落枝蒐集領域幻想郷   作:サボテン男爵

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今回若干シリアス風味?


落枝蒐集領域幻想郷 その9

 ……カラッ……カラッ――

 ……ブロロロロロロロ――

 

 博麗神社を後にした立香たち。

 石階段を降り切って人里へと続く道の半ばで彼らの耳に入ってきたのは、幻想郷では珍しい重低音――マシンが放つ音だった。

 

「これは――バイクの音でしょうか?」

「朝方出向いた命蓮寺の白蓮さんでしょうね。幻想郷でバイクなんて、あの人くらいですし」

「ああ、確かツーリングに行っているって……だったら金時も一緒か、な……」

 

 音が近づいてくる方角を見やって、立香は固まった。

 

『実は先刻訪ねてきた男性と、つーりんぐ? とやらに』

 

 寅丸星の言葉がリフレインする。うん、間違ってはいなかった。でもそれを聞いて立香の脳裏に真っ先に浮かんだのがライダーの金時だっただけであり、決して彼女が嘘を言っていた訳ではない。立香が勝手に思い込み、勘違いしていただけだ。

 

「たーのしー!!」

 

「そっちかよ!?」

 

 正確には男性というより、♂のUMAだったというだけの話なのだが。

 

「ヒヒン? これはマスターではないですか!」

 

 立香たちの姿を認めたUMAもとい赤兎馬は徐々にスピードを緩めて立ち止まる。

 並走していたバイクに乗る、不思議の色合いの髪を持つ女性も同様に停車した。

 何というか美女と野獣――というより美女と珍獣といった組み合わせであった。

 

「ええと、そちらの声のいい馬の妖怪はどちら様で?」

 

 美鈴の言わんとすることは立香にもわかる。だが残念、彼に魔性特性はないのであった。だって馬だもん。

 

「おや、始めましてのお嬢さん。ヒヒン、同郷の香りがしますな! ならばまずは自己紹介を――私は呂布とその宝具にして愛馬たる赤兎が真の人馬一体をなした最強の人馬兵! 端的に言えば呂布です。どうぞよしなに」

「これはご丁寧に。わたしは紅魔館で門番を勤める紅美鈴です。なるほど、あなたが彼の飛将軍……りょ、ふ?」

 

 美鈴の言葉は途中で途切れ、首を捻り、赤兎馬の全身を10秒ほど見回す。そこにいるのは本来頭部があるべき部分が何故か人型になった馬。彼女は立香の方を見てきた。

 

「赤兎馬です」

「ああ赤兎馬! いえ、何かおかしいなーとは思ったんですけどそういうことなんですね。うん、それなら納得――っていえいえ!? それでもやっぱりおかしい!?」

 

 頭を抱える美鈴の肩を、マシュが支える。

 

「美鈴さん、気持ちは分かりますがお気を確かに」

「マシュさん、これは一体どういう……」

「深く考えたら負け、というやつです」

 

 きっぱりと言い切る後輩に、立香は『図太くなったなぁ』と達観した。

 そうこうしているうちに、バイクから降りた女性が声をかけてくる。

 

「もし――そこのお方」

「あ、ハイ」

「私は命蓮寺で住職を務める、聖白蓮という者です。あなたがカルデアのマスター――藤丸立香さんでしょうか?」

 

 立香が首肯すると、白蓮は『まあ』と手を合わせた。

 

「あ、朝にお寺の方にはお邪魔しました」

「あら、そうでしたか。せっかくお越しになったのにお相手できず、申し訳なかったですわ。ウチの者達はちゃんと出迎えしましたか?」

「……ええ、丁寧に対応してもらいました」

「ふふ、それは良かったです。あの子たちも、しっかり成長しているのね」

 

 嬉しそうに白蓮の顔がほころぶ。

 宝物をなくしたとか、飲みに誘っていたとか言わない方がいいのだろう。

 幻想郷に来て以来屈指の穏やかさを見せてくる僧侶に、立香はそう思ってしまった。

 

「朝方に呂布さん――いえ、赤兎馬さんと仰るんでしたか? 彼にはツーリングに付き合って貰って楽しかったです。やはりともに風を切る相手がいるのは一味違いますね」

 

 このUMAはやはり、行く先々で呂布と名乗っているようだった。

 早いとこ何とかしなければ、幻想郷では彼=呂布の図式が出来上がってしまうかもしれない。

 

「あなたのことも、赤兎馬さんから聞かせてもらいました」

 

 微笑んでくる白蓮。うん、なんだかこうやって評価されるのはどうにも慣れないというか、照れる――

 

「なんでも若い身の上で人参の違いがわかる立派なマスターだとか」

 

 斜め上の評価だった。

 立香が無言で赤兎馬に目をやると、彼は『ヒヒン!』と鼻を鳴らして誇らしげだった。

 

「寺でも今晩は、人参を使ったメニューにしようかと思っていまして」

「えっと、それ星さんとか大丈夫?」

「食べさせます」

 

 ニッコリと微笑みながら断言した。

 

「本当に、いつまでたっても肉食の気が抜けなくて仕方ないんだから」

 

 虎なのだから、それこそ仕方ないのでは?

 ――立香はそう思ったのだが、白蓮の笑顔から感じる妙な迫力のせいで口には出せなかった。

 

「ところで、カルデアという場所では古今東西の英雄や妖怪、神々が集まっていると聞きましたが」

「ただの人間もいます」

 

 何を隠そう――いや、隠すまでもなく立香自身のことだが。

 

「実は私、“人間と妖怪が平等な社会”というものを目指しているのです。赤兎馬さんから聞いた限りでは、カルデアはその理想に近い場所であると感じました。そこで参考までにお聞きしたいのですが、何か種が違うもの同士うまく付き合っていける秘訣などあるのでしょうか?」

 

 急な話だったが、同時に真剣な問いかけでもあった。

 

「カルデアでは生前お互いに殺し合ったり、騙し騙されという関係も珍しくありませんからね……カルデアに属する身としては度々トラブルが起こっているように感じますが、経歴を考えればよくまとまっている方なのでしょうか?」

 

 マシュも話に加わってくる。

 改めて言われれば、いつ内輪もめで崩壊してもおかしくない環境ではあるのだ。

 白蓮が期待したような目を向けてくるのだが――

 

「まあ、成り行き――かな?」

「はあ。成り行き、ですか」

 

 具体的に理由を上げるのなら、幾つかはあるのだろう。

 例えば立香というマスターを共有しているから、だとか。

 立場や動機の違いはあれど人理修復という目的を抱いている、だとか。

 そもそも立香自身、グランドオーダー当初はこれだけ多くのサーヴァントと関わるなど思ってもいなかったのだ。

 

「ですが実際にそれでうまくまとまっている以上は、中心である立香さんに“特別なナニカ”があるのではないですか?」

「ナイナイ」

 

 納得いかないという風な白蓮の問いかけを、立香はあっさりと否定した。

 “人類最後のマスター”という立ち位置は特別といえば特別かもしれないが、それはあくまで前提条件だ。

 

「そもそも相互理解や平等って、そんなに大事な事かな?」

「え?」

 

 ポカンとした表情になる白蓮。

 実際に立香自身、サーヴァントの皆のことを一から十まで理解しているとは思っていない。幾ら絆を深めようとも、だ。

 同じ人間出身のサーヴァントですらわかり合えてない部分は大きいだろうし、先ほどの酒吞の行動からも分かるように人外相手となればなおさらだ。

 身分制度がはっきりとしている時代や社会出身のサーヴァントも多いし、そういう意味でも平等とは程遠いだろう。

 そのことを、目の前の僧侶に伝える。

 

「相手のことを知ろうとするのは大事なことだと思う。だけど、近づきすぎれば身を灼かれる関係もある」

「距離感が大切、ということでしょうか? しかしそれは臭い物に蓋をして、見たくないものを見ないだけなのでは?」

「そうかもしれない。オレだって、自分たちの関係性が“絶対に正しい”ものだとは思っていない。でもそうやって失敗したり傷つけあったりして、それでもより良い関係を目指していくものじゃないかな?」

「……一理はあります。ですがそうやっている間にも、流れていく血はある。虐げられる者も出てくる。一足飛びで、“正解”を求めることは贅沢なのでしょうか」

「贅沢とは言わない。それも、当然の感情だと思う」

 

 そんな“正解”があるのなら、立香だって知りたい。

 でも現実はいつだって残酷で、“みんなが幸せになれる世界”なんてものは道端には転がっていなかった。

 垂らされた蜘蛛の糸では、数多無数の世界は支えきれない。だから他者を振り落としていく――今の立香は、そういう立場なのだ。

 同時にその現実に納得したくない自分がいるのも、また確かなのだが。

 

 白蓮は立香の目をじっと見つめて、何かに納得したようにフゥと息を吐いた。

 

「なるほど……上っ面の言葉だけではなく、深い実感がこもっている。私も、少し平等という言葉に囚われていたようですね。お互い、まだまだ道半ばということですか」

「あんまり参考にならなくてごめんなさい」

「いいえ、こちらこそ急なお話に付き合って貰い感謝しています。考えさせられる問答でした」

「あ、でも一つだけ気を付けていることが」

 

 立香はたまに、卓越したコミュニケーション能力を持っている言われることがある。

 だが立香自身としては、自分のコミュニケーション能力がそんな異能扱いされるような大したものだとは思っていない。

 もしそうであれば、もっとうまくやれたと考える場面は幾らでもある。

 自分がやって来たことはただ――

 

「『ちゃんと相手の目を見て話す』ですか?」

 

 キョトンとしたように首を傾げる白蓮に、立香は頷く。

 

「そんなことで、そこまで変わるものでしょうか?」

「変わるものですよ」

 

 いつの間にか復活していた美鈴が、声をかけてきた。

 

「『相手の目を見て話す』とは、相手の存在を認めることの第一歩です。英雄も怪物も、そもそも“誰からも理解されようとしない”“アレはそういうモノだ”で終わってしまうことが多々ありますからね。先ほど立香さんが言っていたように、“完全な相互理解”なんてものは不可能でしょう。多分サトリ妖怪でも無理です。でもその上で、相手がそこにいるということをちゃんと認めるのは大事なことなんですよ」

 

 『私も一時期中国呼ばわりでしたし……』と美鈴はボソリと呟いた。なんかすごい哀愁が漂っていた。

 白蓮はそっと目を逸らしたが、その頬に一筋の汗が流れているのを立香は見逃さなかった。

 

「な、なるほどですね……私も、一度初心に帰る必要があるととても実感しました。今後実践させていただきます」

 

 白蓮は改めて礼を言い残し、命蓮寺へと帰っていった。

 赤兎馬は『いい人参の気配がします!』と駆け出していった。美鈴によればその方角には“迷いの竹林”とかいう迷路染みた竹林があるそうなので、いざとなれば霊基の強制退去で回収する必要があるだろうと、ダ・ヴィンチちゃんに連絡を入れておいた。

 

                      ◇

 

 茨木華扇が自らの屋敷にいると、番犬代わりの狼の鳴き声が響いた。

 急ぎ駆け付けた華扇の目に入ったのは、サングラスをかけた金髪の大男がペットである虎と戯れる様子だった。

 

(侵入者? でもあの子があんなに懐くなんて)

 

 仙術によって隔離された仙界であり、滅多に人の訪れることのない自身の屋敷。

 それにむやみに人を傷つけないよう言い含めているものの、警備の役割も兼ねている虎がまるでゴロゴロと猫のようだ。

 華扇は警戒しつつも、ゆっくりと男性に近づいていく。

 

「そこのあなた」

 

 虎の喉を撫でていた男性が、ピクリと動きを止める。

 虎も同様で、華扇の顔を認めバツが悪そうな顔になる。

 その様に内心苦笑しながらも、再び男性に向かって話しかける。

 

「私は行者の茨華仙――ここは私の屋敷なのだけど、何か御用かしら?」

 

 男性はのっそりと立ち上がり振り返る。

 改めて立たれると、やはりでかい。加えて巌のような体躯は、幻想郷ではあまり見かけないタイプだった。

 もっともその眉尻は下がり、これまたバツの悪そうな顔をしているのだが。

 

「あー、勝手にこんなとこまで入っちまって悪かったな。でっかい鷲を見かけたから追いかけてたらここまで辿り着いて、こんなゴールデンなアニマルがいるもんだからつい、な」

「グルル……」

「オレのせいにするなって? はは、悪い悪い」

 

 一見すると男が勝手に虎の鳴き声の意を解釈した――ととれる場面だが……

 

「あなた、動物の声がわかるの?」

「ああ? まあある程度はな。ひょっとしてあんたもか?」

「――ええ、動物を導くのが私の役目なので」

「ひゅうっ! こいつぁゴールデンな偶然もあったもんだぜ!」

 

 二カッと好漢めいた笑みを浮かべる男。

 見た目に似合わず、陽気なタイプのようだった。

 

「こんなところまで来たんだものね、少し寄っていきなさい。滅多に来ないお客さんなのだし、お茶くらいなら出すわ」

「ああ、勝手に入り込んじまったのにワリィな。そう言えば、オレッちとしたことがまだ名乗ってなかったか」

 

 そうして男は口にする――華扇にとって、とても無視できない名前を。

 

「オレは坂田金時――まあ気軽にゴールデンとでも呼んでくれや!」

 

 ……

 …………

 ………………

 

「なるほど、平行世界の影法師ですか」

 

 一度招くといった以上言葉を翻すわけにもいかず、こうやってお茶を出している(意趣返しに毒でも盛ってやろうかとも思ったが、自重した)。

 そのことに奇妙な感慨を覚えながらも、彼――金時と卓を囲んでいた。

 

「まあその辺りの仕組み、あんまり難しい説明を求められても困るんだがな。オレ自身理解し切れてねぇし!」

 

 快活に笑う様を見て、華扇は感じる。

 一つ世界を越えてしまえば、随分と違うものだと――

 

「おっと、もののついでに聞いておきたいんだが……」

「さっき言っていたクロスロードの件ね。あいにくと、私が管理する財宝やマジックアイテムに異常をきたしているものはないわ」

「そうか、まあ簡単に解決とはいかんわな。ここじゃないとわかっただけでも、僥倖ってもんさ」

「事態解決のために動いていた割には、動物を追いかけていたように感じるけど?」

「うぐっ。ははっ、こいつぁ痛いところ突かれちまったな」

 

 ボリボリと頭をかく金時。

 そんな彼に、華扇は何事もないかのように装って話をふる。

 

「ところで、せっかくの機会だから少し聞きたいのだけど」

「おう? オレッちに答えられることで良ければ、何でも聞いてくれや」

「“大江山の鬼退治”」

 

 金時の体が、ピクリと震えた。

 

「あなた達“源頼光四天王”を象徴するエピソードの一つ。平行世界間で、どんな差があるのか気になって。こちらでは人間たちが毒を盛って、鬼たちを退治したのだけど」

 

 勤めて冷静に、僅かな反応も見逃さないように。

 そんな華扇の前で、金時は絞り出すように口を開いた。

 

「……オレたちの方でも、基本的には変わらねえさ。毒を盛って、体の自由を奪って、オレが酒吞の首を刎ねた。他の鬼たちも、同様にな。逃げおおせたのは茨木のやつくらいさ」

 

 知らず華扇は、ギュッと残った生身の左手を握りしめていた。

 

「卑怯だとは、思わなかった?」

「……まあ、そうさな。お上の思惑はともかく、オレ個人としちゃ正義を語れるやり方じゃあなかった。だが鬼たちが、力尽くで弱者から奪っていくのは卑怯とは言わねぇのか?」

「それが自然の摂理――弱肉強食というものではないのかしら」

「一面では、その見方も正しいだろうな。全体から見てしまえば、自然淘汰ってのは効率的に世界を回すためのよく出来た仕組みなのかもしれねぇ。でもな、オレは何度も見てきたんだ。“あいつらに全部奪われた”って嘆き悲しむ人々を。“仇をとってくれ”と、オレなんぞに懇願してくる民を。弱肉強食はある種の真理で権利なのかもしれねぇが、現実には喰われる側がいつまでもおとなしくしているはずもねぇ。喰う側と喰われる側は、絶対不変の関係じゃねぇんだ」

「それ、は……」

 

 かつて華扇は、□の側からその惨劇を見ていた。

 そして今、人の側からの視点も知った。

 無論世界が違うので、そのままその理由が自分たちに当てはまる訳ではないのだが――

 

「頼光の大将には聞かせられねぇが、とても正義だと胸を張れる戦いじゃなかった。あれはそう――どっちが喰う側に立つかを決めるための番付だったんだろうさ」

「……だけどその割には、あなたすごく苦々しそうな顔をしているわよ?」

「チッ」

 

 金時は舌をうって、そっぽを向いた。

 

「所詮私たちは、行きずりの関係。溜め込んでいる愚痴があるのなら聞くわよ?」

「……そうだな。カルデアじゃどこで頼光さんが聞いてるかわからなかったから、口に出せなかったが――ああ、そうさ。今話したのは、全部“理屈”の話だ。酒吞とは、個人的にそれなりに付き合いがあった。たまに酒飲んで、喧嘩して、殺し合って……あいつはオレの目やら骨やらを冗談めかしながらマジで欲しがって、オレも何だかんだでアイツのことは嫌いじゃなかった。オレは――」

 

 金時は、溜め込んだものを吐き出すように口にした。

 

「アイツとは、正々堂々と決着をつけたかったんだ」

 

 その吐露を聞き終えた華扇は、目を瞑り――

 

「そっか」

 

 空っぽの右腕を胸に当てる。

 

「そういう関係も、あったんだ。ちゃんと信頼関係はあって……それでも同じ結末に行きついちゃうのは、それだけの業を積み重ねたってことなのかもしれないわね」

「……なあ、ローズピンク。あんたひょっとして――」

「ふふっ、斬新な呼び方ね。でもね――」

 

 華扇は皮肉気に、話を変えるように笑みを浮かべた。

 

「あなたが語った理屈ならば、それはあなた達にも同じことが言えるのではないかしら? 食う側に回っているあなたたちが、何時か喰われる側に回る未来が」

 

 その言葉に金時は大真面目に頷いて。

 

「ああ、そうさ。だからそれが“今”なんだ。オレっち達汎人類史が築き上げてきたあらゆる全ては白紙に帰って、今や風前の灯。だが、その最後の灯がまだあきらめちゃいねぇ。だからこそ皆、大将の旗の下で戦い続けるんだ。オレも、頼光さんも――それに酒吞に茨木のやつもな」

「ちょっと待って」

 

 聞き捨てならない台詞に、華扇は待ったをかけた。

 

「え、何? あなた達滅びかけてるの?」

「……あれ? 言ってなかったっけか?」

「聞いてないわよ! それに今の話じゃ、“源頼光四天王”と“大江山の鬼”が同じ陣営にいるように聞こえるけど……え? 死んだんじゃなかったの!?」

「いや、そりゃあまあサーヴァントだしなぁ。一部の例外以外は、一度はみんな死んでるんだがさ」

「そうだった!? でもほら、確執とかない訳?」

「そりゃ当然色々あるが……頼光さんは隙あらば酒吞を再殺しようと狙ってるし、酒吞の奴も頼光さんを毛嫌いしてるしな。でも茨木のやつは現代に馴染みまくりだな。キッチン組や皐月の王(メイキング)にねだっては菓子を貰って、虫歯を怖がって……」

「えぇ……」

 

 結局この後も話は長引くことになり、金時はこの日華扇の屋敷に泊まることになったそうな。

 




〇赤兎馬
型月なんでこうなった枠。真なる人馬一体の境地に至った呂布と赤兎――というか最早赤兎一体で人馬一体となり果てた。誰がそこまでやれといった。魔性属性なし、猛獣特性あり(当然)、人型特性あり(なんで?)、ブリュンヒルデの愛するもの特攻にも適応(え?)。凝ったモーションと妙にいい声をもつ。そのリソースちょっと呂布にも分けてあげて。

〇聖白蓮
仏理で殴る正統派僧侶。命蓮寺の妖怪住職で、大魔法使い。不思議な髪色のお姉さん。基本いい人なのだが、時折ノリノリに。案外ジャンヌ辺りに近いタイプなのかもしれない(スタイルが優遇されている点でも)。とある異変を経てバイクという趣味に目覚めたそうな。

〇坂田金時(バーサーカー)
Mr.ゴールデン。金太郎の逸話は日本において高い認知度を誇る。現代への召喚に当たって口調・スタイル・宝具真名に至っていろいろかぶれているが、特に問題は起きていない。というか通常の聖杯戦の場合、見た目からも宝具名からの真名分からないんじゃないだろうか、これ? 幻想郷で見かけた大鷲を当初、『あれこそが小次郎の語るTSUBAMEなのでは?』勘違いし追いかけ、華扇の屋敷に辿り着く。

〇茨木華扇
仙人。仙人としての称号は“茨華仙”であり、こちらの名を名乗る場合が多い。右腕を失っており、煙のようなもので代用している。動物と話せる、大酒飲み、甘いもの好きと案外金時と共通項が多い。今回成り行きから金時を家に泊めることになった。

〇源頼光
息子が女の家から朝帰りしたと聞いて(以下略

〇沖田総司
宮本武蔵が2019年度SSR水着枠として内定。和鯖で、女剣士――つまり彼女は(察し
メジェド様の願掛けは無意味だったか? でもまだワンチャン(悪あがき
「マスター……私の……水着」
次話『定まらぬ水着』(嘘)



殺伐とした話にUMAの姿が! いえ、まあそこまで殺伐でもないんですがw
FGOも4周年リアルイベントが開催され、水着鯖もガチャ3騎+霊衣開放3騎が公開。残りはガチャ3騎+配布1騎で、おそらく4枠。ま、まだ沖田さんにもワンチャン(震え
あとカエサルは夏に向けての体作りに失敗したんですかね? 立ち絵の可能性も……
祭装は邪ンヌとXXを取得。アルトリアリリィや巴さんも惜しかったですが、ここはもう勢いで。みんなイラストよかったですねぇ。
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