黒猫の魔法使いと個性社会   作:オタクさん

23 / 69
22話 訓練その一

訓練がまだ始まったばかりの春。

 

緑谷は砂浜に足を取られたり、粗大ゴミを持ち上げ足るのに苦労をしていた。

悪戦苦闘をしながらも、自分の出来ることを行い続けて、少しずつ糧にしていく。そんな彼に、もっと頑張りを要求をする女性と黒猫が一匹いた。

 

「じゃあ、次はゴミ山の上を歩いてみるにゃ」

 

「えっ?なんでですか?」

 

「足場が不安定になっても戦えるようにするためにゃ」

 

「ああ...なるほど...」

 

「キキ。取り敢えず、見本を見せてあげるにゃ」

 

「分かった」

 

キキは慣れた手つきでゴミ山を登っていく。

しかも手を使わずに、次々と足場を跳び跳ねるように登っていく。それを見届けてから緑谷も窪みに手を引っ掛けて、体重を掛けても大丈夫そうなところに足を乗っけて、ゴミ山をよじ登り始める。

初めて登るゴミ山に戸惑って時間が掛かる。しかもゴミは、適当に積まれているせいで、足場を選ぶのを一苦労させる。

 

「うっわ!?」

 

足場が崩れて緑谷の体は重力に従って落ちる。

その体をキキが唱えた風の魔法で受け止める。

 

「大丈夫?」

 

「なんとか...」

 

「ゆっくりで良いから頑張って」

 

「は、はい!」

 

緑谷は一時間程掛けてゴミ山を登る。

基礎はまだ出来ていないのに、ウィズは何故こんなことをやらせるのには理由があった。それはゴミ山はいずれ片付けられるからだ。基礎をつけなければいけないことは分かっているが、ゴミが山のように積もっているうちにやらせておきたかったのだ。

 

不安定な場所を歩かせるだけだったら、街の中でも出来るが、それだと他人に迷惑掛かる。と、オールマイトから言われてゴミ山を登らせることにする。

 

緑谷がゴミの山の天辺に辿り着くと、キキが緑谷の手を握って歩かせる。暫くの間歩かせられたら、また新たな要求が求められた。

 

「今度は飛び降りるにゃ」

 

「えっ!?せっかく登ったのに!?」

 

「そうだにゃ。高いところからの受け身の練習も必要だにゃ。...けど、そこから降りるのは危なそうだから...出久、砂浜が見えるところまで、移動をするのにゃ」

 

ウィズがゴミ山を登らせた目的その二。

ゴミの山から飛び降りて受け身の練習。ここは砂浜だから怪我をする危険性はかなり低く、練習するにはもってこいな場所だ。

 

「わ、分かった」

 

緑谷は落ちそうになりがらも、なんとかゴミ山の上を歩いて目的の場所に着く。

 

「降りる手本はキキがやるにゃ」

 

キキは何も言わずに躊躇なく飛び降り、綺麗に足から着地をすると、すぐに手を地面につけて転がり、勢いのまま立ち上がる。

凄いと思った緑谷は手をパチパチと叩く。振り返ったキキは緑谷に催促をする。

 

「次は出久の番だよ」

 

「えっ!?結構高さはあるよ!」

 

「これぐらいの高さは平気にゃ」

 

緑谷は怖がって突っ立っている。

何度か深呼吸をした後に意を決して飛び降りる。

 

「うっわわーー!!?」

 

恐怖で叫び、途中で体勢を悪くなってしまったのか、全身で受け止めようにも格好悪く落ちてしまった。

 

「イテテ...」

 

砂だらけになった緑谷は痛がっていた。

 

「大丈夫?」

 

「な、なんとか!!」

 

キキは心配をして近付いたことにより、女性慣れをしていない緑谷は顔を真っ赤に染めて後退りをする。

ウィズは思案顔を浮かべていた。

 

「今日の受け身の練習はこれぐらいでいいにゃ。後は夕方になるまでずっとゴミ拾いにゃ。今日の模擬戦は夕方にゃ」

 

先ずは高いところと女性に慣れさせる方が先だと、緑谷の様子を観察をしたウィズはそう思い、暫くの間はゴミ山の上を歩かせて、慣れる訓練と足腰を鍛えることを優先をすることに決める。

その間に、キキに慣れれば良いのだけど...と、ウィズは気がかりになっていた。

 

「はい」

 

ウィズの心配をする気持ちを露知らず、緑谷は返事をして作業に取り掛かる。

 

「...ボクも、鍛えるか...」

 

キキもまた緑谷に倣って鍛えるのであった。

 

 

 

 

今日も体力が失くなって倒れてしまう緑谷。

指先をプルプルと振るわせることしか出来なかった。これでも、まだましな方だ。

 

最初の方なんかは、碌に運動をしてこなかったため、歩けなくなるどころか、その場に倒れ込んでしまって起き上がれなくなる程だった。そして、その度に....

 

『咲き誇り思い繋ぐ花』

 

「さあ、がんばりましょう」

 

体力を増やす魔法を唱える。

キキの呪文が唱えられると、長い黒髪に十二単を着た女性が、花と共に煌びやかな姿が浮かび上がる。

のんびりした声が緑谷の耳に入った時には、淡い緑色の光が包まれて、倒れ込んでいた緑谷の体に、再び立ち上がる為の力が与えられる。

 

「す、凄い!これが魔法なのか!!この力があれば、もっと高みを望める!人数に制限があったとしても、これだけ強くなれば、力押しで勝てるぞ!」

 

そんな風に喜んでいたが、身体は大分酷いことになってしまっていた。

 

体はもう動けないと、悲鳴を上げているのに、それを無視して無理やり立たせる。そのせいで緑谷の体はボロボロだ。

初日からできた筋肉痛が未だに治らず、夜どんなに早く寝ても疲れは取れない。疲れを取れないだけならまだしも、こむら返りもかなり酷くて、痛みで目を覚ますこともある。寝不足によって、学校の授業では居眠りをしてしまったと、よく話をしていた。

 

ここまで聞いてキキとウィズは、まだ余裕のあるオールマイトの通り訓練に戻した方がいいだろうか?と、悩んでいた。それでもこんな無茶をさせるのには、緑谷の考えが原因だった。

 

緑谷は力に飢えているとキキとウィズは感じていた。

魔法を使った時、この力があれば!と、喜ぶ程であった。しかも緑谷は"無個性"でありながら、"無個性"をある意味馬鹿にしている。しかも、本人にとっては心配をしているだけだから、なお質が悪い。

馬鹿にされたことが原因だとしたら、馬鹿にした奴らに文句を言いたい。”君達の個性がいくら強くても、世界にはもっと強い人達はたくさんいる。調子に乗るな!”と、キキは直に文句を言いに行きたかった。

 

ずっと馬鹿にされた結果、"無個性"は何やっても無駄だと、被害者すらも思い込んでしまっていた。この負の連鎖が繋がって、違う"無個性"の人を傷付けるのではないかと、キキとウィズは考えていた。

 

だからキキは伝えたい。

”力が無くても、人は救える。”そんな訳で本当はボランティアとかをさせた方が良いのでは?と、キキは考えていた。他者から感謝の言葉を貰えば、それだけでも自信がつく筈だ。もし馬鹿にして邪魔をする人がいるのなら、自分が追い払うから、そっち方面で頑張ってほしかったと、キキは想うことしかできないのであった。

 

緑谷に"個性"を渡したくない理由は、体を壊すことだけではない。力に飢えている状態で渡してほしくなかった。体を"個性"に耐えられるようになって、精神が安定している時に渡してほしかった。

出会いがどんなに良くても、受け渡すタイミングが悪すぎた。このままでは余計に歪むだけだ。

 

"無個性"が"個性"持ちには敵わない。

緑谷やオールマイト、この世界に住む人達は皆そう思っている。

けれど、本当にそうなのか?と、キキは常に怪しんでいた。もしかしたら、この世界のどこかで、"無個性"の人が戦っているかもしれない。ちゃんと調べてもいないのに、決め付けるのは可笑しい。それに、諦めるのまだ早い。

緑谷は鍛えていない故に、真っ白な状態だ。これから鍛えていけば、"個性"持ちよりも強くなるのかもしれない。決める付けていいのは頑張ってからだと、キキは誰よりも可能性を信じていた。

 

キキが考え込んでいるうちに、いつもの流れが始まっていた。

 

「やはり、訓練メニューは戻した方が...」

 

「雄英ってこの国一番の最難校でしょ?これぐらい練習をしないと、間に合わないにゃ」

 

「しかし...」

 

「だったら、別の学校にするにゃ?そうすれば...」

 

「進学先は絶対に雄英じゃなきゃ嫌だ!オールマイトと同じ学校に行きたい!」

 

緑谷が倒れる度に、オールマイトが心配をしてメニューを戻そうと言い、ウィズはメニューに戻す代わりに、ランクを下げることを提案をする。それを緑谷が断固拒否をする。

そしてキキはあることを尋ねる。

 

「なんで雄英がいいの?」

 

「最高のヒーローになるためなんだ!」

 

緑谷はそう毎回同じことを言い切る。

別に可笑しなことは何も言ってはいないのに、キキの心に引っ掛かる。まるで”雄英出身でなければ、最高のヒーローには成れない”と、キキは悪い方向に感じ取ってしまった。こればかりは、自分の思い違いだと信じたい。けど、どうしようもない違和感が走る。

 

「そうなんだ...。...で、また魔法を掛ける?」

 

「勿論だよ!僕は今までの間何もしてこなかったから、人の何十倍、何百倍も頑張らなければいけなんいだ!そうしなければ、オールマイトのような立派にヒーローに成れないんだ!」

 

緑谷は疲労が無かったかのように叫ぶ。

その度にオールマイトは感動をし、ウィズはやれやれと溜め息をつく。

 

「分かった...」

 

キキもウィズと同じ気持ちになりながら、呪文を唱える。

淡い緑色の光が緑谷の体に包まれた瞬間、勢いよく起き上がり大声を上げる。

 

「よし!頑張るぞーー!!」

 

緑谷は遅れた分を取り戻す為に、走り出してゴミを片付け始める。

緑谷の勢いは夕方に行う模擬戦まで、衰えることはなかった。

 

 

 

 

 

「模擬戦始めにゃ!」

 

ウィズの合図で模擬戦が始まる。

模擬戦といっても、今は本当に戦うことはない。緑谷が自分で考えた戦い方で戦い、キキはただ避けるだけ。戦い方には口を出さない方針だ。しかしながら、一度だけ口を出したことがあった。

それは、緑谷がオールマイトなら、こう戦う。と言いながら戦い始めたので、出久はオールマイトではない。だから、自分の戦い方を見付けなければならない。と、強く語り掛けた。そもそも緑谷とオールマイトの体格は、かなり差があるため真似しても無駄だ。同じ"個性"だからといって、同じ戦い方になるとは限らない。癖になる前にキキとウィズは注意をした。

 

 

こうして基礎の部分を身に付けて、春の訓練は終わる。

 

 

 

訓練に少し慣れてくると夏が訪れる。

 

暑い日射しが彼らに容赦なく照らす。

日射しのせいで、緑谷の訓練をする時間が減るかと思いきや、意外とそうでもなかった。

 

「後、三往復!」

 

水泳による訓練がメインになっていた。

水泳は全身の筋肉を満遍なく使い、鍛えるのに丁度良いスポーツであった。

ゴミが流れてくる海にしては、とても綺麗で、緑谷は気持ち良さそうに泳いでいる。

 

空気気味になっていたオールマイトが、気合いを入れすぎて、トゥルーフォームからマッスルフォームに変身して指示を飛ばす。

ご丁寧にも、マッスルフォームの体型に合にわせた水着を着ている。

 

キキは日陰で休憩しながら、オールマイトと緑谷をぼーっと眺めていた。

 

このまま穏やかな時間を過ごせるかと思っていたが、そんなことはなかった。

 

「「「キャー!オールマイトよー!」」」

 

水着を着た三人の若い女性が現れたからだ。

オールマイトを見付けた彼女達は、嬉しさのあまりに、絶叫に近い黄色い歓声を上げていた。

その様子にぎょっとしたキキは目を見開いて固まり、ウィズはゴミ山の隙間に急いで隠れる。

 

「テレビで観るよりも~、本当に格好良いわ~!」

 

「偶然SNSで見付けられて、ラッキー♪あのNo.1のヒーロー会えるなんて、マジ最高!」

 

「やっぱり迫力が違うわねぇ。ねぇ!オールマイト!せっかく会えたのだから!握手をして!」

 

「あー!実砂だけ狡い~~!私も握手をして!」

 

「握手をして貰うのは勿論だけどさあ~、オールマイトを真ん中にして、三人で写真を撮らない?」

 

「良いわね!そうしよう!」

 

「うん!そうだね!」

 

「HAHAHAHA!!勿論!大歓迎さ!」

 

「「「キャー!オールマイト素敵!」」」

 

三人の女性をノリ良く対応していくオールマイト。

対応してくれるオールマイトに、女性達の黄色い歓声の音声が更に上がる。訓練に夢中になっていた緑谷さえも泳ぐのを止めて唖然している。

 

喜んではしゃいでいた女性達の一人が、キキがいたことに気が付くと、バックから自分の携帯を取り出して操作をする。操作を終わらせると携帯を持ったままキキに近付く。

 

意味不明な行動にキキは目を白黒させる。

キキが訊ねる前に女性が要求を述べる。

 

「そこの人~、悪んいんだけど、写真取ってくんない~」

 

「写真?」

 

キキは首を傾げる。

携帯ってそんなことを出来たのだろうか?と、考え込んでいるうちに説明は始まっていた。

 

「真ん中の白いボタンを押して~」

 

画面を見てみると、笑顔の三人の女性とオールマイト、呆然としている緑谷の姿が写る。

操作方法がよく分かっていないキキは、携帯をなんとなく動かしてみると、画面の景色も変わることに気が付き、女性達とオールマイトが綺麗に入った瞬間、白いボタンを言われた通りに押す。

 

カシャッ

 

携帯から音が鳴り、微かな光が四人を一瞬だけ照らす。

 

「こんなもん?」

 

「うんうん!めっちゃ良い写真じゃん!ありがとー♪」

 

写真を撮り終えたキキは携帯を助勢に返す。

携帯を受け取った女性は、写真を確認をしてできに喜ぶ。他の女性達も自分の携帯をキキに渡す。

 

キキが残り二人分の写真を撮ると、オールマイトはファンサービスの一環として、三人の女性と共にどこかに行ってしまった。

 

「行っちゃったにゃ...」

 

「行ったね...」

 

「まあ...仕方ないよ。これが、ヒーローとしてのあるべき姿なんだから...」

 

置いてけぼりにされた三人は、オールマイトの後ろ姿が見えなくなるまで注視をする。

この行動はヒーローにとって当たり前の仕事と分かっていても、寂しそうに緑谷は眺めていた。

 

「....なんであの人達は、ここにオールマイトがいたことを気が付いたのだろうか?それと、SNSって何?」

 

「えーー!?SNSを知らないの!?」

 

女性達がオールマイトに会いに来たことに、SNSというものを知らないキキは、緑谷に取り敢えず聞いてみる。しかし、キキがSNSを知らないと言った途端、緑谷は大袈裟に驚く。

 

「当たり前にゃ。私達の元の住んでいた世界には、そんなものはなかったにゃ。知っている訳ないにゃ」

 

「あ...そうだったよね。ごめん...。でも...オールさんはヒーロー活動をしていた時、SNSを使わなかったのですか?」

 

緑谷の言い方に少しカチンときたウィズは、ムッとした態度を隠さなかった。緑谷は慌てて謝ったが、緑谷の疑問は最もなことであった。

ヒーローは人々から人気を得られないと食べていけない。SNSはそんなヒーローにぴったりな情報発信ツールであった。これさえあれば、自分の良い行いを、世界中に発信出来るからだ。使わない方が可笑しいのである。

 

「使わないね。やり方が分からないし...」

 

「そうなんだ...。使い方勉強をしておいた方が良いよ。オールさんの考えを世界に知ってもらえるよ」

 

「そう!?じゃあ!やってみよう!」

 

緑谷の話にキキは俄然やる気になる。

しかし、あることを思い出して動きが止まる。

 

「SNSで嫌がらせを受けたりしない...?」

 

「...嫌がらせをされる可能性はよくある。寧ろ、現実より過激だ。酷い時は...殺害予告をされる場合があるけれど...」

 

「............やっぱり、地道に頑張るよ...」

 

「その方が良いと思います......」

 

緑谷の返事にキキは地道に頑張ることにする。

悲しんでいるキキを見て緑谷は思わず言ってしまう。

 

「今のやり方のままだと、誰にも話を聞かれないし、嫌われたままだから、人気は取れなくて余計に聞く耳が持たない。そんな状態で良いのですか?」

 

「話は聞かれないのは困るけど人気はいらない」

 

「えっ!?そうなのですか!?」

 

「だって人気がほしくてヒーローに成った訳じゃない。国からの命令でヒーローをやっているからね」

 

「でも、人気が出れば!話を聞いてもらえないよ!このままだと...」

 

「そうだね。嫌いな人の話よりも、好きな人の話の方が聞き入れやすいのは分かる。けど、この世界の価値観ってかなり可笑しいから、嫌われることを分かっていも、すぐに口を出してしまうんだ。...まあ、ボクはもう、どう頑張っても好かれない。だけど、皆に好かれているオールマイト、ヒーローになった緑谷なら、話を聞いてもらえると思うから頑張ってね」

 

「は、は、はい!?!?頑張ります!」

 

女性から...いや、碌に応援されたことのない緑谷は、キキの頑張ってに過剰に反応をしてしまう。

その様子にキキは苦笑いをする。

 

「じゃあ、訓練に戻ろうか」

 

「はい!」

 

緑谷はまた泳ぎ始め、キキはそれを見守る。

 

 

 

カモメの鳴き声に蝉の声が加わる夏。

 

海岸が少しずつ綺麗になったお陰で、人が疎らに見に来るようになる。

その影響でオールマイトが緑谷を見れる時間は少なくなるだろう。

 

 

その中の一人、緑谷とキキと大きく関わることになる人物が現れるのは、もう少し先の話。

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。