俺の鎮守府   作:やんやんいやん

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夜中だから文章力が残念な事になってると思います。何かあれば感想にでも書いてください。修正します。(てか感想欲しい)


32、持ち主探しの大冒険(古鷹型編)

五月雨と共にハンカチが入った箱を探す為に三階、二階(艦娘達の居室)を往復した。(今は二階にいる。)本人はどっちかの階の廊下に置いたような気がすると言うが、いくら探しても箱らしき物は置いてはいなかった。艦娘は人間より記憶力がいいと青葉が言っていたが、やはり艦娘も人間と同じで個人差があるのでは?と思う山田であった。

 

「あれー?おかしいな。」

 

さっきはルンルン気分だった五月雨も次第に顔が曇りだした。

 

「まぁまぁ、よく思い出してみ。俺に会う前は誰かと話さなかったか?」

 

「あっ!」

 

山田の言葉に思い出したと言わんばかりに五月雨が大きく口を広げる。

 

「そうです、加古さんにハンカチを渡してる時に提督の声がして・・・」

 

「箱を置いたまま俺の所に来たと。」

 

「わぁ、さすが提督。名探偵みたい。」

 

「よせやい、照れるべ。」

 

ガチで照れるニートを綺麗にスルーして五月雨は加古の部屋に向かった。(と言っても数十メートルの所にあったのだが。)

 

ピンポーン。

 

部屋に備え付けられているインターフォンらしき物を五月雨は押した。

 

「なんか、冷てぇな。」

 

自分のリアクションを軽くスルーされ、トボトボと五月雨の後をついて行く山田。

 

 

「はーい。あら?五月雨ちゃん。どうしたの?」

 

ドアを開けて出てきたのはヘソ出しセーラーを着ている大人しそうな女の子だった。

 

「あっ、古鷹さん。あのう、さっきハンカチを返しに来たのですが、その時この辺りに忘れ物をしてしまって・・・。」

 

「そういえば加古がそんな事言ってたような・・・ちょっと待っててね。加古ー!」

 

古鷹は妹の加古を呼ぶため部屋の奥に戻っていった。ちょうどその時、山田も五月雨に追い付き五月雨の後ろに並ぶ形になって立ち止まった。

 

(部屋の前には箱は無かったし、忘れ物って事で預かってくれてたんかな?)

 

状況を知らない山田はそんな事を想像しながら、ふと部屋の中を見た。靴が玄関に二足置かれており、右の棚の上には熊のぬいぐるみが複数飾られている。少ししか部屋の内容は見えないが自分が想像している以上に女の子の家(?)って感じで山田は少しドキドキした。(山田は異性交流ほぼ皆無)

 

 

「おまたせ。今来るから待って・・・」

 

部屋の奥から玄関に戻ってきた古鷹は先程のいなかった人影に気付き、硬直した。

 

「あっ、あぁぁぁ。えーっと、こんにちは。」

 

部屋をじっくり眺めていた山田も突然現れた女性に驚き、何か言おうとしたが何も思い浮かばず、結局無難な挨拶で対応した。

 

「てっ、てててててて提督!?な、何で此処に!?」

 

「いや、色々あって五月雨の手伝いを・・・」

 

頭から蒸気か何かを出した古鷹が顔を隠しながら壁に隠れてしまった。

 

「掃除も何もしてないし、片付けもしてない。もし来るとわかってたら・・・どうしよう。」

 

古鷹のテンパり具合を見て、山田は一歩後退した。見ず知らずの男が女の人の部屋を訪れるなんて失礼な事だ。いろんな事がありすぎて、そんな初歩な事さえ忘れていた。あぁ、申し訳ない。と山田は項垂れた。山田は一言謝ろうとしたその時、もう一人の女性が玄関に現れた。

 

「どうしたのー?古鷹。小鹿みたいに・・・おぉ?」

 

その女性は山田を見ると片手を上げ、挨拶をした。

 

「よっ、提督。お疲れさん。」

 

「・・あぁ、お疲れ・・・。」

 

そのフレンドリーな挨拶に山田も思わず返す。すると五月雨がすかさず加古に話かける。

 

「加古さん、先程ハンカチを返しに来たとき・・・」

 

「あぁ、そうだ、そうだ。あの箱ね、駆逐艦が持ってっちゃったよ?」

 

五月雨の言葉を遮って加古はまさかのカミングアウトをした。

 

「「持ってった?」」

 

山田と五月雨は揃って首を傾げる。

 

 

「そう、五月雨ちゃんが何処か行っちゃった後すぐに黒い服の子がピョンピョン跳ねながらが箱を持って何処か行っちゃったんだ。確か名前は、う、う、う、う・・・」

 

 

「う○こ。」

 

 

「そう!う○こ。・・・じゃないよ!!あたしになに言わせんのさ!!」

 

 

山田につられた加古がムッとした。

 

 

「黒い服、ピョンピョン、駆逐艦。そして「う」か。」

 

「一体誰が持っていっちゃったんだろう・・・」

 

 

「五月雨よ、俺わかっちゃったかもしんない。」

 

何かを悟ったように山田は五月雨を見つめる。

 

「えぇっ?提督、誰だかわかったんですか?」

 

五月雨は大きな目をさらに大きくして山田を見つめた。

 

 

「・・・おう、たぶんだが。」

 

五月雨の可愛い瞳に照れて山田は目を背けた。それを眺めていた加古は興味がなさそうというか眠そうな顔をして。

 

 

「どうやら謎は解けたようだね。それじゃ、あたしは二度寝キめるから・・・ふぁーあ。じゃあね提督。今度来るときはちゃんとアポとってね?じゃないと古鷹がこうなるから。」

 

 

そう言うといまだ壁にもたれながらブツブツと言っている古鷹を指差した。

 

 

「あぁ、気を付けるよ。ありがとな」

 

「あっ、ありがとうございました。」

 

 

「んじゃ、また。」

 

 

加古は気だるそうにドアを閉めた。

 

パタン。

 

 

 

しばらくたって五月雨は山田に訪ねた。

 

 

「それで誰なんですか?箱を持ってった人は。」

 

 

「そうだな、とりあえず睦月型の部屋に行くべ。」

 

 

 

 

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