祖龍と紅龍の力を持つ青年がダンジョンで一族復興を願うのは間違っているのだろうか 作:三本線
やっぱ物書きってすげーわとおもいました。
ロキにより恩恵を授かった翌日、二人はリヴェリアによって起こされていた。時刻は朝7時
「おはようボレアス、クシャ。よく眠れたか?」
その問いに二人共、「おはようございます」とあいさつした後「よく眠れました。」と答えた。
それを聞いたリヴェリアは微笑みながら
「なら良かった。では、朝食を食べに行こう。」
そういわれてリヴェリアについて部屋を出て食堂へと向う3人。
食堂では既に多くの団員が食事をしていおり、かなり賑やかだった。なんでも、夕食と昼食は【黄昏の館】にいる団員同時にとるらしいが朝食はダンジョンに潜る団員や予定がある団員などは速めにとることがあるため同時にとることは少ないらしい。
そんなことを聞きながら朝飯を受け取って、席に着く3人。
そして3人で手を合わせてから食事を始めるとリヴェリアが口を開いた。
「今日から1週間2人は午前中は私のダンジョン講座を受けてもらい、午後からは実際に私かガレスと共にダンジョンに潜ってもらう。本来は、ダンジョンに潜る前に修行してもらうのだが2人には不要だとフィンが判断したのでな。」
「さっそくダンジョンですか・・・。少し緊張しますね。」
「えー・・私は楽しみだけどなぁ。お兄ちゃんって結構心配性だよね。」
「心配性なくらいがちょうどいい。ダンジョンでは何が起こるかわからないからな。この1週間は3層までしか潜らない予定だからそこまで危険はないとは思うが用心するに越したことはない。」
そういって二人にダンジョンの危険性を説くリヴェリア。実際に、ダンジョンで命を落としてる団員はこの【ロキ・ファミリア】でも少なくない。そして命を落とした団員の中には慣れからくる慢心により命を失った団員も多い。だからこそ、ボレアスの用に心配性な性格な方がダンジョンから生きて帰ってくる可能性は高いのだ。
そして、リヴェリアからダンジョンの危険性を20分ほど聞かされながら食事を終えた3人は今度はリヴェリアの私室へと案内された。
「「お邪魔します。」」
そしてリヴェリアの部屋へと足を踏み入れた2人の目に入ったのは本棚に丁寧に並べられた本の数々。本棚の数も1つだけでなく4つほどあり、部屋の半分は本棚が占領しており、どの本棚にもびっしりと本が並んでいた。
そして、ベットの横に置いてある円卓型の机。そこに椅子が3つ置いてあり恐らくここでダンジョン講座を行うのだろう。その証拠になにやらダンジョン資料と書かれた本が2冊おいてある。
そうして部屋を観察していた2人にリヴェリアが声を掛ける。
「2人共、ここに座るといい。それとボレアス。多くの本が有るのが珍しいのは分かるが男性が女性の部屋を観察するのはあまりよろしくないぞ。」
「すいません・・・。でも、この本全部リヴェリアさんの本ですか?」
「あぁそうだ。といっても多くは魔法に関する物だがな。興味があるのか?」
「・・興味が無いと言えば嘘になります。ただ、僕は魔法がもう3つ発現してるので・・・」
「あ、私も興味があります。リヴェリアさん良かったら私に何冊か貸してくれませんか?幸い私は2つしか魔法がないので!」
「そうだな・・。では、簡単な物を何冊か貸そう。2人で読むといい。だが、その前にまずはこちらの本を覚えてもらう。」
そういって机の上に置いてあった2冊の本をそれぞれボレアスとクシャに渡すリヴェリア。
「その本は【ロキ・ファミリア】の団員達が今まで集めたダンジョンに関する情報を纏めた本だ。各階層で出現する怪物《モンスター》やダンジョンギミック、後は地形等について纏めてある。とりあえず今日は1~10層までの項目を覚えてもらう。昼前に確認テストを行うから真面目に取り組むようにな。」
「「分かりました。」」
「じゃあ、頑張ってくれ。私は自分の仕事があるからテストの時にまた戻ってくる。」
そう言って部屋から出て行ったリヴェリア。
リヴェリアが出て行った後、黙々と1~10階層までの情報を頭に叩き込んでいくボレアスとクシャ。出てくるモンスターの種類、特徴、弱点。また、地図も同時に頭に叩き込む。ハントの教えにより地形の把握の大切さは理解している2人。
そして2時間ほどで1~10層までの情報は頭に叩きこみ終わったので11階層から下の層についてもフライングで勉強していく2人。
そうして15階層まで勉強を終えたところでリヴェリアが戻ってきた。
「どうだ?順調か?」
「はい。僕もクシャももう10階層までの情報は完璧に覚えました。」
と笑顔で答えるボレアスと得意気な顔をするクシャ。
「そうか。勉強を嫌がる団員も多いのに2人は真面目だな。」
「ダンジョンでの情報の大切さはハントから聞いてましたから。それに僕もクシャも勉強は嫌いじゃないので。」
「うん。私も勉強は好きだなぁ。知らない事を知るのってなんかわくわくするし!」
「そうか。それはいいことだ。だがダンジョンでは好奇心を抑えることも大切だぞ?」
と昔の自分を思い出し、笑みを浮かべながらも注意をすることを忘れないリヴェリア。
そして、二人の前に紙を置くと
「それでは、朝いっていた通り確認テストを行う。2人の様子を見る限り問題なさそうだが、一応不合格だったら追試をするからな。」
「「わかりました。」」
「よし、では始めてくれ。」
そうリヴェリアに言われてテストを解いていく2人。問題を確認する時間以外にペンが止ることはなく、スラスラと問題を解いていき、20分ほどで2人共全問題を解き終わり、ペンを置いた。
「終ったようだな。では採点を始めるぞ。」
そういって二人のテストに目を通していくリヴェリア。
10分程2人のテストに目を通したリヴェリアが顔を上げて
「すごいな2人共満点だ。これなら明日からも大丈夫そうだな。」
そういわれて安心するボレアスとクシャ。
「では、昼食にいくとしよう。昼からは私と共にお待ちかねのダンジョンにいくからな。」
そういわれて食堂へと歩みを進める3人。