第1話~まぁ、ここでの決まり事な~
―――俺の家。
「では、まず約束ごとな」
俺はみんなにこう頼んだ。
1.絶対に俺が許可した時以外は家から出るな。(紅、オーフィスを除く)
2.この世界はまだ不確定要素が多い。だから慢心しないために、みんなで模擬戦をすること。そして一ヶ月で一番勝ち星が多い奴は、なんでも一回だけ俺にお願いができる。
3.魔力を感知されないために指輪を渡す。それは絶対にはずさないこと。
まぁすんげぇ簡単なことだけどな。
特に2を聞かせた時みんな
「ヒャッハーーーーーー、何でも一つぅ願い事ぉぉぉぉぉぉぉ」
などと、乙女にあるまいじき言葉使いで発狂していた。
俺はこの決まり事を伝えた後、一人で地球の日本にいった。
―――日本。
さぁ~て、着てみたのはいいものの………もう結構っていうかほぼ原作始まるころと何一つかわらないんじゃない?
「もういい加減あきらめろ!!」
「いやにゃ!!」
ウッハー!!
黒い着物を着ているネコミミ美人さんはっけーん!!
でも、なんか悪魔に連れてかれちゃいそうだ……しかも!!
傷だらけ……だと?
それを無理やり!!
あのクソ野郎、ゆるさん!!
「とーう!!そこのおっさん何してんの?」
「貴様人間の分際で話かけるんじゃない!!」
「に、逃げて!!」
着物のお姉さんが心配してくれた……
でも、おっさんは……これ自分で人間じゃありませんよ~っていってるもんだよな。
まぁいい、こいつは……
「殺す」
「「!?!?」」
俺は殺気をぶちまけた。
「ふふふ、おっさんお前はユルサナイ、だよ?だってこんなかわいいお姉さんを無理やりに……まぁ死んどけ」
「へ?」
俺は、”時間を操る程度の能力”で急激におっさんの時間を早めて塵にした。
「それで?オネエサンは……あり?ねちったか」
しゃーない、オネエサンごと俺は家に転移した。
―――俺の家。
俺は、ミツキにオネエサンを預けてリビングでまどろんでいた。俺の膝にはペストがいる。
「えっへへ~」///
かわいいのぉ。
かわいいは正義だ!!
「あ、あの……」
む?さっきのオネエサンだ。
「どうした?」
「さっきはありがとう……私はは黒歌にゃ。あなたは?」
「俺は神浄刃、刃って呼んでくれ」
「わかったにゃ」
「で?なにがあった?」
「実は……」
一応聞いといた。知ってるけど。
まぁ、原作と大差がなかった。
結局ゲス悪魔のせいらしい。
「ま、とりあえずここにいろよ」
「いいのかにゃ?だって私は……」
「安心しろ、ここ以上に安全なところはない。まず見つけられないからな」
「ここはどこにゃ?」
「次元の狭間」
「にゃ!?」
まぁ、それから問答は続いたけど結局黒歌はこの家にいることになりました。
ちゃんちゃん。
出会いだけなので今回は短いです。