黒猫の魔法使いと個性社会   作:オタクさん

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初めまして、オタクさんと申します。

誤字脱字とか多いと思いますが、楽しんで読んで下さると嬉しいです。

後、原作を把握できていなかったり、キャラが少し原作と違うかもしれませんが、ご了承していただけるか、コメント欄で教えていいただけると幸いです。

それではどうぞ。



誤字を修正いたしました。そして、報告をしていただきありがとうございます。




1話 やって来たのは、ヒーローではなく魔法使いでした。

ここは、港町トルリッカ。

 

辺りには、魚や野菜などを売る商人と買う人の声で活気が溢れ賑やかだ。

 

そんな中、黒いローブを目元から足先までピッチリと羽織り、正体不明な人物が肩に黒猫を乗せて歩いていた。

 

港町らしく潮の香りがする強い風に吹かれ、ローブから顔が露になる。

 

顔を見る限りではまだ年若い女性だ。

バブルピンク色の髪と瞳を持ち、右の房は軽く三つ編みにしている。

 

女性の名はキキ・レイラドル。

 

黒猫の名はウィズ。

 

彼女はいつも、黒猫を肩に乗せているので、黒猫の魔法使いと呼ばれている。

そんな彼女達を謎の光が包み込む。

 

「まただね」

 

「はぁ~。またにゃー」

 

男性にしては声が高く、女性にしては声が低いアルト声で少し呆れ気味で呟いた。

 

猫も喋ったのだが、周りには聞こえていないし、キキはもう馴れていると言うよりも、元人間だと知っているから気にしていない。

 

ウィズは元々人間で、キキを助ける為に自分の身を犠牲にして猫になったのだ。

 

ウィズは四聖賢と呼ばれていて、この世界クエス=アリアスの魔導士のトップクラスの実力を持ち、キキの師匠だ。

 

今、旅をしている理由もウィズを人間に戻す為だ。

 

そして、この光は異世界に行く時の合図だ。

この光は最低でも月に一回は現れる。多いと月に二回も現れる。

 

「また、変なところに飛ばされけなきゃいいにゃ」

 

「そうだね」

 

酷い時にはいきなり海へと落とされたり、戦場のど真ん中に放り出されることがあるのだ。

 

一抹の不安を抱えてまた新たな冒険が始まる。

久し振りにかつての仲間に会えるのか、それとも初めての場所なのか、高鳴る胸の高揚感を抑えて...

 

 

 

光に身を委ねた。

 

 

 

光が消え、辺りを見渡せるようになる。

 

そこは、背の高い建物が行儀よく並び、人が歩く道と物凄い速さで走って行く鉄の塊専用の道で別れていた。

人が歩く道には木が所々に植えられている。

 

そこはかつて、リレイ達と出会った場所と似ていた。

けど、違う点もあった。

 

人が普通ではなかったのだ。

 

ある者は翼が生えていたり、また、ある者は頭から触覚を生やしている。腕が四本だったり、やたら背が高かったり低かったり、ガッチリとした体格だったり、逆に簡単に折れそうな柔い体格の人もいる。

 

動物みたいだけど人間と同じ体格の人もいた。

これに関しては、クエス=アリアスでも、バロンという人間と同じ体格のライオンの魔導士がいる。だから、驚くことはなかった。

 

そもそも、キキは色んな異世界に行ったことがあるので、そこまで驚かない。

ただ、ここまで色々な人達がいるのは珍しいなあ。と、思ったのであった。

 

 

異世界に着いた時に先ずやることは情報収集だ。

 

キキは適当に歩いていると、薄くて四角い箱が沢山置かれていて、大体同じ映像を流していた。

 

確かこれは、テレビだとキキは思い出す。

テレビは情報収集するのに使うと、蓮司がそう言ってた筈だ。この状況にはうってつけだ。

 

キキは暫くの間、テレビを見ることにする。

 

 

 

暫く見ていると、大体この世界の事が解ってきた。

この世界には"個性"と呼ばれる不思議な力があり、強大な力だったり、炎を出したりと人によって千差万別らしい。

 

この"個性"の使い方で呼び方が変わるらしい。

"個性"を人々の為に使うのがヒーロー、"個性"を悪いことに使うのが敵(ヴィラン)と呼ばれていた。文化レベルはリレイ達と似ているが、ヒーロー、敵(ヴィラン)がいることからアレイシア達がいる世界と似たようなものだと判断をする。

 

そして、キキの格好は敵(ヴィラン)に見えるらしい。

テレビを売っている店の人達が、こちらに指を指して険しい顔でひそひそ話をしている。

 

面倒ごとにならない内に店から離れようとする。

 

ドンッ

 

その時、店の人ばかり気にしていたせいで、キキは誰かとぶつかってしまう。

 

「うぉぉ!」

 

「...ッ!」

 

キキは微動だにしなかったものも、少年は鍛えていないのか、いとも簡単に尻餅をついてしまう。

 

「イッタ」

 

「ごめん。大丈夫?」

 

キキは少年に手を差し伸べる。

緑色のもじゃもじゃ髪にそばかすのある地味めな顔。

黒い制服を着た少年だ。

 

「あ、ああ。す、すすすいません!すいません!」

 

少年はキキの手を借りずに、素早く立ち上がるとお辞儀を繰り返し謝りだす。

 

「あの人も、私達のことを敵(ヴィラン)と勘違いしているにゃ」

 

ウィズは幸先が良くなくて溜め息をついてしまう。

ウィズは本来、人前では話さないが、囁いているから聞こえておらず、何よりも今の彼には周りを見えていないので堂々と話す。

 

キキは少しでも怪しい者ではないと証明する為にフードを取り、顔を露にして笑顔を見せる。

 

少年はキキと目と目が合うと、顔を真っ赤にして、余計にてんぱって動きが激しくなる。

 

「うゎゎゎわー!?ほ本当に!ごごごめんなさい!」

 

「あの、落ち着いて」

 

キキが必死に少年を落ち着かせようとすると...。

 

「彼方です!速く来てください!あの人が襲われています!」

 

いつの間にか、店の人がいなくなっており、見るからに強そうな人を連れて来る。

 

「キキ、逃げるにゃ!」

 

ウィズがキキの肩で強く囁いた。

ウィズと同じ考えのキキは、精霊強化の魔法を自分に掛けて、普通の人間には走れない速度を出し、この場から逃げ出すのであった。

 

 

 

キキとウィズが逃げ出し、緑色のもじゃもじゃ髪の少年がぽつんと立っていた。

 

少年は逃げたキキの後ろ姿を呆然と見詰めていた。

 

そんな少年に声をかけたのは、ベリーショートの黒髪で髭が生えた厳つい顔の五十代の男性だ。

身長は180cm程で小麦色の肌は鍛え抜かれた筋肉で、はち切れんばかりだ。その姿は、誰もが現役のヒーローだと直ぐに分かる程だ。

 

でも、彼の姿はヒーローと言うよりも軍人だ。

ポロシャツの様な長袖の黒いシャツに迷彩柄のズボン、靴はアーミーブーツを履いている。腰には仕事用の道具をしまうウエストポーチを着けている。

 

男性はキキを追いかける事を止め、見た目とは裏腹に少年の目線まで、腰を下ろし優しく見つめる。

 

「もう、私が来たから大丈夫だ。少年よ、どこか痛いところはあるか?」

 

「いえ、大丈夫です!その見た目、その格好。もしかして、見守りヒーローシュッツですか?!」

 

少年はシュッツにキラキラした眼差しを向ける。

 

「ああ、そうだ」

 

シュッツは少年に笑顔を向ける。

 

「シュッツ。ドイツ語で守護という意味で、その名の通りに児童養護施設オアシス東京の警備隊長を勤めていてる。施設の子供達から熊さんと呼ばれている程、慕われていて、暇さえあれば子供達とのふれあいを欠かせずにしている。ヒーローとしては、数十年間も働いている大ベテランだ。戦い方は見た目通りの前衛タイプの肉弾戦を得意とする。"個性諸刃の剣"は、オールマイトと負けず劣らずの威力を持っているけど、個性を使うと代償として殴ったり蹴ったりすると、その箇所が折れる。なので、普段は鍛えられた肉体のみで戦い、いざという時しか使わない。そもそも、児童養護施設の警備員ヒーローと共に戦っている為、個性を使わなくてもよくて......」

 

少年の饒舌さにドン引きしていたシュッツだったが、最後の歯切れの悪さ、笑顔で語っていたはずなのに、今は俯いている。雰囲気からでも負のオーラが感じる。

 

シュッツは気を取り直し少年に優しく声をかける。

 

「少年よ。どうしたのかい?何か悩みがあるみたいだね。私に話をしてみたらどうだ?話すだけでも、スッキリするぞ。君の知っての通り私は、児童養護施設で働いているから、少しは力になれるぞ。どうだ?少しは話してみるかい?」

 

少年は覚悟を決めて叫んだ。

 

「......"個性"がなくても、ヒーローにはなれますか?!」

 

少年は頬を赤く染め目を閉じたまま立っている。

シュッツは無言で立ち上がると、少年の頭のてっぺんから足先まで数十秒かけてじっくりと見た。

 

「....目を開けなさい」

 

少年はシュッツの言われた通り目を開けた。

シュッツの目線は少年と同じ目線だった。少年から見たシュッツの顔は、厳しくてどこか優しい父親のような微笑みだ。

 

「....はっきり言おう。今の君には無理だ。なんでかは君は分かる?」

 

「....それは..."個性"がないから...」

 

少年は辛そうに言う。

 

「違う。それは単純に鍛えていないから。"個性"がなくても鍛えたり、道具を駆使したり、他の人達と力を合わせれば、意外といけるもんさ。...けど、ヒーローになるまでの道が果てしなく遠い。他の人達よりも何十倍も何百倍も」

 

「......もし、僕が鍛えて、強くなったとしても......」

 

 

 

「"個性"がない僕と一緒に戦ってくれる人はいますか?」

 

少年が絶望に満ちた表情で抑揚の無い声で言う。

 

「............ごめん......。それに関しては...何とも言えない。......本当にごめんな」

 

ヒーローの世界はいつだって危険で、名のあるヒーローが急に死ぬこともよくあることだ。でも、素人から見れば、華やかで格好いい世界。その個性を使って誰かを守る姿は誰もが格好いいと認める程だ。

 

けど、現場は違う。

力が及ばなくて死んでいった者。守れなくて、死に逝く者をただただ見ることしか出来なかった者。遺された家族の哀しき声を黙って聞くことしか出来なかった者。捕まえた敵(ヴィラン)に逆恨みをされ、家族を殺された者。

 

そんな中で、"個性"が無い人と一緒に戦ってくれる人はいるだろうか?いや、いない。強力な"個性"を持っていてもなお、誰かと組まなければ勝てない敵が沢山いる。せいぜい、一人で戦えているのはオールマイトぐらいだ。あれぐらい強力な"個性"を持ってないと無理だ。

 

シュッツがそんな事を考えていると、少年は黙って帰ろうとする。

 

シュッツはポーチから名刺を取りだし、少年の手に持たせると、再び目線を同じくして真剣な表情で向き合った。

 

「はっきり言おう。君の考えている事と同じで、一緒に戦ってくれる人は誰一人いない。けど......」

 

「君が命を掛ける覚悟があるのならば、そこに私の電話番号を書いてあるから...その時に電話をかけなさい」

 

少年は名刺を見る。

そこにはヒーロー名が目立つように書かれている。他にも児童養護施設オアシスの住所、電話番号と個人の電話番号が書かれていた。

そして、諸橋 刃【もろはし やいば】と、シュッツの本名が書いてあった。

 

「私が責任を持って君を鍛えよう。もし、私が一緒に戦える状態なら、一緒に戦おう少年」

 

「......どうして?どうして!そこまで!僕の事なんかのことを気にかけてくれるんですか!?みんなは"個性"が無いことを馬鹿にするのに!」

 

少年は目に涙をためて叫ぶ。

シュッツは少年の頭を優しく撫でながら...

 

「ヒーローは敵【ヴィラン】と戦うだけでの者でない。ーーー困っている人を救けるからこそヒーローだ」

 

少年はシュッツに抱きつき溢れる涙を流した。

 

 

 

「少年、名前は?」

 

「....ウゥ、緑谷出久【みどりやいずく】です。グッス」

 

シュッツは緑谷の背中を泣き止むまで優しく撫でた。

緑谷の目には涙が残っているが、今では満面の笑みを浮かべている。

 

「...あの、すいません!」

 

「何だ?」

 

「サインお願いがします!」

 

緑谷はリュックサックからノートとペンを取り出し、お辞儀をして頼み込む。

 

「ああ、何だそんなことか。良いよ」

 

シュッツはノートとペンを受け取ると、見開きいっぱいにサインを書いた。

 

「有り難うございます!一生もんの宝にします!...そして、今日は、本当に有り難うございます!!」

 

緑谷は深くお辞儀する。

シュッツは優しく言う。

 

「良いんだ。それよりも、もし、君が困っていたら電話をかけてくれ。いつだって、君の力になれるから」

 

「はい!有り難うございます!!」

 

緑谷は何度もお辞儀して帰って行った。

シュッツはその姿が見えなくなるまで、手を振り続けたのであった。

 

 

 

「いやあ~。流石ヒーロー。とても格好良かったです。それにしても、あの人は敵(ヴィラン)だったのかしら?」

 

緑谷がいなくなった後、女性店員がシュッツに話し掛けた。

 

「いや、あの子は敵ヴィランじゃない。敵(ヴィラン)だったら、少年のことを気にかけたりはしない」

 

「じゃあ、なんで、あの少年はあんなに慌てふためいていたのかしら?」

 

「それは彼が大方、虐められていたのだろう」

 

「虐めであんな風になるのですか?」

 

「ああ、そうだ。虐めは人の精神を殺す所業で、例え終わったとしても、一生心を蝕み、人とのコミュニケーションが上手く出来なくなる。そんな虐めはくだらないことでよく起きる。......本当は救けてあげたいだけど、この手の問題はデリケートすぎて、下手にやると悪化するだけだ。それに...彼が心配かけたくない人に心配させるからな。あまり人には知られたくないと思うし...」

 

シュッツは大きく溜め息をついた。

 

「....そうですね。だから、彼に名刺をあげたんですか?」

 

「ああ、そうだ。これで助けを求めてくれると良いんだが」

 

「上手くいくと良いですね」

 

「上手くいけば良いんだが。...さて、そろそろ、私はあの子を追いかけなければならない。あの子は敵(ヴィラン)ではないとはいえ、公共の場での個性の使用と、わざわざ怪しい行動をしたことについて、追求をしなくてはならないからな」

 

「そうですか。では失礼します」

 

女性店員のお辞儀をすると店に戻る。

 

シュッツはキキが逃げていった方をじっと見詰める。

そして、小さな声で呟く。

 

 

 

 

「....あの子は一体...」

 

プロヒーローの経験が、彼の胸をざわめかせる。

シュッツは急いで後を追うのであった。

 

 

 

 

 

キキは無事に逃げられたことに胸をほっと撫で下ろす。息を整えると街の中を散策をし始めた。

 

適当にぶらぶらと歩いていると...

 

 

 

ドゴオオオォォォーーーーーーーンンンンン!!!

 

どこかで大規模の爆発が起きた。

 

けたたましい音が鳴ると共に遠くから煙が上がる。

 

煙を見る限り、そう遠くはなさそうだ。

逃げだしている人もいるが、中には現場に向かっている人もいる。

 

キキは勿論。

 

「行こう!」

 

全速力で現場に向かうのであった。

 

 

 

現場には、この事件の様子を見る為の人だかりができている。

 

彼らの目線の先には強靭な肉体を持った焦げ茶色の熊の様な二メートル越えの大男が、片手で幼い少女を掴んでいる。もう片方の手は鋭い爪を少女の首に当てている。

 

変わった服を着たヒーローと思わしき二人組が何も出来ずにいた。

 

「ママー!!たすけて!」

 

少女は号泣しながら助けを求める。

 

「彩希!」

 

警察らしき人達が周囲の人達を押さえ込む。

少女の母親らしき人も泣きながら、行こうとするが警察に止められていた。

 

キキは中々前に進めなくて、イライラしながらも少しずつ前に進む。

その度に他の人とぶつかり舌打ちされるが、そんなことはどうでもいい。早くあの女の子を助けることしか考えていなかった。

 

一番前まで出ると、敵(ヴィラン)と少女に向かって走り出す。

周りの人達は驚いてキキを止めようとする。

 

「あの子は馬鹿か!」

 

「あの馬鹿野郎!何してるんだ!止めろ!止めろ!!」

 

「君が行ったって、無駄だ!死ぬだけだ!!引き返せ!!」

 

キキは周りからの罵声を気にせず、ただがむしゃらに走りながら、敵(ヴィラン)の様子を観察する。

 

「何だあ!?あの女!」

 

敵(ヴィラン)は驚いて数秒間の間固まるが、我に返ると少女の首に強く爪を当てようとする。だが、そんなことをさせる暇は与えない。

 

キキは走りながら、魔力を込めたカードを敵(ヴィラン)の顔に向けて投げ付ける。

 

カードは敵(ヴィラン)の顔に当たるのと同時に、強い光を放つ。

 

「目が!目がーーー!!」

 

敵(ヴィラン)があまりにも強い光で目を痛め、両手で顔を抑えこんだ。

その拍子に少女を放り投げた。

 

キキは少女を受け止めると、一旦敵(ヴィラン)から離れて少女を下ろし優しく声を掛ける。

 

「ヒック、うぇーーん!怖かったよ!怖かったよ!」

 

「よーし、よしよし。怖かったね。うんうん。本当に君は頑張ったよ。随分と待たせちゃってごめんね。でも、もう大丈夫」

 

キキは泣きじゃくる少女の頭を優しく撫でた。

キキは少女と目線の高さを同じくすると優しく問い掛ける。

 

「お嬢ちゃん。ママのところに一人で行ける?」

 

「....うん、大丈夫、行けるよ。お姉ちゃんは?」

 

少女は泣き止めキキを見る。

 

「君のことを傷付けた悪い人を今からやっつけるんだ。お姉ちゃんは強いから大丈夫。...だから、もう、行きなさい。君のママが待っている」

 

キキは話している途中に気付く、敵(ヴィラン)が動き出すことを。

 

「うん!!」

 

少女は笑顔で返事をして、こちらに目をくれずに走り去る。

 

少女が無事に人集りの中に入るところを見守りながらも敵(ヴィラン)を睨む。

 

「テメエエエェェェーーーーーーー!!テメェだけは!テメェだけは!!絶対に殺す!!!」

 

怒りで我を忘れた敵(ヴィラン)が襲い掛かる。

キキはカードに魔力を込め迎え撃つ。

 

 

 

この世界の初めての戦闘が今、始まるのであった。

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