ハイスクールD×D~二天龍を従えし者~   作:眠らずの夜想曲

63 / 70
第5話~フォース?そんなの起させるわけないだろ~

―――???。

 

 

「『フォースインパクト』……その始まりの儀式さ」

 

 

儀式?

そんなの必要なんだな。

 

アァアァァァアァァアアァァァァァァァアアァァ

 

キャアァァァァァァァァアアアァァァアァ

 

そんな悲鳴が色々なところから聞こえてくる。

 

 

「そんなことよりシンジくんチョーカーが……」

「ん?おぉう、もう少しで起動しそうだな」

「なんでそんなに落ち着いていられるんだい!?」

「だってさ、あせrおっと?なんだ?」

 

 

突然、激しい揺れが起きた。

俺はあたりを見回す。

なるほど……この前の艦か……

 

ゴオォォォォォォォ!!!!!

 

何回も何回もレーザーを当ててくる。

痛くはないんだけどな……衝撃がな。

 

そのときだった。

『Mark.09』が艦を攻撃して、妨害をしたのだ。

ナイスよ~、さすがにあの衝撃は何回も体験したくないしね。

 

ピーピーピーピーピーピーピーピーピーピーピー

 

チョーカーが動き出した。

 

 

「シンジくん!!」

 

 

そして、俺の首から上が爆散……するわけないだろ。

 

 

「え……」

 

 

カヲルも呆然としている。

 

 

「な、無駄だっただろ」

 

 

チョーカーは確かに作動した。

だが俺の『境界を操る程度の能力』でチョーカーと首の境界をずらした。

だからまったく俺には被害が来ていない。

 

 

「さて、この機体を止めるか……だがその前に。カヲル、また会おうな」

「なにを……言っているんだい?」

 

 

俺はカヲルのいるエントリープラグを強制排出させた。

普通は無理だろう。

普通はな。

俺は普通じゃない。

だからできる。

仕組み?そんなものは分らない。でもできる。

 

 

「次は俺か……」

 

 

俺も機体から出ようとした、その時だった。

 

 

「後始末をするんだ!!しっかりしろ、ワンコ君!!」

 

 

この声は……マリか。

ということは、今絡み付いているのは『EVA8号機』か。

 

 

「うるせぇ……離れてろ。この機体を破壊しつくす」

「なに言ってんだワンコ君!!そんn「黙れ、速くしろ」…わかった」

 

 

渋々納得して、離れてくれた。

じゃあ、破壊しつくしますか。

 

俺はネックレスを外した。

破壊神の姿になる。

 

右手にある、『破壊の刀剣』を適当な場所に突き刺す。

その瞬間、ボロボロと崩壊していく。

10秒がたつ。するとまた崩壊する。

それの繰り返しだ。

数十秒がたつ。すると機体はすべて破壊しつくされた。

 

ミッション、コンプリート(笑)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―――???。

 

 

なにもなくなってしまったので、ソファとテーブル、ティーセットを創造してティータイムを楽しみながら今後どうするかを考えていた。

 

どうしようか……この世界を創造し直してもいいんだけど、それだけはあまりしたくないな。

面倒なことになりそうだ。

 

 

「ガキシンジ!!」

 

 

俺は声のする方に振り向く。

 

 

「お、アスカ。どうした?」

「どうした?じゃないわよ!!なにのんきにお茶飲んでんのよ!!」

「まぁまぁ……落ち着け。これからどうするかこれでも考えてたんだ」

「そんなのミサトたちに合流するに決まってるじゃない!!」

 

 

あぁ……まったく考え付かなかった。

 

 

「それいいな、案内してくれるか?」

「……仕方ないわねぇ、ここじゃL結界密度が強すぎて助けに来れないわ。リリンが近づけるところまで移動するわよ」

 

 

ん?あれは……

アスカも気が付いたようだ。

 

 

「さっきのパイロットね……アヤナミタイプの初期ロットか……」

「アヤナミ、か。連れて行こうか……なんかの役に立つかもしれないし」

「そうね……じゃあ、行きましょう」

 

 

アスカが俺の手を握って歩き出そうとする。

 

 

「ちょっとまて、歩いていくつもりか?」

「しょうがないじゃない!!乗り物なんてないんだから!!」

「はぁ……仕方ない。朱蓮」

『なんだ?』

「な、なにこの声……」

 

 

アスカは無視しておく。

 

 

「頼めるか?」

『いいよ』

 

 

朱蓮の返答を聞いた俺は、朱蓮の肉体を創造して、魂を移し替えた。

 

 

『ふぅ……久しぶりの現世だ』

「ド、ドラゴン!?」

「さぁ、乗ってくれ」

「の、乗るってこれに!?」

「そうだ。早くしろ……てか乗せてやる」

「ちょっとmキャッ!!」

 

 

俺はアスカとアヤナミをを抱き上げて朱蓮の上に乗る。

 

 

「じゃあ、案内頼むぞ」

「わ、わかったわよ///」

 

 

アスカは顔を赤くしながら答えた。

 

 

「朱蓮、いいぞ」

『はいよ』

 

 

朱蓮は空に飛びあがった。

 




今回の番外編はこれで終わりです。
一応、続きます。
まだ映画が上映されていないので、とりあえずここで終わります。

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。