ハイスクールD×D~二天龍を従えし者~   作:眠らずの夜想曲

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第3章、終わります。


第10話~殺るか”終”~

―――グラウンド。

 

 

「さぁコカビエル!!始めようか……死合いを」

 

 

その瞬間俺からものすごい量の殺気があふれる。

 

神使はこの殺気の影響は受けにくいのでイリナとゼノヴィアの二人は少し顔が曇ったくらいで済んでいる。

だが、グレモリー眷属は違う。

みんな俺の殺気に怯み、地面に尻をつけ震えている。木場は冷や汗ダラダラですんでいるようだが。

 

コカビエルもスゴイ量の冷や汗を顔から噴き出している。

 

 

「おいおい……たかが殺気を開放しただけだろ?なにビビってんだ?」

「フハハハハ!!面白いぞ!!創造神!!それでこそやりがいがある!!」

 

 

コカビエルがそう言いながら光の槍を携えて特攻してくる。

だが……

 

 

「それは各上相手にする行動ではない……」

 

 

俺は特攻してきたコカビエルをATフィールドを使って防ぐ。

いい機会だな、どうせこいつは殺すんだ。新しい力を試してみるか。

ちなみにもう創造神の姿ではない。だって力が強すぎて人間界に影響がでてきそうだったからな。

 

 

「まずは結界だ………」

 

 

俺は指輪を四つ外した。コレで人間の姿で使える魔力の最大量が使える。

ちなみに、これでも魔力の量は魔王の五倍はある。

よし……これで外には全く影響がでない。

そして俺は新しい力を使った。

 

 

「ATフィールド展開!!モード、ディザスター(天災)!!」

 

 

その瞬間に空の色が赤く変わる。

まるで、ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破のラストでシンジがサードインパクトを引き起こしかけた時みたいだった。

もちろん、空には赤と黒と白の円でできたブラックホールみたいなものがある。

 

簡単に言おう。

このモード、ディザスターはサードインパクトを意図的に起こすことができる!!

 

あ、でも安心してね。吸い込まれていくのは俺が指定したものと塵とかだけだから♪

 

 

「な、なんなんだこれは!?空が急に赤く……クッ!!なぜ吸い込まれていく!!なにをした!!ジーーーーーーーーン!!」

「サードインパクトを起こした」

「サード……インパクト、だと?なんだそれは!!」

「簡単に言うと、インパクト=生命のリセット。三回目の生命のリセットを故意に引き起こす。だが安心しろ。効果は俺が指定した対象だけ……故に!!コカビエル!!おまえだけだ!!リセットされるのはな!!」

 

 

コカビエルは吸い込まれていく。

空にある渦に。

そして……

 

 

「グアァァァァァぁぁぁ!!」

 

 

完全に飲まれていった。

俺はモード、ディザスターを解除してみんなの所に行った。

 

 

「おーっす、終わったぞ」

「え、えぇ………ご苦労様。はぁ……」

 

 

リアスが溜息を吐いた。

お疲れか?

まったく……ヤワだなぁ。

 

 

「とりあえずさ、俺はイリナとゼノヴィアを家につr「遅かったようだな」…なンだァ?まーた厄介ごとですかァ?」

「や、刃?口調が……」

「あン?今疲れてんだよ。で?何の用だ、白龍皇」

「「「「「白龍皇!?」」」」」

 

 

イリナもゼノヴィアも疲れ切ってたのに急に元気になった。

 

 

「なに、アザゼルからコカビエルを連れて帰ってくるように言われたんだがな……」

「それはドンマイとしか言いようがないな。俺がリセットしちゃったから」

「ハハハ、でもいいよ。キミみたいな強者……しかも伝説の創造神に会えたんだからね!!」

「おいおい、今日はもうかんべんしてくれよ……疲れて力セーブできないから日本沈めちまうよ」

「それは楽しみだ!!だが、もともとやりあうつもりはなかったからな。それと……今代の赤龍帝、強くなれよ。そして俺を楽しませてくれ!!」

 

 

それだけ言って帰っていった。

良かったわ~……マジで力セーブできないから最低でも日本……最悪地球が……な。

 

そういえば、ドライグとアルビオンは何も話さなかったな……まぁ深くは考えないでおこう。

そうしよう。それがいい。

 

 

「さて、イリナ!!ゼノヴィア!!帰るぞ!!」

「は~い」「はい!!」

 

 

俺はイリナとゼノヴィアは俺と一緒に家へ転移した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―――俺の家。

 

 

「ただいまー」

「ただいまー」「ただいま」

「おかえりなさいませ」

 

 

グレイフィアが迎えてくれた。

 

 

「あぁ……みんなをリビングに集めてくれ」

「かしこまりました」

 

 

グレイフィアにそう言い、俺、イリナ、ゼノヴィアはそれぞれの部屋に行って着替えた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―――リビング。

 

 

「さて、今回二人神使が増えた。イリナとゼノヴィアだ。二人とも教会の戦士だったんだがな……まぁ、結果オーライってことで」

「刃、信用できるのかにゃ?」

「そうです!!刃兄様!!」

「大丈夫だ、もう神使化もしているからな」

 

 

こういうと黒歌も白音も納得したようだった。

着々と神使が増えていくな……

これは部隊を別々に創り始めたほうがいいかな?

 

まぁ、とりあえず聖剣に関してはこれで終わったな。

これから三大勢力が和解するんだが……その時の『禍の団』の襲撃がどうなるかだな……

まさかオーフィスがヘッド張ってるわけないだろうし……

……考えるのはやめよう……きりがなくなる。

 




はい、聖剣編終わりました。
長くなりましたね……
次回から三大勢力和解編です。

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