これからまたリアルが忙しくなりますので、ゆっくりとお待ちいただけたらと願っております。
opは後ほど追加致します。拙い文章も直していくつもりでございます、、では、どうぞ
あれから二十分程だろうか、特に何をすることもなく、自分達は門の外で待つことにした。夜の空気は澄んでいて、自然が豊かなおかげで、都会特有のツンとするような匂いは一切なかった。
ルーミアは少し浮き、こっち顔を少し見せながら周りを見渡している。やったとしても、この周りに妖怪は見当たらないから意味があるのかは分からないが。
「来ないねー」
「仕方ないよ。ゆっくり待つしかないさ」
「そうだけどさー」
時間を止められる彼女が顔を見せないというのは彼女の性格上、珍しいことなのではないだろうか。彼女の性格が私の知っている性格であるならば、嫌であるとしても、多少の声かけることを彼女はするのではないか。
それでも、この世界は狂っているから何も無いってことは無いのだろうが。
「さてと、待つしかない訳なんだけど」
「一応、咲夜さんってどんな感じの人...?」
「んー、私もそこまで知ってるわけじゃないからね」
「なんとかしなければならないなぁ」
知らない訳が無い。
元の世界で自分はかなり見てきたから、分からないってのはない。逆に知っているから、敵わないとも知っている。
だからもしも、咲夜さんに挑もうものなら死ぬことになるのは間違いないだろう。
___自分が死んだということすら分からずに。
ガチャりと音が鳴る。音をたてた方向へと目をやるとそこにはメイド姿と女性と先程にみたチャイナ服を来た美鈴がこちらに向けて歩いてきていた。
メイド姿の女性となると咲夜しかいない。他にも妖精メイドなどがいれば話は別だが、周りには見当たらないのと羽根が見えないため多分違うと言えるだろう。
考えているとかなり近くまで彼女たちは来ていた。ルーミアも浮遊から地面に足をつけ、彼女達がくるのを待っている。
「はじめまして、私はこの屋敷のメイド長を務めさせていただいている十六夜 咲夜と申します。以降お見知りおきを」
「あ、はい。はじめまして私は希楽 與家といいます。よろしくお願いします」
彼女は自分に会釈をしながら挨拶をする。自分も彼女に向けて挨拶を返した。これだけなら何も変わった様子はない。
だけど、何故か美鈴さんは表情は余り変わらないものの、彼女に対してかなり警戒をしているように思えた。何か彼女が持っているものとしたらナイフだが、それで仮に自分に攻撃を仕掛けようとしているのなら話は着く。
あとは、彼女自身を男である自分を見て発狂でもしないかと警戒しているのか。
自分も警戒は怠らぬようにしておくとしよう。
「では、お嬢様に会いたいということでお間違いはないでしょうか?」
「はい。レミリアさんに会って話したいことがあるのです」
「それはこちらに言伝として伝えるのも、厳しいということで間違いありませんね?」
警戒をしているのはあっちである事を忘れていた。自分が思っているよりも男性を主の元に連れていくというのはこれほどのものなのか。確かに、わざわざ夜に手土産を持って、会わせろと言ってきているから警戒もされても仕方ないとは思ってはいたが。これでは中に入ることも難しくなりそうだ。
でも、やはり仲良くしていくためにはレミリアと話をしたい。仲良くしていきたいんだ。それを咲夜や美鈴に言われても止められるだけ。
それだけは避けなければならない。
「そうですね。私にも話をしたいことがあるので、すぐに終わらせます」
「そうですか、お嬢様は許可しております。失礼は後ほど詫びをお持ち致しますので、先にお客様として貴方様を迎え入れさせていただきますね」
「はい。ありがとうございます」
やっぱり、レミリアは自分が来ることを知っているのだろうか。自分がどのような理由できたことも知っているのなら、話が早いのだが。
聞いてみるのもありなのか?
→.聞く?
→.聞かない?
やっぱりやめておくとしよう。
これ以上の警戒を与えても仕方ない。第1自分が外の世界から来たということ事態信じてもらえるかどうか不明である。もしも、信じてもらえなかった場合には自分は死ぬだろう。
だからこそ1回きりの勝負だ。
だからこそ気づいて欲しい。本心をレミリア・スカーレットへ知らせるために。
「では、着いてきていただけますか」
「わかりました」
ルーミアは後ろから咲夜に対して、とても不思議そうな顔を向けて、彼女について行く。彼女はこちらに一言も話すことなく、前を歩いていった。
話すことを嫌がってるのか、そう出ないのかは分からないが、多分警戒から信用なんてこれっぽっちもしていない彼女にとってはこの対応こそ普通なのだろう。
むしろ、自分達に危害を加えてないだけで運がいいのかも知れない。
「つきました。では私はお嬢様にお声をかけてきます」
そう言って彼女は時間を止めたのか、目の前から消えていた。というより、それならここまで来る必要があったのかと少々疑問に思うことはあったが、咲夜やレミリアは考えることがあるのだろうと思い、そのままルーミアと一緒に待つことにする。
「かなり、緊張してる」
「まぁ、與家はこんな家きたことないような感じするもんね」
「おいこらそれどういうことだ」
「えへ」
ルーミアは少し口角を上げこちらを茶化す。赤と黒の色が入り交じったこの屋敷は確かに自分のような人間には恐怖心を抱くように作られてるのかもしれないとルーミアは言う。実際のところ確かに恐怖心を抱いているのは間違いない。ルーミアと一緒にいるから多少の軽減はあるのかもしれないが、1人ならばさまよっていてもおかしくないだろう。
だから、今の自分は今回の件で改めて運が良かったのだと心の底から感じた。
「では、お嬢様が中にと」
「わかりました」
「私はついて行っていいの?」
「ルーミアは待っていろと、お嬢様は仰っておりました」
「んー、了解」
「じゃあ、行ってくるね」
「うん」
とくに何かある訳ないとは思うが、それでもここまで来るとやはりというか足がすくんでしまっていた。それを無理やり前へと進ませる。
そして、扉の前で深呼吸を繰り返し、ドアに手を伸ばし2回程ノックする
コンコン
「どうぞ」
部屋の中から少女で、けれど力強さのある声の持ち主が中に入れてくれることを許可してくれた。
自分は、最低限のマナーで失礼のないようにしなければ.
「失礼します」
中に入るとそこには所々ボロボロで、傷の縫い目のようなものが手首に付いている幼き少女、それが今話しているレミリア・スカーレット本人なのだと分かった。
ルーミアは何かあったら助けに行くと先程教えてくれた。外にいた方が自分が安全だからと言って、咲夜と残ると言っていた。ただ、確かに咲夜は危ないかもしれない。あの表情と目付きだと何をしでかすかなど分からない。
レミリアはそれを知っているのだろうか。
「随分と丁寧に入ってくださるんですね」
「随分と、丁寧とは、?」
「貴方がどうだかは分からないけど、少なくとも私たちに命令する奴もいるのよ」
「私はそんなことはしませんよ、あとお名前はレミリアさんで大丈夫ですか?」
「ええ、大丈夫。これからまだまだ気になるしというより貴方を見てとても興味深く感じたわ」
「有難いです。これから話していきたいという思いと、私の今最大限出来るお土産となります」
渡したのは自分がルーミアに頼み作ってくれた、自分の血だ。栄養がとかは分からないが喜んでくれたらとは思うが、果たしてどうなのだろう。
仲良くなれるかどうかは別として、今渡せるものは渡しておくとしようと思った。
「これは、さっきも見た貴方の血ね?」
「そうです、喜んで頂けたら嬉しい限りです」
「……そうね。もちろん有難くいただくことにするわ
……貴方の身体を、ね」
一瞬で空気が凍る。多分、殺意を向けられているのだろう。彼の身体の全てが動くことが出来ていないのだから。
恐怖心が増大するだけでなく、意識が飛びそうなほどの殺意。この世界へ来てからこんなことしか経験していない。不幸と嘆くのもありだと思う。
けれど、その殺意にはまだ黒く染まりきってない。まだ光があると、なんとなくでもそんな気がした。
「貴女は、私にその気持ちや感情をぶつけて楽になるのですか?」
「それは、一体どういうこと?」
口調が変わる。戦闘準備は完了している。
「つまりは、私を殺して貴女は楽になるのですかと聞いてるんです」
「あぁ、楽になるわね。目の前から異物が消えるのだから」
「そうですか、手も足も出ないような弱者を虐めて楽しむのですね」
「何を言っている? お前達人間の男は戦闘狂しかいないだろうが」
自分の運命を見たわけではないのだろう。もう少し話を出来ると思っていた自分は期待しすぎていたのかもしれない。しかし、この現状はどうするか、自分は戦闘など出来るはずもない。少しだけ東方の知識のあるオタクなだけだ。
「だが、わざわざ結界の外に出て身を晒すとはいい度胸だな」
結界、? 外、? なんのことを言っているんだ。何を指しているのかが全く分からない。幻想郷の博麗大結界のことなのか? であれば、外に出てきたとは一体なんなのだろう。
「すいませんね、私にも分からないんですよ。外の世界から来たばかりで、助けを求めているだけなんです」
あくまで自分は死にに来た訳では無い。確かに目的はあるが、それだけを固執してはならない。今は信用を得る事、それだけに集中しなくては。
「フン、だからと言って貴方は私を騙すのでしょう? それを分かりきっていて、話が通じるとでも?」
どこまで、信用無くしてるんだこの世界の野郎共は。力を手に入れた男で悪いやつが2人もいれば街なども滅ぼせるというのに、そんな奴がこの世界に鎮座し、自分の欲望の糧としている。やっていること全てが、むちゃくちゃで、ワガママで、呆れる程に馬鹿なやつらだ。
「私には戦う力がなくて、それでいいとは思ってないんですよ。それだからこそ、今の貴方に私が勝つ確率なんてものは0に等しい。そんな勝負をして貴女はたのしいのですか」
「貴方、今更何を言っているのかしら? 私達を散々傷つけておいて、自身が弱くなったら弱いものをいじめをするな? ふざけてるの」
「私はそんなことをしてはいない。それを貴女は見れるはず。だろう? [運命を操る程度の能力]者さん」
レミリアはそれを聞くと、少し動揺したのか、目が標準に合わさっていない。それに、息が荒くなったように感じた。
「、どこで知った」
「だから、はぁ.それは今からお話します。そのために来たのですから」
「嘘は、付いていないわよね」
「嘘を着く理由がないからしませんよ」
「…………」
レミリアは少し考えたあとに、殺気を止め、椅子に座る。先に伝えて良かったのかは分からないが、これから先話すことになるのだから変わらないのかもしれない。
「分かった。今は信じることにするわ」
妖怪も人間も自身が知らない赤の他人が自身の情報を知っているなど有名人でもない限りありえない。それに対して、男という存在が彼女の恐怖心に掛け合わされた。今のレミリアは死に面してると思っているのだろう。
そんなことをするつもりは毛頭ない。そして今はとりあえず、生きていてよかったと思うことにしよう。
まだまだ、先は長いのだから。
To be continued.
これからもっと頑張っていきますので、お許しください!!