SPEC魔 -スペックマジカル- 〜警視庁公安部公安第五課未詳事件特別対策係・時空管理局合同捜査記録〜   作:Dolenon

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ドスコイ設定改変祭りだぜYeah

2019年8月18日:微修正


File03 家族

「さて、と……」

 冷静さを取り戻した当麻はなのはに近付く。

「え、えぇーっとー」

  なのはは当麻の刑事のプレッシャーにたじろいだ。

「ちょっと、お姉さんとお話しようか」

 当麻は笑顔でなのはに言う。警察手帳を片手に。

 

 ◇

 

「まさか魔法が存在して、しかも別の世界が複数あるなんてエヴェレットの多世界解釈も真っ青とかウケるんですけど」

「理解が雑すぎるっ!」

 イタチのような動物(正確にはフェレットのような動物)ことユーノ・スクライアとなのはの説明を受け、当麻は事件の全容を把握した。

 ユーノは幼いながらも考古学者として活動しており、発掘調査を行った際に発掘した古代文明の遺物(ロストロギア)〈ジュエルシード〉の輸送中、次元間を航行する輸送船が事故に遭い、その時にジュエルシードが第97管理外世界(あくまでもユーノ等の別世界の人間の呼称)、すなわち地球に散らばった。

「幸か不幸かジュエルシードは全て海鳴市の範囲に散らばったってわけね……全部で21個……面倒だな」

「そ、そんなこと言わないでくださいよ!」

 当麻の言葉にユーノは狼狽した。

「冗談っすよ冗談。しっかし下手に触れたらさっきみたいなのとかそれ以上の事になるのは見て見ぬふりは出来ないっすな」

 そう言いながら当麻はキャリーバッグからノートパソコンを取り出し、カタカタとキーを叩く。

「なのはちゃん達が見つけた場所と事件現場の一致……しかし事件は全部集めないと終わらないか……」

 と言った所で当麻が急にバタリと倒れた。

「にゃっ! と、当麻さん大丈夫なの!?」

「だ、大丈夫ですか!?」

 ユーノは当麻にかけより、なのはは当麻の身体を揺さぶる。その時、グーッと腹の虫が盛大に鳴り響いた。

「ハラーヘッターと空腹の意思……お腹すいたー」

 当麻は絶え絶えに空腹を訴えた。見事にしまらない光景である。

 

 ◇

 

「バカウマ!」

 当麻はなのはの母親である高町桃子の料理に舌鼓を打っていた。

「うふふ、まだまだあるわよ」

 桃子は笑顔で答える。見た目はまだ20代でも通用するほど若々しい。

「にゃはは……す、すごく食べますね……」

 なのはは目の前の光景を見てドン引きしていた。山盛りの餃子を平気でパクパクと口の中に頬張る当麻は、それはそれはフードファイターさながら。

「むぐ……私の仕事ってさ……かなり頭を使うからね……んが……おお、これもバカウマ」

 次々と餃子をヒョイヒョイパクパク、一体どこにあれだけの量が入るのか。

「それにしても君が当麻先生の娘さんだったとは……」

 テーブルを挟んで向かいには、なのはの父である高町士郎が古い日付の新聞を読み返しながら当麻を見やる。

 新聞は西暦2003年の物で、見出しには当時の事故の記事がデカデカと書かれていた。

 

"オーストラリア、ウーメラ砂漠で飛行機事故"

"邦人三人を含む全員死亡"

"邦人の身元は当麻天(とうまそら)さん、当麻流夏(とうまるな)さん、当麻陽太(とうまようた)さんと判明"

"三人は家族旅行中"

"乗客の中の当麻天さんは宇宙科学研究所の教授"

"当麻天さんははやぶさの開発チームの一人"

 

「父の知り合いでしたか……」

「ああ、当麻先生のボディーガードとしてね……」

 士郎は目を伏せる。

 高町士郎(旧姓、不破)は古武術の一つ〈永全不動八門一派・御神真刀流小太刀二刀術〉(以下、御神流)の剣士としてあらゆるVIPのボディーガードを務めており、当麻の父も護衛していた。

「一時期生死を彷徨った時期があってね……家族に心配を掛けてしまったよ。もちろんなのはにもね……」

 士郎はなのはの頭をクシャクシャと撫でる。

「もう、お父さん」

 なのはは軽く反抗するが本気で嫌がっているわけではない。

「入院しているときに当麻先生が来て、彼は俺に『ボディーガードは対象を護ることが使命だが、身近な守るべき者を護れない者には勤まらない』ってね」

 過去を懐かしむように士郎は語る。

「今はすっかり引退して、師範代を恭哉に引き継がせた……恭哉が俺みたいな過ちを踏むことがないよう、そして家族を護ることが今の俺の役割だ」

 士郎は真剣な眼差しで当麻を見る。

¿Por qué viniste a esta ciudad para(君がこの街に来た理由は) investigar un incidente reciente?(最近起きている事件が関係しているのか?)

 唐突に士郎は流暢なスペイン語で当麻に言う。

¿Está involucrado nanoha?(それになのはが関係しているのか?)

 全てを把握したと言っているような口調で当麻に詰める。

「?」

 突然のスペイン語になのはは首をかしげる。ユーノもスペイン語は理解できないのかフェレット首をかしげていた。

「……Debido a la investigación, no podemos responder(捜査の関係上、答えることは出来ません)

 当麻も流暢なスペイン語で答える。

「そうか……とにかくなのはを送ってくれてありがとう」

「いえ、私は刑事ですから」

 

 ◇

 

「じゃあ、当麻さんはFBIにもいたの!?」

 数時間後、当麻は高町家に馴染んでいた。それもまるで最初から家族だったかのように。

「そうだよ、その時にナンシーと出会ったのよ」

 なのはの姉である高町美由紀の質問に当麻は細部をボカしつつ答える。そして当麻の脳裏には、悲しい別れと戦いの記憶が再生されていた。

 

 ナンシー大関(おおぜき)、当麻がFBIへ出向していたときに出会った親友にして電化製品を操る日系四世のダイナマイトバディーなスペックホルダーだ。

 彼女は当麻を助けるべく日本へ来日し、そのさなかでニノマエの手により殺害された。

 

「ナンシーはことある毎に『恋かな?Yes!恋じゃない?Yes!』と歌って踊ってたよ」

 当麻はナンシーがスペックを発現していた時の早見優『夏色のナンシー』の振り付けをしながらコミカルにFBI出向時代を語っていた。

 アメリカでの生活、FBIでの仕事、なぜかFBI内の食堂で大人気『FBI餃子』の話、美由紀となのはは当麻の話に夢中になっていた。

 

 ――ふたりそろえば

 ――最凶!

 

 いつかのナンシーとの会話、ニノマエとの対決、瀬文との出会い、数々のスペックホルダー達との戦い、スペックを巡る国家規模の陰謀……振り返れば世間一般から見れば漫画やアニメ、ラノベやなろう系小説だと思えるような、しかしいずれも現実に起きた出来事だった。

 

 ◇

 

 所変わって警視庁内のミショウ、野々村は己のデスクの引き出しから一枚の金属で出来たカードを取り出す。

「海鳴……か。思い出すなぁ……」

 想いは過去へ、カードはキラリと光る。

 




ざつい、雑すぎるぞ俺

そんなわけで設定改変祭り第一弾です。
高町士郎と当麻天に接点を持たせたりやりたい放題じゃねーかおい!

前話と比較すると動きがない……
そしてSPEC零の要素とかも出てきたが……どう着地させようカントリーロード……

なお、夏色のナンシーは各自で一度聞いてくれ。そして電気つながりでフェイトちゃんが夏色のナンシーを(Starlight Bleaker(スターライトブレイカー)

さて、執筆が遅い遅すぎるぞ亀さんぐらいに。どうする?超濃縮版化するか?
というかSICK'S恕乃抄が超濃縮版でGYAO!とかTVerとかで期間限定配信してるとか聞いてないんですけドスコイ引っ越しシャトルだぜ。

さて、次回こそ気になるあの子と邂逅……できるといい成歩堂龍一は逆転裁判……
それにしても上手いこと摺り合わせないと話が崩壊する……誰だよこんな難しいのを書こうと思った奴は……俺か
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