SPEC魔 -スペックマジカル- 〜警視庁公安部公安第五課未詳事件特別対策係・時空管理局合同捜査記録〜 作:Dolenon
2019年7月24日:微修正
本来なら交わることのなかった二つの世界が
ある刑事達と、ある魔法少女達が出会い、
そして辛く悲しい現実と立ち向かう。
◇
ガイアの鼓動が胎動する。
二つの世界が重なり合う……静かに、まるですでにその世界だったかのように。
誰も知らないまま、ガイアは、新たな物語を見る。
◇
なのはちゃん、フェイトちゃん、はやてちゃん
君たちがこの手紙を目に触れていると言うことは、私はすでにこの世にいないということだ。
もしかしたら当麻君も瀬文君も、すでに、この世にいないかもしれない。
君たちは生き延びて、この真実を必ず、歴史に残して欲しい。
私たちのいた警視庁公安部公安第五課未詳事件特別対策係は、スペックホルダーと呼ばれる特殊能力者の犯罪を取り締まる部署だ。
現在、100万人に1人の割合でなんらかの特殊能力を持つ人間が確認されている。
これは、人間の脳の進化によるものとされており、近年、急速に、その割合は増加している。
もしかしたら、君たちが魔法に出会ったのもスペックかもね。
◇
東京都、警視庁……の地下21.5階にある公安部公安第五課未詳事件特別対策係のオフィス(と、言うよりは倉庫の様相をしている)で
「では、係長。海鳴市の事件、私一人で行きますんで」
ノートパソコンの画面から目を離し、警視庁公安部公安第五課未詳事件特別対策係の係長である
「まあ、瀬文君は休養中だからね、たっはっは」
野々村はいつもどおりの調子で答える。
「たっはっはじゃねーよ」
「……瀬文君がまだ戻って来てないからね。当麻君、気を付けるように」
野々村は真剣な表情で当麻に言う。
「……はい」
◇
◇
大海原を見渡せるそこは、当麻ですら関心を寄せていた。どこまでも続く青い世界、ミャーミャーと鳴くカモメ、そして傍らで商売している餃子ロボ(中部日本餃子のCBCの親父)……はひとまずさておく。
「えーっと、まずはこの近辺の公園と動物病院か」
パラリと捜査資料をめくる、そこには動物病院で起きた爆発事故の現場検証の報告書と現場の写真が添えられていた。
「う〜ん、現場百編っすかな」
手にしていた資料を赤のキャリーバッグに押し込む。
◇
「それにしても最近、変な事故が多いわね」
アリサ・バニングスは唐突に切り出した。
「にゃっ? いきなりどうしたの?」
それに対し高町なのはは思わず狼狽えた。
「だって、最近あちこちで変な破壊の跡があるじゃない」
「確かにそうね……」
アリサの言葉に月村すずかも同調する。そんなアリサとすずかの話になのはは苦笑しつつ聞いていた。
高町なのはは、魔法少女になっていた。数日前のことだ。
◇
なのはたちの前に一人の女性が赤いキャリーバッグを右手で引きずりながら歩いてくる。
左手はギプスと三角巾で固定されていた。
「う〜ん、こっちだったかな?」
女は頭をひねりながら地図を見ていた。その時、女はなのはたちに気づき、ズカズカと近づいてきた。
「ねぇ、ちょっといいかな?」
女はなのはたちに尋ねる。
「な、なによ……」
女に対しアリサはたじろぐ。
「ああ、メンゴメンゴ」
女は軽いノリで謝罪しながらスーツのポケットから一冊の手帳を出す。警視庁と書かれた警察手帳だ。
「当麻です。ちょっと場所を聞きたいんだけど」
これが、警視庁公安部公安第五課未詳事件特別対策係の刑事『当麻紗綾』と、魔法少女『高町なのは』の出会いだった。
一言だけ言わせてくれ。
雑すぎねーか俺!!
ああ、誰か文才のSPECを分けてくれ……。
◇
と言うわけで
話数カウントはコミカライズ版にならっています。
今回は当麻となのは、アリサ、すずかとの出会いです。
時系列的には、SPEC起の回〜SPEC翔の間になのは一期の話をはさむ形となるため、瀬文さんは出番がないことをここにお伝えしておきマイルドセブン……
一応脳内では【SPEC起の回】→【なのは一期】→【なのはA's】→【SPEC翔】→【なのはReflection】→【なのはDetonation】→【SPEC天】→【SPEC結】→【なのはStrikerS】の流れで……ってハードルが無駄にTAKEEEEEEEEEE!!!
あと平行してパラレルワールドとして【なのはINNOCENT】とのクロスオーバー……ってムダに風呂敷が広すぎぃ!!
畳みきれない……畳みきれナイチンゲール……
あと文章構築中に脳内で「NAMInoYUKUSAKI」とSICK'Sの主題歌「walls」が脳内再生されまくリナックス……
誰か……頼む……代わりに……グハッ