ハイスクールロンドKxD~終わりなき日々の物語を刻む為に 作:カオスサイン
Rond in Prologue
Side?
『目覚めよ…』
「ン?…」
今何か声が聞こえた気がしたんだけど気のせいか?
俺はまだ眠いんだ…
『いい加減に目覚めなさい!』
「あばーくろんびィー!?」
『KANSEN地味た可笑しな断末魔を上げるんじゃない!』
又も何処からともなく聞こえてきた謎の声に再び叩き起こされる。
俺の名は流蛇峰 那鮪土。他人よりちょっと本好きが過ぎているだけの至って普通の中学生の筈だ。
これは俺の夢の中って事で良いんだよな?だってもう深夜の時間回っている筈だし。
それはそうと俺の目の前には全身グリーンの不思議衣装を纏った水色の不可思議な髪型をした男性が立っていた。
「貴方は一体?」
『私の名はオルタナイト・L・タキオンという。
流蛇峰 那鮪土くん、君に折り入ってのお願いがあってこの世界とは違う異世界からやって来た』
「えっ!?」
オルタナイト・L・タキオンだって!?
それってあの「不思議の国のアリス」等の世界的名作を生み出した偉人じゃないか!
って今異世界って言わなかったか!?
『それについては説明しようか』
タキオンさんから話を聞いて俺は驚いた。
まず自分が並行世界のタキオンさんの子孫である事。
タキオンさんは自分の世界で「終わらないアリス」を完成させ己の不老不死という悲願を成就せんがためアリスを好んでいる少女達を願いを叶えるというのを餌に心の中にある物語を賭けて戦わせていた事。
悲願達成まで後一歩という所でタキオンさんの側近であった能力者の少女に裏切られてしまった末にゲームを乗っ取られてしまい自分は力を吸収されて世界から消された事…などだ。
『アンデルセンや世界中の著名人の才能に醜い嫉妬を募らせ視野が狭まっていた私は願いを成就する事だけに目が眩み、少女達の…リデルの心を、物語を蔑ろにしていた…全ては後の祭りという事さ…。
だから私の戻った力を君に託そうと思っているんだ』
「…」
ここでまたビッグネームですか!?
それに力が戻っているという事はそのリデルさんという人はもう…
『この力をどう扱うかは君次第だ。
だがかつての私の様にはならないで欲しい』
「分かりました…タキオンさん貴方の力、最高最善の未来を紡ぐ為に!」
『ありがとう…!』
俺はタキオンさんと握手を交わし力を継承し、タキオンさんは礼を述べたのを最後に姿が掻き消えていってしまったのだった。
これは世界の裏で暗躍する勢力によって脅かされる人々の未来の物語を終わらせない為に戦う者達の物語である!