黒猫の魔法使いと個性社会   作:オタクさん

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すみません、戦闘メインになるかと思いきや、自分でも書いている内に別のことがメインになってしまいました。理由としては読んでいただいて後に納得して下さると幸いです。
そして現見の言葉を再現するの本当に難しい。


66話 仮免試験 その四

突然帰れと言われてはい、帰ります、という人は実際にどれくらいいるのだろうか?

やる気が出ないものに強制参加させられていれば、喜んで帰る者も出てくるだろう。けれどこの仮免試験は、将来自分がなりたいヒーローに成る為に絶対に必要な試験だ。自分達が嫌っている相手と共闘をする。相手が嫌いだから共闘出来ません、協力し合えません。ヒーローに限らず、自分の感情で他者と協力出来ないとはどんな職業でも許されないことだ。ヒーロー最強と思われているオールマイトでさえも一人では戦えない。影で支えてくれる人達がいてくれるから全力で戦える。どんなヒーローでも手を取り合いながら困っている人達を助けている。だがしかし──

 

 

それを理解出来る者は少なかった。

一緒扱いされて逆ギレをしてしまいギャングオルカ達を襲う者、雄英生と協力し合うくらいなら今年は諦める者が続出していた。

自らの意思で帰る者、ヒーローに取り押さえられる者の姿を見ながら雄英生である爆豪と飯田は何とも言えない表情で見詰めていた。更に二人の後ろ姿を見詰めながら印照は考え込んでいた。

 

印照も印照を慕う人達も虐めをした爆豪は大嫌いだし、虐めをした爆豪を許した飯田達も嫌いだ。それでも──

 

 

一人では戦えないことを自覚している。

特に戦闘向けの"個性"ではない印照は誰かの力が必要で、才様と慕ってくれている人達が力を貸してくれるから参謀として力を発揮出来る。

ここは感情論を除外し、理知的に考えて雄英生と共に戦おうと決意をした印照は才様と慕う人達の顔を見る。才様と慕う人達は彼らを嫌う気持ちを隠しきれなくて嫌そうな顔をしていたが、それでも印照と同じことを考えていたようで自然と互いの目を見て頷き合う。

 

「貴方方と一緒に私達も戦わさせて頂きます」

 

印照達の決断に流れが少し変わっていく。

 

「ここで諦めるのもなんかー嫌てゆーか~、せっかくここまで来たのに帰ったらテンションサゲサゲ、ずっとヒキマワされるのもマジ萎えるわー」

 

「...私も、折角ここまで来たのだから諦めたくはない」

 

夜嵐や肉倉と同じ制服を着た少女、現見(うつしみ) ケミィがブラウン色の髪を触りながら変わった口調でここに残ることを決意する。彼らと同じ学校の制服を着ている全身薄黄色の毛むくじゃらの男子生徒─毛腹 長昌(もうはら ながまさ)も現見と同じく決心する。

雄英生と共同をするよりも、ここまで来て帰るのは嫌だと思っていた人達が立ち止まって始める。立ち止まった他の受験生達も嫌そうな表情を浮かべながらも試験を続けることに決意する。

 

「あいつらと共闘をするのがかなり嫌だが...」

 

「協力しないと合格出来ないよね...」

 

「黒猫の魔法使いを倒すのにはあいつら知識が必要になるよな...。気が重たくなる程大嫌いだが、この試験を合格するには協力必須だよなあ......はぁ...本当に嫌な気分だぜ」

 

「黒猫の魔法使いだけではないよ。ギャングオルカも厄介よ。プロヒーローと戦いながら市民を守るなんて...私達だけでは無理だわ」

 

「あいつらの性根は腐っているが、知識と技術は必要だよな。流石...腐っても雄英、ヒーロー高校の天下だ。...今となっては人各面では地に堕ちたが...」

 

「あの人達と手を組むのは本当に嫌すぎて鳥肌が立つけど、偉そうにしている黒猫の魔法使いを何が何でも倒したいわね。問題になると知っているのなら、きちんともっと伝えなさいよ全く」

 

ざわめきが終わりみんなが立ち止まって戦うと決めた飯田と爆豪、印照達の様子を伺っていた。

印照や印照を慕う女子生達に対しては決断を下せずに、どうすれば良いのかと印照達の顔を必死で見て答えを聞こうとし、一方爆豪や飯田に対しては汚物を見るかの如く睨み付けていた。

相変わらず爆豪と飯田に対しては嫌ってはいるが、憎悪に満ちた視線だけで言動や行動としては排除しようとはしなかった。とはいえ、視線だけで人を殺そうとする程殺意は込もっていたが。

 

数分間考えた末出した答えは──

 

 

「私達も戦います」

 

共闘だった。

 

 

受験生達が答えを出せば直ぐに再開されるかと思いきや、苦虫を噛み潰したよう顔でギャングオルカは受験生達を睨んでいた。

その行動に受験生達は引っ掛かりを感じていたが、呆けることもなく、爆豪はその場で屈伸などの準備体操をしながら汗をかき、飯田は燃料になるオレンジジュースを飲み、印照は水筒に入れた紅茶を飲みながら作戦を考える。他の人達も"個性"の様子を確かめていたり、準備体操をして何時でも戦闘を出来るようにしていた。

 

どんな時でも準備を怠らない、格上の相手でも諦めない姿勢には感心したものも、自分達の責任を忠告した黒猫の魔法使い達を恨む人達の姿には心底失望していた。暴走をしていた肉倉達でさえも、自分達にも非があると認めていたからだ。

冷静に雄英生と手を組むと考えられた割りには、未だに自分達に原因があると認めらなくて逆ギレしている様子には呆れ返っていた。この仮免試験を利用して逆ギレしている人達の性根を鍛え直そうと心の中で決める。先ず、その為には敵(ヴィラン)役を徹底的に演じなければならない。

 

ギクシャクした生徒達が手を組む、先行き不安な仮免試験の幕を開けた。

 

 

 

「フッ...貴様らのような軟弱者に!我々を倒せるものか!」

 

受験生達は散り散りとなって、ギャングオルカの超音波攻撃を躱す。

ギャングオルカの攻撃をギリギリで避けた者は余波で体勢が不安定になり、彼らが体勢を直す前に敵(ヴィラン)役の人達が直接殴ったり蹴ったり、"個性"や飛び道具などで無力化させていた。倒されていく受験生達を助ける余裕はなく、防御が得意な"個性"を持っている人達はフックの人達を守りながら逃げ、攻撃が得意な"個性"を持っている人達は飛んできた攻撃を相殺したり、反撃をしようとしていた。各々の出来ることをやるだけで精一杯だった。

 

「させるかよ!!」

 

黒猫の魔法使いが再度呪文を唱えようとした瞬間、爆豪が"個性"を使って飛び上がり殴り掛かろうとするが、ここでも他の敵(ヴィラン)役の人達が爆豪の攻撃を妨げる。矢や"個性"による遠距離攻撃は空を多い尽くすように隙間なく、まるで土砂降りのように爆豪達に降り注ぐ。爆豪は爆発で攻撃を相殺することで精一杯だった。みんなが避けたり、攻撃をなんとか防いでいる間に再び呪文は唱えられてしまう。

 

『淡い光、心の力』

 

「力、分けてあげようっか?」

 

青を基調とした煌びやかな服を着た、夜空の中で一際目立つ赤く輝く目を持った少女の姿が浮かび上がる。

可愛らしい少女の声は受験生達からすれば、悪魔の囁きにしか聞こえなかった。黒猫の魔法使いの呪文を妨害出来なかった爆豪に対して容赦なく罵倒がやって来る。

 

「雄英生!確りしろよ!」

 

「そうよ!天下の雄英生なんだからなんとかしなさいよ!人のことをモブ呼ばわりしてきたくせに!こんな時に役に立たないあんたなんてモブ以下よ!」

 

これ見よがしに爆豪を批難する受験生。

いくら手を取り合うと決めても嫌悪感は消えていなくて、雄英側が少しでもミスをすれば鬼の首を取ったように批難する。自分達にも出来ないことにも文句を言う。敵(ヴィラン)との戦いの最中に仲間割れをする。それはヒーローとして相応しくない行動だ。救助される側に演じていたヒーローが素早く取り押さえて、試験会場から強制退場をさせる。ただでさえ勝ち目が見えていないのに、戦力が減らされるのはかなり痛い。

 

「こんな時に喧嘩をしている場合ではありませんわ!皆さんで力を合わせないと勝てないのですよ!」

 

「才様の言う通りでございます!私達は喧嘩をしている場合ではありません!」

 

「彼女達の言う通り、我々は喧嘩をしている場合ではない!大体、我々も出来ないことであり、真剣にやっている相手の失敗を批判するのは人として可笑しいものである」

 

印照と印照を慕うメンバー、毛原が批難していた人達を叱って止めようとしても、かえって逆効果となり才達にも火の粉が降り掛かる。

 

「お前らもあいつらの肩を持つのかよ!あいつは俺達を見下し!この神野区事件を引き起こした元凶のような存在なんだぞ!あいつを責めて何が悪い!」

 

「そうだ!あいつらが全て悪い!虐めた屑も!庇う屑も!みんなあいつらが悪い!」

 

「肩は持っていませんわ!私達はただ!仲間割れをしている状況ではないと言っているのです!」

 

「それを肩を持っていると言っているのよ!大体!あんな奴らが未だにヒーローを目指せていること自体可笑しいのよ!本来であれば雄英高校をとっくの昔に退学させられ、後ろ指を指される人生が似合っているのよあいつらは!」

 

「敵(ヴィラン)との戦闘中に喧嘩をするのは何事だ!お前達も失格だ!」

 

幸いなことに、咎めていた印照達は失格対象とはならなかった。けれど、ずっと言い争っていてはいつか自分達も失格対象にされると思った印照は憎悪を隠す気がない受験生達を叱りながら、試験管達に対してある提案をする。

 

「ここで手を組めないのなら帰って下さい!私達はきちんと協力出来ると思ったから共に戦うと誓い合ったのであり、出来ないのであれば要りません!試験管の皆様、もう一度だけ時間を下さい。力を合わせる気がない方々とは喧嘩をしてばかりでまともな試験が出来ません。きちんとした状態で試験を行いたいです。ですから、彼らにやる気があるかどうかもう一度尋ねてみて下さい。よろしくお願い致します」

 

「ふむ....。良いだろう。我々も喧嘩ばかりのお前達を倒すのはつまらんし、どうせやるなら全力のお前達を正々堂々戦った上で潰したいからな」

 

印照の提案に、ギャングオルカが敵(ヴィラン)のような笑みを浮かべながら受け入れる。その笑みに受験生達は冷や汗を流す。

敵(ヴィラン)役として徹底的に演じようとしているだけではなく、反省もしないで喧嘩ばかりの受験生達に心底苛ついて本気で倒したいという気持ちが滲み出ていた。他の試験管達も、喧嘩ばかりの受験生達に辟易していたので特に異論はないどころか、話を聞いてくれない上に元凶扱いをされた黒猫の魔法使いもまた本気で潰したいと思い始めていた。戦力が減っていくどころか、相手を本気させてしまったことに嘆きたくなったが、それでも許可を出してくれたことに印照は感謝を述べる。

 

「ありがとうございます」

 

「お礼を言う程でもないだろう。...お前達が不利になるだけだからな!さて、喧嘩をしていた諸君、これが最後の選択だ。ここで残って戦うのか、立ち去るのか。とっとと決めろ」

 

そうは言われても中々判断出来ない雄英生を憎む受験生達。

爆豪と飯田、印照と印照を慕う者、爆豪が上手くいかなかったことに文句を言わなかった他校の生徒達は瞬時に残ると宣言をして作戦会議を始める。

 

「時間は短いので素早く始めましょう。誰か黒猫の魔法使いやギャングオルカのこと、他の試験管のことで詳しく知っている方が居ましたら、何でもいいのでどんどんと話をして下さい」

 

「ギャングオルカのことは多少分かるが...黒猫の魔法使いは一体どんな力を持っておるのだ?他のヒーロー達は誰かしら知っている人が居るが、黒猫の魔法使いは雄英生しか知らない。神野原区事件の中継で戦っていたところは見たが、それだけでは全部を知ることは出来ない。魔法は"個性"よりも幅広く力を使えるのだろう?しかも、オールマイトの相棒(サイドキック)として選ばれる程優秀であった。情報が少ない異世界人である黒猫の魔法使いの方から対策を考えたい」

 

毛腹が爆豪と飯田に対して質問をする。

爆豪は苦々しい顔をして舌打ちをし、飯田も険しい顔をしながらも毛腹の質問に答える。

 

「そうだな...。皆が中継で見たように魔法は色々なことが出来る。攻撃、防御、回復、支援強化、相手を弱体化させる魔法や毒でじわじわと苦しめる魔法がある」

 

「け、結構あるんだな...だけどよ!そういう奴って力にかまけて体術は弱いよな!?ほら!よくゲームとかで魔法使いは打たれ弱いし!魔法をなんとかして避けるなり、防いだりして」

 

「いや...黒猫の魔法使いは...肉弾戦も出来る。本人は苦手と言っていたが、動きを見ているとかなり戦えるように見える。俺のクラスメイトであるが黒猫の魔法使いに接近戦での指導を頼んでいたぞ」

 

この世界では"個性"が強かったり、他者を回復出来るような希少な"個性"持ちは周囲の人達からちやほやされて調子に乗ったり、"個性"だよりで肉弾戦が弱くなることが多いのだが黒猫の魔法使いは違う。

魔法が効かない相手、ずっと魔法を使っていて魔力切れを起こしたり、特殊な状態で魔法が使えなくなる時があった。それ故に、魔法が使えなくてもある程度戦えるようにしていた。拳や剣術などの達人級には勝てなくても、簡単に負けないようには鍛えている。

隙がない黒猫の魔法使いに爆豪以外の人達は肩を落とし、中にはもう勝てないお諦めてしまっている人達がいた。そんな彼らの様子に飯田が宥めながら話を続ける。

 

「とはいえ、接近戦に弱いことは事実だ。呪文を唱えるのには時間が掛かる。その無防備な間をなんとかすれば......」

 

「ケッ...!!アホくせぇ。具体的な案を出せねぇ慰めなんか時間の無駄だ。......あいつはそれこそ殺す気で囲んでも中々死なねぇよ」

 

忌々しそうに舌打ちをしながら飯田の話を遮る爆豪。

プライドが山のように高い彼にとって、自分よりも強い相手がいることを認めることは相当難しい。よく他人を見下していることが多い彼だが、少しでも見下すようなことをされると噴火した火山の如く、見下した相手に怒り狂いながら噛み付いてくるのだ。そんな彼が怒り狂うこともなく、冷静に勝てないと認めることは天変地異が起きる程珍しいものである。

爆豪の言い方に飯田、印照、毛原、現見以外の人達は怒鳴りそうになるがなんとか我慢をする。言い方は酷いが、実際に案を出さないで慰めしかしないのなら時間の無駄と言われても間違いではない。今必要なのは慰め合いではなく作戦を考えることだ。

 

「とりま、黒猫の魔法使いの動き止めればオッケー?マボロシでタズシメ、その間にイセコウすればなんとかなるっしょ」

 

現見の話し方に一同の頭に疑問が浮かぶ。

同じ学校に通っている毛原が彼女の言葉を解説する。

 

「要は...ケミィの"個性"幻惑で黒猫の魔法使いの動きを止めるから、その間にみんなで一斉攻撃をすればなんとか出来るのでは?と言いたい訳だ」

 

「話伝えんならもっと分かりやすく言え!ボ...ケ!」

 

「確かに伝わりづらですけど、どっかの誰かさんみたいに罵倒じゃないから遥かにましですわ。では、飯田さん、爆豪さん。黒猫の魔法使いを幻で惑わすことは出来ますのでしょうか?また、幻をお見せするのであれば、どのような幻が効果があると思いますか?」

 

爆豪のように悪態をついている人はいなかったが、中にはあの名門高校である士傑生の話し方が変だなんて...と勝手に落胆している受験生がいた。

周囲が少しざわめいてしまうが、印照は爆豪の潜めきれなかった罵倒を聞き逃さずに指摘しながら、現見が思い付いた案が上手くいくかどうか尋ねる。尋ねられた飯田は深く考え込み、爆豪は苛ついた後に険しい顔付きに静かに語り出す。

 

「......幻は効かねぇ。あいつを惑わせたければ、精神ごと乗っとるしかねぇよ」

 

「マボロシがムーミーなんてまじガン萎え~」

 

現見だけあっけらかんな態度でがっかりし、他の人達は物凄い深い溜め息をつく。

 

「マジかよ...」

 

「ここに緑谷が居ればな...」

 

打つ手無しの状況に飯田は思わず本音を呟いてしまい、飯田の呟きに鬼のような形相で爆豪が睨み付ける。

飯田がそう呟いてしまうことは仕方ないことだった。素早く動けて近接戦闘が得意な緑谷は、黒猫の魔法使いにとって苦手なタイプだった。しかも、ヒーローのことに詳しく頭の回転が早い彼がいれば他のヒーロー達の対策が出来るかもしれない。飯田の呟きに印照が反応をする。

 

「その緑谷さんというお方が居れば、なんとかなるのですか?」

 

「ああ、まあ...」

 

「デ...ック!!!緑谷緑谷一々うるせぇんだよ!!!あんな奴要らねぇ!!俺がどうにかしてやる!」

 

印照が質問をする前に爆豪が怒鳴って遮る。

爆豪の態度に怒りを感じて文句を言おうとした人が現れたのとほぼ同時に、受験生達にとって聞きたくない声が耳に入ってくる。

 

「下らない作戦会議は終わったか」

 

あちらの話し合いが終わったらしく、ギャングオルカを筆頭に、敵(ヴィラン)役のヒーロー達が敵(ヴィラン)と変わらない不敵な笑みを浮かべて会議をしていた受験生達を見下す。中にはクスクスと嘲り嗤っている者もいた。実戦と表しておきながら不意を突かないのは、彼らを侮っているからである。そのことに気が付いた爆豪は今すぐにも飛び掛かって反撃をしようと思ったが、爪が掌が血で滲んでしまう程強く握り締めて我慢をする。その行動に敵(ヴィラン)役のヒーロー達は少し驚いていたが、役に戻って爆豪達を煽り出す。

 

「緑谷がいなくて残念だったね。でも、彼が居たとしても、君達の負けには変わりないけどにゃ」

 

ヒーロー側は分かっていた。爆豪を煽って勝手な行動をさせれば、受験生達の輪は乱れて倒しやすくなることを。

飯田は爆豪が飛び出さないように宥め、爆豪もまた拳を握り締めるなどをして自制心を保つ。煽っても動かない様子を見た敵(ヴィラン)役のヒーロー達は行動をし、何も言わずに攻撃が飛んでくる。

 

作戦会議が出来ない、出来ても纏まらないと諦めた受験生達は自分達が出来ることを専念して戦うと決める。

実は受験生達が決めた戦い方は敵(ヴィラン)役の戦い方とあまり変わらない。ギャングオルカを中心にした前衛で戦う者、後衛でサポートメインの黒猫の魔法使い、近距離と遠距離攻撃が出来る者は臨機応変で戦いながらカバーする。

 

受験生もヒーローも己の役割に徹して戦う。経験や作戦を考えているかの差、また、実戦と似たような模擬戦といえども、大怪我をさせてはいけないから敵(ヴィラン)役のヒーロー側は本気で戦えなくてどこかしら隙が生まれる。

この勝負、隙を見逃さないで行動出来るのかが鍵となる。




爆豪ファンには申し訳ないのですが、人間はそんな簡単に変わらないし、色々と言われたりして苛ついている中で自分を差し置いて緑谷を頼ろうとしたらキレるのだろうなと思ってあんな感じになりました。
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