中間管理録プロデューサー   作:京城香龍

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桐生つかさが新人アイドル達に講習する内容です。
尚、作中の桐生つかさはmy設定ですのでご了承ください。

中間管理録トネガワ21話「講習」のパロディ回です。

・登場アイドル
杉坂海
愛野渚
柳清良
八神マキノ
丹羽仁美


Agenda2「346プロアイドル講座〜桐生つかさ編〜」

渋谷にそびえる巨大ビル…それこそが…老舗芸能プロダクション「346プロダクション」……!!

前回のオーディションにて合格した…12名が…無事に346プロダクションと…所属契約を交わして最初に受ける…アイドル会の洗礼……!

それは……開講する…!プロデューサーによる、346プロアイドル講座……!

 

ざわ………ざわ………

 

プロデューサー…開口一番…!

「さて…ここにいる皆さんは…“アイドル”というものにどういうイメージを持っているだろうか?」

「どうですか?そこの赤い髪の…」

プロデューサーが村上巴を指名して質問する。

「わしか?わしの勝手な印象じゃが…チャラチャラしとる……?」

「ふむ…チャラい、と?」

「おうっ……」

「なるほど…チャラい……見方によってはそれもあるでしょう」

プロデューサーは村上巴の回答を肯定する。

「しかし実際に346プロダクションに所属して活躍しているアイドル達は皆、“チャラい”という次元ではないほど…“奇天烈”……!予想した斜め上の行動をとってきます…!」

 

ざわ………

 

プロデューサーが続ける。

「まぁ論より証拠……私から延々と能書きを垂れるより…実際に…本物のアイドルから話を聞く方が早いでしょう…!」

ーパンパン

プロデューサーが手を叩くと、

「!」

ーガチャ

「待ってたぜ!」

ざわっ……

「ううっ…」

「あの子は…!?」

一人のアイドルがドアを開けて入ってきた。

そのアイドルとは…

「フフフ…皆さんもご存じかとは思いますが…“JKギャル社長”の肩書で…社長…学生…アイドルと三足の草鞋を履いている……桐生つかささんです…!!」

桐生つかさが現れた…!!

プロデューサーは桐生つかさを一通り紹介したのち、横の席に座らせて続ける。

「これから桐生つかささんのアイドルエピソードにまつわる問題を出すので……皆さん…答えを考えながら…346プロのアイドルたるものは何たるものか…を…心得てほしい…」

 

 

前置きを言い終わったプロデューサーは問題を出す。

「というわけで……まずは…第一問…!つかささん…!」

「おうっ!」

プロデューサーの声に応えて桐生つかさがスカートのポケットから自分の名刺と学生証を出す。

「この通り…桐生つかささんは…御年18歳にして(株)桐生興行の代表取締役であるとともに…福井県にある私立嶺北高等学校の現役高校3年生です。ではなぜ現役の女子高生でありながら会社の社長業を兼ねているのでしょうか?」

「はいっ!」

新人アイドルの丹羽仁美が手を挙げて自慢げに答える。

「それはつまり…お金をうんっと稼ぐため!!」

「ブー!あたしはそんな小さい了見で起業したんじゃねぇっつぅの!」

新人アイドル丹羽仁美はハズレ、桐生つかさより厳しい説教が飛ぶ。

「はい!」

新人アイドル愛野渚が手を挙げて答える。

「もしかして…っ…家族から人生の修行のために……社長のイスに座らされた…とか……っ?」

「惜しいな!人生の修行ってのはあってるけど親から言われてやったんじゃねぇよ!」

「は…はぁ……」

隣に座っていた桐生つかさと愛野渚と同い年の杉坂海も困惑する。

 

ーざわ…ー

 

「ではつかささん…正解を…」

「ああ!正解は…早く自立してぇからだよ!」

 

ーざわ…!ー

 

「じ…自立って……?」

「ええええ…!?」

 

ーざわ…ざわ…ー

 

「理由としてはごもっともだけど…たったそれだけのために起業したの…!?」

講座にきていた柳清良が仰天しながら質問する。

「なぁに死ぬ気になりゃなんでも出来るし!人生自分の足で歩くヤツの方がカッコいいっしょ!?」

 

ーぞっ…

ーざわ…ざわ…

 

桐生つかさの予想外かつ意識高い回答に清良はじめ受講生一同は背筋を走らす。

「さて…続いて…第2問…!つかささんの会社の事業は「女子高生・ギャル向けアパレルブランドのプロデュース業です。では…つかささんは起業するにあたって何故アパレル業を選んだのでしょう…?」

 

ーざわ…ー

 

「ええっ!?」

「そんな事…ウチらに聞かれても…」

「度し難いな…」

「はい…っ!」

奥山沙織が手を挙げる。

「す…好きこそ物の上手なれ、で…その…お洋服が好きだから…?そ、それとも…?」

「ではつかささん…」

「おう!あたし、校則とか慣習とかに縛られるの大嫌いなんで!だから改革(イノベーション)を起こそうとしたのさ!あたしと同じ立場の女の子を奮い立たせてさ!」

 

ーざわ…ー

 

「いやいやいやいやっ…ルールとかイノベーションとか…たったそれだけの理由で…!?」

受講に来ていた真鍋いつきが突っこみながら立ち上がる。

「おい!」

「!?」

「みんな死ぬ気で生きてんの!?他人をとやかく言うより、自分が何をしたいか?それがアイドルとしての本質じゃね?」

 

ーざわ…ざわ…ー

 

桐生つかさの一括に会議室内は静まり返った。

「さて…まだまだ続きますよ…第3問…!」

 

結局…プロデューサーによる346プロアイドル講座はこの小1時間に及び…終了…!

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