―――会談場、最高貴賓席。
セラがものすごく怒っていた。
でも、プンプンって感じで少し威厳がない。
言ってることはものすごいんだよ?
「もう!!おじさまたちはうちのソーナちゃんをよってたかっていじめるんだもの!!私だって我慢の限界があるのよ!!あんまりいじめると私が刃くんと一緒におじさまたちをいじめちゃうんだから!!」
クズ共の顔がものすごく青ざめている。
そりゃそうだ。
さっき悪魔を破壊しつくした俺と魔王の一人のセラがいじめるって言ったんだ。
絶対に生き残れないだろ。
ソーナを見てみると……顔を恥ずかしそうに覆ってた。
「ちょうどいい。ではゲームをしよう。若手同士のだ」
サーゼクスの一言に皆が注目する。
へぇ、いいんじゃないの。
「リアス、ソーナ戦ってみないか?」
やっぱりその二人だよな。
「それと刃くんもどうだい?」
「は?」
俺!?
なんで俺?
「さっきのこともあるからね、どうだい?もちろんかなりのハンデはつけてもらうけどね」
う~ん別にやってもいいか。
なんかやらないと冥界に来た意味がないしな。
「いいぞ、やってやる」
「ありがとう刃くん」
こんな会話をしている中でも、リアスとソーナは二人で何か話していた。
セラもテンションが上がりまくっている。
「対戦の日取りは、人間界の時間で八月二十日。それまで各自すきに時間を割り振ってくれてかまわない。詳細は改めて後日送信する」
サーゼクスの決定により、俺とリアスとソーナのレーティングゲームが開始されることになった。
―――グレモリー城、俺の部屋。
あの後俺はグレモリー城に転移した。
とくにすることもないからな。
サーゼクスからそろそろ連絡があるはずなんd『メールだよっ、お兄ちゃん』…きたか。ちなみに着メロは『ペストの激甘お兄ちゃんボイス【メール編】』だ。
他にも、【電話編】【目覚まし編】など、いろいろある。
とりあえず、見るか。
メールの内容は……
『レーティングゲームの詳細について
メンバーに関して
・神浄刃を『王』として、その他に三人までとする。
・種族は問わない。
ハンデに関して
・神浄刃の能力使用を禁ずる。
・神浄刃の武器使用を禁ずる。
・『ATフィールド』の使用を禁ずる。
・『神力』『魔力』『聖力』『気』の使用は禁ずるがそれ以外は使用してよい。』
ふむふむ、なるほど。
余裕だな。
このハンデだと、『チャクラ』『念』はいくらでも使える。
この二つでいくらでも身体強化もできるし、回復だってできる。
まず、身体能力だけでも負けないんだけどね。
さ~て、メンバーはどうしよっかな~。
三人だからな。
人間だけでいいか。
そうと決まれば……
「おいで、霊夢、魔理沙、咲夜」
漆黒の魔法陣が展開される。
そこから三人が出てきた。
「な、なによこれ!!」
「び、びっくりしたぜ!!」
「驚きました」
三者三様の反応だ。
「おまえたち三人には今度あるレーティングゲームに出てもらう」
「レーティングゲーム?」
「そうだ。おまえたちで言う弾幕ごっこみたいなものだ」
そう言うと三人はOKをしてくれた。
よしよし、楽しみだ。
弾幕を見て驚くリアスたちを見るのがな。
―――翌日、グレモリー城、ホール。
なにしようか。
いや、マジですることがない。
だってさ、霊夢と魔理沙と咲夜の実力はもうかなりある。
はっきり言ってそこに俺が加わると負けるわけがない。
でもな……できれば俺は拠点でゆっくりしてたいしな。
よし、鍛えるか。
「おいで……霊夢、魔理沙、咲夜」
漆黒の魔法陣が展開されて、そこから三人が出てくる。
「今度は何の用?」
「おまえたち三人を鍛える」
「「「え?」」」
「だから、行くぞ」
「どこに行くんですか?」
咲夜が聞いてくる。
「海と山どっちがいい?」
三人に聞き返す俺。
三人の答えは……
「海よ!!」「海だぜ!!」「海でお願いします」
それなら鍛練用の世界でも創るか。
「よし、各自荷物を持って一時間後に俺の部屋に来い」
「わかったわ」「わかったぜ!!」「わかりました」
さて、準備しないとな。
―――俺の部屋。
まず、世界を創らないとな。
とりあえず、海と陸を8:2にして……
うし、これでいいか。
「刃~、入るわよ~」「邪魔するぜ!!」「失礼します」
「お、来たか」
じゃあ、行くとしますか。
「で?ここに来てどうするの?」
「あぁ、三人とも俺に触れてくれ」
そう言うと三人とも俺に触れる。
「じゃあ、いくぞ」
俺は三人の返答を待たずに転移した。
―――創造世界。
三人で転移したのはさっき創った世界だ。
「じゃあ、ここで鍛練始めるから」
「ここは?」
「俺が創った世界だ。さまざまな幻獣がいるから、死なないようにな。あ、でも俺が近くに居れば襲ってこないから」
「「「え?」」」
さ~て、魔改造魔改造♪