「はぁ、昨日は酷い目にあった...」
「ああ、たくあのばばあ」
昨日の召喚獣の実験、頭の中を無理矢理暴かれたようなもんだったもんなぁ
「もう俺完全に変態じゃん昨日ので...」
「...明久、とりあえず忘れよう」
そうだな、真面目に勉強して忘れるしか
(ねえ、明久...)
(ん?)
マイ?なんだ、こそこそ話てきて
(昨日聞きそびれたんだけどなんで赤い毛糸のやつって答えたの?)
まさかの答え合わせを求めてきた
(あっと...去年の冬、道端でおもいっきりこけたじゃん?)
(受け止めてくれたやつ?)
(あん時ちらっと見えたのが...印象に...)
(そ、そうなんだ...)
カキカキ
ん?紙になんか書いてる?
《家に帰った後みる?》
それに即答したら完全に俺はド変態なんですが?
《帰ってから言うわ...》
《うん》
流石にここじゃ言えん。18禁ならともかく(メタい)
「あららん?何のお話ですの?」
「あ、カジュン」
「な、なんでもないよカジュンさん」
「そうですの?あ、マイ?ちょっと明久くん借りますわ」
「え?う、うん」
カジュンさんにつれられ教室の隅にいく
(なに?)
(ぶっちゃけマイとはどこまでいきましたの?)
まだ聞くか
(ご想像にお任せするよ)
(ふふ、その言葉はずるいですわね)
ニヤニヤとしながら言ってくる
(マイの側に居てあげてくださいね)
(...あいつがそれを望む限り絶対離れないよ)
(ふふ、愚問でしたわね。戻りますか)
「何の話?」
「なんでもないですわー」
「???」
「やっほーまたきたよー!」
「...雄二、今日も一緒に」
「......工藤愛子か」
「翔子のやつ、またきたのか...」
「さて、今日も召喚獣実験しますわよー!」
...はい?
「「「「「「またやるの!?」」」」」」」
「あら?昨日だけとは一度も言ってませんわよ?」
まあそうだけど...
「ねえカジュン、今日は大丈夫なのかねぇ?」
マコトさんが不安そうに聞く。比較的ダメージは少ないマコトさんだが昨日の皆の惨状を見てちょっとびびってるみたいだ
「今日は大丈夫ですわ」
「私がフィールドの管理をするからな」
あ、ココノエ先生だ
「それってどういうことですか?」
「昨日は学園長がフィールドの管理をしていただろ?しかも学校全体に張ってたからフィールドの外に出られなかったからな。今日は私が管理するからなにかあればすぐ消せる」
なるほど
「まあ安心しろ、今日は酷い目に会わないだろうし今日を乗り切れば金曜の夜飯に連れてってやる。さて、フィールドを張るぞ」
「あの、今日はどんな召喚獣で?」
「ああ、今回は二人で召喚と操作をする」
「二人で、ですか?」
「ああ、二人の性格をシステムが読み取り昨日の召喚獣のようにある程度の自我をもたせ自動行動を取るようにしてある」
自動行動、ねぇ...
「あの〜...」
「なんだマイ?」
「変なことしはじめたらフィールドって消してもらえるんでしょうか?」
マイと俺は特に被害がでかかったからな、そこら辺はきっちりしてもらわないとな
「ああ、無論だ。では、誰からやる?」
...........
当然だが手が上がらない
「...じゃあ、私と明久で。いいかな?」
「え?お、俺はいいけど...」
「よし、ならどちらでもいいから相手に触れて召喚してみろ」
「はい、じゃあいくよ?」
「おう」
マイが俺の肩に触れる
「サモン!」
いつもの幾何学模様が現れ召喚獣の準備をしているらしくなかなか現れない
「あれ?二つ?」
二人で一体じゃないの?
「そんな馬鹿な!あり得ん!」
「え!?」
「あくまで二人で一体のはずだ!それが何故2体分の召喚準備が!」
ぽん!
するとようやく召喚獣があらわ、れ...
「え?」
そこにいたの幼児の姿だったが...
「ん〜?あ!おとうさん、おかあさん!」
「おとうさま、おかあさま!」
未来の俺達の子供、マユとユキだった
「おい、このがきどもって!」
「...マイ達の子供?」
「どういうことだ?」
「おい、ココノエ!」
「はぁ、呼びだしてから説明するつもりでいたが...この召喚獣は召喚者二人の子供が見れる占いみたいなものだったはず、なのだが...」
「どうみてもあの二人、だよな...」
「......」
マイは膝立ちになり両手を前に出すように広げた
「二人とも、おいで...」
その表情は今まで見たことない...いや、どこかで...そうか...リンさんがマイを見るときの顔に似てるんだ
「おかあさま!」
「おかあさんだっこー!」
二人が側までくるとマイは抱きしめた
「!!??ぅぅ...ぐすっ」
な!どうしたんだ、急に泣き出して!
「マイ!?どうかしたの!?」
ノエルさんが駆け寄る
「わか、んない...でも、突然...」
「どうしたの?」
「おかあさま?大丈夫ですか?」
子供達が不安そうにマイを見上げる
「ううん、なんでもないよ」
マイが笑顔を浮かべると二人は安心したように甘え始める
「甘えん坊なのはやっぱりお前に似たんだな」
「そ、そうかな?」
はっ!
にやにや
後ろを振り返ると皆がにやにやしてこちらを見ている
「あっちゃー...」
「お父さん、だっこしてー」
「ん?お、おういいぞ!」
ちょっと恥ずかしかったが子供には関係ない。俺はユキを抱き上げた
「わーい!お父さん、今日お仕事おやすみー?」
ん?
「え?あ、ああ!今日はたくさんユキ達と遊べるぞ!」
「やったー!」
...今日は?まさかとは思うが...
「おい、今のって...」
「もしかしてですがこの子達...」
《本当に未来からきた子供!? 》
皆が叫ぶ。確かにそうとしか考えられない
「ココノエ先生、これって...」
「...これは一体...なるほど、そういうことか」
「ココノエ、もしかしてこいつら...あの時のセリカみたいなんもんか?」
セリカさん?
「ああ、恐らくな」
「おい、俺らをおいてけぼりにするな」
確かに前の世界の話を持ち出されちゃ雄二達はなんのこっちゃだよな
「簡単に言えばこいつらは召喚獣の体に未来の本人の記憶を転写した存在ということだ。確証はないが」
「......」
俺はユキを見る。未来からきたとかは正直本当かどうかはわからない。ただ...
「お父さん!」
「んー? 」
「今日は何してあそぶ?」
「そうだなー。皆と遊ぶか!」
俺はこの子の父親、それだけは真実だ
はい、ということで現れた子供召喚獣は三章で登場したカルルことユキ、Esことマユの二人でした。そして次回は残りのメンバーの子供も?