ハイスクールD×D~二天龍を従えし者~   作:眠らずの夜想曲

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第6話~恥ずかしいからさ~

―――翌日、俺の家。

 

 

「んじゃ、行くか」

「「はい!!」」

 

 

今日は……今日から学校を休んで聖剣の探索をすることにした。

こいつら二人で行かせると問題しかおきなそうだからな。

それに……

 

 

「まず、服を買いに行くぞ」

「なんでだ?」「なんでですか?」

 

 

二人が俺に聞いてくる。

なんでだって?

お前らの姿はさ、どっかのコスプレようの衣装みたいなんだよ。

一緒に歩いてる俺の気にもなってみろ。

めちゃくそ恥ずかしいぞ。

 

だからだ。

 

 

「じゃ、とりあえず。車に乗れ」

「え?刃さん「くんかなしでいい」…刃くんは免許を持ってるんですか?」

「あぁ、あと敬語もいい」

「歳はいくつですか?」

「二十歳なんてとっくに越えてるって言っておくかな」

「は、はぁ………」

 

 

実際の年齢なんてまだ言えねぇ……

一万歳越えてるなんて言える訳ねェ……

 

ま、後々話せばいいか。

全部ひっくるめて。

 

 

「じゃ、いくぞ~」

「は~い」「あぁ」

 

 

じゃ、とりあえず適当なデパートに行くか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―――デパート。

 

 

「久しぶりだよ~、ここに来るのも」

「あまりはしゃぎ過ぎんなよ」

「は~い」

 

 

イリナはこのデパートに来たことがあるみたいだ。

ガキんときかな?

ガキのときにはこっちに住んでたって聞いたし。

 

 

「イリナ、好きな服屋に行っていいぞ。ゼノヴィアも同じとこでいいよな?」

「あぁ、私はあまり興味がないからな」

 

 

そうだうな。

ゼノヴィアの性格上、神に尽くして尽くして尽くすことしか頭になかったはずだからな。

 

あ、ついでにグレイフィアと黒歌と白音に服買っていこ。あ、女堕天使三人組にもな。

全員着物でいいか。

 

 

「ちょっと着物買いに行ってくるからさ、好きな服選んでおいて。三十分から一時間くらいしたらまた来るから」

「は~い」「あぁ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―――着物売り場。

 

 

どれにしようかな~。

あいつらのサイズはわかってるから……

あとは色か……

 

グレイフィアは白だな。これは決定だ。

あとは………

 

 

「なにかお探しですか?」

「ん?」

 

 

店員か……店員に聞くのもいいかもな。

 

 

「あのさ、値段は高くてもいいから、最高質の着物ってどれ?」

「こちらです」

 

 

店員さんに連れられてきたんだけど……

 

 

「なかなかだな……あ、もういいです。後は自分で捜すんで」

「はい、かしこまりました。失礼します」

 

 

ニコニコ顔で去っていく店員さん。

お勤めご苦労さんです。

 

目の前には百万円オーバーの着物が並んでいる。

色も模様もさまざまなものがある。

 

お?コレなんていいんじゃないか。

色もいい……模様も……

 

 

 

 

 

 

―――刃がじっくり着物を選んでます。終わるまで少々お待ちください―――

 

 

 

 

 

 

 

「ふぅ、こんなもんか。店員さーん。コレとコレとコレとコレ。あとは―――」

 

 

さて、イリナとゼノヴィアのほうに戻るか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―――服屋。

 

 

「おーっす。どうだ?決まったか?」

「うん♪でも決めきれなくてこんなに……」

「おっふ……」

 

 

カゴ十個分……

どんだけだ……

全部買うつもりかよ……

まぁ、買ってやるけど。

 

 

「わかった、買ってやる。レジに持ってけ」

「え!?本当!?ありがとう!!」

 

 

そう言いながらレジにカゴを持っていくイリナ。

それをゲッソリした顔で手伝うゼノヴィア。

……きっと着せ替え人形にされたんだな……

 

 

「すいません、お会計いいですけど……25万3960円になります」

 

 

着物よりは安いな。

でも現金は十万しかないし……

カードだな。

 

 

「じゃ、これで」

「はい、お預かりs!?」

「こ、これって刃くん……」

「クリスタルカードだけど?」

「あの幻の!?絶対にないってネットで言われてたあの!?」

「うん、あ、どーも」

 

 

軽く返しながら店員からカードを受け取る。

クリスタルカードのいいところはどこでも使えることだよな。

カードが使えるところではだけど。

 

 

※クリスタルカードの有無については作者はネットでの軽い知識のみです。ゆえに間違いがある可能性があります。詳しくは読者の皆様自身でお調べください。

 

 

「うし、じゃ、早速着替えてこい」

「は~い」「………………」

 

 

イリナは元気に更衣室に、ゼノヴィアはゲッソリしているが更衣室に行った。

 

 

 

 

 

―――数分後―――

 

 

 

 

 

「お待たせ~」「……………」

「お~、なかなか似合ってるな」

 

 

実際モデルみたいだ。

 

まぁ、レティシアには負けるがな。

まぁ、レティシアには負けるがな。

まぁ、レティシアには負けるがな。

 

大切なことだから三回行ったぞ。

 

ぐ~……

 

ん?誰の腹の音だ?

 

 

「腹減った………///」

 

 

ゼノヴィアは……

こいつ、本当は腹が減ってただけじゃないのか?

 

 

「じゃあ、適当なとこに入r「やっと見つけた!!」…るか?」

 

 

イッセー?それとサジ?どうしてこんなところに?

もしかして……まさかねぇ?

 

だって今日は学校なはずだ。

 

 

「お前ら学校休んだのか?」

「ぐっ……そんなのはいいんだよ!!そっちの二人に用があるんだ」

「それはいいんだけどさ、メシ食わさせてあげて」

「わかったよ……」

 

 

イッセーとサジというイレギュラーが……

なんて日だ!!

 

そう思いながらも、みんなで寿司屋に入った。

あ、俺が食いたかっただけだからね?

 




ちょっと地の文が少なくなってしまいました。
スイマセン。

次回、協力?いらなくね?

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