祖龍と紅龍の力を持つ青年がダンジョンで一族復興を願うのは間違っているのだろうか   作:三本線

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自己紹介と怪物狩と修行

                                   モンスターハンター

「よし!改めて自己紹介だ!俺はハント=イェーガー。元冒険者で二つ名は 【怪物狩】なんて呼ばれてた。一応レベル5でそこそこ有名だったんだぜ?」

等と笑う男を見てボレアスとクシャも少し微笑んで続けて自己紹介をしていく。

 

「クシャです。隣にいるボレアスの妹で5歳です。それと・・助けてくれてありがとうございます。」

と言って頭を下げるクシャ。そしてそれを見て「気にするな。」といって笑うハント。そんな二人をみてボレアスも二度目の自己紹介を始める。

 

「さっきも言ったと思うけど名前はボレアスです。8歳です。」

とベットで寝ていた状態とは違い、しっかりといすに座って自己紹介をした。

 

実は、ボレアスが目覚めて20分ほどたった後クシャも目を覚まし、ボレアスと同様に泣き、それをボレアスが慰めつつ、ボレアス自身も暗い顔をしていたとき、ハントが部屋に顔をだしクシャが泣き止むと同時にどんな状況かをクシャに説明し、

「おし、さてとりあえず飯食うか。最初はこの部屋で食おうかとおもったんだが・・・二人とも大丈夫そうだし、リビングで食うか。自己紹介もいるだろうしな。」

と言い出し先ほどのように自己紹介が始まった。

 

そして自己紹介の後、ご飯を食べ終わり、お茶でも飲むかとハントが暖かいお茶を食卓に並べ、3人でお茶を飲んでいたところでハントが口を開いた。

 

「ところで・・・なんとなく察しはつくんだが・・・どうしてあんな所で倒れてたんだ?」

と聞いたところでボレアスとクシャは俯き今にも泣きそうな顔になるも、ボレアスがなんとか今までのことをボソリ、ボソリと呟いていく。

まずは自分達が龍人族であること。最初は家族でポッケ村を目指していたこと。ポッケ村には両親の知り合いの元冒険者がいて信用に値する人物であること。また、その人物から手紙を貰ったこと。途中で盗賊に襲われ、両親達が命を賭して自分とクシャを逃がしてくれたこと。そしてハントに助けられたこと。

それらを一通り聞いたハントは俯き「そうか・・・」と呟き、少し目を瞑り、考えると

 

「まず、いまの状況を正確に教える。ここは君達が目指したポッケ村だ。そして・・・君達の両親の知り合いの元冒険者ってのは多分・・・というより十中八九俺だ。」

それを聞いたボレアスとクシャは一瞬驚くが、先ほどの自己紹介でハントが元冒険者であることは知っていたので納得したようだ。

それを見たハントがさらに続ける。

 

「それで・・どうする?俺は君達の両親に大きな借りがあるから、君達がここに居たいっていうならいくらいてくれてもいいし、君達が以前みたいな生活を望むんだったら生きる術くらいは教えてあげれる。君達は、どうしたい?」

とハントはボレアスとクシャの目を見て問いかける。

それに二人は少し考えるがボレアスが口を開く。

 

「ハントさんってレベル5の冒険者だったってことはすごい強かったんですよね・・・?」

 

「ん?あぁ自慢じゃないがそこそこ強い自負はあるし、刀だろうとナイフだろうと弓だろうと全部そこそこ使えるぜ。」

 

「じゃ、じゃぁ・・・僕を、僕を強くしてください!!!」

 

それを聞いたハントは一瞬考えた後、真剣な顔でボレアスに問う。

 

「それは・・なんでだ?両親を殺した盗賊へ復讐するためか?」

 

それを聞いたボレアスは一瞬顔を顰めた後、少し考える。確かにあの盗賊は憎い。出来るなら殺してやりたいくらいには。だが今はそれ以上に・・・

 

「っ!たしかにあの盗賊のことは殺したいくらい憎いです。でも・・・今はそれより怖いんです。これ以上家族を失うのが・・・。自分達龍人族がどんな種族なのかは両親から聞いて知っています。だから・・・大切な家族を守るための力がほしいんです!!」

 

それをきいたクシャも

 

「・・・ハントさん私からもお願いします。私も・・私ももうだれも失いたくない!!ボレアスを悲しませないためにも、そして大切な誰かを守るためにも力がほしいんです!!」

 

それを聞いたハントは真顔から一点笑顔を浮かべると

 

「そうか。ならいい。教えるよ。俺の教えれることを教えよう。ただ・・もし復讐のためだったら教えなかったけどね・・・・。それで力をつけた後はどうするんだ?冒険者にでもなるのか?」

 

それを聞いたボレアスは強く頷き

 

「僕は・・・龍人族を今みたいに誰かに狩られることに怯えるような状態から昔、父と母からきいた誇り高く、どんな種族よりも気高い精神をもった龍人族を復活させたい。そのためにオラリオで冒険者になって、名を上げて、龍人族を照らす星になります。俺の名を、姿を世界に轟かせて今も世界各地に散らばる龍人族たちに勇気を与えられる星に。」

 

それを聞いたクシャは強い覚悟感じさせる目でハントに強く頷いた。

 

「はは・・・そりゃいいな。ボレアス、クシャ。がんばれよ。やれるさ君らなら。」と笑いながら言った後、明日から修行だから早く休みなと笑いながら言った。

 

翌朝、3人で朝食をとった後、ボレアスとクシャはハントから自分達で持ってきた各々の武器を渡され、武器の振り方、効果的な獲物の倒し方、また矢を遠くへ飛ばす方法や狙ったところへ飛ばすコツなど色々なことを学んだ。

そして昼には昼食をとり、その後は狩りへでて朝練習したことの復讐を熊や猪などの獣やたまにいる怪物相手に実践し、夜には昼間狩った獣で飯をつくり、翌日に備えて早めに寝るという生活を送った。

 

そして2年ほどその生活を送り、ボレアス10歳、クシャ7歳になり、遂に明日、ハントの手引きにより信用できる行商人に護衛をする代わりにオラリオに連れて行ってもらうという日になった。

そしてその日も普段と同じ日常を送っていたのだが、夕飯の時、ボレアスがハントに聞いた。

 

「ハント・・・今日までほんとにありがとう。でもなんでハントは僕とクシャにここまでしてくれたの??」

 

「あ・・・私も気になる。たしかお父さんとお母さんに借りがあるって言ってたけど。。。」

 

「ん?あぁ・・・そういえば言ってなかったな・・。じゃぁ少し昔話をするとしようか。」

とハントが自身の過去を話し始めた。

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