「希楽 與家 の 恢輝譚(かいきたん)」   作:魔性/ALL

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おはこんばんちゃ!って挨拶は無いけど結構使われてますよね。便利だと思います。( 'ω')/ ハイ

1週間ギリギリ超えましたが、多分次に関してはまだまだ先になりそうですごめんなさい。

短くなった理由としては、区切りが多くなる予定ってのがありまして。それならと和数で区切ってこうなりました。( 'ω')ノ

こんな主ですが、頑張っていきますので。良ければ見ていってくださいませ

本日のOPはこちらから
https://youtu.be/A51x2MJw9dg


黄金色の闇〜中編〜

 ___彼女が話したもの。

 聞いた自分は、全てに対して怒りを向けることになる。どこまでも自分勝手な人間がいると知ったからだ。

 

 そのルーミアの口から語ったこと。人として許されるべき行為ではないこと。

 

 ___それは

 

 ___遊び(虐待)

 

 男達は遊びと言って自身の精神的な快楽(ストレス発散)のためにルーミア以外の少女達も傷つけたと彼女は言った。到底許されるべきではない行為だと自分は思う。

 

 そして、ルーミアは自身の傷を自分に見せてきた。本来ならこんな傷など見せたくないものである。だがルーミアは、それが一番伝わるからと言って大きな傷をなんの理由で傷付けられ、どんな方法で傷付けられたのかを教えてくれた。

 

 聞いているだけで虫唾が走るものばかりだ。

 どうしたら顔一つでここまで人や人格を傷付けられる。危害を加えてる存在なわけではなく、自分達を近くから守ってもらっている存在に。

 

 どこまで狂っているんだ。この世界は。

 

「...ねぇ大丈夫?」

「、大丈夫だよ?」

「じゃあ何故そんな顔をずっとしてるの.?」

「え、?」

「なんで泣いてるのって聞いてるの」

 

 泣いていた?

 

 自分が?

 

「別にそんな感情もないし、涙も...あれ?」

 

 気が付いたら自身の目の下に水が溜まっていた。もう唇に涙は触れている。

 

「本当に大丈夫、?」

「あぁ、うん。今は大丈夫だから大丈夫」

「意味がわからない...話してる時にいきなり泣いたからビックリした.」

「あはは、ごめん。話聞いてるね」

「...うん」

 

 なんで気付かない内に涙を流していたんだろう。自分が何にもできない存在で、話を聞くことしかできない存在と感じたからだろうか。

 情けないなと自分は感じた。

 

 今の自分に出来ることとはなんだろうか。この世界に来てまだまだ分からない事ばかり。知らない事だらけでルーミアに手なんて伸ばせない。いや、伸ばせる訳がないんだ。

 

 ___せめて...自分が前に進む意志を見せよう。彼女と一緒に進める努力を、支える努力をするとしよう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 早朝。

 昨日の夜話が終わり、側にあった砂で汚れた懐中時計で時間を確認したら丑三つ時を回っていた。そのため起きれるかどうか心配だったが、この世界での不安もあるのか早めに目が覚めた。ルーミアはまだ眠っているだろうか。

 

 未だに自分が幻想郷に来たという実感はない。意識を取り戻したと思ったら自分の部屋ではなくどこかの小屋で、ルーミアと出会った。だからまだ自分はどこかで長い夢でも見てるのではないかと考えてしまう。

 

 ___今の自分にわかる事ではないのだろう。

 

 朝食を作る為に準備を進める。失礼だが、ここはボロ屋だ。家具やキッチンなどはない。いつも何を食べているか分からないが、体調不良はここからも来ているのではないだろうかと思う。もしも人里に入れないというのならば、川魚とかもしくは木の実かキノコなどを食しているんだろうか。

 

 川魚とかはまだ探したらどうにかなる。川の音が近いからそこまで離れることはないし、危なくなったらすぐに戻ればいい。あとはその川魚をどう調理するかだ。調理器具などは無いため、木や石などを使って火を起こすしかないだろう。

 

 ___ひとまず考えるより行動だ。

 

 数分後。

 

 .凄い。全くといっていいほど上手くいかない。よく良く考えれば、自分が木と石を使って火を起こしなんてしたことが無い。時間を見ることも叶わなく、そろそろルーミアが起きて要らぬ誤解をうまないか心配だ。

 あと魚なんて取れるもんじゃない。 ヌルヌル滑ってそれどころじゃ無かった。

 

 ___もちろんその後は成果などはなく。

 

 ...普通にルーミアの家に帰ってきた。まだ9時頃だろうか、2時間かけて成果なしとはなんとも情けない。次こそは1匹ほど捕まえてみたいものだ。

 

 変な疲れが自身の身体を巡る。ライターなど現代社会にあった物を持ち合わせていれば良かったが、今の自分にそんなものなどはない。逆に要らぬものがついてきた(砂と小石)

 川の水は綺麗だった。透き通り冷たく、匂いなどは全くない。また次の機会には少し飲んでみたいもんだ。

 

「...玄関で何をしているの?」

 

 中から声が聞こえる。いや、目の前にルーミアが立っていた。

 

「うおっ!.びっくりした」

「いや、さっきからずっと居たよ?」

 

 気づかなかった。そこまで自分は考え込んでいたのか。

 

「.というよりなんで足の方とか濡れてるの?」

「これは、ルーミアに川魚とかを渡せれたらと思ったから。全然上手くいかなかったから残念ってことくらいかな」

「そこまでしなくても…」

「ほら、私達って昨日からなんにも食べてないし、かと言ってルーミアを起こしたくなかったから自分のやれることをってね。」

「...」

「あれ?黙る要素あった?」

「少し黙って」

「えー...」

 

 理不尽である

 

「私は少しだけなら出来るから、教えるよ」

「それはありがたい。あとは包丁とまな板とかあったら捌けるんだけどね」

「それならあるけど.調理器具って呼べるのはそれくらいしかないよ?」

「まぁそうみたいだね」

「ごめんなさい…」

「こんな事で謝らないで頼むから」

 

 まだ一晩話し合った間柄の関係だ。だけど何となくルーミアの性格の一端は分かってきた気がする。それは疑心暗鬼な節があるってことだ。そうでなければ、先程からずっと自分の顔を伺ったりはしないだろう。

 

 それは、昨晩聞いた話から推測が出来ること。わざわざ聞く必要も無い。これからルーミアに信じて貰えるよう自分自身が変わればいいだけである。

 

 自分に出来ることはルーミアを知ること。そしてまだ過去に囚われ心を開き切ってないルーミアを支えること。

 その為に自分は全ての知恵を振り絞ってでも成功をさせてみせる。

 

 ___どれだけの時間を使っても.絶対に

 

 あれからすぐに川に向かい、川魚を取り始めた。他愛のない話をして、垣間見るルーミアの笑顔に嬉しさを感じながら

 

「こっちは捕まえたよ」

「OKー自分も何となくだけど捌けたから食べてみよかー」

「一応洗ったし...大丈夫?」

「元々そこまで汚くなかったし、川の水で洗ったから大丈夫だと思うけど...」

 

 これは鮎だろう。作れたのは塩焼きと刺身。鮎は塩焼きで食べるのも美味しいが、刺身として食べるのも中々にありだ。これだけ川の水が綺麗なら身もしっかりとしている。味は申し分ないと思われるがどうだろうか。

 

「あ、美味しい」

「塩焼きとかでも普通に美味しいけど、こんなのも食感や風味が変わっていいと思わない?」

「そう.だね」

 

 ルーミアの頬に一筋の光が見えた。

 ___涙?

 

「えっ、ちょっ、大丈夫?」

 

 泣いている。泣いているのに顔は凄く笑顔で。ただ1人の少女の笑顔が風景を淡く輝かせている。

 

「う、うん。大丈夫だよ」

「でもなんか、しょっぱいね...」

 

 自分は黙って彼女を見据えた。笑顔で元々の目の赤さで少し腫れてるくらいしか分からないけど、心から喜びで泣いているんだろうと。

 友達も今はどうなっているか分からない状態。その不安を1人で抱え込み、一人で生きてきた彼女(ルーミア)

 

 けれどあの瞳に映った世界。それは、前よりずっと希望で満ち溢れていた___

 

 ルーミアが落ち着いて話せる様になってから数十分後。

 昨日のおさらいとして、ルーミアは傷の事を中心に語ってくれた。そして、これから自分達ができる案も出してくれた。

 

 ルーミアと仲良くなれるにはどうすればいいか、それを今1番考える必要だ。それは見ていないルーミアの1面を自分は見て見たいという自分勝手な願望。今の自分にできるルーミアを笑顔にさせる唯一無二の考え方だと信じて。

 

()()()()()()()()()()()()()()

 

 ___そのままルーミアの話は続く。側でずっと聞いていたが、友達とはぐれてしまった話もあった。友達の心配があると思うため、とりあえず友達を探すのが先だろうか。

 

 だがしかし、ルーミアが一緒と言って無闇に動くのも不安である。安全確保の為この周りの状況を把握し、近くあるという紅魔館にお邪魔するのもありなのかもしれない。

 

 又は博麗神社に行き、この現状がどうなっているか。そして外来人であることを伝えれば、もしかしたら力を貸してくれるかもしれない。それに八雲紫に出会えれば、外の時間が分かるかもしれない。記憶に残っている地図のなかではここからだと一番遠い場所なのだが。

 

 ___それでも出来る限り自分は最善の行動をしたい。いきなり見知らぬ人間が、男が来たら彼女達がどう行動するか不安だからだ。だからなるべく彼女達に会うまでに色々と準備をした方が良いだろう。

 

 今を変えるために。

 

 To be continued...

 

 

 

 

 




前回から比べると8000から3000という...半分切ってますね。すいませぬ。

言葉って難しくて、まだまだ自分に足りないものを取り入れていきたいと私は思っています。

また読んでくださる事を願って。by主

EDはこちらから
https://youtu.be/zAKzcf-J53A
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