ハイスクールD×D~二天龍を従えし者~   作:眠らずの夜想曲

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第7話~いらない~

―――寿司屋(回ってませんよ)。

 

 

「で?なんで俺たちに接触したんだ?」

 

 

おおよそ、俺たちに聖剣の破壊の許可か協力を。

てな感じだろうな。

まったく……

 

 

「あんたら、エクスカリバーを奪還するためにこの国にきたんだよな?」

「そうだ。それはこの間説明したはずだよ」

 

 

イッセーの質問にゼノヴィアが答える。

寿司を食べて腹が膨れたせいなのか、この前ほどイッセーに向けての敵意がない。

……こいつさ、大トロばっか食うんだよ。

 

 

「エクスカリバーの破壊に協力したい」

 

 

は?

 

え?

 

むぅん?

 

こやつはなにをほざいたんだ?

エクスカリバーの破壊に協力したい。って言ったのか?

協力?

何にだ?

破壊にだ。

俺が協力しているのに?

この俺が協力しているのに?

 

いらない。邪魔になるだけだ。

イリナやゼノヴィアにすら勝てないのに協力したいだぁ?

 

 

「ふざけるな……」

「なんだよ……人数は多いほうがいいだろ?」

 

 

俺のつぶやきにイッセーが反応する。

 

 

「いらない、おまえ達じゃ足手まといになるのが落ちだ。……それ以前におまえたちの王(主)に許可はもらってるのか?ん?」

「う……許可は取ってない……」

 

 

許可は取っていないようです……

馬鹿です。

バカなんです。だからリアスとソーナからそれぞれおしりペンペンされるんです。

 

 

「刃さん、正体さえバレることがなければ一本くらい任せてもいいのでは?」

「「!?!?」」

 

 

ゼ、ゼノヴィア?

まさかのお前からのOKですか……

さすがの刃さんもビックリだよ。

 

 

「ちょっと、ゼノヴィア。いいの?相手はイッセーくんとはいえ、悪魔なのよ?」

 

 

イリナ、ナイス!!

さぁ、ゼノヴィア……どう返す?

 

 

「イリナ、正直いって私たちだけでは三本回収とコカビエルとの戦闘はつらい。いくら刃さんが助っ人だとしてもな」

「それはわかるわ。けれど―――」

 

 

ゼノヴィア……この前俺の力を見せたろうに……

コカビエルなんぞ呼吸をするより簡単に倒せるぞ。

 

あー、このままじゃまとまんなさそうだな……もういっか。

 

 

「わーった。いいぞ。許可してやる。でも死んでも知らないかんな」

 

 

イッセーの顔が一瞬暗くなったが、すぐにイイ顔に変わった。

 

 

「OK。商談成立だ。じゃあ、今回の俺のパートナーを呼んでもいいか?」

 

 

パートナー?

……木場だな。うん。それ以外考えられない。

 

 

 

 

 

 

―――――イッセーの助っ人が来るまでしばらくお待ちください―――――

 

 

 

 

 

 

「……話はわかったよ」

 

 

木場が嘆息しながらも、緑茶にくちをつけた。

やっぱり、木場だったか……

 

 

「正直言うと、エクスカリバー使いに破壊を承認されるのは遺憾だけどね」

「ずいぶんないいようだね。そちらが”はぐれ”だったら、問答無用で切り捨てているところだ。それに承認したのは私ではない。刃さんだ」

 

 

睨み合う木場とゼノヴィア。

はぁ……仲良くしろとは言わないからさ、いがみ合うのはやめてくれ。

 

 

「やはり『聖剣計画』のことで恨みを持っているのね?エクスカリバーと―――教会に」

 

 

イリナの問いに木場は目を細めながら「当然だよ」と冷たく返した。

 

 

「でもね木場くん。あの計画のおかげで聖剣使いの研究は飛躍的に伸びたわ。だからこそ、私やゼノヴィアみたいに聖剣と呼応できる使い手が誕生したの」

「だが、計画失敗と断じて被験者のほぼ全員を始末するのが許されると思っているのか?」

 

 

ほぼ全員?

じゃあ、全員殺された訳じゃないんだ。

なんだ、学園都市の闇よりぜんぜんやさしいな。

 

俺がそんなことを考えているうちにどんどん進んでいく。

木場がエクスカリバーを持った者に襲撃されたことなど。

 

いろいろ聞いた。

そう、いろいろだ。

わかるだろ?

飽きたんだ……

 

 

「まぁいい。とりあえず、エクスカリバー破壊の共同戦線といこう。刃さんも飽きてウトウトしている」

 

 

終わった?

あ、終わったのね。

あ~、眠かった~。

 

 

「何かあったらそこへ連絡をくれ」

「サンキュー」

 

 

よし、じゃ、散策は夜からだから家に帰ろう。そうしよう。

 

 

「じゃ、家に荷物置きに帰るぞ」

「はい♪」「はい」

 

 

俺たちは駐車場に向かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―――俺の家。

 

 

「ただいま~」

「おかえりなさいませ、刃様」

「お~、グレイフィアか。コレ、みんなにお土産。着物だ」

「ありがとうございます。ではこちらでしまっておきます」

「頼むわ~」

 

 

心なしか、グレイフィアの顔が少し緩んだ。

 

グレイフィアに着物を預けた後、俺は自分の部屋に戻り楽な格好に着替えた。

サルエルにタンクトップ、色は黒だ。

 

イリナもゼノヴィアも今日買った動きやすい服に着替えている。のかと思ったが、最初に来ていた黒の戦闘服だった。

今日服買いにいった意味!!なしですか!?

 

着替えが終わり、これからについて話し合っているときだった。

 

 

「む?」「あっ!!」「あぁ……」

 

 

聖剣の気配を感知した。近くにはイッセーたちもいるようだ。

イリナとゼノヴィアに目配せをしてすぐに家を出た。

 

そしてすぐに気配のしたほうに向かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―――???。

 

 

着いたのはいいんだが、ちょうど変態神父……フリードだっけか?

そいつは今にも逃げそうだった。

 

そこに……

 

 

「逃がさん!!」

 

 

ゼノヴィアが突っ込んでいった。

バカ!!何も考えないいで突っ込むなよ!!

だからパワーバカって呼ばれるんだぞ!!

 

ギィィィン!!

 

フリードの聖剣とゼノヴィアの聖剣がぶつかり合い、火花が散る。

 

 

「やっほ。イッセーくん」

「イリナ!!」

 

 

あいさつしてる余裕があるならさー、フリードを殺れよ……

はぁ……まだまだだな。

 

 

「イッセー!!ボケっとすんな!!死にたいのか!!」

「お、おう」

 

 

イッセーがボケっとしていた。

戦場ではそれが命とりになる。

 

 

「バルパーのじいさん!!撤退だ!!コカビエルの旦那に報告しにいくぜ!!」

「致し方あるまい」

「あばよ、教会と悪魔の連合どもが!!」

 

 

フリードが球体を地面に投げつける。

 

カッ!!

 

まぶっ!!

なにやってくれとんねん。目がチカチカする。

視力が戻った時には、フリードもバルパーも消えていた。

 

 

「追うぞ、イリナ」

「うん!!」

 

 

おい!!

勝手に行動するな。

相手の思うつぼじゃないか!!

 

 

「僕も追わせてもらおう!!逃がすか、バルパー・ガリレイ!!」

 

 

木場までいっちまった……

もう放っておこ……

ガキのおもりもつかれた。

こっからは俺だけでやらせてもらうぜ。

 

俺はそう決心して、家に準備をしに戻った。

 




なかなかコカビエル戦に持っていけない……
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