「希楽 與家 の 恢輝譚(かいきたん)」   作:魔性/ALL

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はいどうも、、主です、、

遅くなった理由はいろいろとリアルが忙しく、書くことができませんでした...

今回は多分過去最高に文字が拙いので何度も修正が入ることでしょう(確信)、、あと誤字脱字とか、、

見つけ次第すぐさま直していきますゆえ、良かったら見ていってください

OPはこちらから
https://youtu.be/40dJS_LC6S8


赤い悪魔のmurderhell①

 あの襤褸屋から外に出かけて、早三十分。川の流れは山から流れてきているようだが、その前に湖に辿り着くようだ。周りは森で囲まれてはいるが、意外と隙間があるため直ぐに分かった。

 

 ただ、ここからそこに行くまでに時間がかかるうえに、何が現れるか分からないこの世界で、無闇矢鱈に動く訳にも行かない。

 

 

 

 __ルーミアと一緒に行動を取るのは必然的だ。

 

 

 

 今からとりあえず、情報をしっかりと集めておきたい。もし、情報を集めるとしたら稗田阿求がいるかどうかだが、今の幻想郷を考えるとそれは有り得なさそうだ。それは何故か。答えは勿論男尊女卑をしているからだ。そんな世界で人里に女性がいるとは考えにくい。

 

 今のレミリアやフランと接触して生き残れるかどうかは分からない。ただ、何もしない訳にも行かない。さて、どうするべきか...

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「これから、どうするの?」

 

 あんまり状況を説明せずに、外に出た。それにより、ルーミアが気になって聞いてきたのだろう。しっかりと説明すべきだった。これは自分の悪いくせだ。

 

「とりあえず1番近いのは紅魔館っぽそうだから、とりあえず向かってみようかなって思ってるよ」

「なるほどねー。私は最近言ってないからあんまり分からないかなぁ」

「咲夜さんとか美鈴さんとか居たりしないの?」

「いやー、いるんだけど。今はどうなってるのか分からないんだよねー」

「まぁ、今からは流石に失礼だから夜に行く予定」

「昼間の方が安全じゃない?」

「安全だけど、第一印象は良くしたいなぁって。吸血鬼だから」

「心配」

「大丈夫だと思うよ。とりあえず色々私も思い出してみるさ」

「、うん。なら私もそうしてみる」

 

 とはいえ、このままずっと悩んでいても答えは見つからない。それどころか、時間だけが過ぎるだけ。レミリアやフランの土産物を見つけて、持っていくことすらできなくなる。

 

 ___よし、まずはこの空腹をどうにかしよう。それからまた考えれば良いのだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 少年少女食事中...

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 とりあえず昼ご飯を食べた後、記憶を探っているとあることを思い出した。それは銀のナイフに弱い事。咲夜さんがもしこの世界に居るとしたならば、銀のナイフを扱う唯一のキャラである。そんな彼女のナイフは本当に銀だとしたら、従者に自分を殺せることを可能にしている。無論咲夜さんがそんなキャラではないのは間違いないのだが。

 

 それだとしても、この殺伐とした世界でどんな性格なのか全く分からない状況。そんな中果たして自分は丸腰のまま紅魔館に行って大丈夫なのだろうか。少なからずとも信用は得られると思うが、いきなり首が飛ぶのだけは勘弁して欲しいところである。

 

 信用を取るか安全をとるか。

 

 自分はもう決めた。

 

 

 

 

 

「とりあえず、私は何も持たないで夜行くことにしたよ」

「えー...それ本当に大丈夫なの、、?」

「安全も配慮したいけど、それより信じて欲しいからね」

「あまりにもお人好し過ぎると、自分が壊れるから危ないよ」

「そうなる前に止まってみせるから大丈夫」

「そう言っている人ほどなりそうなもんなんだけど」

「真顔はやめて、かなり怖い」

「誰のせいだと思ってるの?」

「すいません」

「よろしい」

 

 なんだろう、物凄くルーミアが強くなった。色々な意味で。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 あれから、一応地図が無くとも、目で見えるだけのものを確認して行くことにした。あるのは北側に湖の後に紅魔館。南側に人里。東は遠くに博麗神社がらしきものが見える。西側には森が見えている。この森に関しては魔法の森ではないのだろうか。

 

 どれくらい遠いかは分からない。ただ思ったように行く為には直線で行くしかない。だが、飛べもしない限りは獣道を通らないようにするのは無理に近いだろう。

 

 だからと言って、空を飛べるかって言ったら自分はそんな超人でもなんでもないので飛べるわけでもなく。仕方ないからとりあえず、地図に従って皮を辿って湖に行くとしよう。そこから行けば、紅魔館に行くまでには迷わないと思われる。

 

 とりあえずの先のことは決まった。

 

 後は先程から問題視している(土産品)だ。果たしてどうするべきか...

 

「ルーミアー」

「なーにー」

「なんか決まったー?」

「何もー」

 

 レミリアとフランのところに行くためにはルーミアと一緒にいなければならない。もし、一人で行くのならそれは自殺願望となんら変わらないだろう。そして、門番とメイド長になんの土産も持たんまま主人と話を付けろと言うのはいささか問題しかない。

 

 これ結構絶体絶命ではなかろうか。

 

 そうしている合間にどんどんと日が落ちて行く。先ほどまで顔を完全に出していた太陽が今では下の部分が隠れて行ってるのが分かった。月はまだ出てきてはいないが、冷え込んできているのがなんとなくわかる。

 

 このままだとマズイ。今日行かなければ意味がない。なんとしても今日中に行きたいが...

 

「ねぇ、ルーミア。ここから紅魔館まで歩いてどれくらいかかる?」

「え!? 、えっと2時間くらいかな...?」

 

 そうだった。田舎と一緒ならそれくらいかかるのは当然だ。どうするべきか、かなり日が落ちてきている。今から向かわないと、到着したい時間に間に合うかどうか。

 

 空を見上げ、兎に角今の自分に出来る最大限のおもてなしをする為に。

 

「ちょっと、お願いがあるんだけど」

「何?」

「指を噛んでくれない?」

「……え? いきなり何...?」

「そんな引かなくても...とりあえず血を取り出したいんだ。小瓶見つけたしそれに入るくらいの」

「え、えー」

「お願いー」

「分かったけど...理由は?」

「唯一の土産品としてかな。吸血鬼なら血を上げてまずハズレとかはないと思うし」

「そうかもだけど、本気?」

「本気だよ」

 

 ルーミアは少し考え、頭を抱えつつも指の先を千切るように素早く首を横に振った。痛みは一瞬で、上手く切れていたため、少量ずつ血液が流れてくる。

 

 自分はその血液を採取するために準備していた小瓶に流し入れていく。80mlくらいだろうか。瓶に詰めて、削った石で蓋を閉める。傷跡は袖を千切ったものを巻きつけておくとしよう。

 

 ルーミアはあんまりいい顔はしなかったが、血は美味いと言っていた。どうやら、私の血は美味しいらしい。そうと言えども、自分でわかる事ではないのだが...

 

 だがこれで土産物は用意が出来た。あとは迷わずに紅魔館に一直線で行けば夜中の0:00には行けることだろう。他に、なんにも無ければの話ではあるのだけど。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 誰だろう。

 ___なんにも無ければとか言った奴は。

 

「うぎゃああああああ!!?」

「逃げてどうするのよー!!!」

「いやいやいや!! 来すぎでしょ!?」

「確かにー!!」

「でしょ!? ってそんなこと言ってる場合じゃないっ! 逃げろー!!!」

 

 まさかの妖怪を30体を引き付けて逃げている。何故こんなことになったのか。さっきまで普通に道を歩いているだけだった。それなのに、私の指を狙っているようで、先程からルーミアは見向きもせずに自分だけをこれでもかという程に狙ってくる。

 

 このままでは死ぬ(確定)

 

「よし! 水に飛び込むぞ!」

「なんで!?」

「なんか、泳げなさそうだし!??」

「変身したらどうするの!??!」

「知らん!」

「えぇ!?」

 

 どんどん川の横幅が大きくなる。このまま曲がったならばそれはそれで追いつかれてしまうだろう。やるとしたら前に突っ切り泳ぎきる。それが出来れば生き残れるかもしれない。一か八か、今の時間に考える時間などない。

 

「飛び込めぇー!!!!」

 

 勢いよく足で地面を蹴り飛ばし、水の中にダイブする。ルーミアは逆に空を飛んでいた。

 

「そこは飛び込もうよ...?」

「やだよ、濡れるもん」

「えぇ……」

 

 ルーミアは優雅に空を飛び、自分はずぶ濡れ。そして、水と混じってないか瓶に入れた血液を確認する。ポケットをしっかりとしめ、蓋もぎゅうぎゅうにして会ったおかげで、血に混じっている様子はない。

 

 ただ、このずぶ濡れのまま紅魔館に行くのは一体どうなんであろうか。

 

「とりあえず...はぁはぁ逃げ切れたっぽいね」

「あーあ"疲れた」

「そんなこと私に言われてもなー」

「飛んでたじゃんか」

「濡れるのはちょっと、、ね?」

「まぁ、とりあえず紅魔館に少し近づけただけでも良しとしますか」

「おっけー」

 

 軽く服を絞って歩き出す。そこまで泳いでいたわけではないため、景色もあまり変わってはいないが着実に紅魔館には迎えていることだろう。

 

 濡れたおかげで血の匂いも薄くなっているとルーミアは言っていた。多分これで次襲われることはない。油断は禁物なのだが。

 

 前に進んでいると、星や月がハッキリと見える場所があった。何時もの場所は木が生い茂っていた場所ということもあり、視覚の半分以上少ない隙間からしか見えてはいなかったが、今回は全体を見渡せる程の場所。これが見れただけでも現代なら料金を取れるだろう。

 

「綺麗...だぁね」

「んー、確かに綺麗だけど。こういう景色も見れないんだったっけ?」

「見れる場所がかなり限られてくるって感じかな」

「前と今ならどっちが綺麗?」

「断然こっちかな」

「ふふふっ、なんか嬉しいね」

「月も綺麗だし、満点!」

「そりゃ、良かったよー」

 

 他愛のない会話をする。月夜の晩、十六夜の下にてルーミアとの会話。昔の自分ならこんな可愛い子と話せることを知ったらどんな反応をするんだろうか。

 

 今と昔で変わってる気もしないが、変わっているのならまた変わるのだろう。ルーミアも変われた、自分にだって変わることが出来るはずだ。

 

 それを今考えるべきかどうかは別として...

 

 

 

「まぁ! とりあえず、前に進みますか」

「止まっちゃったしねー」

「この景色が悪いんだけどね?」

「なんでー?」

「綺麗だから」

「はいはい、そうですかー」

「なんで少しムスッとするん」

「えーなんとなくー」

「すごく、気になるんだけどっ」

「ひーみーつー」

「道具?」

「え? それなんのネタなの?」

「あ、そりゃ知らないか」

「???」

「外の知識だね」

「へー」

 

 ネタを挟みつつ、暗闇の中を歩んでいく。明かりは月の光以外は見つからない。ただ同じ光景が続き、真っ暗なだけだ。紅魔館もまだまだ先の方ににしか見えないため、ゆっくりと進んでいくしかないのだが。

 

 時間を確認する。

 まだ、23:20辺りで、0:00にはまだ40分程時間がある。それまでに付くのかは分からないものではあるが、距離的にそれだけの時間があれば間に合うと思われる。

 

 と、考えていても進むしか道はないのだが。

 

 

 

 

 

 

 

 少年少女移動中...

 

 

 

 

 

 

 

 

 あれから三十分。ずっと時間が過ぎてしまわないか心配ではあったが、少し早歩きを入れて目の前まで近づくことが出来た。

 

 門番は紅美鈴。

 

 彼女がいると思われる場所、そこへと視線を向ける。

 

「いる、?」

「いや、分かんないや」

 

 暗闇に耐性を持っているルーミアでさえ、門の近くに彼女は居ないという。

 

 運悪く中にでも居るのだろうか。

 

「でも、気配はないよ」

「そうか」

 

 居ないと分かってそのまま中に入れば咲夜さんに見つかって即死。そんなことも普通にありえる話だ。だから何としてでも誰かに中に入る権限を貰わなければならない。

 

 不法侵入で命を落とすのだけは勘弁である。

 

「うーん、とりあえずもんの近くまで行こっか」

「そうだねー……」

 

 仕方ないと、前に足を進めようとする。だけど、

 

 

 

 

 

 __何故、身体が動かない? 

 

 

 

 

 全く動かない。まるで、蛇に睨みつけられたカエルと同じだ。そして冷や汗が止まらない。

 

「そこに居る貴方達は、一体何をしているのですか?」

 

 その声がゆっくりと前から近付いてくる。暗闇から顔を見せたのは、先程から自分達が探している門番。

 

 

 ___()()()()

 

 

「不法侵入、をしようとでも?」

「あ、いや」

「答えなさい」

 

 恐怖で体全身が竦む。ルーミアの顔も横目で確認するが、引きつっているようだ。当然だろう、目の前に銃を突きつけられてるのと変わらないのだから。

 

 ___このままでは本当に死ぬ。

 

「こ、れから、レミリアさんにあ、会いたくて」

 

 掠れた声で、そう言葉を伝える。

 

「そうですか、分かりました」

「ごほっ、ごほごほっ...」

 

 体全身に自由が戻り、先程までの反発が襲い掛かる。ただ、本当にこれで信じて貰えるとは思っていなかった。

 

 まだまだ質問をされるかと思っていたが、彼女の気が変わったのか。それとも真実を見抜けてもらったのかは定かではない。今はそんなことよりも、先に説明をするとしよう...

 

 怖かった...

 

「...なるほど。では、本当に貴方達はお嬢様に?」

「はい...そうなんです」

「…………」

 

 沈黙の最中、彼女は私自身の顔をじっと見つめ、深く考え込んでる。ルーミアにも目線を向けている様だったが、すぐに自分にへと目線を戻した。

 

「えっと...?」

「少し質問があるのですが、答えてくれますか?」

「あっ、はい」

「...貴方は何故妖怪をみても、いや、私達を見ても恐怖心を抱いていないのですか?」

 

 一体どういうことなんだろう。とは思ったものの、自分はこの世界で悪く言えば美的感覚が真逆である故に、ルーミアや美鈴さんの顔を見ても全く恐怖は外見だけを見たら絶対に抱かない。むしろ自分のいた世界ならば、美人であると考えるべきだろう。それでも、自分は妖怪という存在を知っているが、見た目から恐怖心を抱くことは無い。それに自分は顔がどうとかで人格を否定するつもりは毛頭ないのだから。

 

 つまりは自分はこの世界では異端児。

 

 というより、恐怖心を抱かないのは妖怪という存在そのものを超えて、自分自身が勝手に相手を信用してるからによるものなのだが。

 

「答えが間違っていたらすいませんが、私は自分に身勝手な危害を加える存在で、人徳的なものを全く理解できない愚か者であるならば、私は恐怖心を抱くでしょう」

「だからこそ、私は断言できます。貴女に恐怖心を抱くことは決してないって」

「面白い回答を致しますね」

「そうですかね...なんと言うか、普通に美鈴さんを私は信用できますよ」

「私も、あんまり話して無かったけど美鈴さんは大丈夫だって信じてる」

 

 沈黙状態であったルーミアが口を開く。ルーミアと彼女があまり話してなかったのは意外ではあったが、ルーミアは彼女自身を信用していたようだ。

 

彼女は数十秒考え、呆れたような顔でこちらに視線を戻した。

 

「...はぁ、貴方達を完全とは言いませんが、信用するとしましょう。後これ以上はお嬢様達が決めることですので」

「ありがとうございます。あと、土産物としてこちらを」

「今は結構です。私は匂いで分かりますし、預けるなら私よりも咲夜さんに渡した方がよろしいでしょうから」

「分かりました」

「では少し失礼します」

 

 彼女はそう言って館の中へと入っていった。

 

「ねぇ、ルーミア」

「何、?」

「私も頑張ってはみるけど、これって結構大変...だよね」

「何が、大変?」

「この、館の住人を変えるのは」

「まぁ、ね。だけどやるんでしょ?」

「もちろん」

「なら、頑張るしかないよ」

「そうだね」

 

 決心は前からついていた。だけど、この館の住人をみて自分は不安になったのだろう。

 

 それでも、自分はやると決めた。手を差し伸べる相手がいるのならば、前を向こうと言える相手がいるのならば、自分はそうしたい。最終的に変わるのは相手次第だが、自分に出来ることを見つけたのだから、私はやりたいと願う。

 

 

 

 __今を頑張るんだ。

 

 

 To.be.continued...

 

 




つぎの投稿は早くしたいなと心から思っております。主です

いまはリアルの方を片付け、書くようにしていくことを目標にして頑張って行こうと思います。

では、また次回にて...

EDはこちらから
https://youtu.be/6NvzVf_NHhw
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