―――グレモリー城、客間。
イッセーたちが修行から帰ってきた翌日、なんでもパーティがあるらしい。
イッセーは駒王学園の夏の制服を着ていた。
俺?
俺は純白の燕尾服だよ。
別に派手でもいいだろ?
だって俺、創造神ですから。
女子は準備に時間がかかるらしく、全員メイドに連れて行かれた。
「兵藤と……刃!?すげぇなその燕尾服」
む?サジか。どうしてここにいるんだ?
「匙、どうしてここに?」
俺の疑問をイッセーがサジにぶつける。
ナイス。
「あぁ、会長がリアス先輩と一緒に会場入りするってんでついてきたんだ。で、会長は先輩に会いに行っちまったし、仕方ないんで屋敷のなかをうろうろしていたら、ここに出た」
迷子ですか(笑)
急にサジが真剣な面持ちになった。
……ゲームのことか。
なら俺は邪魔なだけか……
俺は静かにその場から離れた。
何しようか?
そう考えたのも数秒だった。
「や~いばっ!!」
「うおっ!?霊夢か?」
「えぇ、そうよ。どう?」
すばらしい。
この一言しか思い浮かばなかった。
霊夢は洋風のドレスを着ていた。
色は赤を基調として、ところどころに白のラインが入っている。
簡単に言うと、やっぱりなのか霊夢の巫女服と色使いが似ている。
「刃~」
今度は魔理沙か。
すんばらしい。
魔理沙も洋風のドレスだ。
色は黒一色。
シンプルだけど、それがいい。
「刃様、お待たせしました」
咲夜か。
……………
表現できない。
それぐらい、いい。
色は白銀。いいねぇえ……
「三人ともすばらしい。文句のつけようがない」
「あ、ありがと///」「へへ///」「ありがとうございます///」
三人ともテレちゃって、かわいい~。
「刃!!そろそろ出るわよ!!」
向こうからリアスが声をかけてきた。
「んじゃ、行きますか」
「うん」「おう」「はい」
俺たちは庭に向かった。
―――グレモリー城、庭。
おーおーおーおーおー。
庭にはタンニーンとその他に同じサイズのドラゴンが十体ぐらいいた。
どうやらイッセーはタンニーンに送迎を頼んだらしい。
イッセーたちがドラゴンで行くなら俺たちもドラゴンで行くか。
「おいで……ティア」
蒼色の魔法陣が展開される。
そこから人型のティアが出てきた。
ダキッ!!
「久しぶりじゃ!!刃!!なかなか呼んでくれんからさびしかったのじゃ!!」
萌えぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!
なんだこのかわいい生き物!?
「ごめんごめん。あのさ、会場まで送ってもらいたいんだけど……いい?」
「もちろんじゃ!!」
そう言ってティアはドラゴンに戻る。
「さぁ、乗るがいい」
「失礼、霊夢、魔理沙、咲夜も乗れ」
三人とも何も言わずに、だがわくわくしながら乗った。
「よし、行け」
そう言うと、ティアは飛び立った。
そういえば、タンニーンはなんにも反応しなかったな。
まぁ、いいか。
―――超高層高級ホテル、パーティ会場。
このホテルはグレモリー領の端っこにある広大な面積の森のなかにあった。
俺たちを乗せたティアはスポーツをする会場らしきところに降り立った。
ティアから俺たちが降りると、ティアは人型になった。
まさかついてくるつもりか?
「わらわも行く」
やっぱりそうですか。
もちろんOKですけど。
「じゃあこのドレスを着てくれ。着替えはここで」
俺は蒼色のドレスと更衣室を創造した。
すぐにティアが更衣室に入りドレスを来て出てきた。
うん、すごいきれいだ。
「ど、どうじゃ?」
「あぁ、もうすごくきれいだ」
「そ、そうか///」
かわいいなぁ。
ティアの着替えが終わると、俺たちは会場の外に待機していたリムジンに乗った。
―――パーティ会場。
エレベーターを降りると、そこはもうパーティの会場だった。
なんだ……?周りがざわついてるな。
俺には関係ないけど。
「さて、楽しむとしますか。お嬢様方」
俺はいい笑顔で霊夢と魔理沙と咲夜に言う。
「うん///」「おぅ///」「はい///」
かわいいねぇ。
何回見ても見飽きない。
俺は三人と一緒にパーティを楽しんでいた。
パーティが始まった少しした時だった。
「お、お久しぶりですわ、創造神様」
「焼き鳥の妹の……レイヴェルか」
「お、覚えていてくださったんですか!!」
「まぁな、かわいい子はすぐに覚えられる」
「か、かわいいだなんて///」
レイヴェルは小鳥って感じがするな。
「んで、どうした?」
「そ、その創造神様―――」
「あ、その創造神様ってのはやめてくれ。気軽に刃って呼んでくれ」
創造神様って呼ばれるのは慣れてなくてなんかいやだ。
「お、お名前で呼んでもよろしいのですか!?」
「おう、むしろこっちからお願いしたいくらいだ」
「コ、コホン。で、では、遠慮なく、刃様と呼ばせていただきます」
「様は別につけなくてもいいぞ?」
「いいえ、これは大事なことです!!」
まぁ、本人がいいならそれでもいいだろう。
そこに、焼き鳥の眷属の……誰だ?
「レイヴェル。旦那様のご友人がお呼びだ」
「わかりましたわ。刃様、今度、お会いできたら、お茶でもいかがでしょうか?わ、わ、わ、私でよろしければ、手製のケーキをご、ご、ご用意させていただきます!!」
レイヴェルはドレスの裾をひょいと上げ、かわいく一礼して去っていった。
「では、失礼しm「ちょっと待ってくれ」…なんでしょうか?」
「レイヴェルにお茶の件はOKだって伝えてくれ」
「わかりました、では」
そう言ってお姉さんは去っていった。
また暇になってしまった。
この後は、何事もなくパーティが進んだ。
活動報告にてアンケートを実施しています。
『刃の行方』です。