―――???。
イッセーが『覇龍』を発動した。
面倒だ。
とりあえず……
「おいで……紅、オーフィス」
紅と漆黒の魔法陣が展開される。
「お兄ちゃん!!会いたかったよ~!!」
「我も、刃に会いたかった」
二人は、出てきた瞬間に俺に抱き着いてくる。
最高だ……
でも今はそれどころではない。
「すまんな、今はそれどころじゃないんだ。紅、オーフィス……次元の狭間でアーシア……金髪のシスターを捜してきてくれないか?」
「んー……今度デートしてくれるならいいよ!!」
「我も、デートしてくれるなら」
「もちろんだ、頼んだぞ」
「わかったよ~」「わかった」
うし、これでアーシアは大丈夫だろう。多分……
あとは……
イッセーか……
仕方ない。
イッセーが『覇龍』なら俺は俺だけの『覇龍』、『極覇龍』だ。
「いくぞ、朱蓮、白」
『応よ!!』『いいよ!!』
さぁ、唱えようか。
俺だけの力を。
『赤』と『白』、両方の『覇龍』を同時に放つ。
「我、目覚めるは」
「覇の理を体現せし、二天龍なり」
「無限を喰らい、夢幻を掌握す」
「我、天の龍の覇王と成りて」
「汝を天龍の極地へと誘おう」
『Juggernaut Ultimate Drive!!!!!!!!!!!』
今の俺は、漆黒の龍を模した鎧を着ている。
鎧には、紅と純白で龍が描かれている。円を描くようにな。
俺の周りを、これでもかと言うほどの龍の覇気が包む。
「う~ん……いいねぇ、すごく久しぶりだけど不具合はない。さて、やるか」
俺はイッセーの元に一瞬で近づく。
「いい加減に目覚めろ」
「ぐおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!」
俺は思いっきり顔にビンタをかます。
それだけでイッセーは吹っ飛んで行った。
しかもかなりの速度で。
「まだまだ行くぞ」
『DDDDDDDDDDDDDDDDDDDDDDDDDDDDDDDDivide!!!!!』
ものすごい勢いでイッセーの魔力が半減されていく。
うし、もう大丈夫だな。
出すか……秘密兵器。
秘密兵器を取り出そうとした時だった。
「お兄ちゃん!!見つけたよっ!!この人でしょ?」
「どう?」
そう言って二人が連れてきたのはアーシアだった。
「あ、あの……これはいったい?それよりも、助けていただいてありがとうございます」
「あぁ、別にかまわない。今からアーシアをリアスたちのとこに連れて行く……頼めるか?紅、オーフィス」
「オッケー!!」「かまわない」
うし、これでアーシアの件は大丈夫だ。
さて、あらためて秘密兵器を出すか。
てれれてってれ~
メディアプレイヤー
そんで、ものすごくでかいスクリーンを創造する。
「ちゅーーーもーーーく!!」
俺はものすごい大声で叫ぶ。
そして、リアスのところに移動する。
「リアス、見てろ……これがイッセーを元に戻す秘密兵器だ」
「は、はぁ……」
呆然としているがまぁ、いいだろう。
「では、ぽちっとな」
俺はリモコンのスイッチを押して動画を再生させる。
『おっぱいドラゴン!!はっじまっるよー!!』
映像に映し出された禁手の鎧姿のイッセーがそう声を出すと、子供たちがあつまってくる。
『おっぱい!!』
映像の子供たちは、イッセーの周囲でそう大きな声で言った。
ダンスを始めるイッセーと子供たち。軽快な音楽も流れ出した。
それにともないイッセーと子供たちもさらに踊りだす。
宙にタイトルと歌詞が表示される。
グレモリー眷属はきっと一つのことを思っているだろう。
な ん だ こ れ は
と。
『おっぱいドラゴンの歌』
作詞:アザ☆ゼル
作曲:サーゼクス・ルシファー
演出:YA☆I☆BA
ダンス振付:セラファルー・レヴィアたん
とある国の隅っこに
おっぱい大好きドラゴン住んでいる
お天気の日はおっぱい探してお散歩だ☆
ドラゴン ドラゴン おっぱいドラゴン
もみもみ ちゅーちゅー ぱふんぱふん
いろいろなおっぱいあるけれど
やっぱりおっきいのが一番大好き
おっぱいドラゴン 今日も飛ぶ
とある町の隅っこで
おっぱい大好きドラゴン笑っていた
嵐の日でもおっぱい押すと元気になれる☆
ドラゴン ドラゴン おっぱいドラゴン
ポチッとポチッと ずむずむ いやーん
やっぱり おっきいのが一番大好き
おっぱいドラゴン 今日も押す
………………………………。
全員、あっけにとられているようだった。
だがイッセーはうなり始めていた。
「……うぅ、おっぱい……」
「「「「「ッ!?」」」」」
「反応したわ!!」
リアスは歓喜の涙を流す。
俺はもう一度、『おっぱいドラゴンの歌』をさせる。
すると……
「うぅ、おっぱい……もみもみ、ちゅーちゅー……」
イッセーが頭を抱えながら苦しみだした。
うし、もういいだろう。
俺はイッセーに近づいて、龍の覇気を吸い取る。
すると、イッセーの『覇龍』が解ける。
最初からそうすればいいと思うだろ?
でも、それは無理だ。
ある程度弱ってないと使えないのが面倒なんだ。
なにはともあれ、これで一件落着だ。