ハイスクールD×D~二天龍を従えし者~   作:眠らずの夜想曲

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第2話~アヤナミ?ついて行かないとしょうがないよね・・・~

―――隔離室。

 

 

「検体、BM03。仮称、碇シンジさん。副長から説明があるそうです」

 

 

女の子が俺に声をかけてきた。

 

 

「へぇ……これが『EVA初号機』ねぇ……」

「えぇ、現在は―――」

 

 

だらだらと説明を始めた。

殆ど頭に入っていない。

 

 

「とはいえ、先に突如12秒間覚醒状態と化した事実は管下できない。ゆえに、あなたにはDSSチョーカーを装着させてあります」

「で?これはなに?ファッション?」

「私たちへの保険……覚醒回避への物理的安全装置。私たちの不振と貴方への罰の象徴です」

「結局さ、どういうこと?」

「EVA搭乗時、自己の感情に呑みこまれ、覚醒へのリスクを抑えられない状況になった場合、貴方の一命をもってせき止めるということです」

 

 

ふんふん、そう言うことね。

簡単に言えば……

 

 

「簡単に言えば、死ね。ってことか?」

「……否定はしません」

 

 

いいねぇ……死ねなんて言われたのは何百年ぶりだ?

でもね……

 

 

「ククク……無駄無駄、こんなの付けても無駄だよ」

「……それはどういう意味かしら?」

 

 

リツコではなくミサトが俺に聞いてくる。

そりゃ、知りたいよな。

 

 

「俺は死なない、だって不老不死だから。俺は死なない、だって神だから」

「何をバカなことを……」

「見せてやるよ」

 

 

俺は自分の胸に手を突っ込む。

 

 

「な、何をしているんですか!!」

 

 

女の子が声を上げる。

 

 

「ちょっと目をつぶってな。グロテスクなものを見せちゃうから」

「は、はい」

 

 

女の子は大人しくしたがってくれた。

 

 

「よっと……これなんだかわかる?これは俺の心臓。これを……」

「やめなさい!!」

「アハ☆」

 

 

俺は握りつぶした。

 

 

「ほら、なんともない。それにみなよ……もう再生してるだろ」

 

 

俺は胸の中を見せる。

徐々に胸の穴もふさがっていく。

 

ミサトとリツコは少し顔を青くしている。

 

 

「これで証明できたな」

「そ、そうね」

 

 

その後にリツコが続ける。

 

 

「少尉!!」

「は、はい!!」

「彼に官制名を」

「はい!!」

 

 

女の子が俺の方を向く。

 

 

「えと、いまさらですが……碇さんの管理担当医官、鈴原サクラ少尉です。よろしくです」

「うん、よろしくね。にしても……君、かわいいね」

「ふぇ!?///あ、ありがと……」

 

 

かわいいねぇ………

顔も真っ赤にして。

 

 

「そう言えばさ、君ってトウジの妹?」

「はい……へへっ」

「ふぅん……歳が合わないな……」

「あれから14年経ってるってことよ……バカシンジ」

 

 

あの赤いプラグスーツは……

 

 

「アスカ?」

 

 

アスカは無言で駆け寄ってきて、こっちと向こうを隔てている強化ガラスの壁を殴る。

すると驚き!!少しヒビが入った。

 

 

「おぉう……なかなかの力だ。けど俺の嫁のが強いな」

「嫁?碇さん結婚してたんですか!?」

「ん?あぁ、『碇シンジ』は結婚してないよ。『神浄刃』は結婚してたけど」

「へ、へぇ……」

「誰よ、神浄刃って」

「今の『碇シンジ』の人格……魂だ」

 

 

アスカは納得したのか、そのまま部屋を出て行った。

その後、リツコからカセットプレイヤーを返されたが、俺は処分してくれと頼んだ。

 

急にあたりが慌ただしくなった。

ミサトもリツコも誰かと通信しているようだ。

 

 

『碇くん……どこ?』

 

 

この抑揚のない冷たい声は……

 

 

「綾波……」

「準備できました!!碇さん、こっちへ」

 

 

サクラに呼びかけられる。

 

 

「大丈夫だよ、サクラ。EVAや使徒では俺に指一本すら触れられない」

「それってどういうことですか!?」

「簡単なことだよ。こういうことだ……ATフィールド展開……モード、エンジェル」

 

 

すると、俺の背中からはATフィールドでできた3対6枚の翼が、頭の上には輪ができる。

 

 

「碇さん……その姿は…」

「ん?あぁ……ATフィールドを改造しただけだよ」

「そんな……ATフィールドはEVAか使徒以外使えないんじゃ……」

「ATフィールドは心の壁だ。簡単に創れる。そろそろだね……綾波、ここだよ」

 

 

俺が綾波を呼ぶ。

 

ドガァン!!

 

すると、隔離室の壁が吹き飛んだ。

『EVA零号機』の手らしきものが入ってきた。

 

 

『碇くん、こっち』

「綾波、先に行っていてくれ。安心しろ、必ず行くから」

『……わかった』

 

 

おぉう、納得してくれたか。

『EVA零号機』は手を引っ込めて飛び立った。

 

 

「ダメよシンジくん!!ここに居なさい」

「アハハハハ!!なにバカなこと言ってんだおまえ」

「なに?」

「なんで俺がおまえの言うことを聞かないといけないんだ?ん?俺は俺だ。俺の自由に行動する」

「そうはさせられない!!」

 

 

関係ないよ……

だって勝手にするもの。

 

俺は『万華鏡写輪眼』を開眼する。

 

 

「なんなのその眼……」

 

 

ミサトが何か言っている。

だが関係ない。

 

周りの艦がうっとおしいな。

 

俺は翼を羽ばたかせて飛翔する。

 

 

「天照!!」

 

 

俺は艦を目視し、次々に黒炎に呑まれていく。

 

いいねいいね、サイッコウだねェ!!

まだ数艦残っているな……

それなら……

 

 

「最大の拒絶!!」

 

 

一気にすべての艦を弾き飛ばす。

よし、こんなもんだろ。

 

 

「綾波、頼む」

『わかった』

 

 

『EVA零号機』が俺の元に戻ってきた。

そして、手を広げる。

そこに俺は乗る。

 

それを確認したのか、『EVA零号機』はどこかに飛んで行った。

 

ククク、楽しみだ。

これからどんなことが起きるんだろ。

アザゼルに今回だけは感謝してもいいかもね。

 

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