ハイスクールD×D~二天龍を従えし者~   作:眠らずの夜想曲

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第4話~天界さんからの依頼~

―――俺の家。

 

 

「え?聖剣盗まれちゃったから取り返すの手伝ってくれ?」

『はい………こちらからも二人ほど送りますので、その二人のサポートを頼みたいのですが……』

 

 

ミカエルからの通信がきた。

まぁ、予想はしてたよ?

だって友好関係結んだからね。

 

 

「で?その二人ってどれくらい強いの?」

『……ヴァチカン屈指の強さです』

 

 

イリナとゼノヴィア程度で?

どれだけヴァチカン人がいないんだ……

 

 

「わかった……それで?その二人の名前は?」

『イリナとゼノヴィアです。』

 

 

やっぱりあの二人か……

 

 

「武装は?聖剣使えんの?」

『はい、イリナが擬態の聖剣(エクスカリバー・ミミック)、ゼノヴィアが破壊の聖剣(エクスカリバー・デストラクション)を使えます』

 

 

ここも原作通りだが……ミカエルの野郎隠してんな……

ゼノヴィアがデュランダルを使えるの。

 

 

「なぁ、他に使える武装はないの?例えばさ………デュランダルとかさ」

『!?………バレていましたか……ゼノヴィアがデュランダルを使えます。彼女は天然の聖剣使いなので……』

 

 

………ミカエルは知ってたのか……

 

 

「わかった、で?盗んだのは?どーせ堕天使のコカビエルあたりじゃねぇの?」

『!?……またまた当たりです。すごいですね……』

「まぁな、任せとけ。じゃな」

『はい、よろしくお願いします』

 

 

あぁ………さよなら、俺の平穏。

てか、もともと平穏なんてないけどね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―――数日後、オカルト研究部、部室。

 

 

俺はグレモリー眷属の悪魔たちの部室に集められていた。

俺が個人的に創ったソファーに俺。

部室にもともとあるソファーにリアスと朱乃。

もう一つのソファーに教会二人組……イリナとゼノヴィアだ。

他の眷属は部室の片隅で俺たちのやり取りを見ている。

 

木場が危なっかしい。イリナとゼノヴィアを怨恨の眼差しで睨んでいる。

このままだと突然斬りかかりそうだな。

木場の大嫌いな現役信徒だもんな。

 

この空気のなか、最初に話を切り出したのは、教会側―――紫藤イリナだ。

 

 

「先日、カトリック教会本部ヴァチカンお呼び、プロテスタント側、正教会に保管、管理されていた聖剣エクスカリバーが奪われました」

 

 

今は七つに分かれてんだからエクスカリバーって言えないだろ……

 

 

「聖剣エクスカリバーそのものは現存していないわ」

 

 

だろうな。まぁ、俺の手にか彼はチョチョイのチョイでいくらでも創れるけどな。

リアスがイッセーに聖剣エクスカリバーの説明をしている。

そこにイリナとゼノヴィアは口をはさむ。

 

 

「イッセーくん、エクスカリバーは大昔の戦争で折れたの」

「いまはこのような姿さ」

 

 

ゼノヴィアが布に巻かれたブツを見せる。

うーん、まだまだ弱弱しいな。

こんなの爪楊枝だろ。

 

 

「これがエクスカリバーだ―――」

 

 

お?

イッセーの顔が引きつった。

ククク、やっぱり悪魔にはきついか。

 

 

「大昔の戦争で四散したエクスカリバー。折れた刃の破片を拾い集め、錬金術によって新たな姿となったのさ。

そのとき、七本作られた。これがそのひとつ」

 

 

簡単に言おう。

パチモン。劣化版。偽物。ってやつだな。

 

 

「私の持っているエクスカリバーは、『破壊の聖剣』。七つに分かれた聖剣のひとつだよ。カトリックが管理している」

 

 

ゼノヴィアが自分の持っているエクスカリバー(笑)を俺たちに説明する。

次に、イリナが紐を取り出した。

その紐がウネウネ……きもぉ……動き出して、一本の日本刀に変わった。

 

 

「私の方は『擬態の聖剣』。こんな風にカタチを自由自在にできるから、持ち運びにすっごく便利なんだから。このようにエクスカリバーはそれぞれ特殊な力を有しているの。こちらはプロテスタント側が管理しているわ」

 

 

自慢げに言うねェ……

ただ貸し出されてるだけだろうに。

 

それからもひたすら自慢か慢心か……ベラベラ喋ってる。

 

あ………

 

木場の殺気がだだ漏れだ。もー、公私ちゃんと分けろよー。

 

それからもべらべらべらべらとながーーーーーーーーい話が続いた。

で、今ここまで進みました。はい。

 

 

「では、二人で?二人だけで堕天使の幹部からエクスカリバーを奪還するの?無謀ね。死ぬつもり?」

「いいえ、違うわ……こっちにも外部から助っ人が来る」

「名前は確か……神浄刃、だったな」

「「「「「!?!?!?」」」」」

 

 

げぇ!?

こんなところで言いやがった。

 

 

「刃!!どういう事なの!?説明しなさい!!」

「………まぁ、ガブリエルに頼まれたし…天界とは友好関係結んでるし、やるしかないじゃん」

「友好関係!?あなた………はぁ…刃だものね」

「「「「「うん、刃(くん)(さん)だもんな(ね)」」」」」

 

 

お~……もうそういう認識になってしまったのか。遅かれ早かれだけどな。

 

 

「まぁ、いいわ。そちらのお二人さん、お茶は飲んでいかないの?お菓子ぐらい振る舞わせてもらうわ」

「いらない」

 

 

リアスの誘いをゼノヴィアは手を振って断った。

 

 

「ゴメンなさいね。それでは」

 

 

いりなも手でゴメンをしながら断る。

 

 

「じゃ、俺も行くから」

 

 

俺もそれに乗る。

そのままその場をあとにしようとした。

が、イリナとゼノヴィアの視線が一か所に集まった。アーシアか……

 

 

「―――兵藤一誠の家で出会ったとき、もしやと思ったが、”魔女”アーシア・アルジェントか?まさか、この地で会おうとは」

 

 

ゼノヴィア……面倒事を増やすようなマネはよしてくれよ……

アーシアはゼノヴィアの言葉に体を震えさせる。

イリナもそれに気づいたんだな……アーシアをまじまじと見ている。

 

 

「あなたが一時期内部で噂になっていた”魔女”になった元”聖女”さん?悪魔や堕天使をも癒す能力を持っていたらしいわね?追放されどこかに流れたと聞いたけど、悪魔になっているとは思わなかったわ」

「……あ、あの……私は……」

 

 

アーシア……かわいそうだな……

まったくさ、ミカエルの野郎はなにやってんだ?

天界滅ぼしたろか?ぅん?

 

 

「大丈夫よ。ここで見たk「もういい加減黙れ」…刃さん。なんでですか?」

「長い。いい加減眠い」

「………………」

 

 

イリナの頬が引きつった。

俺間違ったこと言った?一言一言が長い。

 

 

「しかし、悪魔か。”聖女”と呼ばれた者。堕ちるところまで堕ちるものだな。まだ我らの神を信じているのか?」

 

 

ゼノヴィアさんゼノヴィアさん。聖書の神様死んでいますよ?

 

 

「ゼノヴィア。悪魔になった彼女が主を信仰しているはずがないでしょう?」

 

 

あきれた様子でイリナは言う。

 

 

「いや―――」

 

 

ゼノヴィアはダラダラと信仰の匂いってやつを説明している。

長い………長いぞぉぉぉぉぉぉぉ!!

もう飽きた……

黒歌と白音に会いたい……

 

 

「………捨てきれないだけです―――」

「そうか―――」

 

 

お?ゼノヴィアがアーシアを殺ろうとしてるぞ。

ここでイッセーの登場だ。

 

 

「触れるな」

 

 

ヒューーーーーーーー!!

かっくいぃぃぃぃぃぃ!!

とでも思うか?ヴァカメ!!

 

 

 

 

 

―――ゼノヴィアとイッセーのやり取りが長くて刃がヘッドホンをはめました。場面が進むまで少々お待ちください―――

 

 

 

 

 

 

 

「ちょうどいい。僕が相手になろう」

 

 

特大の殺意……まぁなのはのO☆HA☆NA☆SHIに比べるとな……全然だが。

木場の殺気か。まだまだだ。なのはは体の周りの景色がゆがむぞ。

 

 

「誰だキミは?」

 

 

ゼノヴィアの問いに木場が不適に答える。

 

 

「キミたちの先輩だよ。―――失敗作だったそうだけどね」

 

 

その瞬間に部室内に無数の魔剣が出現した。

なにこの魔剣。全部お粗末すぎ(笑)

 




話が無理やりすぎてスイマセン。
次回、力の差。

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