ハイスクールD×D~二天龍を従えし者~   作:眠らずの夜想曲

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アンケート『刃の行方』が終了しました!!
アンケート結果をあとがきに書きます!!


第6章 体育館裏のホーリー
第1話~楽しみだ~


―――夏休み明け、登校初日、俺の家。

 

 

「準備はいいか?」

「うん!!バッチリよ!!」「あぁ、忘れ物もない」

「じゃ、行くか」

 

 

今日から『神使』の二人が駒王学園に通うことになった。

まぁ、細かいことは全部サーゼクスに任せたからな。

俺は特に何もしてないな。

 

さて、イッセーの反応が楽しみだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―――駒王学園、教室。

 

 

あー……

すごいな……

 

髪の色がすごい。今まで黒だったのが茶、金などと派手に変わってるやつがいる。

あいにく、この学校はとくに髪の色に対する規制がない。

正直いうと、もともと黒髪の方が少なかった。

 

向こうでは、イッセーと変態たちがなにか騒いでいる。

関係ないけど。

 

 

「お、おい!!大変だ!!」

 

 

突然、クラスの男子が急いで教室に駆け込んできた。

そいつは友人から渡されたミネラルウォーターを一口あおり……用意良いな……気持ちを落ち着かせると、クラス全員に聞こえるように告げる。

 

 

「このクラスに転校生が来る!!女子だ!!」

 

 

一拍あけて……

 

 

「「「「「ええええええええええええええええええぇぇぇぇぇぇぇぇぇっ!!!!!」」」」」

 

 

クラス全員が驚きの声を上げた。

俺はもちろん上げてないよ。

だって知ってるし♪

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―――ホームルーム。

 

 

「えー、このような時期に珍しいかもしれませんが、このクラスに新たな仲間が増えます」

 

 

先生の声にみんながわくわくしていた。

男子のテンションはキモいくらいに高まっている。

 

 

「じゃあ、入ってきて」

 

 

先生に促されてはいってきたのは……

 

 

「「「「「おおおおおおおおおおおおおおぉぉぉぉぉっ!!!」」」」」

 

 

歓喜の声は男子からわき上がる。

登場したのは、栗毛ツインテールと青ショートにメッシュの美少女二人だからだ。

二人は俺を見つけたせいなのか、俺に向かって微笑んできた。

 

イッセーの方を見てみると……プハハ!!クッソ驚いてる。

アーシアも驚いていた。

 

二人はぺこりと頭を下げたあと、にこやかな表情で自己紹介をする。

二人とも首から俺の上げた十字架のネックレスが輝きを放つ。

 

 

「紫藤イリナです。皆さん、どうぞよろしくお願いします!!」

「同じく、神浄ゼノヴィアだ。イリナ共々よろしく頼む」

 

 

やっぱりこの二人にはこの学校に通ってもらいたかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―――休み時間。

 

 

イリナとゼノヴィアがイッセーに連れて行かれた。

まぁ、どうでもいいけど。

 

 

「ね、ねぇ神浄くん」

 

 

クラスの女子が俺に話かけてきた。

 

 

「どうした?」

「あのさ……ゼノヴィアさんの苗字が神浄だったのって……」

「あぁ、あのゼノヴィアは俺の家族だよ」

「そ、そうなんだ……ごめんね、変なこと聞いて」

「んにゃ、かまわんよ」

 

 

む?なんか男子からすごい殺気が……

あぁ、俺がゼノヴィアと家族だからか。

だってゼノヴィア美少女だもんな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―――放課後、オカルト研究部、部室。

 

 

「紫藤イリナさん、神浄ゼノヴィアさん、あなたたちの来校を歓迎するわ」

 

 

放課後の部室。

オカルト研究部メンバー全員、アザゼル、ソーナが集まり、イリナとゼノヴィアを迎え入れていた。

 

 

「はい!!皆さん!!初めまして―――の方もいらっしゃれば、再びお会いした方のほうが多いですね。紫藤イリナと申します!!刃くんのおかげでこの学校に通うことになりました!!」

「同じく神浄ゼノヴィアだ」

 

 

パチパチパチ

 

部員のみんなが拍手を送る。

 

 

「アーシアさん!!この間は魔女なんて言ってゴメンなさい!!」

「その件についてはすまなかった」

 

 

イリナとゼノヴィアの謝罪にアーシアが微笑んでいた。

 

 

「気にしてません。これからは同じ主を敬愛する同志、仲良くできたら幸いです」

「うん……でも今敬愛してるのは刃くんなんだけど……」

「私もだ……」

「それでもかまいません」

 

 

どうやら三人は仲直りができたのか。

 

この後しばらく雑談が続いた。

 

そういえば、アザゼルが天界で『御使い』のシステムが完成したとか言っていたな。

やっとできたのか。結構時間がかかったな。

 

 

「その辺の話はここまでにしておいて、今日は二人の歓迎会としましょう」

 

 

ソーナが笑顔でそう言ってくる。

この後、生徒会のメンバーも合流して、二人の歓迎会がおこなわれた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―――数日後、教室。

 

 

「はいはい!!私、借り物レースに出まーす!!」

 

 

手を上げているのは元気いっぱいのイリナ。

すでにクラスに溶け込んでいた。

持ち前の明るさのおかげで男女問わず人気がある。

逆に、ゼノヴィアはクールでかっこいいと女子の百合な方に人気が出てる。

 

今はホームルーム中だ。体育祭で誰がどの競技に参加するかを決めている。

なにがいいか?

俺が考えているときだった。

 

 

「神浄くんは100m走と200m走と120mハードルと800m走と4×100リレーか確定だってよ」

 

 

隣に座っている女子が俺に声をかけてきた。

え?

 

 

「マ、マジで?」

「うん……なんか出場制限がないらしくてね。今回は本気で勝ちに行きたいとかで……」

 

 

てか、なにこの競技の種類。

もはや陸上競技じゃん。

ガチすぎだろ、駒王学園。

まぁ、いいけどさ……

 

 

「じゃあ、次は二人三脚だけど……やりたい人!!」

 

 

クラス長が聞いてくる。

 

 

「はい!!」

 

 

お?ゼノヴィアが思いっきり手を上げた。

そしてこっちに……え?

 

 

「刃、一緒に出てくれないか?」

 

 

ゼノヴィアが俺に聞いてきた。

 

 

「いいぞ」

 

 

別にいいよね、ガチじゃない競技にもでてみたい。

 




アンケート結果

デート・ア・ライブ…13票
インフィニット・ストラトス…1票
とある魔術の禁書目録…12票

『デート・ア・ライブ』に決定しました!!
次に世界は『デート・ア・ライブ』です。

でも、『とある』もかなりの票が入りました。
なので……休日限定で、『とある』も書こうと思います!!
なんせ、ものすごい量の巻数ですからね……

『D×D』が終わったら、基本は『デート・ア・ライブ』を書きます。そして、休日限定で『とある』も書いて行こうと思います!!

これからもよろしくお願いします!!

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