五話
「じゃあ明久、夏目。後は任せた。俺は寝てるから勝手にやってくれ」
「はーい、行こうか明久。」
「あいつ、全部僕達に押し付ける気だな...」
俺たちのクラスの設備がミカン箱になりジン達がFクラスに来て二週間、今日は来週末の金曜日から日曜日までの三日間行われる清涼祭の出し物について話し合いをすることになったわけだ。とはいえ坂本のやつは進行を明久たちに任せて寝やがったが。まあ正直いえばココノエのやつが一日目と二日目にある召喚獣大会で優勝すれば売上を設備購入に当てられるよう許可を取ってきてくれてなきゃ俺もふて寝してるとこだがな
「さて、じゃあなにか意見ある人!」
「......」スッ
「はい、土屋くん」
「......写真館」
「ムッツリーニ、それエロい写真飾るよね絶対」
「......そんなことはない」
絶対そんなことあるだろ
「はい!」
「はいノエル」
「私はウェディング喫茶をしてみたいです、女子はウェディングドレス、男子はタキシードで!」
「私もやりたい」
「ニューも!ねえラグナ!」
「だぁもう!抱きついてくんな!」
全く。最近ニューだけじゃなく上二人も大胆になってきやがって
「俺もあるぞ」
「はい、須川くん」
「中華喫茶はどうだろうか?うまい飲茶をだしたりするんだ。やはり食文化は中華が一番だと俺は思うし」
「中華喫茶か...おもしろそうだね!」
(夏目さんに誉められた!)
「「はーい!!」」
「えっとじゃあまずはマコト...」
「「コスプレ喫茶がしたいでーす!」」
二人揃っていいやがったぞ
「え!?二人とも一緒?」
「マコト、あなたまたハレンチな格好するき?」
「ハザマ、貴様二日目と三日目は生徒の身内以外も見に来る一般公開するんだぞ。大丈夫なのか?」
「大丈夫ですよー。私とマコトさんは巷では有名ねレイヤーですから。儲けのこともあるのでそこはちゃんと考えてますって。ねえマコトさん?」
「当然!それにちょっとくらいセクシーな格好した方がインパクトあるって!」
「ごめん七谷さん、とりあえず説明いい?」
「まあそのまんまだよ。コスプレして色々な料理出したり飲み物出したり。女性陣と明久くんとかラグナくんとかで分担してさ!」
「さらっと厨房班にぼくが入るの確定してるね」
たく俺もじゃねえか、面倒くせえな
「まあ俺はともかく明久はまず確定だろ?お前料理の腕プロ級じゃねえか。紅茶も淹れるの上手だろ?」
「そう?てかやるとしてもコスプレはどうするの?」
「そこは我々にお任せを!」
「......俺も手伝う」
「お、土屋くん裁縫できるの?ならお願いするね!」
「......任せろ」
「よし、じゃあこれくらいで多数決にいこっか。まずは...」
「で、コスプレ喫茶に決まったわけだが本当に大丈夫なのか?」
帰り道、いつもの面子でいるところやはりコスプレ喫茶をやることに不安があったためハザマの野郎に聞いてみることにした
「大丈夫ですって!それに実はもうココノエ先生に話をしてご協力をお願いしてるんですよ」
ココノエに?
「どうしてココノエ先生に?ハザマくんやムッツリーニでも作りづらいコスプレとかあるの?」
「あっと、まあそんな所ですね。まあ数人分だけだったのでOKしてもらいました」
「後の分はあたし達に任せてね!」
どうも不安だな。妙なもんが来ないといいが
あれから約二週間、今日からいよいよ清涼祭!マコト達が作ってくれたコスプレは私達の召喚獣の服装になっててすごい!マイやマコトは腕輪使用後の服装もつくってあったらしいけど余りにも...な服装だったので全員腕輪使用前のもので統一されることになりました。マコトは残念そうにしてましたがマイはほっとしてたな。まあ流石にあれは明久くん以外にみられたくはないよね。更衣室で着替えて教室に戻ってきたけどまだラグナさん達が帰ってきてないのが気になるなぁ。
「ノエル達のやっぱりかわいかったりカッコいいなあ!私だけ学校の制服ってかんじだもんなぁ」
「あたしあの服装気に入ってたのにー!もぅ先生たちのいじわる!」
「マコト、あなたあれは流石にまずいわよ。言ったでしょ?明日と明後日は一般公開もあるのよ」
「ニューも腕輪使ったあとのがよかったー!ラムダ姉もそう思うでしょ!?」
「私は、こっちも好き。動きやすいから」
ひそひそ
(やっぱりみんなかわええ!)
(Fクラスになって最悪だったけどあんな美少女たちのコスプレ姿を近くでみれるとは!)
なんだか視線がきになるなぁ。私は背中が結構空いてるからかな。
ガララ
「おい、あんま変な目でノエル達みるんじゃねえぞ?」
「あ、わ、わるい!って......どちら様でしょうか?」
あ、誰かもどってきたかな?...だれ?喋り方で一瞬ラグナさんかと思ったけど声が違うかと思ったらなんか顔にバーコードみたいな装飾がついた特撮番組のヒーローみたいなコスプレした人が男子に詰め寄ってるけど
「すみません、どちら様でしょうか?」
「はぁ?お前何言って...そうか、そういや」
カチ
喉の所にあるスイッチのような物をいじると
「俺だノエル」
「ラグナさん!?」
全然違う声でしたよ!?マスクにボイスチェンジャーでも入れてあるのかな、さっきのスイッチでオンオフしてるとか
「すごーいラグナ!」
「どうしたの、それ?」
「ハザマの野郎がココノエに頼んだとかどうとか言ってたろ?明久達の分も作らせてたらしい。そろそろ戻ってくるだろうが」
ガララ
今度は...ひらがなやカタカナでライダーてマスクに書いてる三人と白いスーツに黒いマントを身につけたのが一人。
「それにしてもすごい出来だね、これ!ベルトもつくってもらったの?」
「いえいえ、そちらは私の私物でね、我が魔王」
「なんかすごいなりきってるね、ハザマくん」
「全く何故ぼくがこんな格好を」
「お前はまだましだぞ如月?俺なんかこのバカとオタクと似たデザインの妙にダサいやつなんだからな」
やっぱり明久くんたちみたい。みんなも声は変わってるけど会話の内容と喋り方でなんとかどれが誰かなんとかわかるかな。
「それって確か仮面ライダー?だっけ?買い物してるときにお菓子のコーナーで見たような気が...」
「そうそう!近所の子がたまにオモチャで遊んでたりしてるの見たことあるからなんとなく見覚えあったんだよね」
「おいハザマ、俺のってこれ相当昔のだろ?」
「いやいや、最近またテレビで大活躍してますよ!あ、それとそのベルトネット通販限定の高いやつですから扱いにはきをつけてくださいね!」
な、なんだかすごい光景。
「でもハザマさん、どうしてこのコスプレを?」
「良く聞いてくれましたノエルさん!女性陣のコスプレはやはり男を引き付けるのと私たちのは召喚獣バージョンの場合は女性客、こちらの仮面ライダーのコスプレは年少のお子さんたちを引き寄せるための物でしてね。せっかくなら楽しくコスプレしたいですしさらに利益を出すことも可能とまさに一石二鳥ですし!」
確かに清涼祭には進学を考えてる中学生だけでなく召喚獣システムに興味がある小学生とかも一般公開のときに沢山来られますもんね。ハザマさんの考えは利にかなってると言えますね
「...」
「えっと、ジン様、ですよね?」
ジン兄さま?どうしたんだろう
「ツバキ、その...似合ってるぞ」
「は、はい!ありがとうございます!その、ジン様もお顔が見れないのは残念ですがとても格好いいですよ!」
「ありがとう、ツバキ」
(あれ悪役だってばれたら私ただじゃすみませんね)
「さて、一回戦はもうすぐか。明久、ラグナ。早くいくぞ」
「雄二、このまんまで大丈夫?」
「もうこうなったらやけだ。少しでも翔子の目を欺けるかもしれないし....」
「おい、坂本。」
「なんだ?」
「一個だけ忠告しとく。あんまり女をほっとくなよ、強そうにみえるやつでもな...」
「なんだ、藪から棒に」
「そうですよ、あんな素敵な女性ほっておくなんて」
「ハザマまでなんだってんだ...」
そういって坂本くんはラグナさん達をつれて出ていきました。
「さて、ではお仕事しましょうか!」
「ハザマ、すまないがやはり召喚獣のほうに着替えていいか?流石に蒸し暑い...」
「そうですか?ふむ、なら私も着替えておきますか。すみません、私たちもまた少しでてきます。その間お願いしますね」
「はーい、どうせ始まってすぐは少ないだろうし。」
「では、また後程」
「おい、あれでやばそうなのは全員だよな?」
「ああ、妨害するだけでいいとはな。これだけで推薦してくれるなら美味しいバイトだぜ。」
最後に出てきた二人、当然やつらです。さて、一応わからない方のために説明するとラグナ達のコスプレはそれぞれ
ラグナ→ディケイド
明久→ジオウ
雄二→ゲイツ
ハザマ→ウォズ
ジン→エターナル
となっております。