インフィニット・マスクドライダーズ   作:赤バンブル

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神様転生で良くオリ主がヒロインを奪ってイチャイチャする話が多いけどこの作品は多分そんなことはない。


他の作品の物を別作品の世界に出したらどうなるか・・・・・・・


転生したけど原作と全く違う件

俺はいわゆる転生者だ。

 

よくあるトラック事故に撥ねられ、神様から転生特典をもらって別世界へと転生するっていうアレである。

 

まさか、本当になるとは思ってみなかったな~。

 

神様はどっかで見たような胡散臭そうなおっさんだったけど俺は本来死ぬはずがなかった人間だったそうで本来生きるはずだった寿命分、特典を付けてくれると言ってくれた。

 

俺は最初に転生先をインフィニット・ストラトスの世界にしてもらった。

 

勿論ISは俺の大好きな仮面ライダーにする。

 

色々迷ったけど、なるライダーは俺が見た中では最新作の「仮面ライダージオウ」。

 

映画については知らないけどとりあえずグランドジオウまでのウォッチを時期によって解放ということでとりあえずは初期のライドウォッチは一通り使えるようになった。

 

『これでお前はあの世界における仮面ライダージオウだ。』

 

おっさん神様はそう言いながら俺にジクウドライバーとジオウライドウォッチを手渡す。

 

『言っておくが解禁は最低で小学生辺りからだ。体が成長しない内に変身したら体の負担が大きいからな。その後はまあ、時期が来ればジオウⅡウォッチも使えるようになるだろう。せいぜい来世を楽しみな。』

 

 

 

 

 

俺はこうしてジオウの力を持ってISの世界に転生した。

 

名前は「常間壮一」。今の俺の名前だ。

 

俺はこれから自分の大活躍劇が始まるとウキウキしながらIS原作の時期まで待ち続けた。こういうのは力に呑まれて暴走する危険性があるからある程度落ち着いてからにしないと。

 

ISと言えば主人公の織斑一夏の周囲がハーレム状態だからな。

 

普通なら全ヒロインと仲良くしたいと思うけど流石に世界観がおかしくなるかもしれないのでせめて簪ちゃんかシャルロット辺りぐらいとは仲良くなりたい。

 

そんなこんな考えているうちにでついにIS原作突入。

 

俺は今IS学園初の男子生徒としてISについて学んでいる。

 

周囲の女の子も可愛いし

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あれ?初の男子生徒?

 

何かが足りないような気がする。

 

俺は自分の座っている席を確認してみる。

 

そこは本来主人公であるはずの織斑一夏が座るはずの席だった。そう言えばISをうっかり起動したときも織斑一夏と同じ場面だったような気がする。

 

何故、一夏がいないんだ?

 

それだけじゃない。

 

彼の幼馴染であり、メインヒロインである篠ノ之箒の姿もなかった。

 

変だな?

 

俺が調べた限り、「白騎士事件」は原作通り起きているし、担任である織斑先生は普通に教卓の方にいる。

 

後、モンド・グロッソも原作通りに展開されていたはずでその時一夏は無事に保護されている。

 

どうなっているんだ?

 

 

俺は気になって放課後、織斑先生に声をかけて聞いてみた。

 

一夏はどうしたのかと?

 

織斑先生は一瞬険しい顔をしたが

 

『弟は別の高校に通っている。』

 

とだけ答えた。

 

これ以上聞こうにも流石に詳しすぎると怪しまれると感じたので俺は一旦寮の方へと引き上げることにした。

 

その時チラッと見た織斑先生の顔はどことなく何か苦しそうに見えた・・・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、今現在寮の部屋にいるんだけどなんかおかしすぎる。このISの世界。

 

今日が学園生活初日なんだけど最初のイベントともいえるセシリアが突っかかってくることはなかったし・・・・っていうかこの世界のセシリアなんかすごく大人しかった。

 

寮の部屋は普通の個室になっている。

 

確かに俺は一夏とは別人だけど・・・・・ここまで違いが出てくると何か違和感がある。

 

俺はその日の夜、寮の織斑先生の部屋をこっそり調べに行くことにした。

 

<ジオウ!>

 

俺はジクウドライバーを腰に装着し、ジオウライドウォッチを装填して回転させた。

 

「変!・・・・おっと、静かにしないと怪しまれる・・・・・変身。」

 

<ライダータイム!> 

 

<仮面ライダージオウ!>

 

変身が完了すると鏡にはテレビでしか見れなかったかジオウに変身した俺が映っていた。

 

「さてと・・・・・・」

 

俺は手を翳すと姿が消える。

 

このジオウは一応ISという扱いになっていて神様の得点で見つからないように特殊な光学迷彩が晴れるようになっているんだ。これで怪しまれることなく部屋にも侵入できる・・・・・あっ、ちなみに壁はすり抜けられないのでご注意。

 

 

俺は部屋をこっそり出て織斑先生のいる部屋へと向かった。

 

この時間帯も大分遅いからおそらく酒でも飲んで寝ているのか、仕事をしているかになる。・・・・・まあ、私生活はズボラらしいから後者は微妙だけど。

 

恐る恐る部屋のドアを開けてみると中は暗かった。慎重に部屋を調べてみるけど織斑先生はいなかった。

 

「変だな?この時間帯ならいてもおかしくないんだけど・・・・・!」

 

俺はふと机の上に出席名簿ががさつに置かれているのに気が付く。

 

「・・・・・本当に一夏の名前ないのかな?」

 

興味本位で俺は名簿を除いてみる。するとあの名前に目が行く。

 

篠ノ之箒

 

「なんで箒の名前が?今日はいなかったのに。でも、消されているって・・・・・・」

 

ここまでくるとここが本当に俺が読んでいたインフィニット・ストラトスの世界のなのか怪しくなってくる。

 

原作なら初のIS学園男子生徒であるはずの一夏の不在。

 

出席名簿から消されている箒。

 

もしかして、俺が転生してきたせいでこの世界に何らかの異変が生じてしまったのでは?

 

俺は不安に駆られて寮から学舎の方へと向かう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

学舎は夜ということもあって不気味に感じた。

 

教室を一つ一つ見歩きながら俺は一階で隠し扉を発見する。どうやら地下へと繋がっているらしく階段を降りるとそこには某ゾンビゲームで出てきそうな実験設備があった。

 

「・・・・・もう、俺の知っているISじゃねえ。」

 

俺は恐る恐る歩いて行くとある少女が食事を盛った盆を持って歩いているのを見つけた。長い黒髪でポニーテールで胸が結構大きめ・・・・・って、あれ?あれ、箒じゃない?

 

「名前が消されていたのに。」

 

でもまあ、いたということが分かったので少しホッとした。暴力系ヒロインだけどISでは欠かせない一人だからね。

 

俺は少し距離を置いて箒の後を付ける。しばらくするとある扉の前に足を止めた。

 

(ここが彼女の個室か?)

 

俺は気になって彼女の近くへと近づいていく。

 

 

 

グルルルル・・・・・・・

 

(!?)

 

彼女のすぐそばまで来た瞬間、不気味な唸り声が聞こえて俺は思わず彼女から離れた。

 

(何だ今のは・・・・・・)

 

ビビった俺に気づくことなどなく箒は扉をノックする。

 

「・・・・・食事を持ってきた。」

 

すると扉の向こう側から声が聞こえた。

 

ソ、ソコニ・・・・置イトイテクレ・・・・

 

そう言うと彼女は部屋の前に盆を置く。すると差し入れ口から真っ黒なかぎ爪の生えた手が出てきて盆を部屋の中へと持ってった。

 

箒はしゃがみながら見えない相手に対して声をかけ続ける。

 

「今日、学園の入学式があったんだが・・・・・この学園に初の男子生徒が入ったそうだ。確か・・・・常間壮一だったかな。」

 

『・・・・・・』

 

「それでな、今日千冬さんがここに来た時そいつに声をかけられて・・・・」

 

箒。

 

「ん?」

 

俺ハ・・・・・イツマデ生キナクチャナラナインダ?

 

「えっ?」

 

扉の中の声を相手に箒は不安そうな顔をする。

 

昨日モ、束サンガ、オレノ体ニ実験シタガ結局ナニモ変ワラナカッタ。・・・オレハ、マタ誰カヲ襲ウンジャナイカッテ・・・

 

「だ、大丈夫だ!姉さんのことだ。きっとお前を人間の姿に戻せ・・・・・・」

 

戻レル保障ナンテドコニアルッテイウンダ!?オレハ、ナンダ!?ニンゲンカ!?化ケ物カ!?モウ、最近ハドッチダッタノカスラワカラナクナッテキタンダ!!

 

扉の中の声が恐ろしい声で叫んだ。

 

俺は離れたところから聞いている俺にも聞こえ、その声はどこか悲しさを感じられた。

 

オレハ・・・・・・・俺ハ、怖インダ・・・・・マタ、アノトキノヨウニ、人ヲ・・・・ニンゲンノ肉ヲ・・・・・

 

「もういいんだ・・・・・あれはお前のせいじゃない。」

 

イヤ・・・・・・・ソモソモ千冬ネエニ助ケラレタトキカラオカシカッタンダ・・・・・トキドキ、ヒトヲ襲ウ夢ヲミテ・・・・・・・・気ガ付イタラ・・・・・

 

「やめよう。やめてくれ・・・・」

 

箒は泣きそうな顔で言う。

 

オレハ・・・・・今ノスガタニ、ナッテ・・・・・・ダンヲ・・・数マヲ・・・・・・クラスノミンナヲ喰ッチマッテイタンダ!!

 

「アアアアアアアアアアアアア!!」

 

箒は悲鳴を上げながら耳を抑える。

 

ダンと数マ?

 

もしかして、コイツは・・・・・・

 

「もういい!もういいんだ一夏!お前のせいじゃないんだ!お前は悪くないんだ!!だから・・・・これ以上私の知っている一夏じゃなくならないでくれ・・・・・・・」

 

箒は扉に両手を打ち付けながら泣き崩れた。

 

この扉の中にいるのは一夏だったのか。

 

俺は、思わずぞっとしながら泣いている彼女を見る。

 

でも、化け物と言っていたけど一体どんな姿になっているんだ?

 

もしかして・・・・一夏を攫った相手は亡国企業じゃなくてショッカーとかじゃ・・・・。

 

 

グ、グワアァアアア!?

 

「!?どうした一夏?」

 

扉の向こう側で苦しみだした一夏の声に箒は顔を上げる。

 

ウゥウウ・・・・マタ、起コッタ・・・・・・破カイ衝動ニ侵サレテ・・・・

 

「待っててくれ!急いで姉さんたちを呼んでくるから!」

 

箒は急いで部屋の前から去って行った。

 

それを確認すると俺は部屋の前へと足を運ぶ。幸い、ドアには隙間窓が取り付けてあるのでそこから見ることができる。

 

「一体どんな姿に・・・・・」

 

俺は窓から一夏の姿を確認しようとした。

 

 

 

 

 

 

 

っが、次の瞬間俺の目に赤く発光する複眼が映った。

 

グワアアアアアアアアアアアアアアア!!!

 

「うおっ!?」

 

頑丈に作られている扉が吹き飛び、俺は壁の方へと突き飛ばされる。

 

「いててて・・・・・・」

 

変身していなかったら死んでたかもしれない。

 

吹き飛んだ衝撃で光学迷彩が解けてしまった俺はその場で一夏の全貌を見る。

 

長い三本角に赤い複眼、牙が剥き出しのクラッシャー。

 

映画で見たものによく似ているが体形は人間にかなり近づけられて、右肩には『KUUGA』の名前が刻まれていた。

 

「アナザー・・・・・クウガ・・・・・・」

 

グシャアアアァアァァァァァッァァァ!!!

 

ジオウに変身している俺の目の前でアナザークウガは口を開いて襲い掛かる。




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