ハイスクールロンドKxD~終わりなき日々の物語を刻む為に 作:カオスサイン
EPⅢ「TimeisGonetheStoryisTold PARTⅠ」
Side那鮪土
「んー~、特ネタァー…」
黒歌を助けてからも以降、マスターキーにはまだ存在していなかった心の物語の鍵を持ち得た少女達との出会い(内一人にはやられかけたけどなんとか和解)を経て三年の時が過ぎ俺達は高校生になっていた。
「那鮪土、またネタ探し思案?」
「あんまり考えに夢中になっているようだと危ないわよ?なーくん」
「…」
「ン?ああ、無論気を付けてはいるさ。
というか今日も屋上で皆昼飯か」
「そうね」
渡り廊下の階段で三人の女生徒と鉢合わせした。
物静かではあるがどこか棘のある物言いの金髪美少女で暇があるとほとんどは屋上等の高い場所で過ごす習慣がある俺の恋人達の一人である高塔地 チサ。
恋人となった今でも俺の事を弟扱いしてくるのをやめようとしない黒髪清楚で姉気質な一つ年上の鷹野 カノン。
恋人となっても未だに平常時の思考があまり分からない口数の少ない黒髪寡黙美少女の萌木原 モユだ。
「それで…チサ、カノン姉…見えてるぞ?パンティー…うむ…」
そう、今俺の位置からは通常より長目なロングスカートを履いているモユ以外の二人の純白、黄縞々なパンティーという名の超絶絶景が見えていた。
チサは顔を真っ赤にしながらバッとスカートを抑える。
がカノンは
「見せてるんだしノーパンじゃないなら恥ずかしくないもん!」
「うほお…」
「那鮪土…」
カノンは更にそんな事を言いながらノーブラな豊満過ぎる胸元まで強調し始める。
そういう風にしたの俺なんだけどな!
チサはジト目で俺を見てくるがお前も余裕で大概なんだよな…ここでは彼女の名誉の為にまだ言わないけど。
「…私のも見たい?…」
「はいそこ!天然発揮して自然にスカート上げようとしない!」
「ええ…」
モユが持前の天然っ振りを発揮してロングスカートを捲り上げようとするもチサに全力で阻止される。
少し残念がっていると…PiPi!
「ン?ちょっと御免」
スマホのツブッターのTLが更新される。
内容は「『那鮪土、また私達の何人かの下着が盗まれてた』」とあった。
「トウコからか。ちょいといってくるわ」
「気を付けてね!」
「分かっているさ」
俺は御仕事モードになり現場へと急行する事にした。
「機動風紀だ!」
俺はかつて絶対天使の少女達の居た研究所の名を取って駒王学園の風紀委員長を担っていた。
「那鮪土!…」
「安心してくれ」
薄茶髪のサイドテールの女生徒が駆け寄ってくる。
俺の恋人の一人である透皇院 トウコだ。
彼女は普段は一匹狼なスタンスを貫いている為狙われ易いみたいなのだ。
「お、リーダーも来たか!じゃあ現場検証始めるぞ!」
「「はい!」」
副リーダー的存在である綾路 小次郎の号令を受けて機動風紀メンバーが動いた。
「ま、っていってももう既に犯人の目星はついているけどな」
「リーダー、コレが恐らく女生徒達が盗まれたであろう物が詰め込まれているバッグです!」
「うむ!…ンン?…」
メンバーの一人が発見した鞄を受け取り検証を始めると何か違和感を感じた。
そうか!犯人はまだいる!
タキオンさんの名にかけて俺は事件を解決する!
「クロの人物達を連行して来い!
後この鞄の持ち主もだ!」
「はっ!」
数分後…
「「ぎゃっふ!?」」
「何すんだこの野郎!」
「横暴だ!」
「同士との時間を邪魔しないでいただこうか!」
件の人物達、学園一の問題児トリオである松田、浜下、兵藤一誠が連れて来られたが早速口々に文句を言ってくる。
「それは此方の台詞だ。
一体何度俺達の手を煩わせれば気が済む?!」
「ウッ!?…」
「それはそれ!これはこれだ!」
「全然論破出来ていないぞ…」
さて兵藤達は被害者生徒達にとっとと引き渡してと…それよりももう一人のクロを逃がす訳にはいかない。
「何故私まで呼ばれたのかしら風紀委員長さん?」
「この鞄貴方の物ですよね?桐生 香織さん」
「…どっかで落としちゃってずっと探してたのよソレ返してくれない?何も関係無いわよね?」
クラスメイトである桐生 藍華の姉である女生徒がバツが悪そうな表情で聞いてくる。
「白々しい演技だな…兵藤達を焚きつけて自分の鞄に彼等に盗ませた下着を入れさせるように誘導し利用したのは他でもない貴方だというのにな!」
「なっ!?…証拠でもあるの?!」
「証拠ならあるさ…兵藤達は悪い意味で有名で他人の物を利用した所で結局は疑われるだけだ。
だからこそそこに目をつけた貴方はあたかも鞄を落としただけの被害者顔を装ったんだ!
そんなにトウコに振られたのを根に持っているのかなこの百合娘ぇ?」
「なっ!?…///~…」
「あ、この間水色ハートでアピールしてきた人だ!
でも私、那鮪土とチサと付き合ってるし///…」
トウコが思い出したかのようにそう言う。
トウコは以前中学時代に起きたとある一件でチサにも惚れて付き合っている。
それを見て自分も愛されると勘違いした女生徒の兵藤達に便乗した犯行だったのだ。
自身の性癖を暴露されて魂が抜けたのか桐生香織は大人しくなり機動風紀隊メンバーに指導室へと連行されていった。
「!…」
今不穏な鬱陶しい視線を感じたな…彼女に連絡入れとくか…。