バカとテストとブレイブルー   作:ぶるらー

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さて、時間がかかってしまいましたが今回から三章です。いよいよ世界の真実が明かされて行きます


第三章ナイトメアオーバーワールド~破壊者と魔王、20××~
九話


「それでね明久、ここは...」

 

「明久くん、ここはですね...」

 

「アキ、ここは...」

 

「ごめん、三人とも。一人ずつお願い」

 

週末の土曜、本来休みであるがここAクラスではA及びFクラスの一部メンバーが合同で勉強会をしている。主戦力の更なるレベルアップを図るため雄二が企画していたがそれを聞き付けた翔子がAクラスのメンバーも集め現在に至るわけである。実際は雄二が浮気をしないだろうかという監視が目的ではあったが

 

「しっかし、あいつらずいぶん仲が良くなったな」

 

「...今じゃ二人は吉井よりもマイと仲がいい」

 

「そういや翔子、お前夏目と知り合いだったんだな」

 

「...うん、雄二以外とでは一番の友達だった」

 

「そこに俺が入ってくることにはつっこまないでおこう」

 

「...吉井のことも名前は知らなかったけど聞かされていた」

 

「ふーん、世間てのは以外と狭いもんだな」

 

「おや、何の話ですか?」

 

「あたし達もまぜてよ」

 

「ハザマに七谷か」

 

「...マイ達の話をしていた」

 

「あー、そういえば霧島さんは夏目さんとお知り合いでしたもんね」

 

「あたし達は中学に入ってからだもんね、後...」

 

「私もよ、マコト」

 

「ツバキ!」

 

「何の話だ?」

 

「いえいえ、私達もそこそこな付き合いでしたよね、という話ですよジンくん」

 

「そういえばお主らは小学生や中学生の頃からの付き合いだったのう」

 

「.......長い付き合い」

 

ラグナ達と明久達を除いたメンバー達が集まり彼らを見ていた

 

「ねえラグナー、ここ教えてよー」

 

「お前俺より成績いいだろうが、自分でやれ自分で」

 

「ふふ。ほら、ニュー。どこなの?」

 

「お姉ちゃん達が教えるから」

 

「......」

 

「...雄二、どうかした?...まさか浮気の算段...」ゴゴゴ

 

翔子が黒いオーラを纏い雄二に迫っていく

 

「ちげえよ馬鹿!ただ...末っ子が妙にガキっぽいなと改めて思ってな」

 

「ニューか...だがあれがああなのはしょうがないんだ、気にしないでくれ」

 

「なんだ、病気か何かか?」

 

「...例えば貴様の大事な相手が自分を庇い大怪我をするところを見たとしたらどう思う?」

 

「...言いようがねえな、謝罪だったり自分への怒りだったり...」

 

「...奴の場合はそれが自分に向いたということだ」

 

「まさか、ラグナの右腕って...」

 

雄二は合点がいったような顔つきになる

 

「ああ、事故の時あの三人を庇って...」

 

ラグナ達がまだ小学生の頃、それは起こった。

学校の帰り道暴走したような走りをするトラックが目の前に表れとっさにラグナはノエル達を突飛ばし自分も避けようとしたがそのまま彼は...右腕を引き潰された。その時ニューは仰向けに倒れていてラグナを助けようと立ち上がった時にその瞬間を見てしまい精神に異常をきたしてしまった。

 

「...そんな事が」

 

「すまない、せっかくの勉強会だというのに...」

 

「気にすんな、逆にこれからサポート出来たりするかもしれないからな」

 

「ただ、一つ妙な事があって...」

 

「妙な事?」

 

その後警察による運転手の捜索がなされ一週間後見つかった...自殺した状態で。それも死亡したのは恐らくラグナを引いたすぐ後と思われるとの事だった

 

「まあ随分とミステリーじみた事がおこってんな...」

 

ガララ

 

「ようよう、頑張ってるねぇ二年生のがきども!」

 

「!!てめぇ...」

 

「なんだあいつ?」

 

「な!何で奴が...」

 

「知り合いか?」

 

「...ハザマの兄貴だよ」

 

「何!?」

 

「マコトさん、私はあんな奴を兄だとは認めていませんよ」

 

Aクラスに突然入ってきたのはハザマの兄、結城テルミであった。

 

「おうおう、久しぶりだなぁラグナちゃん。元気してたかー?」

 

「うっせえよ。さっさと帰れテルミ」

 

「なんだよ、つれねー事いうなよ」

 

「そうですよラグナくん」

 

「「!!」」

 

 

「先輩の言うことは聞くものですよ」

 

「高城...先輩」

 

「またあんたですか...」

 

「俺達もいるぞ」

 

「よう、観察処分者ども!」

 

「...誰だっけあんたら」

 

「なんだと!」

 

「このやろ先輩にむかって!」

 

「常川先輩と夏村先輩でしたっけ?」

 

「「ちげえよ!」」

 

「ハゲとモヒカンだったか?」

 

ちなみに明久達は名前は覚えているがわざと間違えて挑発しているだけである

 

「こいつら...」

 

「け!まあいいじゃねえか夏川、どうせこいつらも...」

 

「ああ、そうだったな」

 

怒っていた常夏コンビだが突然不適な笑みをうかべる

 

パシン

 

突然乾いた音が響き明久が振り返ると高城がマイにビンタされていた

 

「マイ、大丈夫!?」

 

「ラグナ、明久!こいつやっぱへんたい!」

 

「マイを無理やり連れていこうとしていた」

 

「なんだと!」

 

「大丈夫じゃったか夏目よ」

 

「うん、大丈夫だよみんな...」

 

「......代表が聞いてあきれる」

 

「ちょっと犯罪者っぼいですよ先輩?」

 

「全く、これじゃあなた方のほうがこの学園の品位を落としかねませんよ」

 

秀吉やムッツリーニ、工藤や優子もテルミ達に敵意を向ける

 

「貴方は相変わらずですねぇ、テルミさん」

 

「よおハザマちゃん!」

 

「たく、随分ひまなんだな」

 

「いえいえ、別にひまではありませんよ?さあ夏目さん、早く参りましょう」

 

「お断りです」

 

「おいおいおい、このお馬鹿にご執心ならもう無駄だと思うぜ?」

 

「なんですって?」

 

「だってよぅ...」

 

テルミは懐から何かを取り出し腰に巻きカードをそれに入れた

 

『カメンライド』

 

「その馬鹿も今から死ぬんだからよー!」

 

『ダークディケイド!』

 

「な、なんだありゃ!」

 

テルミは以前ラグナがコスプレしたディケイドによくにた姿に変身した

 

「あれは、ダークディケイド?」

 

「何あれ!?」

 

「どうよ!言っておくが...」

 

 

バゴン!

 

テルミがシステムデスクを放り投げパンチすると一発でそれは粉々になってしまった

 

「まじもんだぜ?お前らなんかそれこそゴミみたいにぐちゃぐちゃになるくらいのパワーはあるなぁ」

 

「仮面ライダーてのは作りもんだろ、なんでそれを...」

 

「ふふ、何故でしょうね?」

 

そういうと高城達は時計のような物を取りだしベルトに装填すると回転させた

 

『仮面ライダー!』

 

『バールクス!』

 

『ザモナス!』

 

『ゾンジス!』

 

常村は緑、夏川は青、高城は黒いスーツの仮面ライダーへと姿を変えた

 

「あの先輩達まで!?しかも今度は僕や雄二がしてたコスプレのやつに似てる!」

 

「おいハザマ!てめえの兄貴もだが、なんかしってるか!?」

 

「あの黒いディケイドはダークディケイド。まあ、悪のディケイドと言えば分かりやすいですかね。...しかし、あの三人については全く分かりませんね。」

 

「え!?ハザマくんも知らないの!?」

 

「残念ながら...もしかしたら映画などで出てくるやつ、だとしても何故そんな者に姿を...しかも、恐らく本物の仮面ライダー並の力を持っているとなると...」

 

先程のテルミの発言からすれば彼らの目的は...

 

 

「俺達を殺す、てことか」

 

「大正解だぜ、ラグナちゃん!ヒャーハハハ!」

 

「ココノエも真っ青の発明品だな、どこでそんなもんてに入れた?どっかから本物の仮面ライダーが現れてくれたってか?」

 

「関係ねえよ」

 

「そうだぜ、お前らは...」

 

「ここでくたばるんだからなぁ!」

 

「あ、女性の方はご安心を。私達が保護し...可愛がってあげますから」

 

「させるかよ!」

 

そう叫んだ明久はテルミ達の前に立ちふさがる。それに続くようにラグナ達も。

 

「ノエル、お前らはとにかく誰か呼んでこい。俺達が時間を...」

 

シュバ!

 

「稼ぐのは、私の役目だ。蒼の男よ」

 

更にラグナ達のの前に彼らを守るように白い鎧の男が表れた

 

「な!てめぇ、ハクメンちゃんじゃねえか。てめえも居やがったとはなぁ!目障りな英雄さんよう!」

 

「テルミ...貴様が大人しく生きていれば私もわざわざ来ることはなかった。スサノオユニットの次はそのような鎧を着るとはな」

 

「おい!なんだこのお面野郎は!てめえら知り合いか!?」

 

「記憶をなくしてもその呼び名は変わらずなのね?」

 

そこに現れたウサギの耳のように見えるリボンをした女性を見たラグナは驚愕する

 

「てめえ...いつかのウサギ!」

 

「こ、この人が!?」

 

「前、ラグナが言ってた...」

 

「ニュー達のキューピットさん?」

 

彼女は以前ラグナの前に現れて彼がノエル達と付き合うように後押しをした人物でもある

 

「英雄さん、ここは任せてもいいかしら?」

 

「行け、レイチェル=アルカード。猫達もあそこで待っているのだろう?」

 

「あなた、その呼び方止めろといわれなかったかしら?」

 

「ふん、どのような姿になろうとあれは私にとって猫だ」

 

「まあいいわ、貴方達。私の近くによりなさい。ここを脱出するわ」

 

「待ってください!」

 

「他の人たちはどうするのさ!あたし達以外にも学校には人が...」

 

「...今この教室にいる貴方達いがいは全ての物が止まっているわ。...世界さえも」

 

一同はもうなにが何やらといった状態だった。

 

「とにかく、行くわよ!」

 

次の瞬間、ハクメンとテルミ達を除く人物は全てその場から消えた

 

 

 

 

 

 

 

 

「うお!...ここは、どこだ?」

 

一同は研究室のような場所にいた

 

「お、ようやく来たかラグナ」

 

「全く、随分待たせるわね」

 

「げ!」

 

「ラグナ、さすがにげ!は不味いって。まあ僕もここに鉄人がいたらそうなるけど...」

 

ラグナ達より先にそこにはココノエの両親であるミツヨシとコノエ、二人の教師がいた

 

「先生までここに?」

 

 

「まあ、色々あってな。...そろそろお前達も来るだろう」

 

「あ?何言って...!!」

 

その瞬間ラグナ達の頭に突然言葉響いてきた

 

『お前らの願望、もらってくぜ』

 

『止めて下さい兄さま!』

 

『ラグナは、ラムダが守る』

 

『ニューは、ラグナと一つになれるの?』

 

『兄さん、止めろ!』

 

『ラグナザブラッドエッジ、あなたは!』

 

『ラグナ君、楽しい可能性を期待していますよ?』

 

『私の仲間が、ラグナくん達がどうにかしてくれるよ』

 

そこからまるで走馬灯のように頭の中に映像が流れ込んでくる。それはまるでゲームやアニメの世界で自分達が生きていたかのような記憶。夢だと言うにはあまりにリアルだった。辛く悲しい事が多くしかし、僅かながらも心安らぐ物もあった。しかし、その結末は...

 

「今のは...」

 

「どうやら、思い出したようね」

 

「おいおい、なんなんだ!」

 

「どうしたのさ、みんな!?」

「ノエル、皆、大丈夫!?」

 

 

雄二と明久、マイが皆に呼び掛ける

 

「あ、ああそれが...いや、ちょっとまて」

 

「マイ、あなたたちはなんともないの?」

 

ラグナたちは明久とマイに対して疑問を投げ掛ける

 

「え?」

 

「どういうこと?」

 

「私から説明する、その方が早そうだ」

 

奥から今度はココノエが現れた

 

「ココノエ先生!」

 

「どういうことなのじゃ?」

 

「......こいつらになにが起こった」

 

「言っておくが私が今から話すことは空想話でも何でもないぞ」

 

「ココノエ、お願いするわ」

 

「ふん、その為に先に私や母様の所に来たんだろうが。レイチェル=アルカード」

 

 

 

 

 

ココノエが説明したのは確かに空想とよばれてもおかしくない内容だった。ラグナを中心にここにいるほとんどの人間はかつて『蒼』を巡る戦いが巻き起こった世界で生きていたのだという。その最中世界の真実にたどり着いたラグナは自分の存在と引き換えに悪夢を終わらせ世界を救ったのだという。今のラグナ達は生まれ変わった存在なのだという。ラグナの事は誰もが忘れてしまったがノエル達の魂にはその存在が刻み込まれておりラグナに再び会いたいという願いが時を越えて叶った事により多くの人間と共にこの世界で生まれ変わったとの事だった

 

「......どこかでみたような設定」

 

「やかましい、話の腰を折るな」

 

「ミツヨシ先生は猫じゃったのか...」

 

ミツヨシはかつての世界で獣兵衛という猫の獣人でラグナの師匠でもあった

 

「あのー...」

 

「なんだハザマ?」

 

「いや、ここまで話して後結構な人が思い出してる筈なんですが、私相当な悪人ですよ?」

 

「お前なぁ、そりゃ昔の話だろが。...まずお前の横にいるやつに聞いてみろ」

 

「え?」

 

「ふん!」

 

バキ!

 

「ぶほ!」

 

ハザマは突然マコトに殴り飛ばされた

 

「な、なにするんですか!」

 

「それでチャラ、でいいでしょみんな?」

 

「はい、ラグナさんも言ってましたね。昔の話だって」

 

「マコトが殴り飛ばしてスッキリしたし、私ももういいわ」

 

「皆さん...」

 

レイチェルによるとかつての世界でハザマは元々精神体だけのテルミの躰として造られた人間だったがその悪性はテルミと融合した事による物が原因だった事による物だったたのとマコトを始めとする多くの人物と出会ったことにより以前のハザマとは別人のようになったとのことらしい。

 

「しかし、本当にファンタジーな話だな」

 

「何が一番ファンタジーかって私の父ちゃんがカグラさんってことだよ...」

 

「同情する。恐らく違う事象世界の影響を受けたのだろう」

 

「事情知らんやつらに説明してくれたのは有り難いんだがどうして記憶が戻ったんだ?」

 

ラグナがココノエに問いただす

 

「ここは私が作った召喚獣の研究室なんだが研究用で恐らく常に張っている召喚フィールドが原因かもしれん。実際私が記憶を取り戻したのは一年以上前だしな」

 

「はぁ!!??」

 

「おかげで私が事情を話しやすかったわ」

 

「後気になっていたのだが...お前達は何ともないのか?」

 

「「え?」」

 

明久とマイに尋ねるココノエだが、二人はなんのことか全くわかっていない

 

「なるほどね、恐らくだけど...」

 

レイチェルの説明によれば明久はかつて黒鉄ナオトとして生きていたが彼だけはかつての世界の更にパラレルワールドの人間だったため本来吉井明久として生まれてくる魂と混ざりあい生まれ変わってしまったとの事。その為記憶が戻っていない可能性があると。マイはそのナオトと深い繋がりにより生まれ変わったことでその影響かあるのではないかと

 

「じゃあ僕とマイもその戦いに関わってたの?」

 

「うん、しかも君マイと恋人だったらしいよ?」

 

「え!?」

 

「私と、明久が!?」

 

「うん、だって直接聞いたし」

 

マコトはナオトと一時的に行動を共にしていたときがありその時に聞いたのだという

 

「なるほどな...まあロマンチックな話は、ここまでにしてどうして三年生どもが襲ってきたのかそろそろ聞きたいんだが?」

 

「それは、僕たちから。ほら姉さん」

 

「ええ」

 

今度は金髪の少年と少女が表れた

 

「マイ、あの女の子!」

 

「うん、いつかあったあの子だよね!」

 

「君達...エスちゃんにカルルくん!?」

 

「「??」」

 

「ああ、この子達はね...」

 

カルル=クローバーとEsという二人に瓜二つな子供二人だが間違いなくその二人の生まれ変わりだがより大きな力の影響か記憶が全く戻ってないらしい。それどころか...

 

「未来から来ただあ!?」

 

「はい...あの人達と貴方方は仮面ライダーの力を使って戦う事になっているんです」

 

「むう、しかし仮面ライダーとは空想のものじゃろ?」

 

「...まさか、とは思いますが仮面ライダーが現実にある世界もある、なんてこと...」

 

「あるぞ。喜べハザマ、オタクのお前としては嬉しいだろ」

 

「でなきゃ説明がつきませんからねぇ」

 

何者かによりテルミ達は普通の人間でありながらその仮面ライダーの力を使い世界を破滅させようとしているのだという。高城達も何らかの報酬のためにそれに協力しているのだと

 

「ですが...」

 

「どうしたの?」

 

「本来の歴史ではこの戦いはまだ先のはず...実際の歴史ではココノエ=マーキュリーがレイチェル=アルカード並びにハクメンの協力で作り上げたベルトを使い彼らと戦ったのですが...」

 

「テルミの記憶が戻るのが本来の歴史より数年レベルで早かったらしい。だから奴らはこのタイミングで仕掛けてきたんだ」

 

「だから私達は未来からこれを持ってきたのです」

 

少女達が差し出したのは以前コスプレでラグナ達が身につけたのと同じベルトだった。

 

「これって...」

 

「未来であなた方が使ったベルトのコピーです」

 

「組み合わせまでコスプレの時と一緒とは...」

 

「そして、未来ではその戦いの日をこう呼んでいます...『オーマの日』と」

 

「なんですって!」

 

ハザマは驚くとベルトと明久を見比べる

 

「ハザマくん?」

 

「吉井明久、あなたは...この戦いで魔王と呼ばれる存在になります」

 

「...魔王?」

 

「そう、愛する人、仲間、世界を守るために...」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「オーマジオウとなるのです」




今章が終わり次第まとめてキャラクター紹介を更新予定です。次回はなるべく早く更新します
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