝さんって…確か『超高校級の幸運』の人だよね?」

 

『ああ。超が付くほどの希望が好きすぎる『超高校級』マニアで一部じゃ『希望厨』って呼ばれてる』

 

「それは、さすがにひどいなぁ…」

 

『まあ、俺と材木座がつけたんだが』

 

「私のお兄ちゃんとその友達が下衆すぎる…」

 

『だから、友達じゃねえって。そっちの『超高校級の幸運』はどんなやつなんだ?』

 

「うーん。ネットには特に何もないかな」

 

『まあ、普通のツイてるだけの奴だといいな…」

 

「お兄ちゃん…狛枝さんってそんなにひどいの?」

 

『…直接見ればわかる』

 

「…う、うん。それじゃあ、明日はお兄ちゃんに会えるの楽しみにしてるね! あ、今の小町的にポイント高い!」

 

『…うぜえ』

 

 

 

          ♦

 

 

 

「えっと、ここからどこに行くんだっけ?」

 

 小町は希望ヶ峰学園に入ってすぐ迷っていた。

 

「まだ、七時五分だから大丈夫だよね?」

 

 そうして歩くと、入り口らしき場所を見つける。

 そこは学園の昇降口(エントランス)のようだった。

 しかし、そこには誰もいない。

 

「まだ時間もあるし見て回ろうかな…」

 

 ちょっとした時間つぶしに、小町は学園を見て回ろうと思い、希望ヶ峰学園への最初の一歩を踏み出す。

 新しい学園生活への、希望に満ち溢れた一歩…となるはずだった。

 

「えっ………!?」

 

 しかし、一歩目を踏み出したと同時に、彼女の視界はぐるぐると歪み始めた。

 やがて、世界は飴細工のようにドロドロにと溶け、混じり合う。

 そして、次の瞬間にはただの暗闇だった。

 それが日常の終わり。

 そして、非日常の始まりだった。




 読んで恐らくご察しの通り、2の方は狛枝と七海以外は俺ガイルサイドのメンバー(2年メイン。もしかしたら、学年違い混じるかも)でやっていくつもりです。
でも、ヶ浜さんとかどんな『超高校級』にすればいいんだろう…
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