バカとテストとブレイブルー   作:ぶるらー

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十二話

「新たな世界?何を言っているのですか?」

 

高城は馬鹿にしたように問いかける

 

「そのままの意味だ。あれこそ新たな世界の王者、私とは違う可能性を手にした証だ」

 

「なら、その可能性と共に貴方も滅びるといい!」

 

そういうと突然オーロラのような物から大勢の怪人が現れ、オーマジオウとジオウオーマフォームを取り囲む

 

「...その力、やはり奴と関わりがあるようだな」

 

「おや、あの方を知っておられる?まあ、そんなことは関係ありませんねぇ。どうせ死ぬんですから!」

 

「まずいですね...」

 

「どうしたの、ハザマくん」

 

少し焦ったようにいうハザマにマイが聞く

 

「あれ、平成仮面ライダーのラスボス怪人オールスターなんですよね」

 

「??」

 

「いやいや、いくら魔王二人でもまずいのではってことですよ!?」

 

「...そうでもないみたいだよ」

 

そこにはラスボス怪人を雑魚同然にパンチやキック一発で倒す魔王コンビがいた

 

「...わお」

 

「私、よく分からないんだけどあの怪人てそんなに強いの?」

 

「うーん、説明すると長くなるんですがまあとにかく最強フォームのライダーでも苦戦するような恐ろしいパワーを持つ事がほとんど...のはずですが」

 

「ば、ばかな!」

 

「どうした、この程度か?」

 

「魔王の力、ここまですごいのか...」

 

ジオウ二人はあっという間に怪人を倒してしまい、明久はあまりの強さに驚いている

 

「若き日の私よ」

 

「ん?」

 

「お前は何のために、その力を使う?」

 

「...決まってるじゃないか。皆や、マイと一緒に未来を創るためだ」

 

「...私は、守るために力を使おうとした。だが、守るだけではダメだった」

 

「...」

 

「並び立ち、共に歩むことで見えるものがある。その姿はその証明だ。お前は、『蒼』の力の先へとたどり着いた」

 

「『蒼』の力の先?」

 

「可能性を可能にするのが『蒼』、それが具現化したのがこのオーマジオウだ。だがオーマフォームはその先を行く。無から可能性を生み出す力だ」

 

「...じゃあ、これは『蒼』そのものでもありその先を行く力...」

 

「お前は私を越えた...その力で、お前達自身の未来を掴みとれ」

 

「お話中すまないが、この子を忘れてやしなかったかい?」

 

「...全く」

 

そこに青い仮面ライダーに連れられてレイチェルがやって来た

 

「...すまん、作者が描写し忘れてたらしい」

 

「大分メタいこと言い出した!?というかあんた誰!?」

 

「...海東、お前なんでここに」

 

そこにディケイド(士)が表れた

 

「やあ、士。ちょっと気まぐれでやって来たらこのお嬢さんが捕まっていてね。彼らをのしてやったよ」

 

視線の先にはベルトを破壊され気絶している常夏コンビがいた

 

「ディエンドか、貴方まで来てくれるとはな」

 

「言っただろ?気まぐれさ」

 

彼は仮面ライダーディエンド、海東大樹。士と同じく世界を越える力をもつ仮面ライダーだが基本は泥棒として活動している

 

「それにこのお宝を君の息子に渡さなければならない」

 

「そのベルトは?」

 

「おいおい海東、お前が宝物を人に渡すなんて気前がいいな」

 

「確かに僕はお宝を集めている、だが誰かの手にあることで輝くお宝があるのならそうあるべきだ。お宝とは輝いてこそ価値があるものだからね」

 

ディエンドが持っていたのは黒と蛍光色のような黄色が目立つベルトだった

 

「ん?」

 

そのやり取りを見ていたラグナは再び表れた新しいカードを手に取った

 

「こいつは、無兆鈴?」

 

アークエネミー、雷轟・無兆鈴。それは物質を具現化できるアークエネミーであり六英雄のトリニティ=グラスフィール、彼女と肉体を共有していたルナ、セナという少年少女が所持していた

 

「...使ってみるか」

 

『アタックライド、ムチョウリン!』

 

ラグナの手元に魔法少女のステッキのような武器、無兆鈴が表れた

 

「なんだ、それ?」

 

「まあ見てろ...はぁ!」

 

ラグナが空に無兆鈴を掲げると光輝き消滅してしまった。しかしその光はマイ、ノエル、ラムダ、ニュー、ジン、ハクメン、ツバキ、ハザマ、マコト、雄二、翔子の元にやって来て彼女達の姿を変えていった

 

『ギンギンギラギラ、ギャラクシー!宇宙の彼方のファンタジー!ギンガ、ファイナリー!ファイナリー!』

 

『エターナル!エクストリーム!』

 

『リ・バ・イ・ブ!剛烈!』

 

『仮面ーライーダーツクーヨーミー、ツークーヨーミー!』

 

ハザマはウォズギンガファイナリー、雄二はゲイツリバイブ、翔子は仮面ライダーツクヨミ、ジンはハクメンの鎧を纏った新しいエターナル、エターナルエクストリームへと変身し、マイ達は『蒼』を巡る戦いの時の服に変わって、その頃使っていた武器を持っていた

 

「ベルヴェルク...それにこの服は」

 

「すごい!」

 

「ラムダ達のドライブが戻った」

 

「イザヨイ、また私に力を貸してくれるのですか」

 

「よっしゃー!七谷マコト、いっきまーす!」

 

「...私も、雄二と一緒に戦える」

 

「力がみなぎる、こりゃすげえな」

 

「これは、スサノオユニットを纏った時と...いや、それ以上だ!」

 

『ジン=キサラギよ、我も共に...』

 

「ハクメン...貴様の力、使わせてもらうぞ!」

 

「見よ!これこそ仮面ライダーギンガの力を受け継いだ仮面ライダーウォズ最強の姿、仮面ライダーウォズギンガファイナリーである!」

 

「お前は相変わらずだな」

 

「よし、私達も行こう!」

 

マイが全員に号令をかける。しかし...

 

ぐわし

 

「...雄二は見ちゃダメ」

 

「ぐぉぉぉぉ!!なぜアイアンクローを!」

 

「翔子ちゃん!?」

 

「ま、マイ。自分のかっこ見てみようか...」

 

ノエルに言われマイは自分の姿を確認すると

 

「......うわぁぁ!!??」

 

それはマイが親友であるカジュンから貰った戦闘服であった。...背中はほぼ丸出し、臀部、胸と露出がかなり激しい物だった

 

「あーもう!やっぱカジュンに別の作ってもらうんだった!」

 

「あはは...え?今カジュンって...」

 

「...うん、私も思い出したよ。皆やカジュン...ナオトの事も」

 

「マイ...ただいま」

 

そこに明久がやって来た

 

「お帰り、明久。それと...ようやくまた会えたね、ナオト」

 

「...ああ、待たせちまったな」

 

明久はマイを抱きしめ、マイもそれに応えるように背中にてを回した

 

「お父様とお母様、ラブラブですね」

 

「うん!」

 

「「あ!」」

 

子供達やノエル達にも見られていることを思いだし、明久達は離れた

 

「やあ、少年。久しぶりだね」

 

「怪盗さん!」

 

「なんか引っかかるがまあいい、これを使いたまえ。そして君にはこれだ」

 

ディエンドはユキに先ほどのベルトとカセットのような物を渡した。そしてマユには大剣を渡した

 

「これは君たちがもつべきお宝だ。それを使えば君たちも戦える」

 

「私達が...」

 

「お前達...後悔はしないか?」

 

「お父さん...」

 

「お父様...」

 

オーマジオウが膝をつきユキ達に話しかける

 

「力を持てば相応の責任をもつことになる。お前達はまだ幼い。私は、お前達には戦わせたくない...」

 

「僕たちに出来ることがあるなら、何かしたいんだ!これからはもう父さんだけには戦わせない、この時代の父さんは皆と一緒に戦う選択をしたんだよ?だから父さんも僕たちを頼ってよ!」

 

「お父様、私も同じです。それにこの子は私が守ります。そして、何か会ったときはこの子が私を助けてくれます...ですから」

 

「...そうか、ならお前達の力を父さん達に貸してくれるか?」

 

オーマジオウは子供達の頭を撫でる。その姿は魔王というより優しい父親の物だった

 

「当たり前だよ!」

 

「勿論です」

 

「ありがとう、二人とも」

 

マユは剣を構え、ユキはカセットのボタンを押しベルトに当てた

 

『jump!』

 

『オーソライズ』

 

するとカセットと同じ色のメカバッタが現れユキの周りを跳び跳ねていく

 

「.......変身!」

 

『プログライズ!』

 

『飛び上がライズ!ライジングホッパー!A jump to the sky turns to a riderkick』

 

メカバッタは粒子になり肉体が急成長しスーツを着たユキに纏われていく

 

「あ、ウォズくんいいかい?」

 

「...あ、私ですか?...なんですと!?」

 

ディエンドがウォズに耳打ちをする

 

「ふむ、では!祝え!あれこそ令和という新時代を駆け抜ける令和ライダー1号!その名も仮面ライダーゼロワン!」

 

「これが仮面ライダー...」

 

ゼロワンとなったユキは自分の体をみて驚く

 

「...」

 

「どした、ウサギ」

 

ゼロワンを見つめるレイチェルにラグナが聞く

 

「いえ、なんでもないわ。...あの坊や、遂に物語の中心となるべき時が来たということね」

 

「ほう、まさかあれがカルルとはな」

 

「「!!」」

 

二人のすぐそばに突然現れたのは目元に仮面をつけた男性だった。二人はその人物をよく知っていた

 

「久しぶりだな...レリウス=クローバー」

 

オーマジオウは怒りを滲ませながら話す

 

「ああ、久しぶりだ。どうだ?魔王の力は」

 

「...今となっては文字通り手足のように容易く扱える」

 

「そうか、カルルはどうだ?あれは中々優秀なはずだからな。見事仮面ライダーの力を手にしたようだが」

 

「気安く私の息子を呼ぶな!」

 

それまでは魔王やマイの父、ホウイチロウを意識した落ち着いた立ち振舞いをしていたオーマジオウだがレリウスに対して突然怒号を放つ

 

「...カルルって確か」

 

「昔の僕の名前です、雄二おじさん」

 

「だからおじさんはやめろ...」

 

「...え?ユキ、あなたまさか...」

 

「うん、お母さん。...思い出したんだ。姉さんもだよね?」

 

「...ええ。でも大丈夫です、私達は貴方達の子供であることにかわりないです」

 

「ユキ、大丈夫か?」

 

明久はユキを心配する様子を見せる

 

「うん...二人ともすっかり僕たちの事受け入れてくれてるけど嫌に思わないの?」

 

「何でだ?そりゃ少し驚いたけど大切な家族だしな」

 

「でも、僕たちと父さん達の時間はもう別の道を歩み始めてる。将来子供が産まれたとしても僕たちとは限らないかも...」

 

「それでもだよ。貴方達が大切な家族にはかわりないから」

 

違う世界の住人となったとしても明久とマイにとっては未来から来た自分達の子供であることには違いなかった

マユとユキはそんな二人に自分達の時間の両親が重なって見えた

 

「...面白い輝きを見せるな、今のカルルの魂は。それにあの門番の娘も」

 

「言ったはずだ、気安く私の息子を呼ぶなと。それに今のあの子の名前はユキだ。マユも門番などではない、私の大切な娘だ」

 

「ふむ、そうか。まあいい、これもようやく完成したんだ。君にもみてもらいたかったところだ」

 

そういうとレリウスはゲーム機のようなベルトを腰に巻きゲームソフトを取り出した

 

『仮面ライダークロニクル!』

 

「変身」

 

『天を掴めライダー!刻めクロニクル!今こそ時は極まれり!』

 

「仮面ライダークロノス。時の神の名を持つこのライダーは魔王にどこまで通じるかな」

 

レリウスは仮面ライダーエグゼイドを初めとするドクターライダー達の強敵、仮面ライダークロノスへと変身した

 

「......」

 

「高城くん、まだ怪人は呼べるだろう?」

 

「当然だ...やつらを皆殺しにしろ、怪人ども!」

 

「そうは行くか!」

 

「レリウスは私に任せて貰おう、行くぞ!」

 

明久とオーマジオウは再び現れた怪人やクロノス達にに突っ込んでいく

 

「あ、明久!」

 

「あのバカ!」

 

「さあ、皆様参りましょう!お父様達に...我らの王に続くのです!」

 

 

「祝え!時空を越え集まった最強チームの誕生を!」

 

 

 

 

 




第3章も次回でラスト!ゼロワンやブレイブルー女性陣も加えてのラストバトルの先にあるのは?
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