波の尖兵の意趣返し   作:ちびだいず@現在新作小説執筆中

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霊亀の元へ!

 霊亀に近づく度に、酷い光景が通り過ぎて行った。

 しもべに襲われている村、土砂の崩落によって壊滅した街。

 見るも無惨な光景というのは、まさにこの事を言うのだろう。

 

「ひどい……!」

 

 レイファはそう呟く。

 それほどの蹂躙が行われているのだ。

 俺としては、すでに見慣れた光景だったが、他の仲間には辛い光景なのは言うまでもなかった。

 

「そらよ!」

 

 元康は、気にしていないのか、それでも勇者らしく霊亀のしもべ達をバッタバッタと薙ぎ倒していく。

 俺も、競ってはいないが殲滅しつつ霊亀に近づいていく。

 

「近づく度に攻撃が酷くなっていくな……!」

「だが、蹴散らしてやるさ! 流星槍!」

 

 元康が発生させたスキルが、敵を蹴散らしていく。

 弱いと言っても、普通の冒険者に比べれば圧倒的に強いのは確かなのだ。

 

「必殺! 飛空剣!」

 

 俺は右手に持った剣で斬撃を飛ばす。

 剣先に込めた魔力で真空刃を生成、飛ばす技だ。

 

「おおおおお! プロテクトウォール!」

 

 ライシェルさんもタワーシールドのスキルを発動させる。

 お陰で全員の防御力が上昇した。

 

「ツヴァイト・ファイアランス!」

「「ツヴァイト・エアロブラスト!」」

 

 ビッチ達も、自分たちに攻撃が来るので、流石に攻撃に参戦する。

 

「竜巻・風龍迅!」

 

 レイファも、龍脈法を使って魔法を放つ。

 ラヴァイトに乗りながら、器用に魔法をコントロールして、周囲の魔物を吹き飛ばしていく。

 

「はああああ!」

 

 リノアもブーメランを投擲して、魔物達を一掃していく。

 アーシャも、その暗殺に長けた能力を遺憾無く発揮して、進路を妨害する魔物を殲滅していく。

 そんな感じでしばらく進んでいくと、霊亀の攻撃範囲に入ったらしい。

 身体が重くなる感じを受けた。

 

「うっ、身体が……!」

 

 最初に悲鳴を上げたのは、レイファだった。

 

「元康」

「おうさ!」

 

 元康は早速、槍を構える。

 

「流星槍!」

 

 元康が放った流星槍が霊亀に向かって飛んでいく。

 しかし、当たった……? それにしては、爆発は小さかった。

 霊亀は無視して進んでいく。

 

「もう一度だ! 流星槍!」

 

 ヒュ────────────────ン……ボカン

 それはまるで、ダメージになっていなかった。

 

「あれ? なんでだよ! 適正レベルは80なはずだぜ!」

 

 元康は憤慨しているが、先ほどから錬や樹の攻撃がないのが気になった。

 もう捕獲されてしまったのか? 

 まあ、俺も手伝わないてはない。

 魔力を練る。俺の遠距離で一番威力のある魔法を放つための詠唱をする。

 

『力の根源たる俺が命ずる。真理を今一度読み解き、彼の者を打ち滅ぼす雷を今ここに招来させよ』

「ドライファ・サンダーブレーク!」

 

 雷が一度、天空に舞い上がる。

 そこから、雷雲が発生して、ものすごい勢いで雷雲が広がる。

 バチバチと高圧電流が迸りながら広がっていく雷雲。

 以前のドライファ・サンダーブレークとは異なり、更に高圧な電流である青い稲妻が形成されていた。

 それに、亀の頭がこっちを向いた。

 俺が、剣を掲げると、そこに雷が落ちてくる。

 

「ソースケくん?!」

 

 ライシェルさんの驚きの声が聞こえてきた。

 だが、不思議と俺は無事なのだ。

 俺は剣先を亀の頭に向ける。亀の頭は口を開いて、何かを発射する体制だった。

 

「サンダー・ブレェェェェェェェェクゥ!」

 

 電撃の本流が剣先から飛び出す。

 それと同時に、亀も光線を発射したのだ! 

 

 バチバチバチと激しい魔力のぶつかり合いが発生する! 

 まさか、こっちに向かって砲撃してくるとは! 

 

「ソースケくん!」

「逃げろ! こっちが押し負ける!」

「!」

 

 ライシェルさんにそう指示を飛ばす。

 

「あれは『裁き』と同じか、それ以上の威力だ!」

「! わかった! 無事で!」

「ごしゅじんさま! 逃げるよ!」

「う、うん、ラヴァイト、お願い……!」

 

 元康達も、どうやら逃げた様子だった。

 俺は腰のポーション袋から魔力水を取り出して口に含む。

 負けるわけにはいかなかった。

 

「おおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!」

 

 俺は、白い光に包まれたのだった。




みんなキョウは早く始末したいんですね笑笑

とりあえず、元康達はこれで退場になりました。

vs本の勇者は見たい?

  • KO☆RO☆SE☆
  • 決着つかず、取り逃す
  • 戦闘回避!
  • そもそも出会わなかったんや…!
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