深雪と別れた2人は自分のクラスである1-Eに向かった
「兄さん、確か二科生は教師がいなくて授業内容の課題が出されるだけなんだったよね?」
「確かそのはずだ」
そんな会話をしながら教室に入ると真っ先にエリカが声をかけてきた
「達也くん、零司くん、おはよー!」
「おはようエリカ」
「おはよーエリカ」
零司は笑顔でエリカに手を振りながら挨拶を返す。そして達也が席に座ると左に美月が座ってて、達也の右に零司が座る
「おはようございます。達也さん、零司さん」
「「おはよう美月」」
美月に挨拶をしそのまま達也と零司はキーボードに手をかける
「2人とも何してるの?」
「受講登録を済ませておこうと思ってね」
「左に同じ」
「スゲーな」
「ん?」
「おっとすまねぇ、今どきキーボードオンリーなんて珍しいからな」
「そうか?慣れればこっちの方が楽なんだ」
「朝から珍しいってワードがよく飛び交うよ…」
「そうなのか?おっと自己紹介がまだだったな、西城レオンハルトだ、レオって呼んでくれ」
「司波達也だ、俺のことは達也でいい」
「弟の司波零司です、零司でいいよ」
「オッケー、達也に零司だな!よろしく!」
その後エリカとレオがいがみ合ったり、小野遥と言うカウンセラーの教師がきたり、工房見学をしたりと色々あってようやく昼休み、食堂で5人仲良く食事を取っている所に深雪が現れた
「お兄様!」
「誰?」
「妹だ」
「はい、エリカご一緒してもいいかしら?」
「ここ空いてるからいいわよ」
エリカが深雪を隣に座るように促そうとした瞬間深雪を取り囲んだ男子生徒のひとりが口を挟んだ
「司波さん…ウィードと相席なんてやめるべきだ」
「そうだよ司波さん、ウィードとのケジメはしっかりしないと」
「んだと?」
一科生と二科生が一触即発の展開になりかけたその時達也が立ち上がった
「深雪、俺はもう食べ終わったから先に行ってるぞ」
「兄さん、俺はもう少しここでゆっくりしてくよ」
「そうか」
「あ、おい達也!」
「達也くん!」
零司を残して4人は食堂を去っていった
「おい、お前は行かないのか?」
「聞こえなかったのか?俺はここでもう少しゆっくりすると言ったんだ、座りたければ勝手に座れ」
ほんの少しだけ殺気を混ぜて男子生徒に言う
「では失礼して、光井さん、北山さん一緒に食べましょう?」
そういい深雪は零司の隣に座り、光井、北山と名乗る一科生の女子生徒が前に座る
「ちっ!おい行くぞ!」
「おい待てよ」
「(たったこれだけの殺気で怖気付くとは…一科生も大したことないんだな…正直ガッカリだ)」
深雪に群がってた一科生の集団は立ち去り深雪とその友達であるかと思われる女子生徒2人と食事をとる事になった
◇◇◇
深雪が連れてきた(勝手についてきた)一科生の連中を退け4人で食事を取りつつ会話をしていた
「あの!私、光井ほのかって言います!ほのかって呼んでください」
「北山雫、雫でいいよ」
「司波零司だ、よろしく。俺のことは零司でいい」
「ビックリしました!森崎君を言い負かすなんて!」
零司「森崎ってあのクイックドローで有名な森崎一門のか?おいおいマジかよ、信じられねぇ」
森崎家のクイックドローは有名だったため零司は自分が食ってかかった男子生徒が森崎だと知り酷く落胆したそのことを知る由もないほのかと雫は首を傾げ、深雪は楽しそうに笑ってた
「その有名な森崎家の人間に殺気だけで退けるなんて、さすがです零司兄さん…いえ、零司兄様!」
「言うて五パーセントしか出てない…ってあれ、深雪?今俺のことをお兄様って…」
「はい!流石です零司お兄様!」
達也に気長に待てと言われていつまで待つのだろうと思ってたら零司は案外早く呼んでくれた。その後昼食を終え午後の見学を終えた
放課後の校門でもまたあの森崎ともめていた。
「いい加減にしてください!深雪さんはお兄さんと帰ると言ってるじゃないですか!」
普段大人しそうに見える美月が最も熱くなっていた
「大体、貴方達に深雪さんとお兄さんを引き裂く権利があるんですか!」
「ちょっと美月……そんな、引き裂くだなんて」
「深雪……何故お前が焦る?」
「別に焦ってなどいませんよ?」
「そして何故疑問形?」
達也と深雪が会話している間も言い争いはどんどんヒートアップして行くかと思われたが
「なぁーもいいんじゃね?そんなヤツら放っておいてさっさと帰ろうぜ〜」
「お前…昼休みの時の!」
「美月、お疲れ様…変わるよ」
「でも…」
「いいからいいから」
美月にエリカ達の方へ行くように促し森崎の目の前へ立つ
「同じ新入生じゃないか、今の段階でどれだけお前らと俺達に差があるって言うんだ?」
「そんなに見たいなら見せてやる!才能の差ってやつをな!」
そういい森崎は懐から拳銃型のCADを取り出して額に付けた
「零司お兄様!」
「深雪!あいつなら大丈夫だ」
森崎は銃口を零司の額に付けて直ぐに引き金を引こうとしたが引けなかった
「(何故だ…何故引き金を引けない)」
「おいどうした…さっさと引けよ」
「い、言われなくても今すぐ引いてやる!」
「おい、手が震えてるぞ?引かないのか?引けないんだよな」
零司の放つ殺気は近くにいる森崎だけでなく達也以外の人間ですら怯えているこの状況をどうにかしようとほのかは無意識に自分のCADを辺り閃光魔法を発動しようとするが魔法が発動する前に霧散した。
「止めなさい!自衛目的以外での魔法攻撃は校則違反以前に犯罪です!」
聞き覚えのある声に零司は放ってた殺気を消し声のした方向へ視線を向けた。
「風紀委員長の渡辺摩利だ。事情を聞きます、全員着いてきなさい」
「すみません、悪ふざけが過ぎました。」
「悪ふざけ?」
「ええ、森崎一門のクイックドローは有名ですので、後学の為に見せてもらおうと思ったのですが、どうやら引き金を引く勇気が無かったようで」
「ならそこの女子が攻撃性の魔法を放とうとしていたのはどういう事だ。」
「あれはただの閃光魔法ですよ。威力も充分抑えられてたから失明の危険もありませんでした。」
「ほう、君はいい目をしているんだな」
「実技は苦手ですが、分析は得意です。」
「誤魔化すのも得意なんだな」
「誤魔化すなんて…」
「もういいじゃない、摩利!」
摩利と達也の会話に真由美が割ってはいる
「ねぇ達也君、本当にただの見学だったんだよね?」
「生徒同士で教え合うことが禁止されているわけではありませんが、魔法の行使には起動するだけでも細かな制限があります。この事は一学期内で授業で教わる内容です。魔法の発動を伴う自習活動は、それまで控えた方がいいでしょうね」
真由美の言葉を聞いて隣にいる摩利が形式的な言葉を述べた。
「……会長がこう仰られることであるし、今回は不問にします。以後このようなことの無いように」
「君、名前は?」
「1-E司波達也です」
「君は?」
「ん?俺ですか?」
「そう、君だ」
「同じく1-E司波零司です」
「そうか、覚えておこう」
そういい真由美と摩利は立ち去って行ったその後森崎が達也と零司に認めないぞ宣言をし逃げるように立ち去りほのかと雫が達也と仲良くなりエリカの緊張の糸が切れたかのようにその場にヘロヘロと座り込んでしまった。
「おいエリカ、大丈夫か?」
零司は座り込んでしまったエリカに手を差し伸べ立たせてあげた
「ありがとう零司君、零司君のものすごい殺気にちょっと当てられちゃっただけ、もう大丈夫だから…手、離してくれる?」
「す、すまん!怖い思いさせてしまったな。何かお詫びしよう」
その後下校中、エリカに自分のCADの調整を頼まれ、少し特殊なCADだったが断りに断り切れず零司はその願いを聞き入れるのであった
〜To Be Continued〜
ここまでのご視聴ありがとうございました。
後半ちょっと内容薄くなったかな?それにエリカちゃんちょっとか弱い?キャラ崩れそうなら建て直さなきゃね
LiSAのRising Hope聴きながら書いてるから筆が進む進むw
それではまた次回